2016年9月7日水曜日

最近ショックだったこと21


さすがに、ローションは使ってくれたが、広げもせず突っ込まれて激痛が走った。転げまわりたいほどの痛みだったが、ケツを突き出す格好で両手両足を縛られていたし、口にはラグパンを噛まされていたので耐えるしかない。せいぜい、両の拳を握りしめ、身体を震わせながら喉で鳴くのが精一杯だった。目から火花が散るというか、ケツに焼けた鉄の棒を突っ込まれた感覚だ。
 だが、突っ込む方は、俺の痛みなど斟酌する筈もなく、いきなり腰を振る始末だった。
「おお。この肉便器最高じゃん。 締りいいし、絡みつくいいマンコだぜ」
 数人の失笑が聞こえた。
「こいつ少し前まで女と付き合ってなかったっけ?とんだヤリマンもあったもんだな。どうやってセックスしてたんだか。まさか、女にペニパンで犯られてたんじゃねぇだろうな。ひひひ」
「マジか。それは、さすがに、恥ずかし過ぎるだろ。やっぱ本物のチンポじゃねぇと感じねぇよなぁ」
「当然だろ。生で種付け放題だぜ。ムラムラしたら、公衆便所使えばいいだけ。どこでも、いつでも、誰とでもってな」
「よく自分は肉便器ですなんて言えるもんだよ。俺だったら死んでるって」
「だよなぁ。信じられねぇよ。複数の男に突っ込まれて、興奮するなんて恥を知らないのかね」
「何言ってんだよ。それが興奮するんだよ。なぁ。公衆便所の肉便器 だもんな」
 ここぞとばかりに、言いたい放題だった。普段の先輩達を知ってるだけに、信じられない気分だが、人は弱者に、とことん卑劣に振る舞えるらしい。
 「おお。たまんねぇ。いい便器だぜ。マジ。おお。イク。イク」
 最初に突っ込んでいた先輩が、奥深くで動きを止め、痙攣とともに中で爆ぜた。最悪だ。
「次、俺ね。昨日、抜いてないから玉袋パンパンなんだ」
 最初の痛みは、マシになっていたが、心の痛みは半端ない。ただ、されるままに犯されながら、泣くしかなかった。救いは、薄闇の中で輪姦されていることだ。これが、明るい場所だったなら、その傷は一生残るに違いない。
 もはや俺にできることは、心を閉ざし、全員が満足し終わるまで、時が過ぎるのを待つしかない。
「そうだ。こいつには、これからも肉便器として働いて貰わないといけないからさ、写メ撮っとかないと」
 三好先輩がスマホを取り出し、自分たちの顔が映らない角度から、俺が突っ込まれいる証拠写真を何枚も撮った。
「おら!こっち向け。バッチリお前が誰か分かるように撮っといてやるよ。マンコがガッツリちんぽ咥え込んでところをな。なんだお前泣いてんのか?気持ちよさそうな顔しろって。これじゃ、俺達がおまえをレイプしてるみたいじゃねぇか。肉便器になりたかったんだろ?」
 先輩達は、それぞれのスマホで容赦なく、俺の姿を収めてゆく。
「チンポ勃てろってんだよ。嬉し涙ながしてるとこ撮っといてやるからよ」
 ペニスを握り、無理やり勃起させようと擦り上げるが、勃つはずもない。ラグパンを口から抜き出し、口にもチンポを突っ込んで、前後から犯されているところを何枚も撮影された。鬼か。おまえら。心のなかで叫ぶしか、俺にはできなかった。