2020年4月21日火曜日

飼われるもの10

部長の勃起したものを含む。粘膜と舌を使ってねっとりと奉仕した。フェラは得意な方だが、なにぶん巨根で全てを飲み込むのは大変そうだ。
「あぁ堪んねぇ。マジでいいケツしてるよ。おまえ。で、俺に言うことないの?内定取り消すって怒りが収まらない部長を宥めてやったの俺なんだぜ?」
 フェラを中断し、口を離す。
「ありがとうございます。一生、恩に着ます。他の男の子種臭い俺の雄まんこで良ければ突っ込んでください。好きなときに性処理に使ってください。お願いします」
「随分と躾がいいな。元々は恋人だったコーチに散々仕込まれたってわけだ。まぁそのコーチもメスに堕ちちまった今となっちゃ、俺達に縋るしかないわな。分かった。犯ってやる。おまえのフェラとまんこが良かったら、うちで飼ってやる。俺と部長のチンポに奉仕しな」
「ありがとうございます。俺を飼ってください。誠心誠意ご奉仕します。便利な肉便器として飼ってくださ」
 こうなっては覚悟を決めるしかない。性処理に使われることで入社が認められるなら、その程度でいいのなら、いくらでも努める。いくらでも俺の肉体を提供する。
 部長のチンポの根本をもって、奥まで飲み込む。えずかないように喉を目一杯広げて飲み込み、ゆっくりと頭を動かす。
「ほう。部長のチンポをイマラできるなんて大したもんだ。初めて突っ込まれた新人は大概、泣き喚き、逃げ回り、無理やり突っ込まれて、胃液と鼻水と涙でぐじゃぐじゃになるんだがな。こっちはどうかな」
 太いチンポが尻の割れ目を上下する。チューブ入りの潤滑剤を先端にひねり出し、割れ目に塗り拡げてゆく。的確に穴を探り当て、力を入れると先端が侵入した。部長に勝るとも劣らない存在感だ。男は一切、広げるなどの準備はあえてせず、犯すつもりのようだった。少しでも痛みが減るように必死で穴を緩めようと頑張るが、第二の関門は固く閉ざしたまま筋肉が緩まない。ゆっくりだが確実に侵入してくる硬いものが強引に開くと強烈な痛みが下半身に走った。勝手に穴が収縮し、太腿がガクガクと震える。悲鳴を上げないように自ら部長のチンポを喉で締め付ける。あまりの痛みに涙が零れた。
 部長はS気があるのか、痛みに歪み涙を流しながら耐えている俺を楽しそうに眺めている。男は自分の持ち物に刻印を打つが如く、想像を絶する痛みを俺に焼き付ける。この屈辱と痛みに耐えてこそ内定を再び勝ち得るのだ。
 俺は今まで、日々の苦しい練習に耐えてきた、そして、後輩に脅され、死にたくなる屈辱にも耐えた。この程度の痛みに音を上げる訳にはいかない。
 痛みに悲鳴を上げる雄穴に構わず、さらに尻を突き出して男を全て飲み込んだ。
「おまえ。やっぱり根性あるな。それでこそ、俺が見込んだだけはある。これから、たっぷり可愛がってやるぜ。おまえを歓迎する。入部おめでとう」

2020年4月20日月曜日

飼われるもの09

「部長。私はどうしたら。。。内定取消になったら、人生が終わってしまうように思います。どうか見捨てないでください」
 俺はソファから立ち上がって直角に腰を折った。
「若気の至りで君の将来を閉ざしてしまうのは確かに忍びない。だが、君の身体能力と頭脳的かつ試合感を見込み、人事部に強力なプッシュをした私の立場もある。万が一、今回の破廉恥な動画の主役が、我社の部員であると知られたときのことを考えるとね。某社のアメフト部の前例もあるしね。。。」
 そう言われてしまうと返す言葉がない。だが、ここで諦める訳にはいかなかった。テーブルに頭が付くやもというくらい腰を折る。
「お願いします。見捨てないでください」
 その時、ノックがあり、誰かが入ってきたが、俺は頭を下げたままだ。
「部長。もういいんじゃない?」
「そうだな」
 即座に部長が答えた。面談途中に誰かが入ってくるのは予定の行動なのだと伺えた。
「確かにいいケツしてる」
 入ってきた男が、身体を半分に折った俺のケツを撫でる。だが、その手を払えるような状況ではなく、我慢するしかなかった。
「バレたら、バレたで知らぬ存ぜぬを通すか。じゃ君の内定取消は見送りにする方向で考えてみるか。。。」
 言葉はそこで切られた。入ってきた男が俺の後ろに立ち、着衣の上から下腹部を擦りつけてくる。それは、完全に勃起していることが知れた。男に押されて、テーブルの上に膝を付く。身体を支えるため、咄嗟に部長の太腿を両手で掴んだ。後ろの男が俺の後頭部を鷲掴みにして部長の股間に顔を押し付ける。
 この時点で何を要求されているのか理解できないとしたら、間抜け以外の何者でもない。俺は覚悟を決めることにした。既に硬くなっている部長のパンツを口に含む。部長は背もたれに身体を預けたままで、自ら何かをするつもりがないようだ。ファスナーを下ろし、硬くなったものを取り出そうとしたが、かなりデカいものだったので無理そうだった。ベルトを外し、ホックを外し、前を開放する。ボリューム感が凄い。股間に顔を埋めて、息を思いっきり吸うと男の饐えた匂いが鼻腔に広がる。雄そのものの匂いだった。下着のゴムを引張り、球の下まで降ろすと巨根がビクンと跳ねた。
 部長の下腹部を開放している間、俺も同様に尻を剥かれていた。男が尻タブを開き、秘部を電灯の下に晒す。
「男を誘う雄まんこしてやがる。使い込んでる割には綺麗な雄まんこじゃねぇか。同じ大学の奴らに輪姦されまくったんだろ?おまえ。イッっちまった目でチンポ下さい、もっと犯してくださいって食いまくってたもんなぁ。もうひとりのコーチだっけ?一緒に男の子種まみれになって、尻振って誘いまくってたもんな」
 どんな下卑た言葉で挑発されても乗っちゃいけない。実際に突っ込まれても耐えるしかないのだ。

2020年4月17日金曜日

飼われるもの08

 部長室に入るのはこれが初めてだった。壁一面の本棚には、スポーツ理論や運動学、ラグビー雑誌など多くの書籍が並べられている。今まで獲得したトロフィーや盾が棚に、そして、歴代部員の勇姿を収めた写真が壁いっぱいに飾られている。PCに向かって作業をしていたらしく、椅子から立ち上がって俺を迎え入れてくれる。勧められるままに小ぢんまりしたソファセットに座った。
「で、今日、わざわざ来てもらったのには少々訳があってね。君本人に聞くのが早いと思うから」
 やはり、あのことを知っているのだ。
「単刀直入に聞く。少し前からネットに流れている動画のことだ。あれは、君本人なのか?一方は確かクラブのコーチのように見えたが」
 胃がギリギリと痛む。俺の目をまっすぐに覗きこむ瞳は感情が読めない。
「はい。。。そうです。私とコーチです」
 部長の目を見つめ返すのが苦痛になり、視線が泳ぐ。
「そうか。。。やはりな。君たちの趣味や嗜好について俺がとやかく言うつもりはない」
「いえ。趣味とかじゃなく、あれは。。。ある後輩に脅されて。。。」
「無理やりだと?」
「はい。。。」
「動画を見る限り、脅されて無理やり、あのような行為をしているようには見えなかったが」
「いえ。。。私とコーチは元々、その。。。恋人同士で、ただ、そのことを大学にバラすと脅されて、あの。。。弱みを握って、それで。。。薬を盛られて。。。」
「なるほど。元々その気があったんだね。で、脅迫されたと」
「はい。。。」
 俺はソファに座ったまま、消えてなくなりたい衝動に駆られる。
「百歩譲って、君の話が事実だとして、我が名門のクラブチームのメンバーとしてだ。。。うーん。さて、どうしたものか」
 部長の顔が厳しさを増す。名門チームには相応しくないから、即刻、内定取り消しを人事課に進言すると宣告されると思っていた。藁程は縋る可能性はあるのだろうか?太い腕を胸の前で組んで天井を見上げる部長の顔色を伺った。
「君のことをよく知ってる人が見れば、君じゃないかと分かる程度なんだがなぁ。。。しかし、後で、この件を知っていたことがバレたら俺も只じゃすまんし」
 どうすれば、どうすれば内定取消にならないのだろうか。縋る思いで部長を凝視した。これは、俺の人生が終わるかどうかの選択なのだ。
「体育会系の男にはよくある話なんだよな。だが、ネットに動画を配信されたのは不味かった。うーむ」
 部長は俺が縋るのを待っているのだろうか。土下座でもすれば許してもらえるのだろうか。

2020年4月16日木曜日

飼われるもの07

大学生を中心とした男たちの肉便器にされ、さらに、その動画をネット配信されてしまった俺は、卒業後の就職の道も閉ざされたものと覚悟していた。俺たち2人を輪姦している奴らはマスクをしていたから身バレはないが、俺達は顔モザなしだったからだ。陰部モザイク無しのモロ動画を配信したために、すぐに動画は削除されたらしいが、一旦、放流されたエロ動画は消えることなく拡散される。俺の人生はほぼ終了したに等しい。
 悪夢を忘れようと部屋に籠もっていたある日、内定先の企業からメールが届いた。見なくても内容は分かっている。「内定取消」に決まっていた。分かっていても確認する勇気がなく、既読にならないメールを開かずに眺めるだけ。
 届いた2日後に、やっと覚悟を決めてメールを開く。

“拝啓 秋晴の候、服部茂樹様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。日頃はお引き立てを賜りまして、まことにありがとうございます。さて、来年度の弊社入社手続きにつきまして、服部様にご確認させて戴きたい義がございまして、連絡を差し上げました。大変恐縮ではございますが、下記、弊社担当まで電話連絡を頂いた上で、弊社までご足労願えませんでしょうか。末筆ではございますが、まだまだ残暑厳しいおり、くれぐれも健康にご留意下さい。敬具 ○○株式会社 人事部 藤原正”

 メールの内容を確認しただけでは、内定取消の決定は確認できなかった。一瞬、安堵するも、来社を促した上で、事態の事実確認をして、通知するのかもしれない。息を止めてメールを読んでいた。改めて、深いため息を吐く。

 人事担当に連絡すると翌日にでも来社して欲しいとのことだった。俺は覚悟を決めて、スーツを着込んで久しぶりに外出した。
 受付に要件を通すとすぐに人事担当の藤原課長が出てきた。
「やぁ急に呼び立てて申し訳ないね。ラグビー部の監督がどうしても君に会って話しておきたいことがあるらしくてね。たらい回しするみたいで申し訳ないけれど、練習グラウンドは知ってるでしょ?そちらに回ってくれるかな?」
 ラグビー部の練習グラウンドは、社屋がある駅から電車で30分ほどの山手にあった。以前にもグラウンドに赴き、練習に参加させてもらったことがあるから、案内は不要だ。
 電車で移動し、徒歩でグラウンドまで向かう。ラグビーに力を入れている会社だから、グラウンドや施設は充実しており、部員が住む寮も併設されている。管理施設の中に、部長の部屋もあった。
 ノックすると部長の太い声が迎え入れてくれた。部長がここにいるときは、普段、ジャージである。はち切れそうな太い四肢でジャージがパンパンに膨らんでいる。
「来たな。服部くん。スーツまで着込む必要はなかったんだが、まぁ社会人になるんだから常識的でよろしい」
 部長は相変わらずの人懐こい笑顔でニッコリと笑った。だが、彼の瞳は、言葉ほども優しいものではなかった。

2020年4月15日水曜日

飼われるもの06

執務机の檻に囚われて時間が過ぎてゆく。肉棒を串刺しにされ、根本をきつく縛られた完全勃起状態は続いていた。革靴の先端で亀頭を踏み潰され、悲鳴を上げたくても口枷された状態で痛みを訴えることもできなかった。
 だが一方で鉄の棒は奥に達していて、その先端が前立腺辺りに圧迫を与えていた。亀頭に与えられる痛みの後、雄のGスポットに直撃が来る。射精する前の強烈な快感の半分程度の快感が連続する感じだ。痛みの後の快感。ムチの後のアメ。
 しばらく時間を置いて繰り返される痛みが肉体に染み込んで、緩やかになってゆくとともに、それらが快感へと置き換わっていくようだった。それも射精という刹那な快感ではなく、長く続く緩やかな快感だ。前の快感が残っている状態で次の快感の波が襲ってくるため、快感が積み重なる。
 自然と呼吸が浅く早くなり、過呼吸気味で全身の感覚がしびれはじめる。少しの痛みと深く長い快感が積もってゆく。イキそうでイケない射精のもどかしさに、雄まんこはドロドロに溶けはじめ、まるで太く硬い肉棒で犯されているような錯覚におちいる。
 あのときの記憶が連続的にフラッシュバックしていた。数え切れない若い雄の汗と精液の匂いが鼻孔いっぱいになる。肌にまとわりつく粘性のある汗、堪えきれず顔や腹や背中にぶちまけられた精液の噎せ返る匂い。前と後ろの穴には休む間もなく硬い肉棒が奥深くまで突っ込まれ、えぐられ、粘膜がめくれ上がるほど擦り続けられる。もう初めのように締め付けることもままならず、ガバガバに緩みきった穴になっていたが、それでも若い雄たちは雄叫びを上げながら腰を振り続けた。もう何人に突っ込まれ、何発の精液を受け入れたのかも分からない。だが、それらの全ては快感でしかなく、快楽でしかない時間が延々と続くのだった。
 暗闇の中に蠢く、欲望にまみれた雄の群れが股間を扱きながら順番を待っている。壁に掛けられた巨大なモニターは、それらのおぞましい行為をリアルタイムで映し出し、ネットを通じて配信されている。その気のない雄たちまでも誘蛾灯に引き寄せられる毒蛾の如く引き寄せられ、参入してくる。快楽地獄に堕ちた肉人形の俺は、形ある思考を放棄して、ただひたすらに雄の肉棒を求め、えぐられ、突き上げられ、大量の精液に溺れる。
 犯して。もっと犯して下さい。俺を汚して。もっと堕として下さい。
 痙攣を起こした下半身を制御できず、目の前の肉体に縋る。革椅子に座ったスラックスの男の股間に顔を突っ込む。今度は振り払われることなく、そのまま太腿の間に挟んでくれた。自分でも目がイッてるのが自覚できた。
『ケツがいいの。。。俺の雄まんこが気持ち良すぎて狂いそうです。。。お願いです。理事。俺を飼ってください。肉人形としてお仕えします。俺の全てを捧げます。だから、俺を人間としてではなく、物として飼ってください。他に何もいりません。ただ、快楽だけをください。壊れて捨てるそのときまで所有してください。。。』

2020年4月14日火曜日

飼われるもの05

 理事は室内のロッカーを開けて、大きめのボストンバッグを取り出した。そこには数多の妖しい道具が仕舞われているようだ。中から、朱色の細い綿紐を取り出し、近づいてきた。
 四つん這いになった俺の両脚を少し広げ、竿と玉の根本に綿紐を2周回して、きつく縛る。また、玉2つを纏めて縛り、さらに、紐で玉それぞれ分けるようにきつく縛った。金属棒が達していない尿道部を強く圧迫して、一滴も零せないようにするためだ。
 次に、俺が先程まで着ていたスーツなどを纏めてロッカーに仕舞った。
「さぁこちらに来なさい」
 革椅子を引き、俺をいざなう。俺は意図を察して、四つん這いのままそろりと這ってゆく。金属棒を仕込まれた肉棒はパンパン状態で、さらに根本を綿紐で強く結わえられているから、本当に棒のように硬い。椅子を引いて出来た机下の空間に入る。
 理事の机はマホガニー材の大きなもので、幕板があるため、机下に入ってしまえば、俺がそこにいることは分からない。扉の方から見えないことを確かめたらしい理事は、ドアの施錠を解いて戻ってくる。そして、革椅子を引き寄せて深く座った。
 このとき、俺はご褒美が戴けると考えていた。理事のスラックスの前は、明らかに大きく膨らんでいたからだ。だが、その尊い肉の棒に奉仕できるとの考えは甘いものだった。開放しようとファスナーに掛けた手を静かに、だが、強い意志で払われたからだ。
 理事はPCを操作したり、机上の書類に目を通し、メモをしたり普段通りの執務を始める。絶対に漏らせないように強く拘束された上で、目の前に欲望の対象があるにも関わらず、触れることも、ましてや口で奉仕することも許されない。精神的に参っていた俺は、自慰をする気になどなるわけもなく、1週間近く出していない。肉体の奥深くに仕舞い込まれていた欲望が突然、目を覚まし、出口を探し倦ねている状態だった。その内圧は凄まじい。まるで、しばらく、何も与えられていない犬が、山盛りの餌を前にお預けを食らっている状況なのだ。
 ファスナーを下ろすことを許されないまでも、せめてスラックスの生地の上から。そう考えて唇を当てた。
「躾の悪い犬だな」
 理事は机下を覗き込みながら眉をひそめた。袖机の一番下の引き出しを開き、革製の口枷を取り出した。口に当たる部分に硬性ゴムの突起があり、それを咥えて、3点ベルトで頭の後ろで固定される。舌を出すことはもちろんしゃべることもできなくなってしまった。
 一切の手出しが出来ない状態にしておいて、理事は執務を続ける。たまに、思い出したように靴先で亀頭を踏みにじる。最初は、金属棒を仕込まれた亀頭を踏まれると痛みで涙がにじんだが、これはお仕置きではなく、ご褒美なのだと思って耐えた。

2020年4月13日月曜日

飼われるもの04

 追い詰められて、精神状態がギリギリのところまで追い込まれて、自己が崩壊する一歩手前で、理事に「許し」を得た。その「許し」に縋り付いた。磨き込まれた革靴の先端に唇を当て、恭順を誓う。理事の命令を絶対のものとして受け入れる証だった。
「脱ぎ給え」
 呟いた理事の御託宣を受け、理事の足元で上着を脱ぎ、ネクタイを外し、Yシャツのボタンをひとつひとつ外した。まどろっこしくて引きちぎりたい衝動に駆られるが、理事の前で粗相はできない。ベルトを引き抜き、中腰になって、下着とともにスラックスを脱ぐ。最後の靴下を脱いで全裸になった。
「良い身体をしているね。やはり」
 股間の中心は完全に勃起していて恥ずかしいものがあったけれど、隠すことは許されない。いまさら人並みの羞恥心など笑止に違いない。
 忠誠の誓を表すために、ふたたび、土下座するように理事の足元に蹲り、唇を当て、しばらく、そのままの姿勢を保った。
「良い眺めだ。筆舌に尽くしがたい色香があるな。君のたわわの尻は」
理事はため息とともに呟いた。
「その気のないノンケの学生までも君のその色香に狂って、硬く勃起させて、一心に腰を振り、充血しきった柔らかな内臓をかき回した上、何度も精を吐き出したのだね。検査してやろう。もっと尻を高く突き上げなさい」
 後ろに回った理事が割れ目の奥を覗き込む。朝日の溢れる理事室で、あまりに恥ずかしい状況だった。
「何をしている。両手で尻タブを押し広げ、君の淫乱な縦割れ雄まんこを開陳したまえ」
 無体な羞恥責めを受けて、冷や汗がにじむ思いだ。だが、股間は痛いくらい勃起していた。
「君は恥ずかしくないのかね?こんな明るいうちから素っ裸で尻を突き出し、人に見せるのも憚られる濡れた雄まんこを曝して。熟れて濡れた粘膜が何かを求めて蠢いているぞ。この淫乱な雄まんこで私を誘っているのかね?」
 理事は胸のポケットから光沢のある万年筆を取り出し、先端で粘膜に触れた。
「こんなものでは足りんだろう。ん?男の太くて硬い肉棒が欲しくて雄まんこが蠢いているぞ。あぁいやらしい。」
 先端は、蟻の戸渡りから尿道、亀頭のエラ裏へと移動する。
「なんだ?これは。汁が零れているじゃないか。こんなに垂らして。メスのくせに、こんな立派な肉棒を硬くして」
 俺の肌には指先すら触れず、先走りの露を大量に溢れさせてみせる。万年筆の先端を鈴口に宛てがい押し込み始める。
「ここにも穴があるな。君には竿など必要ない。これは育ちすぎたクリトリスだな。ほれ」
 尿道が押し広げられ万年筆の先端が埋没する。
「汁が多いから簡単に飲み込んでいく。もっとだ」
 そこに何かを突っ込んだ経験はなかったが、ぎちぎちの穴に、ゆっくりと万年筆が押し込まれてゆく。だが、初めての俺には万年筆は先端だけが入って一杯一杯だった。理事は早々に見切りを付け、金属製の小さな玉が数珠つなぎになった棒を取り出し、ゆっくりと挿入した。硬い凹凸がみちみちと尿道を広げ挿入される。そして、はち切れそうに硬く勃起した肉棒に先端を残して飲み込んでしまう。
このとき、俺は限界だった。痛みに?違う。指一本触れられず、正にイキそうなほど興奮していた。

2020年4月10日金曜日

飼われるもの03

「私が理事である限り、大学を辞めさせないよ。いいね」
 絶望のあまり頭が真っ白になって、気が遠くなりかけていた。濃霧の中から理事の太い声が聞こえてきて、やっとのことで意識を保つことができた。
「え?」
 理事の言ったことが理解できなかった。いや、意味は分かるが、理解できなかった。普通なら、下手をすれば大学のスキャンダルになるかもしれない、こんな変態を准教授で置いておく理由がない。
 机に浅く腰掛けた理事が混乱した俺を見下ろしている。
理事のスラックスに視線を止め、やっと意味が理解できた気がした。スラックスのファスナーがはち切れそうなほど、そこは膨らんでいたのだった。途端に理事の笑みが、とても好色なものとして理解できる。
「君は、こんな風に扱われるのが好きなんだな?」
「いえ。。。そういう訳では。違います。私が無断欠勤したのは、ある学生に騙されて、こんな画像をネットにバラ撒かれ、学生達にまで知れ渡ってしまった後悔からなんです」
「嘘を言い給え。強姦でもされたと言い訳するつもりか?この破廉恥な動画が必死で拒絶している状況とでも言うのかね?私には自ら望んで堕ちているようにしか見えないよ。でなければ、これほどまでに淫靡で喜びに満ちた表情ができるわけがないだろう?」
「いえ。。。それは脅迫されて。。。催淫薬をもられて。。。」
「私は、この動画を何度も見たよ。最初からね。何時間も延々と続く、このいやらしい動画を。君たちふたりは何人の男達の精を受けたのか覚えているかい?君は2日に渡り、50人近くの男の精を100回以上、付けられたんだ。プロのAV男優が演じているいやらしい動画など足元にも及ばない迫真の動画だ。これが、本人たちが喜んで、肉棒と雄まんこを貪りあう雄同士の交尾でなくて何なのかね?」
 返す言葉がなかった。それにしても普段の理事なら口の端に登ることもない、想像を絶する隠語が迸る。
「この動画を直視したまえ。君は救いようのない変態なだね。若い雄に輪姦されて喜ぶ変態なんだ。本来、糞をひるための、その穴は単なる消化器の終端ではないんだ。君のそれは普通の男と違って、明らかに性器なんだな?男を誘惑し、ノンケ男さえ勃起させてしまう雄まんこなんだ。雄の勃起した肉棒をくわえ込み、溶けるような粘膜でまとわりついて放さない雄まんこだ。よく見ろ。ここに映された君の本性を」
 理事は興奮を隠さなかった。
「気が付いているのか?君は今、ネットリとした物欲しげな視線を私の股間に絡ませているのを。己の股間が勃起しているのを知っているのか?雄の硬く太い肉棒を求めて、雄まんこが濡れて、粘膜が熟しているのを感じているんだろう?疼いているのだろう?ん?」
 理事の指摘は正しかった。死にたいとまで思っていたのに、あの日の動画を見せられて、あの日の忌まわしい記憶に触れただけで、俺は勃起し、ケツが疼き、男を欲していた。
「許そう。私が君を許す。こちらに来て、私の靴にキスしなさい」
 理事の確信的な台詞に抗うことができず、操り人形のようになった俺はソファを降り、理事の足元に蹲って革靴に口づけした。

2020年4月9日木曜日

飼われるもの02

理事室の重厚な扉の前に立って深呼吸する。
 昨日は理事の喝を受けて、少しだけ元気が出た。理事が帰った後、念入りに熱いシャワーを浴びると気分も若干だが楽になった。相変わらず、熟睡には程遠かったが、朝方にまどろむ程度は出来た。それだけでも随分と気分が違って、久しぶりに朝食を食べ、時間通りに出勤したのだった。そして、9時少し前の現在、山科理事の部屋の前に立っていた。ドアをノックし、理事の返事を待ってから入室した。
「失礼します」
 扉を開け、深々とお辞儀をして入室した。理事は、机の上に置かれたPCモニターから目を逸し、革のチャアに深く身を任せ、俺に微笑んだ。
「どうぞ」
 応接セットのソファに腰掛けるよう勧めてくれた。
「失礼します」
 再び、理事にお辞儀をしてから、ソファの横に立つ。理事は机を回り込み、扉の鍵を締めてから二人がけのソファに腰を下ろし、「さぁ遠慮なく」ともう一度、勧めてくれた。なぜ、扉の鍵を掛けたのか不思議に感じながら、理事の前に座る。
「少し顔色が良くなったかな?」
 理事は俺の顔を覗き込み、にこやかに微笑んだ。
「はい。理事の喝が効きました。完全に元通りという訳ではありませんが少し元気になりました」
「そうか。それは良かった。で、何がそれほど君を憔悴させたのかね?」
 覚悟はしていた。だが、報告できることでもない。
「いえ。至極、個人的な問題で落ち込んでいました」
「そうか。個人的な問題か。。。なら詮索するのは止した方がいいかな?」
「恐縮です」
「もう大丈夫なのか?問題は解決したのか?」
「いえ。問題は解決した訳ではありませんが、過ぎたことを悔やんでもどうしようもありません。ぐっと腹に力を入れて堪えるしかありません」
「なるほど」
 理事の瞳が妖しく光ったように感じたが、気の所為かもしれない。
「大学を辞めず、立ち直るように努力すると受け取っていいかな?」
「はい。無断欠勤したことを深く反省しています。もう一度、チャンスを戴けるなら幸いです」
「そうか。承知した。頑張りたまえ」
 理事は、そう言いながら、おもむろに立ち上がり、机の上のPCモニターを反転させた。モニターには、複数の男たちの痴態が映しだされている。男たちは暗闇の中、全裸で重なり合っている。真ん中の筋肉質な男は、覆面男の股間に顔を埋め、もうひとりの覆面男に後ろから肉棒を突っ込まれている。その男は、明らかにイッてしまった表情で、そうされることを喜んでいるようだった。
 俺は絶望とともに、底の抜けたソファに沈み込んでしまうのを感じた。

2020年4月8日水曜日

飼われるもの01

強烈な催淫薬を仕込まれたからだと自分に対して必死で言い訳するのだが、無限に溢れ出す剥き出しの欲望に負けて、思い出すのも忌々しい破廉恥な行為を延々と繰り広げたてしまった。
 朦朧とした意識の下ではあったが、不連続の記憶が脳に刻印されているようで、あまりにおぞましい痴態が、突発的にフラッシュバックして、俺を苛む。その度に、猛烈な震えが全身に走り、大声で何かを叫びながら内蔵を掻きむしりたくなる。居ても立っても居られない焦燥がハラワタを焼き、あの情景をネットで配信されたのだと知って、自殺を考えた。
 キャンパスですれ違う俺の知らない奴らまで、俺達の痴態を見て、眉を潜め、常軌を逸した変態の鬼畜だと蔑んでいるのだ。きっと。そう考えただけで、恐怖に駆られ自室を出ることすらできない。
 体調が悪いと数日の有給を取って自室で籠もっていたある朝、予想外の訪いがあった。玄関チャイムが何度も鳴らされていたのだが、出る気にもならず無視を決め込んでいた。すると、業を煮やした訪問者は、今度は玄関扉を叩いた。
「高遠君。いるのだろう?出てきたまえ。私だ。理事の山科だ」
 玄関扉は連打されている。山科理事?大学の理事の山科さん?なぜ、理事が俺の部屋の扉を叩くのだろうか?氏の低音の声が、麻痺した脳みそに浸透するまで、たっぷり10分は掛かっただろう。玄関扉は、まだ連打されていた。
 自室の電気を付けず、足音を忍ばせて玄関まで移動した。そして、のぞき穴から扉を叩いている人物を確認した。確かに山科理事だった。鍵に手を伸ばしサムターンを捻ると金属的な音が響いた。同時に扉が開かれる。廊下の灯りが暗闇に慣れた俺の視界を白く染める。
「大丈夫か?」
 一呼吸おいた後で、理事が心配そうに俺を覗き込む。
「はぃ」
 かすれた声でなんとか返した。
「少しいいか?」
 有無を言わせぬ強引さで理事は玄関に入り、部屋の灯りを点ける。玄関に俺を残したまま理事はリビングまで歩を進め、辺りを睥睨した後で深い溜め息をついた。
「なんだ?このざまは」
 理事の肩越しに散らかり放題の部屋を覗き込み、「すみません」と小さな声で謝した。理事は、足の踏み場のないリビングを器用に渡り、締め切ったカーテンを開け、ベランダのガラス扉を解き放った。奥のベッドルームの扉も開放した後、リビングのソファに積み重なっている衣類を放り投げ、どかりと座った。
「そこに掛けなさい」
 理事の語気に気圧され、対面に座るしかなかった。
「いいか?よく聞け。とりあえず、何も考えず風呂に入り、隅々まで洗え。髭もそれ。いいな。夜には眠れなくてもベッドに入り、眠る努力をしろ。そして、明日の朝9時に理事室まで来い」
 それだけを命令すると俺の目をじっと覗き込んだ。蛇に睨まれた蛙状態で同意を示す。パニック状態の俺にとって、何も考えずに従うべき言葉は、実はありがたいものなのだった。