2022年11月22日火曜日

近鉄電車

 お知らせではない。

 昨日、夕方のそれなりに混んでいる近鉄電車に乗った。近鉄奈良駅から大阪難波経由で三宮行きの快速急行だ。

 俺はシートの端に座っており、通勤帰りのサラリーマンや学校帰りの高校生・大学生などが立っている。反対側のドア付近に立っている若者ふたりに目が行く。

 上着は少し厚めの防寒着なのだが、下は薄いグレーのスエットである。この彼は、さほど背が高くないのだけれど、下半身がかなりガッチリしてる。ケツがとてもでかい。

 さらに、薄手のスエットがぴったりフィットしていて、ケツの割れ目に生地が食い込んでいる。明らかにノースエである。

 スマホで盗撮してやろうかと思ったが、さすがに不味いので我慢するw

 凝視し続けるのは不自然なのだが、目が離せないくらい美味そうなのだ。

 股間はそれほどボリューム感があるように見えないが、勃起していないのだから分からない。にしても見事なケツである。

 実はバリネコなんだけれど、ケツは大好物なのである。久しぶりの垂涎ものだった。年甲斐もなく、混み合う電車内で勃起してしまった。

 端に座っていたので、すぐ横に立っている女子高生の尻が腕に当たっている。本人は気づいていないようだが、身体が揺れるたびに、制服越しの尻が俺に当たる。さすがに、気まずいので、手を膝に置いて、接触を避けた。痴漢と間違われても困るしな。勃起してるから、さらに不味い状況になりかねないw

 これが、件の若者のケツであったなら、撫で回していたかもしれないけれど。。。爆


 あまりに、ノースエのデカケツがエロくて、美味そうだったので書き綴ってみたw


雨のち曇り時々晴れ07

 米を洗って、鶏肉を刻んで、出汁昆布とキノコと一緒に炊飯器に入れる。酒、みりん、薄口醤油を適当に入れて、3合の炊き込みご飯メモリまで水を入れ、30分後のタイマーをポン。カボチャをレンチンしてから蒸す。皮を向いて、実を裏ごしして、牛乳、生クリーム、コンソメ顆粒を入れて鍋でクツクツ。ブロックで買ってきた豚バラを一口大に切って、調味料と一緒に圧力鍋で10分シューシュー。圧力が落ちてから、大根を加えて、5分シューシュー。フライパンに少量の油で牛肉を炒め皿に取る。多めの食用油に鷹の爪を入れて、熱々になったらレンコンを炒める。牛肉を戻して、醤油とみりんと砂糖を入れて、調味料がほぼ無くなるまでジュージュー。最後は、たっぷりのオリーブ油にニンニクを入れて香りを移してから、むき海老とブロッコリーをさっと炒め、塩コショウで整えれば出来上がり。

 ご飯ももうすぐ、炊きあがる。マウスのカチカチ音だけが聞こえる彼の方を振り向いて、俺はフリーズした。ブラウザのお気に入りフォルダ一覧が表示されている。どぎついタイトルのエロ動画が大量に並んでいた。昨日、履歴を消して、フォルダを非表示にするべきだった。既に手遅れだ。

「へぇ。こういう細マッチョがバックでがんがん犯られるのが好きなんですね?」

 頭の中が真っ白である。

「こんな感じでいいですか?」

 彼は、リビングの床に四つん這いになり、胸を床につけて尻を高く突き出してみせた。彼は明らかにノースエ状態で、あの見事なプリケツを突き出しているのだ。全裸よりエロい。今度は、鼻血が出そうになった。

 俺は、彼のすぐ後ろにしゃがみ込み、掌で尻を撫でた。

「マジ?」

「え?俺のことゲイだと見抜いてて、ナンパされたんだと思ってました。違うんですか?」

「いや。そうならいいなって。もろタイプだし」

「そうですか。じゃ両思いです。ご飯が先?それとも俺が先?」

 料理が冷めるのは悲しいが、これ程のプリケツで誘われて喰わない馬鹿はいないだろう。とりあえず、ひっくり返してから、シャツをたくし上げて乳首に吸い付いた。


2022年11月18日金曜日

雨のち曇り時々晴れ06

 土曜日は待ちきれなくて、約束より早く、30分以上前に到着した。着替えを済ませ、軽い柔軟体操の後、ランニングマシンを使う。走り出してから10分ほどすると彼も合流する。

「こんにちは」

「こんにちは」

 しばらくは特に会話もなく互いにそれぞれのメニューで身体を鍛える。

「何か嫌いな食べ物とかありますか?」

 チェストプレスとチェストフライで並んだときに尋ねた。

「特にないです。今頃だと何が旬でしたっけ?」

「そうですね。。。最近は、旬に関係なく野菜は揃ってますけど、強いていえば、レンコン、キノコ、根菜でしょうか」

「食欲の秋ですね」

「キノコと鶏肉の炊き込みご飯。豚バラと大根の煮物。レンコンと牛肉のきんぴら。エビとブロッコリーのにんにく炒め。かぼちゃのポタージュスープ?」

「え?そんなに本格的な料理ですか?」

「ちょちょちょいと下準備して、1時間半くらいで大丈夫じゃないかな。。。」

 彼は目を白黒させながら、お腹で『クー』と答えた。

「お昼少しで我慢したので、美味しそうな料理を想像して、お腹空いてきちゃいました」

 想像以上に可愛い人だ。なぜ、普段は人を寄せ付けない空気を纏っているのだろうかと不思議だった。一通りのメニューをこなし、ロッカールームに連れ立つ。さっさと素っ裸になって、バスタオルで前を隠した。彼の全裸を目の当たりにして、半勃起状態になったからだ。

 彼は、たぶん、俺の3つくらい年下で、25~26歳だと思う。ほとんど無毛で、肌が綺麗だ。筋肉が適度に盛り上がって自然な細マッチョである。ルックスは松坂桃李に少し似いている。若干、気怠い、安易に人を寄せ付けないオーラを放つ。

 彼もさっさと全裸になって、シャワーブースに向かう。後ろから見た彼の尻が最高にそそる。いわゆるプリケツ。それも最上級のプリケツ。


 スーパーに寄り、2人で食材を買う。脳内で、ラブラブな恋人同士が買い物しているシチュエーションを想像し、ついニヤニヤしてしまう。料理のレシピを頭に浮かべながら、必要な食材を籠に入れる。彼は缶ビールと缶チューハイをそれなりに買い込んでいた。どうもイケる口らしい。

 料金は後で精算することにして、部屋に向かった。昨日のうちに、綺麗にしておいたので、彼が部屋に入っても恥ずかしくない。

「綺麗にされてますね。料理だけじゃなく、家事一般も得意そうで羨ましい限りです」

「いえいえ。昨日、綺麗にしたんですよ。料理は得意な方ですけど、掃除と洗濯はあまり好きじゃありません」

「そうなんですね。僕はどちらかというと掃除洗濯の方が得意です。ワンオペは辛いですけど、ツーオペなら円満解決ですね」

 ドギマギしてしまうことをサラリとおっしゃる。買い物袋から、中身を出して、テーブルやキッチン、冷蔵庫にそれぞれ置く。缶ビールと缶チューハイは、買った時点でそれなりに冷えていたので、冷蔵庫に保管する。

 ベッドルームで部屋着に着替えてから、料理の下ごしらえを始めた。恐縮頻りの彼だったが、いきなり2人でキッチンに立つのもどうかと思ったので、PCを起動して、TVモニタに火を入れ、無線のマウスとキーボードを手渡した。

 さて、時間の掛かるご飯の準備だ。米を3合研ぎ始める。


2022年11月17日木曜日

雨のち曇り時々晴れ05

 スーパーで共同仕入れをしたことが切っ掛けで、彼と普通に話ができるようになった。あれ以来はじめてジムで会った際、自然に挨拶ができたのだ。

「こんばんは。美味しかったですね」

「こんばんは。ええ。とてもジューシーでした。この間、スーパーでお会いしたときは、食材を買ってられたから、自炊されてるんですよね?」

 ちょっとした切っ掛けで一気に距離が縮まった気がする。彼の隣でランニングマシーンを使った。今まで観察していたときは、ストイックな雰囲気を纏っていたから、もっと無口なのかと思っていたが、案外、気さくな感じで安心する。

「ええ。スーパーとか、コンビニで売ってる出来合いのものが苦手で」

「そうなんですね。あまり身体に良さそうじゃないですものね。でも、僕は料理できないから、いつも簡単なものしか食べてないです」

「挑戦してみると案外できるものですよ?ネットでレシピを検索すれば、どんな料理でも公開されてますから」

 息を切らしハァハァ荒い呼吸をしながら会話する。

「どんなものを作られるんですか?」

「そうですね。。。大概のものは、それなりの味にする自信があります。たとえば、この間のスーパーでは、茄子とピーマンが安かったので、麻婆茄子を作りました」

「え?難しいでしょう?麻婆茄子の素を使っても」

「そんなことないですよ。茄子を乱切りにして、ピーマンをざく切り、生姜と長ねぎをみじん切り。豆板醤と味噌と醤油とみりんとオイスターソースを事前に混ぜておいて、たっぷりの油で茄子を炒めて、一旦、皿に。生姜を炒めて油に香りを移してからネギと合い挽き肉を軽く炒め、茄子とピーマンを加えてまた炒め、火が通ったら合わせ調味料を加えて馴染んでから、溶いた片栗粉を入れて出来上がり。簡単でしょ?」

「いやいやいや。。。」

 彼は苦笑顔である。

「それはかなりのハードルです」

 楽しそうに笑う彼が眩しい。

「リクエストがあれば、私が作りますよ?休みの日にでも一緒にどうですか?」

「え?真っ当な食べ物をいただけるのは有り難いですけど、ご迷惑でしょうから」

「いやいや。ご飯はたくさんで食べる方が楽しいです。独りで黙食は残念な気持ちになります。せっかく料理しても美味しいと言ってくれる人がいませんからね」

「確かに」

「じゃ善は急げ。今度の土曜日に昼過ぎここでトレーニングしてから、帰りに一緒にスーパー行きましょう。どちらの部屋でも大丈夫ですけど、料理器具とか食器とか、うちの方が揃ってると思うのでうちでどうですか?」

「じゃ遠慮なくお伺いします。今度の土曜日昼過ぎですね」

「はい。楽しみです」

「僕は、お酒用意しますね」

「はい。お願いします」

 びっくりするくらい急展開の急接近である。