2023年6月22日木曜日

SD07(妄想短編)

 俺は自他ともに認める淫乱野郎なのだけれど、いわゆるタフではない。一度、射精してしまうと一気に賢者モードに突入するので、タチより先に果てることは出来ない。それに、穴そのものもタフではないので、長時間、ガンガン犯られまくると、それなりに辛くなってくる。

 だから、スポットに直撃しないように調整して、不用意にトコロテンしないように耐える。男の硬いものでガンガン犯され続けると根は淫乱で、気持ち良い限り延々と犯されたいのだけれど、悲しいかな粘膜が悲鳴を上げ始める。だが、初めての経験である男にギブするのは、あまりに申し訳ないし、男同士のセックスに幻滅されても困る。段々と辛くなってくる粘膜の悲鳴に耐えていると、可笑しいことに何かを突き抜ける瞬間があった。

 女の喜びのような何か。雄に性器を突っ込まれて交尾され、孕まされようとしている何か。それが、何なのかは理解できないのだが、粘膜が徐々に充血し、熟れて、痛みを通り越した喜びが湧き上がってくる。圧倒的な雄のものを内部に受け入れて、雄の本能のままに突きまくられ翻弄される。男は真剣そのもので、一心不乱に、ただ、快楽を得るために腰を振る。その純粋な欲望が俺をメス化させる。全てが喜びでしかなかった。

 男の鼻息と、鏡越しに見える表情から、切羽詰まってきていることを察した。もっと、頑張って俺を満足させなければならないと決心しているようで、爆発しそうになっている内圧を必死に抑え込んでいるようだった。

「いつでも、射きたいときに射っていいから。。。」

 俺が囁くと男は目だけで『済まない。もう我慢できそうにない』そう言っているようだった。

「無理や。。。もう。。。気持ち良すぎる。。。マジで射ってええ?」

「うん。いいよ。気持ちいいときに、ぶっ放して」

「分かった。もう少しだけ我慢する。で、ぶっ放す」

 男がより楽しめるように、尻を突き出し、穴を必死に締めた。

「あぁあぁぁぁぁ。すげぇ。。。マジ気持ちいい。。。マンコ最高。。。マンコ。。。あぁあぁ。。。マンコ。。。マンコ。。。」

 俺の腰骨をガッシリと鷲掴みにして、トップスピードで腰を振り、パンパン音をさせながら、隠語を叫ぶ。

「すげぇ。。。上がってくる。。。玉が。。。パンパンで。。。マンコとろとろで。。。出そう。。。射きそう。。。無理。。。もう無理。。。イクイクイクイク!イク!」

 ガシガシ腰を振り、俺の奥深くまでものを突っ込んで、ビクビクと尻タブを痙攣させた。粘膜に伝わってくる律動が、今、子種を何度も吐き出しているのだと感じさせる。男は全体重を俺に乗せて、ぜいぜい息を切らせている。熱い息が首筋をくすぐるのが嬉しい。ものは、まだ硬さを失わず、俺の中にある。ときおり、ビクッと反応しつつ、ゆるゆる腰を前後させながら余韻を楽しんでいるようだった。

 あまりに幸せ過ぎて、徐々に硬さを失ってゆくものが、ぬるりと外に出てしまわないように、弛緩するのだった。

「兄貴。。。凄い良かったっす。想像以上に気持ちよくって、兄貴のトロトロのマンコ最高っすよ」

「良かった。男のマンコでも少しは満足できた?」

「前戯もしないでごめんなさい。我慢できなくて。。。乱暴に腰振りまくったけど大丈夫でしたか?」

「うん。凄かった。無茶苦茶興奮したし、俺も気持ちよかった」

「兄貴。エロ過ぎっす。抱き心地いいっすね。女もいいけど、男もいいっす」

「なら良かった。また、突っ込んでくれる?」

「いいんすか?こんな乱暴に。。。一方的に俺だけ射っちゃったし。。。」

「そんなこと気にしなくていいよ。凄い満足してるし、ガンガンに犯されまくって、俺は喜んでるんだから。それに、男同士は愛撫なんて必要ないから。それが好きな奴もいるだろうけど、少なくとも俺は、本能のままに勃起して、それを突っ込まれて、一方的に出したいときに出すみたいなノリが好きなんだ。クチ使ってるときだって、そう言ったろ?」

「そうなんすね。兄貴。。。エロいっすね。。。」

「ありがと。よく、淫乱マンコ野郎だと言われる」

「いや。そこまで、言ってないっすよ。。。」

「いいんだ。俺はそれで。俺のマンコに興奮してくれるSDが、俺で性処理してくれて嬉しいんだから。肉便器扱いでおけ」

「いやいや。。。肉便器って。。。」

「気にしないで、出したくなったら連絡ちょうだい。何時に行くからケツ貸せって」

「ははは。。。手厳しいな。。。」

「マジだって。俺はその方が興奮するんだって」

「そうすか?」

「うん」

「じゃ。。。」

 いつの間にか、俺の中で回復していた。硬いものが内蔵を突き上げる。

「じゃ、抜かずの2発目いいすか?兄貴の肉便器マンコを楽しんでも?」

 答える替わりに、尻を突き出して、ギュッと締めた。男は身体を起こし、ニカッと笑った。

SD06(妄想短編)

 これ以上ないほど、硬いものが俺の分厚い粘膜を押し退けて入ってくる。事前に自分の指で広げてあるので、痛みはない。締める力に抗って男の硬いものが入ってくる。この突っ込まれる瞬間が俺は好きだ。まさしく今、突っ込まれていると喜びを感じるからだ。俺以上に男も興奮していることが、このギンギンに勃起したものと、首筋に掛かる荒い鼻息が物語っている。少し突き出すように尻を持ち上げて、男のものを迎え入れる。

「あぁ、すげぇ。。。マンコみたいにトロトロで、すげぇ締まる。。。気持ちいいっす。兄貴のクチマンは、とっても気持ちいいけど、マンコはもっと気持ちいいっす」

 俺は答える替わりに、尻を突き出して、根本まで呑み込んで、ギュッと締め付けた。

「あぁ、すげぇ締まる。兄貴も気持ちいいんすか?」

 相手がゲイなら、首を捻じ曲げてキスをねだるところだが、相手は初心者だし、恋愛感情は異性に違いないから我慢する。その代わり、尻をグラインドさせて応える。

「粘膜がいい。。。」

 そして、ベッドに付いた両の膝を躙り上げて、俺の股をさらに割ると、両手を腰の下に回しがっちり鷲掴みにして、腰を振り始めた。最初は遠慮がちに。でも、喜んでるだけで痛がってはいないことを確認すると本気を出した。さすが、体力勝負の仕事で毎日、肉体を酷使している男だけはある。べらぼうに激しかった。男の下腹が尻タブを強烈に打って、ギンギンのものが俺の内蔵を抉った。激しすぎて呼吸が追いつかない。ほとんど悲鳴に近い息遣いになっていた。姿見には一心に腰を振る制服を着た男が汗を滴らせ、背中はべっしょり濡れていた。

「す。。。げ。。。はっ。。。あっ。。。はっ。。。うっ。。。」

 俺は翻弄されるままだった。まさに交尾する雄で、己の分身を粘膜に擦りつけ、種付けることしかない本能丸出しの状態だ。肉体を鍛えているだけでなく、持久力もあるから、もう延々と穴を穿たれ続ける。

「はっはっはっ。。。すげすげぇあぁすげぇ。マンコ最高。。。」

 女ともこれほど激しいセックスをしているのだろうか。それとも相手が男だから多少激しくやっても壊れないと思っているのだろうか。男の腰使いは強力だった。筋肉質な男だから、代謝が良く、全身から吹き出した汗で、見る間にシーツがびちゃびちゃになる。俺の背中も男の汗が溢れて脇からこぼれ落ちる。

「はっはっはっ。。。すげすげぇあぁすげぇ。マンコ最高。。。」

 気を許せばガバガバになりそうな穴を必死に締め、延々と俺は男に犯された。営みというより、一方的に犯されているよう感じだった。だが、Mである俺は、優しく抱かれるより、物のように乱暴に扱われる方が興奮する質だ。もっと本能的に扱って欲しかった。あの制服を来た厳つい男が一心不乱に腰を振って、俺の尻を気持ちいいと興奮してくれているのだ。俺が喜ばないはずがないだろう。