2023年2月8日水曜日

誘蛾灯02(復刻:加筆修正版)

 国道2号のバイパスを西進し、岡山市内に入った。旭川を渡り、少し行った大きな交差点を右に入ったところにその温泉はある。バイパスからも温泉の「ゆ」と書かれた煙突が見えるので分かりやすい。ここはネットの検索で調べてあった場所だ。ハッテン場とは言っても普通の風呂屋なので十分な注意が必要だが、ここでは、あくまでも獲物を物色するに留めるつもりだった。美味そうな奴に目星を付けて、お持ち帰りするってぇ寸法だ。

 長時間の運転で肩はガチガチに凝っており、腰は悲鳴をあげていた。まずは、受付でサウナ付の料金を払い、ロッカーへと進んだ。サウナ付でゆったりできて660円は良心的な設定だろう。俺は、汗で重くなったツナギを脱ごうとしていたが、格好が目立つので、着替えている男達の視線が俺に集中しているのを感じる。

 その気がない男達であっても、筋肉隆々で真っ黒に日焼けして、黒尽くめの革ツナギを着込んだ雄は珍しいものだから、興味津々なのは理解できる。さらに、SSサイズの競パン痕が眩しいケツは、ことさら目立って、一種異様な感じを与えるのも頷ける。

 特に何かの処理をしているのでもないのだが、肌がすべすべで良く羨ましがられるし、股間に揺れる逸物は完全に皮が剥けた図太いもので、亀頭は黒光りして、存在感マックスなので目を引くのだ。勃起する前からこれほどの太々しさを主張するのだから、勃起した際は想像が付くだろうというもので、その気のない男共にも凝視されがちだったりする。

 男達の嫉妬の視線を受け流し、ぶらぶらさせながら悠々と湯船に向かう。湯を汲み汗を流し、股間と尻と足裏を軽く洗ってから、湯に浸かる。漠然と視線を巡らすと、明らかに欲情した視線を寄越してくる奴が何人か目に入ったが、まずは疲れた身体を癒し、鋭気を養うことだ。

 広い湯船で手足を伸ばしたら、「ふぅ」と吐息が勝手に漏れた。浴槽の下から噴出する泡で筋肉を解し、全身をリラックスさせる。固まっていた筋肉がほぐれ、全身が少しずつ弛緩してゆくのを感じる。身体が暖まって汗が噴き出し始めたところで、一旦湯船を出ることにした。長時間、湯船に浸かっているのは苦手だった。

 軽く身体を洗い、露天風呂に移動した。春先のひんやりとした風が心地よかった。身体の芯は暖まってホカホカしており、肌から湯気が立って、気化熱が奪われるのか気持ちがいい。大きめの岩に腰掛けて空を見上げると、すっかり日が暮れた夜空にはたくさんの星が瞬いていた。俺はタオルで前を隠したりしないから、デカマラがでろりとぶら下がっているのが丸見えだ。俺の下腹部を何食わぬ顔で盗み見すしているらしい奴が数人いる。

 だが、どれも色の白い、でっぷりと太った親父で苦手なタイプばかりだった。隅々まで見えるように軽い体操をして、目の保養だけさせてやってから中に入った。すると、慌てて俺の後ろを付いてくる奴がいたが、無視してミストサウナに入る。中にはほとんど人がいなかったが、一番上の段で腕を組み目を瞑っている奴がいる。なかなかのガタイで、胸囲と腕回りは俺以上かもしれない。

 この男もタオルで前を隠さず、堂々と足を広げて座っている。俺は少し離れた場所に腰を据えると、男がうっすらと目を開き、俺の方を伺っているようだった。俺は股を大きく開いて座り、タオルで顔を拭う。様子を伺っていると男は慌ててタオルを太股に掛けた。何気なく手を置いているが、勃起していることは確実だ。俺は奴の目を見つめた。そして、ゆっくりと頷く。奴も俺を見つめ返し、同様に頷いた。

 後で入ってきた親父は残念そうだったが、俺たちが同意したことを感じ取り、諦めて出て行った。親父としては気を利かせてくれた訳だ。さすが年の功と言うべきか。俺はある種、爽快な気分になった。

 奴の横に移動し、乳首を摘む。奴は身構える暇もない。乳首を摘まれた瞬間、奴はビクンと身体を跳ねさせ、口を少し開き気味にして天井を見上げた。声を出さないように必死で呑み込んだようだった。聞くまでもないバリネコ野郎確定だ。マッチョほど粗チンでバリネコと相場は決まっている。俺は乳首に爪を立て、耳元で囁く。

「デカマラ突っ込まれたくないか?変態野郎。。。」

 奴の身体がぴくりと反応する。タオルで隠した股間はこれ以上ないくらい勃起していた。我慢汁が滲みだしているに違いない。

「なんならここで突っ込んでやろうか?淫乱」

「それは、流石にまずいっすよ。兄貴。。。」

「ギンギンに勃起させて何言ってやがる。付いてこい」

 俺は奴のタオルを素早く奪うと、ミストサウナの部屋を後にした。奴は目を白黒させて股間を押さえている。あの状態で洗い場に出るわけにもいかず、必死で小難しいことを考えて萎えさせようと必死だろう。既に身体の芯には火が入ったはずで、そう簡単に治まる訳もないだろうし、これからの期待が膨らむ分、とても難しいことだろうが。俺はさっさとロッカーに戻り、身体を拭いていると、しばらくして、半勃ちになった股間を押さえながら奴も上がってきた。

「ひでぇっすよ。。。兄貴。。。」

 奴は小声で抗議する。

「何言ってやがる。M気あるんだろうが!今日はとことん虐めてやるぜ」

 当然、本気で怒っているわけではない奴の目は興奮で潤んでいた。ロッカーの陰に引き込み、奴の頭を押さえつける。ロッカールームには多くの人が出入りし、いつ人に見られるかもしれない。奴は抵抗しようとするが、俺は容赦しない。既に臨戦態勢になった俺のデカマラを見て、奴は溜息を吐いた。身体は逆らいきれず俺の前に跪いてマラを頬張る。舌を器用に使い奉仕しはじめた。

『こいつも可愛い奴だ』

 俺は奴の頭を抱え込み腰を突き出した。喉の奥までデカマラが侵入し、思わずグエッと鳴く。逃げようとする奴の頭を引き寄せ、更に突っ込んだ。奴は腹を波打たせ苦痛に耐えている。数回、奴の喉を犯し、マラを引き抜いた。奴は床に座り込んで、掌で喉をさすった。抗議の眼差しを向けたので、俺は奴の髪の毛を鷲掴みにして引き寄せた。

「こんな風に扱われたいんだろ?あぁ?」

 奴の目から怒りの色が急激に褪せ、トロリとした淫売の色に変わる。俺は満足して、さらに囁いた。

「今夜は存分に可愛がってやるぜ。さっさと服を着ろ」

 俺は奴をその場に残し、皮のツナギを着込むと、さっさとロッカールームを出た。車で来ていたらしいが、控えのメットを渡し、奴をバイクの後ろに乗せ、国道に出た。適当に市内を流し、場所を探す。少し通りを入ったところにある中くらいの業務用ビルに狙いを定める。24時間利用可能で、管理人が常駐するほど大きくないビル。さらに、各部屋の照明が落ち、人の出入りがないところ。お誂え向きなビルである。

 奴を引き連れ、ビルに入る。エレベーターのボタンを押し、中に入ると最上階のボタンを押した。落ち着かない奴を引き寄せ、股間を鷲掴みにした。既に完全勃起状態だった。

「何興奮してやがる。変態」

 いきなり奴の唇をこじ開け、舌を突っ込んだ。奴は美味そうに俺の舌を吸い、でかい身体をエレベーターの壁に凭れさせる。首の後ろに手を回し、顔を引き寄せると乱暴にキスを交わした。それだけでイキそうな顔をして、虚ろな目を宙に向ける。

 最上階に着いた。奴を廊下の突き当たりまで連れて行く。ガラス張りのビルなので向かいのビルからよく見れば俺たちが分かるかもしれない。向かいのビルでは多くのフロアに照明が点り、人が働いているのが見える。

「脱げ!」

 俺は一言だけ奴の耳に吹き込む。奴は戸惑っていたが、火照った体は今さらどうしようもない。奴は上半身裸になった。

「スッパに決まってるだろうが!」

 意味もなくきょろきょろと辺りを見回していたが、俺の冷たい視線を捉えて、諦めたようで、すぐに全裸になった。

「しゃぶれ!」

 俺はツナギの前を開きマラを引きずり出す。のろのろと俺に近づく奴の頬を思いっきりはたく。まさかビンタが来ると思っていなかったようだ。

「誰がいきなりマラをしゃぶらせるといった?足の指に決まってるだろうが!」

 奴は驚きのあまり目を見開いていたが、本性のM気が目覚めたのだろう。俺の前に跪き、ブーツを丁寧に脱がせると、土下座するようにして俺の足の指を口に含んだ。指一本ずつ丁寧に舐めていく。しばらく好きにさせてから、足の裏で奴の顔を踏みつける。奴は必死になって舌を出し、俺の足の裏も舐めた。そのまま力を入れ蹴りつけると、蹲踞していた奴はバランスを崩してひっくり返った。仰向けになった奴の顔をさらに踏みつける。奴は己のマラを扱き上げ、興奮した様子で俺の足を舐める。

「すげぇ。すげぇっす。兄貴。。。」

 奴は譫言のように繰り返して悦に浸っていたが、扱いている股間を踏みつけてやった。

「誰が扱けと言った?おまえが気持ちよくなる必要はねぇんだよ!」

 玉をつぶす勢いで下腹部に体重を掛ける。

「ひぃ。すみません。許して下さい。。。」

 凶暴な痛みに耐え、身体を入れ替えると奴は土下座した。俺は奴の頭を踏みつけた後、「ほらよ」と足の指を口に突っ込む。奴は大きな体を縮こまらせて舌を使った。奴の脱いだズボンからベルトを外すと二つに折り、勢いよく引っ張る。「バシン」皮を打つ音が廊下に響いた。奴の身体がびくりと浮き上がる。十分覚悟をさせてから俺はベルトを奴のケツに放った。「ピシリ」と良い音が鳴る。続けて数度打つ。逃げようともせず奴は痛みに耐えていた。いや耐えていたのではなく明らかに興奮している。相当のM男のようだ。

 ケツが真っ赤になる頃、俺はマラを奴の口にねじ込む。奴は喜んでマラを受け入れ舌を使ってしゃぶる。感心なことに奴は腕を後ろ手に組み、服従体勢を取る。俺は奴の頭を下腹部まで引き寄せ、腰を振って犯した。

「グェグッグェ」

 奴はかなり辛そうにしている。しかし、後ろ手に組んだ手を放そうとはしなかった。

「可愛いな。おまえ。。。」

 俺は奴が気に入った。本来なら簡単にケツは掘らないところだが、褒美に突っ込んでやることにした。奴の髪の毛を鷲掴みにすると、引きずるようにして廊下を移動する。非常階段へのドアは予想通り施錠されていなかった。腰ほどの高さまでしかない手すりに両手を付かせケツを突き出させる。春の夜の風はひんやりとして心地よかった。誰かが見上げれば確実に見えてしまう状況で、奴のケツにマラを宛う。奴の差し出したローションをケツとマラの間に垂れ流し、腰を沈める。奴は括約筋を必死に緩め、俺のマラを呑み込んでいく。

「すげぇ。でけぇ」

 頭が入ったところで、一気に奥まで突いた。

「グェッ」

 いきなりトップスピードでピストンする。

「あうぅ。ぐぅぅ。ひぃぃ」

 奴は俺の腰使いに翻弄され立っているのがやっとのようだ。

「あぁぁ。すげぇ、すげぇっす。兄貴。。。」

 髪の毛を掴んで仰け反らせ、乳首に爪を立てる。ケツがグチョグチョと卑猥な音を立てていた。片足を持ち上げ手すりの上に乗せ、横から嵌める。

「おら!変態!鳴け。ケツ掘られて鳴け!」

「ひぃ。すげぇっすよぉ。兄貴。。。ケツがケツが。。。たまんねぇっす」

「変態が!恥ずかしくないのか?こんな格好で男に突っ込まれてよぉ!」

「ひぃ。恥ずかしいっす。。。あぁぁ。」

「こんなにギンギンに勃起させて恥ずかしい訳がないだろうが!」

 大男の身体が浮き上がるほど乱暴に突き上げる。横から嵌めているので最も奥まで届き、胃を突き上げる感触が伝わる。しかし、奴は辛そうにもせず興奮しまくっているようだった。

「がばがばのケツを締めろ!淫乱」

「はぃ。。。」

 奴は俺のマラを痛いほど締め付ける。

「種付けして欲しいか?俺の子種が欲しいか?変態」

「ひぃ下さい。兄貴の種下さい」

「仕込んでやるぞ。俺の種をな!」

 奥の方まで締まりやがる。粘膜がマラに絡みつき、ねっとりと包み込む。堪らなく気持ちよかった。かなりの名器だ。俺は不覚にも奴の奥に爆ぜた。ビクビクと俺のマラが息づく。奴は雄叫びを上げてだらだらと種を漏らした。

「おぉぉぉ。すげぇ。ヒクヒクするっす。。。」

 俺は果てたにも関わらず堅さを失わないマラを打ち込み続ける。奴は種を漏らしながらケツを振って応える。イッてしまった不覚に俺は、そのまま抜かずの2発目に入る。奴もトコロテンしたにも関わらず興奮を留めたままケツを振る。

 結局、俺は3発種付けすると奴に口で綺麗にさせて犯り捨てにした。非常階段を駆け下りる。奴が階段の上から叫んでいる。

「兄貴ぃ。また会って下さい!」

「またな」

 俺は愛車に跨ると夜の街に駆け込む。なかなか良い雄だった。

2023年2月3日金曜日

誘蛾灯01(復刻:加筆修正版)

 陽が傾き、今にも山の端に沈みそうな太陽を仰ぎ見た。天気が良いから西の空が赤く染まっていた。このあたりは、小さな河川が海に注ぎ込む地点で、石積みの擁壁が高く、陸側から少し陰になった場所だ。まだ肌寒いためか、競パン姿や全裸で日光浴をしている奴はいない。当然のことながら、この場所でそんな格好をしている奴はお仲間だし、服を着ていても落ち着かない様子で意味もなく辺りを歩き回って、粘りけのある視線をすれ違う男に絡ませる奴もお仲間だ。

 俺が送った視線を真っ直ぐに受け止めず、目を逸らせるような奴は願い下げだ。俺の格好を見れば、何が目的でここに来ているのか、俺の嗜好がどういうものなのかは、一目瞭然なはずだし、この期に及んで綺麗振って自分を誤魔化そうとしているヘタレは相手に不足である。

 黒の皮のツナギは、長年俺の汗を吸い、しっとりと柔らかく馴染んで肌に密着している。既に己の皮膚のように自然で、なまめかしく艶やかに、俺の厚い筋肉を覆っていて、近くで見れば筋肉の膨らみすら伺えるというものだ。特に股間は怒張したモノの形をクッキリと表していて、俺がやる気満々であることを主張しているのだ。

 雄臭い皮と汗の臭いは、その趣味のある男たちの興奮を誘い、ヤリたい、いや犯られたいと瞬時にメスの顔になって、マンコが濡れるはずなのだ。

 何人か彷徨いている奴らの中で、1人だけ食指の動く奴がいた。短髪で筋肉のついた、がっちり体系で、この季節なのに陽に焼けて真っ黒であるばかりか、Tシャツから伸びた太い腕には血管が浮くくらい鍛えられている。まだ、Tシャツだけでは肌寒いだろうに男は、半分、鳥肌を立てながらも、その鍛えた筋肉をアピって誘っているのだ。

 下は太股にフィットしたジーンズで、膝のところとケツタブの下の辺りをわざと破っている。歩くたびに、彼の黒い艶やかな肌が見えて、なかなか卑猥だった。できればもう少し大胆に破っても良いのだが、この格好で街中を歩くのであれば仕方があるまい。股間の膨らみが、相当量のボリュームであることを物語っていて、この男を犯ると決めた。

 無言で、真っ直ぐな視線を送ると、男は少し濡れた瞳で俺を見つめ返した。近づいてみると案外、背が低い。

『マメタンクも良いか。。。』

 男の目を見て、こいつがバリネコであることを確信した。瞳には媚びが含まれており、滑るような視線が俺の股間に絡みつく。俺が軽く顎を引くと、男も頷いた。男の右手首を掴み、俺の股間に導いた。男は顔を赤くしながらも俺の股間を指先でまさぐっている。意外とシャイなようだが雄の欲望には勝てないらしく、濡れた革を間に挟んで彼の興奮が伝わってくるようだった。

 俺は男の背後に回り、ジーンズの破れ目から指を滑り込ませた。指先が直に肌に触れると、男の筋肉が少し硬くなる。そっと滑らせるようにケツを撫でてやる。ジーンズの下はノーパンのようだった。やはり、読みどおり淫乱なケツマン野郎のようだ。男の首筋に舌を這わせ、ジーンズの破れ目に手を突っ込み押し広げる。ミシミシとデニムの生地が悲鳴をあげ、破れが広がって穴が広がる。男は少し焦った様子で腰を引くが、ここまできて容赦しない。

「犯って欲しくないのか?」

 耳元で静かに囁いた。男は動きを止めた。ジーンズのベルトを掴み引き上げると、生地がケツに食い込み、堅く締まったケツの筋肉が丸く浮き出た。

「いい形のケツしてるじゃねぇか。そそるぜ」

 男は笑みを浮かべてはにかんだ。破れ目からケツの肉がはみ出る。俺はその場にしゃがみ込んではみ出た肉に舌を這わせた。

「はぅ」

 男の太股が震える。感度は良さそうだった。前に回した手で股間を鷲掴みにすると、完全勃起状態のマラがじっとりと濡れているのを感じた。立ち上がって、首筋に呼気を吐きかけてやると、男の呼吸は速くなり、身体はぐらぐらと揺れた。ベルトを緩め、しゃぶった指をジーンズの隙間に滑り込ませた。鍛えた筋肉が手に心地よい。容赦せず、そのままケツの穴に指を突っ込む。中は暖かく、ねっとりとした粘膜が指に吸い付いてくる。指先を小刻みに動かし、一番感じるはずの部分をノックした。

「ひぃ。。。」

 突然、それが来るとは予想もしていなかったようで、男は身体をビクリと跳ねさせ、抗議の目を送ってくる。

「ぶってんじゃねぇよ。雌犬が!この淫乱なケツマンコをがん掘りされてぇんだろ?」

 俺は穴に突っ込んだ指を奥まで突っ込み、ぐりぐりとかき回してやる。

「はぅ。いきなり。。。ちょっと。。。あぁぁ。」

「鼻声で感じまくりのくせに拒否ってるんじゃねぇ。レイプしてやろうか?」

 俺の言葉に酔ったような、とろんとした眼で見つめ返してくる。M気もあるようだった。

「ガバガバのマンコを締めろ!変態が」

 ジーンズのボタンを外し、一気に膝まで下ろしてしまう。抵抗する間もなく男はケツを剥き出しにされる。俺たちが絡み始めたのを知って、遠巻きにしていた奴らの間に溜息が漏れる。

 張りのある良いケツだ。掌でケツタブを数度打った。良い音が響く。男は完全に逝ってしまった目でケツを突き出してきて、早く突っ込んでくれと誘ってくる。黒い焼けた肌の白いケツが赤く染まって卑猥だった。

「そろそろ欲しいんだろ?どうするんだ?」

 男は頷き、俺の前に跪いた。ツナギのファスナーを全開にして、股間に指を滑り込ませるとマラを引きずり出した。カリが張った黒光りする亀頭が露出する。男はうっとりとした表情で口を半分開けて顔を近づけてくる。太さも長さも十分で、何よりも硬度がすごいはずだ。鉄の芯でも入っているようにガチガチに怒張しているのだ。

 有機的な曲線を描くグロテスクな肉棒の表面には、エグい血管がのたうち回り、それが凶器であることを物語っている。男は亀頭を口に含み、舌を這わせた。エラの裏を小まめに舐めてくる。玉に指を這わせながら頭を振り、最初は浅く、そして、段々と深く喉の奥までくわえ込む。フェラ奉仕は慣れているようだった。口腔内の粘膜がマラを包み込み、忙しく動く舌が絡みつく。男は俺のケツに手を回し、奥まで突いてくれと催促してきた。

『可愛い奴じゃないか』

 男の頭を抱え込み、逃げられないようにしてから腰を突き出した。喉の奥までマラが突き刺さり、キツイくらいの締め付けだった。同時に男は嘔吐感が込み上げてきたようで、涙を滲ませながら激しく腹を波打たせた。しかし、無理に頭を反らせようとはせず、我慢強くフェラ奉仕を続ける。

『なかなか根性入ってるじゃねぇか』

 俺は感心した。誉めてやる代わりに、腰を引き、再びマラを奥まで突っ込む。辛そうな顔をする割には、男のマラはギンギンに勃起しいるようだった。無理矢理口を犯されることにも興奮を覚えるらしい。俺は何の遠慮もせず男の口を激しく犯してやった。射精を完全にコントロールできる俺は、フェラぐらいでイクことはない。

 簡単にイかないからといって、気持ちよくない訳ではないのだ。十分に快感は味わっている。頭を抱え込んで、唇が下腹部に付くくらい奥深くまで、突き入れる。まるでケツを掘っているように激しく腰を振る。さすがに男は辛そうだったが、マラが萎えない内は大丈夫だろう。しばらく、男の根性の入ったフェラを楽しんだ。

 歯を当てないように窄め続ければ顎が疲れてきて、締め続けるのにも限界があるはずで、だんだん締まりが悪くなってきていた。かなり怠るいのだろう顔を歪めている。ガバガバになったケツを掘っているような感じだったが、それはそれで気持ちが良いものだ。粘膜に亀頭を擦りつけ快感を味わう。

「そろそろケツが疼いてきたんじゃないのか?」

 男は必死の形相でフェラを続けながら上目遣いに俺を見た。「犯ってくれ」と目が訴えかけている。

「自分で穴を広げておけよ!」

 男はフェラを続けながら、持っていたローションを指に取り、自分のケツに突っ込んで広げる。微妙に腰を動かし、ローションを穴に塗り広げ、受け入れ態勢を整える。

「掘ってやる。ケツを突き出せ」

 男は両手を石積みの擁壁に付き、ケツを突き出して、濡れた穴を晒した。俺は腰をしっかりホールドし、マラを擦りつける。亀頭を穴に宛うとゆっくりと沈めていく。男は鼻に掛かった声で鳴いた。

「でかい。。。すげぇ。。。堅いよぉ。。。たまんねぇ。。。」

 完全勃起したマラが男の股間で揺れている。ケツの粘膜が俺のマラを包み込み、柔らかな襞が絡みついてくる。意外と締まりは良く、粘膜全体でマラを締め付ける。角度を調整し敏感な場所を刺激してやった。

「あぁぁ。すげぇ。。。いいっす。すげぇ。いいっす」

 男は回りのことなど気にならないようで淫乱な雄叫びを上げた。ギャラリーが動き出し、2人の絡みにちょっかいを出そうとしてくる。近づいてくる奴らをきつく睨み付け、顎をしゃくって追っ払った。ノリの悪い奴らが、いまさらお溢れに与ろうなどとは都合が良すぎるのだ。

 淫乱さを増した男は譫言のように意味不明の声をあげている。パンパンと音が響くくらい激しく腰を打ち付け、短い髪の毛を鷲掴みにして、身体を弓なりに反らせて犯した。男は身体を揺すり、ケツを振り、俺の突きに応えた。

「あぁぁぁ。。。ひぃぃぃ。」

 ジュクジュク、グチュグチュと穴が粘り始め、オイルが白い泡となって太股を伝う。

「この変態野郎が!恥ずかしくないのか?人前で犯されて」

「あぁぁ。いぃぃぃ。気持ちいいっす。すげぇっす。兄貴のマラ最高っす」

「ケツに太いマラ突っ込まれて感じるのか?この淫乱野郎が!」

「ひぃぃぃ。もっと。。。もっと犯してください」

「雌犬みたいにケツ振りやがって。マラなら何でもいいんだろうが?」

「あぁぁ。たまんねぇっす」

「筋肉マッチョなくせに女みたいに鳴きやがって。淫乱マンコ野郎が」

「ひぃぃ。いいっすよぉ」

 俺は高速ピストンでケツを掘りまくる。ツナギを着たままで激しく動くと熱くて堪らないのだが、俺のかいた汗は革に吸い込まれてしっとりと潤いを増す。辺りはすっかり暗くなり、太陽が沈んでしまったことを知る。遠くでぼんやりと街灯が点りはじめていた。たまに、鉄道が通過し、轟音とともに眩しい光をまき散らしながら去ってゆく。その度に俺たちの繋がった姿が闇に浮かび上がった。

 男の顔の前に手を回すと、男は俺の指を口に含み、フェラするように舌を使った。俺の腰振りは止まらず、絶えず動き続ける。もう既に30分は過ぎている筈だが、俺は疲れを感じず男を責め続けた。しかし、男の方は、そろそろ限界が近づいているようだった。反応が激しさを増してきていて、トコロテンも間近だと思われた。俺はフィニッシュ態勢に入った。腰をグラインドさせながら前後に振る。それも高速にだ。粘膜に激しく擦りつけ、内蔵を突き上げる。男の方も俺の動きに合わせて腰を振り、今や悲鳴となった声を振り絞っていた。

「あぁぁ。あっあっあっ。あぅあぅあぅ」

 狂ったように頭を振り、ケツを振りまくる。

「あぁぁぁぁ。イクイクイク。漏れる!」

 男はガクガクと身体を震わせ、夜目にも白いザーメンを盛大にぶちまけた。俺は奥深くまでマラを突き入れた後、引き抜き、男の背中に飛ばした。大量のザーメンが男のTシャツに降り注ぐ。濃厚な雄の臭いが辺りに立ちこめた。

 男は放心し、その場に崩れ落ちる。まだ堅さを失いきっていないマラを男に突き出すと、根本を握りしめ、嬉しそうにマラを口に含んだ。射精した後のフェラはこそばゆくていけない。適当に綺麗させるとツナギに締まった。

「サンキューな」

 俺はマメタンクに声を掛け、立ち去ろうとする。

「兄貴!」

 マメタンクは俺の後を追いかけてきた。

「また今度、犯ってくれませんか?すげぇ感じたんで。。。」

「すまんな。これから全国行脚に出かけるんだ。また、機会があったらな」

 俺は男を振り返りもせず、背中で手を振った。バイクのところまで戻り、ヘルメットにマジックで銀星をひとつ追加した。さて、今回の旅でいくつの星を取ることができるかな。適度に疲れた身体を愛車に預け、エンジンに火を入れる。そして、国道を流れる車列に加わり、西に向かうことにした。

誘蛾灯00(復刻:加筆修正版)

 刺激のない毎日が続いていて、俺はひどく鬱屈していた。風もまだ冷たい春先なのに、突然思い立って旅に出ることにした。シュラフやテントをまとめ、アウトドア生活の準備をする。即席麺など簡単な食料だけを詰め込み、皮のツナギに、皮のブーツ、皮のグラブ、フルフェイスのヘルメットの完全防備で身を整える。

 言うまでもなく皮のツナギの下は何も身につけていない。荷台にしっかりと荷物を括り付け、バイクに跨った。キーを回し、セルを押し込むと、機嫌の良い雌ライオンが喉を鳴らすかのエンジン音が心地よい。身震いが全身に走り、タンクに密着させた下腹部を振動が突き上げてくる。さあ目的のない狩りに出かけるか。時間はたっぷりある。全国を回って、獲物を見つけよう。盛りのついた獲物はいくらでもいるはずだ。

 全国ハッテン場マップは書類ケースに仕舞っておいた。まずは、近場の塩谷浜だな。まだ、肌寒いこの季節だから、やる気の無い奴はいないことだろう。気合いの入った変態どもしか、いないはずだ。

 奴らは、ともすれば電車から見えるかも知れない場所で交尾に励む淫乱野郎どもだ。待ってろよ。

2023年2月1日水曜日

それでも君が09(復刻:加筆修正版)

 男達は、それぞれ2度3度と精を吐き出し、満足したようだった。彼らの精液と自分の汗や涙でドロドロに汚れた俺を残して、部屋を後にする。俺への蔑みの言葉を残し、身だしなみを整えた男達が出て行く。部屋に残された俺は、床に這い蹲ったまま呆然としていた。喉や直腸や肛門の粘膜は熱く熱を持って爛れ、ジンジンと疼いていた。ケツは見るのもおぞましいほどめくれ上がって、腫れているに違いない。ドロドロになり雄の臭いを発散しながら俺は蹲っている。それでも、下腹部の屹立した陰茎がドクドクと天を突き、俺の鼓動に合わせてヒクヒクと震えている。鈴口からは透明な粘液が溢れ出し、床に向かって細い糸を垂れ流し、張り付いた血管はミミズのようにのたうって真っ赤に充血している。

 部屋の壁に背中を預け、俺を見下ろしている男がひとり。彼は冷ややかに、俺を見下ろし続けてていた。

「感じたか?見ず知らずの年下の男達に輪姦されて」

「はい。。。興奮しました」

「性処理便所になって嬉しいのか?」

「はい。。。嬉しいです」

 俺にはYES意外の返事は許されない。

「また、輪姦されて壊されたいんだろ?」

「はい。。。壊して下さい」

「マジで変態だな。おまえ。堕ちるところまで堕ちちゃったじゃん」

「はい。。。淫乱マンコの性処理奴隷です」

「自分に酔ってんじゃねぇよ。バーカ」

「すみません。。。」

 彼は壁から離れ俺の前に移動する。俺を見下ろし、無言で眺めている。俺は彼を真っ直ぐ見上げた。視線と視線が絡む。彼はおもむろに、ジーンズの前を開き、屹立したイチモツを開放した。ほれぼれするほど綺麗な形をしている。

 太さは片手で握って指が届くか届かないか。長さは両手で握って頭が少し出る感じ。亀頭は形良くプクリと膨らみ、エラが張っている。緩やかに上反りで、複数の血管が編み目のように浮き出している。竿は黒っぽく、亀頭は艶やかに光るピンク色だ。何度見ても美しく、神が与えた造形美を称えるしかない。透明な粘液が鈴口に滲み出しプクリと盛り上がっている。零れる瞬間を待って、俺は舌を突きだし舐め取った。彼は満足そうに俺を見下ろしている。

 亀頭を口に含んだ。歯を当てないように大きく口を開け、舌と咽喉の粘膜で包みこみ優しく圧迫を加える。適度な張りを持った彼の亀頭がピタリと俺の粘膜に納まる。竿は鉄のように堅い。舌を動かして刺激を与えながら、少しずつ飲み込んでゆく。腫れ上がった喉の粘膜がピリリと痛むが、それすら快感となる。下腹部の陰毛が鼻をくすぐるところまで飲み込んで、喉を使って包みこむ。そしてゆっくりと吐き出す。優しく優しく彼のマラに愛撫を加える。

 何人もの男達に犯されようとも彼のマラに勝るものはない。この褒美を頂くためならば、どんな加虐も耐えられる。痛みにも蔑みにも耐えられる。俺は涙を零しながら彼に奉仕を繰り返す。彼が満足し、白濁した子種を俺の喉に流し込んでくれるまで繰り返す。

 彼は俺のしたいようにさせてくれたが、やはりそれでは満足できない俺がいる。俺のM気を発掘した彼だから、俺を道具として使って欲しかった。俺は全裸で彼の前に跪き、イチモツを銜えるだけのただの肉穴でいい。愛情なんか必要ない。いや、そうやって俺をいじめ抜くことが彼の愛なんだ。俺はそうされることで興奮し、幸せを感じるのだから。髪の毛を鷲掴みにされて、人格を無視してただのオナホールとして使われて喜ぶのだから。

 マラに奉仕を続けながら、潤んだ瞳で彼を見上げる。彼は俺の考えが読めるようだ。瞳を覗いただけで、俺が何を望んでいるかが分かるようだった。おもむろに彼の手が俺の短い髪の毛を鷲掴みにする。そして、喉の奥まで一気にマラを突き立てた。俺は無様に「グエッ」と腹を波打たせ、口の端から胃液を吹き零す。彼のジーンズが汚れた。しかし、彼は意に介せず、まるで物を見るような冷ややかな視線を俺に落としながら腰を振る。治まっていた涙が溢れ、鼻水が噴き出す。胃液と涙と鼻水に汚れた俺の穴に彼は容赦なくデカいイチモツを打ち込む。俺は、彼に道具のように扱われ、被虐感が極限に達して、勝手に果てそうになる。喉を犯されて種を零しそうになる。たぶん、汚れた俺の顔は恍惚とした微笑を浮かべていることだろう。彼の顔にも優しい微笑みが浮かぶ。部屋には、ただジュプジュプという淫靡な音だけが響いていた。

 突然、イチモツが引き抜かれた。驚く俺の髪の毛を鷲掴みにして、彼は引きずるようにドアを開けて廊下へと出た。四つん這いになったまま彼に続く。部室の外に連れて行かれ、裏庭の木立にどこからか持ち出した犬の首輪とクサリで固定された。彼は涼しい顔でスマホを操作していた。俺は陵辱が再び始まることを覚悟した。

 近くに居たらしい男達が三々五々集まってきて、彼らは俺の様子を見るなり卑猥な笑みを浮かべた。どこかの掲示板にでも載せたのだろう。たぶん、場所とともに今の状態や性処理に自由に使って良いことも書かれていたに違いない。誰も俺の様子を訝る奴はおらず、当たり前のように犯し始めた。体育会の学生らしい奴らだけでなく、かなりの年齢の奴もいたし、痩せたのから太ったのまで、たぶんタイプを選ばず誰でも使って良いと載せられていたのだろう。

 本当にただの性を処理するだけの目的でマラを突っ込み、吐き出し、ヤリ捨てにしていった。洗いもしていないイチモツは小便臭く、チン滓にまみれた奴さえいる。それでも有無を言わせず俺の口にマラを突っ込んで腰を振り、自分がいきたい時に勝手に出して、帰っていく。口の中やケツの中に小便を出していく奴すらいた。俺は精液と小便まみれにされながら、それでも逃げることすらできず、抗うこともできずされるがままだった。

「ひでぇなぁ。こんな汚いの使うのかよぉ」

「雄の精液と小便臭くて、たまんねぇよ」

「誰でもいいのかよ。こいつ」

「マジ変態の公衆便所じゃん」

 集まってきた奴らは、勝手な言葉を俺にぶつけながら、それでも俺の穴を使って性処理をしていくのだった。あまりに惨めな自分の姿に俺は泣きながら、ただの便所として使われ、汚され続ける。

 そして、それを少し離れた場所から冷ややかに彼は眺めているのだった。

 俺は彼の奴隷で良いと思った。彼になら何をされても良いと思った。だが、これはあまりにひどいじゃないか。あんまりだ。俺は情けなさに涙を零しながら、それでも耐えるしかなかった。誰ひとりとして、俺のことを気遣ってくれる奴はおらず、ただの肉便器として使い、臭い、汚いと罵りながら、ヤリ捨てにしていくのだった。身体から腐臭が立ち上り、本当に公衆便所の便器になった気分だ。

 最後の奴が帰っていき、彼が近づいてくる。

「もう許して下さい。。。お願いです。。。」

 声すらまともに出ない状態で、俺は彼の目を見つめることもできず、誰のか分からない精液と小便で濡れた地面を見つめて泣きながら許しを請う。彼は無言で俺を見下ろしていた。堕ちるところまで堕ちた奴隷男を見下ろしながら彼は何を考えているのだろうか。俺には分からなかった。

「そんなに辛いなら、もう俺の奴隷止める?」

 彼の冷たい言葉が降ってくる。

「・・・・・」

 俺は答えられない。今は辛い。辛いから止めたい。止めて欲しい。でも、明日になれば、反抗したことを後悔するに違いない。迷った。

「どうする?俺はどっちでもいいよ?」

 彼を見上げた。捨てられようとする犬のような情けない表情をしているに違いない。彼は冷静に俺を見下ろしている。

「嫌だ。。。捨てないで。ごめんなさい。。。もう言いません。だから。。。」

 俺は子どものように泣きじゃくる。こんな仕打ちをされて、それでも俺は捨てられたくないのか。俺は自分を信じられない気持ちで省みる。心は拒否しても、身体が勝手に彼を求めている。

「そう。だったら何でも俺の言うこと聞くんだね?これからも」

「はい。。。捨てないで。。。」

「分かった。じゃこれからも俺の物だよ。おまえは」

「はい。ありがとうございます」

 俺は地面に顔を擦りつけて許しを請う。彼は俺の前にしゃがんで手を差し入れ、俺の顎を持ち上げた。目の前に彼の顔がある。そして、予想すらしなかった行為に彼は及んだ。彼は俺の両頬を挟み、そして俺の口を彼の口で覆い、舌を差し込んできた。俺が怯んで、顔を引こうとしたが、彼は許さず強引に口づけした。彼の柔らかい舌が俺の中に入ってくる。

「汚いから。。。俺。。。誰のかも分からない精液と小便まみれだから。。。」

 信じられない気持ちで彼を拒否する。

「そうさせたのは俺じゃん。良く頑張ったよ。ご褒美」

 彼が破顔する。俺は溶けてしまいそうになる。彼はもう一度俺の口を吸い、舌を吸った。熱い口づけで、俺は一生彼の奴隷で良いと思った。壊れているに違いない。俺は既に壊れているに違いない。でも彼にこうされるだけで良かった。これからも酷い仕打ちを受け、それを彼の愛として感じるのだ。

 俺は彼の舌を差し込まれ、それだけで、触れることもなく、大量の精を吹き上げた。

それでも君が08(復刻:加筆修正版)

 3人目の男が俺の喉を犯し始めたと同時に、後ろに違和感を感じた。ひんやりとした物を肛門に差し込まれたようだ。括約筋を締めようとしたが、無駄な抵抗だった。冷たい液体が直腸を満たしていく。喉を犯している男は、その間も間断なく腰を前後させエラの張った亀頭を俺の喉に出し入れする。空えづきは続き、ほとんど腹筋が痙攣している状態だった。喉は熱を持ち始め、止めどなく溢れる涙と鼻水は俺の顔をぐちゃぐちゃにしていたが、後ろ手に縛られた俺には、男を押し返すこともできなければ、汚れた顔を拭うことすらできなかった。

 2度3度と流し込まれた液体が腸内を満たすと、猛烈な便意が襲ってくる。男達の前で垂れ流すことに耐えられず、俺は必至に肛門を締めていたが、背筋を這い昇ってくる悪寒に、いつまでも抗うことができないのは明白だった。強烈な腹痛に冷や汗が額を伝い、太股がプルプルと震えた。男達に限界であることを目線で訴えるが、ニヤニヤと笑いを貼り付けるだけで、一向に何かをしてくれる訳ではなかった。

 限界を超え、俺の意識は、肛門を締めることでいっぱい一杯だ。イチモツへの奉仕が疎かになったことに苛立った男は、俺の髪の毛を鷲掴みにして、さらに奥までいきり勃ったものをねじ込んでくる。気道を塞がれて呼吸ができず窒息しそうになる手前で男はマラを抜いたが、深く息を吸った瞬間に緊張がほぐれ、肛門が緩むのを感じた。

 あっと思った時には既に遅く、緩んだ肛門から大量の液体が迸り出た。ケツの下に洗面器か何かを宛っていたようで、プラスチックを打つ液体の音がびしゃびしゃと響いた。事前に腸内を十分洗浄していたため、汚臭はさほどでもなかったが、人前で、それも年下の複数の男達の前で排泄しなければならないことに打ちのめされ、頭の中が真っ白になる思いだった。

 腸内が綺麗であることを確認した男達は、後ろの穴も目標として定めたようだった。ローションがたっぷり垂らされると同時に、熱い固まりをねじ込まれた。広げもせず屹立した肉棒を突っ込まれたら堪ったものではない。激痛に叫ぼうにも喉を塞がれている。俺は身体を波打たせて耐えるしかなかった。

 さすがに突っ込んでしばらくは、俺が慣れるのを待ってくれた。傷みが徐々に引いてきて、穴がマラに馴染むのを待って、後ろの奴は腰を使い始める。ただ単に前後にピストン運動するだけの単純な動きだが、日頃から運動で鍛えている若い雄だけに尋常じゃない高速ピストンだ。ガツガツといった感じで、奴の腰骨が俺のケツタブを打ち、そのたびに太く堅いマラが俺の内蔵を突き上げる。上反り気味のマラは感じる部分を直撃する。小便が漏れそうな感じさえした。無理な体勢で、前後からマラに串刺しにされ陵辱される。

 俺が抵抗を諦めたのを見て取った奴が、後ろ手に縛ったジャージを解いてくれた。俺はやっとのことで、両手を付いて、四つん這いの安定した態勢を取ることができた。太股の痙攣は限界を迎えていたのだった。入れ替わり立ち替わり男達は俺の前と後ろの穴に堅いマラを突っ込み、延々と犯した。興奮が頂点に達しつつあるのを感じる。休憩を挟みつつも若い男達には、連続的な高ぶりを抑えることが難しくなっているようだ。息づかいが荒くなり、腰の動きに切羽詰まったものを感じる。イチモツの容積も幾分増しているような気がした。

「あぁすげぇ気持ちいい。無理。もう無理」

 俺のクチを犯していた男が、頭を抱え込んで忙しなく腰を振る。あまりの高速ピストンに歯を当てないようにするのが辛い。

「あぁぁ。いいぃ。たまんねぇ。。。イク。。。イク。。。イクッ」

 そう叫ぶや否や男は、クチから引き抜くと、イチモツを擦り上げた。次の瞬間、「ビュッ」と音がしそうな勢いで、白濁した粘液が俺の顔を直撃した。何度も何度も大量のザーメンが俺の顔に跳ね、どろりと垂れ落ちていく。もう少し目を瞑るのが遅ければ直撃していた。最初の1、2撃は、頭を越えて、さらに俺の身体すら超えて飛んでいったようだった。

 男は快感の余韻に浸りながら、ゆっくりとイチモツを扱いている。その男を押しのけて、両側に立っていた男達が俺の前でイチモツを扱き始める。やはり顔射したいようだ。彼らの昂りはすぐにやってきた。

「口を開けろ」

 俺は命令通りに口を大きく開ける。鼻息も荒く、男達の手の動きが早くなると同時に、ケツタブがキュッと締まり、太股が小刻みに震え、そして、鈴口が開いてザーメンが迸る。男達は俺の口に狙いを付け、粘液を迸らせる。全てが狙い通りに行くわけではなかったが、大量のザーメンが飛び込んでくる。俺は舌の上に溜まった大量のザーメンを男達に見せつけるように付きだした後、ゆっくりと喉を鳴らして飲み込んだ。

 男達は怯みつつも隠微な笑みで俺を見下ろしている。ケツを犯していた男も限界が近いようだった。

「マンコ最高。マジ気持ちいい。イクぞ!イクぞ!」

 ガシガシと腰を振っていた男は、俺のケツタブを鷲掴みにしながらイチモツで内蔵を抉り、粘膜を突き上げた。男の痙攣が伝わってくる。そして、尿道がドクドクとザーメンを送り出すのを感じた。男は粘膜に擦りつけるようにしながら余韻を楽しんでいる。

「すげぇ。泡だらけじゃん。孕む心配なからいいよね」

 男がまだ堅いままのイチモツをズルリと引き抜くと、俺の穴はポッカリと口を開けているに違いない。そして、次の男を誘うのだ。

「ケツ締めろ。ユルユルじゃねぇか!」

 俺はケツの穴に力を入れて締め付ける。

「おおぉ。締まる。すげぇ締め付け」

 男は膨らんだ亀頭で、入口付近を集中的に攻めてくる。次にスポット当たりを突くように攻めてくる。こいつはなかなかのテクニシャンだった。スポットを直撃されたとき、俺のイチモツから小水が迸った。突きを受けるたびに潮を吹く。コンクリートの床が見る間に濡れていく。最後に男は奥を攻めてきた。胃を突き上げられて痛みを感じるが、男はお構いなしに腰を振る。

「この淫乱マンコ野郎。感じるのか?この変態。オラオラオラ!」

 切羽詰まっているようだ。突きが激しくなる。腰を高くしてケツを突き出す。スポットが擦り上げられて最高に感じる。男が爆ぜる前に、俺のマラからザーメンがドロドロと溢れ出す。

「トコロテンしやがった。マジ淫乱だぜ。こいつ」

「うぅぅ。イクぞぉ!イクッ!!」

 男の突きが停止し、痙攣が伝わってくる。ドクドクとザーメンが注ぎ込まれるの感じた。俺は最高に感じていた。若い男達に輪姦されて感じまくっていた。脱力した男が俺から離れていく。即座に次の男が入ってきて、俺の穴を犯した。俺は既にトコロテンで果てていたが、それでも穴は疼いて快感を求めている。何人もの男に輪姦されて、蔑まれて、嘲笑されて、それでも俺は感じていた。

「このマンコ野郎が。ドロドロじゃねぇか」

「変態の汚いマンコ野郎。輪姦されて喜びやがって。性処理に使ってやるよ!」

「俺たちの若いザーメンを注ぎ込んで、壊れるまで犯しまくってやるよ!」

 汚い言葉を投げつけられて、俺は興奮していた。トコロテンで漏らしたにも関わらず、俺のマラは勢いを失っていなかった。男達のマラを突っ込まれてかき回され、穴の奥までトロトロに溶けて、熱を持っていた。もっと犯してくれ。もっと俺を輪姦してくれ。もっと俺を蔑んでくれ。もっと俺を罵ってくれ。壊れてしまった俺は、際限なく男達を、男達のマラを、男達の蔑みの言葉が欲しかった。

 涙と鼻水とザーメンで顔面をドロドロにしながら、小便を漏らし、ザーメンを漏らし、それでもケツを突きだして、穴を広げて男を求める。無様な姿を、初めて会った年下の男達に曝しながらも、それでも俺は興奮して、感じて、快感に酔っていた。

 そんな俺の姿を部屋の隅で冷静に眺めている男がいた。床に這い蹲って、男達に輪姦される姿を眺めている彼が立っていた。表情はあまり読めなかったが、瞳は淫靡な喜びに満ちているようだった。俺がさらに堕ちていくのを彼は喜んでいる。それだけで、俺は感じてしまい、内臓がさらに熱を持った。間断なく俺を囲む男達に犯されながら、彼に愛撫されているように錯覚する。

 俺は、さらにクチを開けて、男達のマラで串刺ししてくれるように求める。既に回復した男達は、再び俺を責め始める。若い男達の終わりのない性欲に満たされて、俺は幸せだった。