2019年7月31日水曜日

インストラクター06

「どんだけエロい格好なんだよ。先輩」
 互いの肉を貪り合い、何度も何度も精を吹き上げた。喉の奥に一発、マンコの奥に二発、先輩もトコロテンで二発、後ろを付きながら擦り上げて最後に一発、それぞれ三発づつ果てた。2週間も溜めて、互いを妄想の中で求めていたから、三発なんて少ないほうだったかもしれない。
 だが、その快感は叫びだしたくなるほど強烈で、下半身が全部持っていかれる感じだった。先輩のマンコはやばいくらいトロトロで、女以上に感じまくって、完全に壊れちまってた。普段ならまだ自分を保とうと必死で理性を働かせているようだったけれど、今回ばかりはリミッターが解除されていて、ひぃひぃ泣きっ放しなのだ。延々とまぐわい続け、気が付いたら3時間近く経っていた。
  そして、昨夜に続いて今夜。職員は既に帰って、俺たちふたりきり。誰に遠慮もなく、思いっきり合体できる。まるで精通を迎えたばかりの中坊か、猿みたいにセックスに溺れていた。今夜はこの間の続きだ。先輩をスタジオで緊縛し、全身が観察できるように周りに移動式の鏡を配置した。上体を亀甲縛りに、下半身を胡坐をかくように固定して胸のロープと結びつける。胸と膝2箇所がフロアに付いて、ケツを突き出した格好だ。
「どう?感じる?エロ過ぎるよ。先輩の格好」
 不自由な格好でデカマラを口に突っ込み奉仕させながら、鏡を見る。
「マンコひくひくしてるし。欲しい?昨日、三発もやったのに。まだ欲しいんだ」
 俺もそうだけどさ。こんなことしなくても先輩は抵抗しないけど、全く抵抗できない格好で犯すのも、それはそれで興奮する。
「無理やり犯されてるって感じで興奮するんでしょ?俺も犯してるって気がする。じゃ後ろに突っ込むよ」
 今日は強姦モードだから、後ろを緩めず、ローションだけ塗って侵入を図る。メリメリと締まる肉を裂くように突っ込んだ。痛みのあまり目を白黒させ、喉で唸りながら先輩は受け入れるしかない。
「どう?犯される感覚は」
 だが、先輩の目は妖しく隠微に光り、決して嫌がってないことが分かる。全身から噴出した汗で、先輩の鍛え上げられた筋肉が艶かしく光沢を放つ。
「なんか、しばらく嵌りそうだね。こうやって緊縛して犯すの」
「あぁすげぇ興奮するよ健介。強姦されてるみたいだ」
「見てみなよ。先輩。チンポの先から糸引いてる。少し濁ってるから、またトコロテンしたでしょ?」
「健介。。。勘弁してくれ。もう2週間なんて我慢できないから。。。」
「大丈夫。俺も無理だし。毎日で犯ってやるからさ。だって、先輩の顔、エロ過ぎ」
 くちゅくちゅと濡れた先輩のマンコを犯しながら、先輩のエロい顔をずっと眺めている。今日は何時間でもこうして犯してられそう。先輩が泣き入れるまでずっと犯してやろう。本当に幸せだ。今。

インストラクター05

緊縛されて身動きできない先輩を残し、スタジオを出る。もちろん、朝まで放置するなんて有り得ないことで、あくまでもこれはプレイだ。先輩もその辺のことは弁えているだろうけれど、「もしかして?まさか。。。」くらいは焦らせないと意味がない。
 死角からガラス越しに観察していると、エロい格好のままで、まんじりとも出来ずにいる。時間が経つにつれ、筋肉の微小な動きで焦りが垣間見える。先輩の焦りを助長するために、スタジオ以外の電気は全て消してやったし、あたかも俺が帰ったことを演出するため、ドアの鍵を閉める音を聞こえよがしにさせてやった。
 30分もすると、「健介。。。嘘だろ?なぁ、けんすけ。。。」弱々しく俺を呼ぶ声が聞こえる。かなり切羽詰ってきたようだ。まさかと思いつつ、もし本当に帰ったのだとしたら、取り返しがつかない、どうしよう、どうしよう、言葉に出来ない叫び声が聞こえてくる。
 さらに、15分ほど時間を置いて、スタジオに入る。先輩は涙目になって俺を一心に見つめてくる。まるで、捨てられた子犬か子猫のように、「あなたがいないと私は生きていけません。どうか、どうか私を捨てないでください」と訴えかけてくる。
「反省したか?今度、勝手にもらしたら本当に放置してやる」
 ガクガクと必死で首を縦に振って同意を示す。
「だが、お仕置きが必要だな」
 手に持った革製のパドルを見せ付ける。真っ赤にケツが腫れるまで、これでお仕置きだ。ケツタブをパンパン音をさせながら打つと、今まで縮まり込んでいた陰茎が現金なことに完全勃起した。
「お仕置きされて、何を喜んでやがる。この変態が。いいか、今日は褒美はなしだからな。チンポはお預けだ。罰として2週間、マンコには突っ込んでやらない。しゃぶらせもしない。いいな」
 そのときの悲しそうな顔といったら。俺だって突っ込みたいのを我慢してるんだ。こんなマンコおっ広げて、自由にお使い下さい状態で我慢するのは大変なんだぞ。だが、調教が必要だ。直ぐに許してもらえると舐めさせてはいけない。褒美をやらないといったらやらないのだ。快感より、痛みが増して、陰茎が再び縮むまでケツを叩きつづけた。
  ロープを解き、先輩を抱くこともせず帰り支度をする。
「健介。本当に怒ってる?本当に2週間も抱いてくれないのか?」
 どんだけ悲しそうな顔すんだよ。先輩。だが、俺は心を鬼にして無視した。
「オナニーも禁止。いいね。2週間は、業務以外の会話もなし。もし、勝手にオナニーしたら、マジで捨てるから。先輩との関係もご破算。いいね」
 それだけ言い置くと、俺はさっさと自転車に跨って走り出した。
 いつの間に、こんなに依存していたのだろうか。これでは、俺の方がまるで中毒症状を起こしているようだった。自分で宣言しておきながら、2週間も先輩と合体できないのが、これ程長く、地獄のような日々だとは思っていなかった。今日の夜が、あれから丁度、2週間目だった。俺だけじゃなく、先輩も普段の先輩じゃ全然なくて、平凡なミスを連発して、職場の人間から「大丈夫ですか?目が潤々してますよ。熱でもあるんじゃないですか?」なんて心配されている。
 終業時刻が永遠の彼方のように感じて、何度も時計を確認してしまう。追い出すように同僚達を送り出し、やっと二人きりになれた。鍵を閉めて、パウダールームで抱き合い、貪るように舌を吸った。
「健介。。。健介。。。お願いだ。お願いだから、虐めないでくれ。俺はもう健介がいないとダメみたいだ。壊れちまう。俺に何を命令しても構わない。なんでも言う通りにする。だから、だから。。。だから。。。」
 こちらこそ、全く余裕はなかった。先輩を強く抱きしめて、口を吸い、耳たぶを甘咬みし、分厚い胸筋の端でぷっくりと勃起している乳首を強く咬んだ。痛いはずなのに、先輩は興奮しまくりで、「ダメだよ。健介。そんなに咬んだら、漏らしちまう。勝手に出ちまう。2週間も溜めてるんだ。無理だ。また、漏らして、お預けなんてことになったら、今度こそ狂っちまう」、熱に浮かされたように先輩は呟いた。
「俺の方こそ無理さ。先輩。もう放さない。先輩は俺のものだ。いいか?俺のものになってくれ」
 先輩は滂沱の涙を流し、引きちぎるようにジャージを脱いで素っ裸になった。
「健介。いつもみたいに、俺の喉を犯してくれ。俺の喉が壊れちまうくらい犯してくれ。マンコが女みたいに濡れて仕方ない。朝まで突っ込んでくれよ。お願いだ」
 先輩は、バスタオルの束を首の後ろに敷き、パウダールームの床に寝て喉を開く。俺も素っ裸になって、今にも爆発しそうな凶器を先輩の喉に突きたてた。マンコを掘るみたいに腰をガシガシと振った。あぁなんて気持ちいいんだ。
 俺の方こそ、いっちまいそうだ。でも、今夜は、何発でもできる。そんな気がした。先輩の恍惚とした顔を見下ろしていると我慢できなくなって、「一発目付けていいか?」そう言うが早いか、返事も待たずに喉に流し込んだ。何度も何度も大量の精を吐き出したのに、萎える素振りもない。
「ケツ出せ。犯ってやる。犯らせろ」
 精を全て飲み込んだ先輩が四つん這いになって後ろの穴を開く。ローションを塗っっただけで、ゴムを付ける余裕がない。あぁすげぇなんて気持ちいいんだ。
「生だぜ。いいのか?」
 先輩はちゃんと検査を受けているという。俺もそうだ。この数ヶ月、先輩以外の誰とも接触していない。
「俺は大丈夫。健介も大丈夫なんだろ?」
 返事の変わりに舌を思いっきり吸った。俺の濃い精の臭いがする。俺達、一緒にドロドロになろうぜ。先輩。

インストラクター04

胃液を吹き上げ、涙と鼻水でズルズルになりながら、腰の後ろで手を組んで絶対服従の態勢を取った。この人、本当に可愛い。年下の俺に、こんなに無茶苦茶犯されて従順に耐えてる。彼氏はいないのだろうか。だとしたら立候補しようかな。ギンギンだったデカマラが更に膨らみを増して痛いほどだった。
 デカマラを先輩の喉から引きずり出すと粘液でドロドロだ。先輩の頬を両手でガッチリとホールドして、唇を重ね舌を絡めた。ちょっと酸っぱい味がするけど気にならない。
「先輩。。。合体しようか」
 潤んだ瞳が喜びに光る。簡単にシャワーを浴びて、風呂場を出た。無人のトレーニングルームに移動する。フラットベンチに先輩を寝かせ、ダンベルを手渡す。
「フライイングカール」
 俺が呟くと先輩は了解したようだ。ベンチに仰向けに寝て、両脚を高々と上げ、ダンベルを両手で握る。ロッカーから持ってきていたゴムをデカマラに被せ、ローションをたっぷり塗る。掌に取ったローションを指で掬い、先輩の中に入る。眉間に寄った皺がセクシーだ。中はトロリと溶けて、受け入れ態勢は整っているようだった。粘膜の弾力を確かめるようにローションを塗り広げてゆく。1本だった指を2本、3本にして穴を緩めた。片手の指を纏めてフィスト一歩手前まで広げる。これだけ広がれば切れることもないだろう。心地良さそうに目を瞑り、ダンベルを上下させて上腕筋を収縮させ続ける。
「いくよ」
 囁くとそっと先輩の中に入った。あれだけ広げたのに少しきつい。締まる肉を押し広げて奥へと進む。熱い粘膜が亀頭を包み込み、締め上げる。襞を掻き分けて奥を狙う。圧迫感が半端ないはずだ。
 慣れない奴は、突っ込んだ瞬間にトコロテンしてしまう。先輩は大丈夫のようだったが、尻の筋肉が痙攣するように震えていた。半開きになった唇から、吐息が漏れた。
「すげぇ。。。」
 俺が先輩を気に入ったように、先輩も俺のことが気に入ったようだ。たぶん、年下の雄に支配されたいという願望があったのだろう。誰が見ても男らしい雄である先輩は、自分の願望を封じたまま社会人として、振舞ってきたんだ。けれど、深層心理では自分が雌であることを知っていて、雄、それも若い雄に支配されることを渇望していたに違いない。そういう意味で、俺達は相思相愛のガッチリとフィットしたピース同士だったのかもしれない。
 普段の先輩は徹底的に雄で、肉体的にはもちろんだが、人との接し方や考え方も間違いなく雄だった。だが、俺とふたりっきりになると安心したみたいに全てを委ねてくる。俺が何をしようと絶対抵抗しない完全な従順状態だし、俺の雄のシンボルで貫かれて乱れた雌の顔をする。先輩の尊厳のために敢えて言うけれど、なよなよする訳じゃないし、雌のように甘えた声で鳴くなんてことはしない。たぶん、俺達の交尾を見た他人には、雄が雄を犯しているとしか写らないはずだ。
  あまり経験ないのだけれど、俺にはSMの素質のようなものがあるみたい。自然と色々なことが出来てしまう。何度か深夜の合体を果たして、俺達の間には深い絆と信頼感が生まれ始めていた。試してみたいことがあまりに多くて困ってしまうほどなんだけど、その日はSMらしいプレイがしたかった。
 真っ赤な綿のロープを取り出した俺を見て、先輩は目を輝かせた。プレイのとき、先輩はあえぎ声と命令に対する返答以外に何もしゃべらない。だが、期待と興奮を隠せないで、喜悦が波動として伝わってきていた。こんな趣味もあった訳ね。
 縛るのは始めてなのだけれど、事前に自分の身体を練習台にして納得のいく段階まではものにしている。壁一面が鏡のスタジオに素っ裸の先輩を座らせる。手際よく亀甲縛りを打つ。
 先輩の呼吸を把握して、息を吐き出した瞬間にロープの結び目を締める。肺の中の空気を吐き出したとき、吸ったときよりも肉体は縮むのだ。だから、息を吐いた瞬間に結び目を極めてゆくと、ロープが筋肉に食い込む形となり緊縛感が倍増する。上半身を亀甲に縛り上げたところで、胡坐をかかせ、足首を縛る。膝裏にロープを回して、上半身を引き寄せる。先輩は苦しい態勢を強いられるわけだけれど、興奮が半端ないのは先走りの量を見ても明らかだった。
 壁の鏡に、移動式の姿見鏡を複数合わせて、全身が見えるように配置してやった。縛った俺が興奮してしまうほど、完璧なエロさだ。感激の余り、肉体的な刺激なしに先輩は少量の精を漏らした。
「あぁ?何漏らしてんだ。おまえ。俺のデカマラより、こっちの方がいいのか?」
「すみません。勘弁してください。。。興奮し過ぎてしまって」
「ふん。なら、このまま朝まで放置してやるよ。朝、職員や会員が来たときに変態な姿をみてもらえよ」
 俺は先輩を放置してスタジオを後にした。

インストラクター03

店舗の閉館は23時で、全員で清掃を行うのだが、電車通勤している人には余裕がない。だから、トレーニングルームやエアロビクス教室などの清掃はできるが、シャワーやサウナを清掃するのは難しい。翌日の朝に、新人が水回りの清掃を行うのがルールだった。だが、俺は就職と同時に店舗近くの部屋を借りていたから、帰りの時間を心配する必要がない。清掃はその日のうちに終わらせた方が、翌日の勤務はスムースに運ぶ。俺がひとり残って清掃を受け持つことを申し出た。
 しかし、店長は少し考える風で、新人ひとりを残して帰る訳にはいかないと返答した。俺が強く主張すると、「では私が一緒に残りましょう」と先輩が言い出した。俺の主張にも先輩の助け舟にも当然下心がある。言わずもがなである。
  俺が下着一枚で風呂場のタイルを磨いている間、先輩は同じ格好でサウナルームを清掃した。残っているのに見てるだけというのも心苦しかったのだろう。だが、下着の前が突っ張っているのを見るかぎり、昼間に言ったことを真に受けているに間違いない。
 一通りの清掃が終わったところで、シャワーを浴びて汗を流した。先輩は後ろも綺麗にしないといけないから時間が掛かる。先に終わった俺は、空っぽの湯船の縁に腰掛けて、恥ずかしそうにシャワー浣腸しているのを見学する。湯を後ろに突っ込んではトイレに駆け込み、汚れたものを処理している。綺麗な筋肉を纏った完璧なスタイルの先輩が、新人の前で処理するのは屈辱だろう。だが、その羞恥心は、後の快楽の前では無力で、デカマラで貫かれたい一心なのが逆に健気に思えた。
 先輩が俺の前に跪いて、俺をウルウルとした瞳で見上げた。俺は黙って組んだ足の先を先輩に向ける。察した先輩は、踵を両手で捧げ持ち、親指から順番に口に含んで舌を絡めた。股間は完全に臨戦態勢で、透明な粘液が糸を引いて落ちている。
 紅潮した頬が喜びに震えているのを見て、「こいつ、マジでドMだ」と改めて思った。
壁に取り付けられた鏡に先輩の後姿が映っている。ケツの穴が期待に満ちてヒクヒクと収縮を繰り返していた。
「先輩。俺のデカマラ欲しい?」
 足の指を口に咥えたまま先輩は肯く。
「欲しい。突っ込んで欲しい。これが欲しい」
 そう瞳で訴えかけてくる。
「いいよ。しゃぶらせてやるよ」
 そう言うが早いか、股座に顔を突っ込んで咥え込んだ。俺のデカマラを必死で奥まで飲み込もうとするが、無理があるようだ。だが、根元まで飲み込もうと喉を開き、えづきながら頑張っている。先輩の後頭部に手を添えて、引き寄せると同時に腰を突き出した。デカマラが根元まで入る。胃液が口の端から噴き出す。あまりの苦しさに両手を突っ張らせて抵抗する。
「マンコに突っ込まれたいんだろ?いらねぇのか?」
 苦悶しながら、先輩の抵抗が弱まる。
「欲しいんだろ?これが。好きなんだろ?この変態」
 俺は有無を言わせず先輩の喉を犯した。

インストラクター02

柔和な笑顔を貼り付けて、さほど興味がない風を装っているが、先輩の瞳に物欲しそうな欲情が滲んだのを見逃さない。それは直感だ。同類だなこの人。意識して半勃ちにしてやると、欲情の炎が溢れ出すのを抑えきれていない。先輩面して余裕の雄ぶってるけど、こいつ雌だな。俺の琴線にビンビン囁いてくる。
「先輩。パンプした筋肉に触ってもいいですか?」
「あぁいいぞ」
 余裕を扱いてられるのも今のうちだ。ウェアの上を脱いだ先輩は、腕を折って二頭筋を収縮させる。同時に腹筋が明確なスジを浮かべ、胸筋がぐっと盛り上がった。
「わぁすげぇ。超綺麗です」
 ただの筋肉フェチを装って胸筋を掴む。その時、触れるか触れないかの感じで、プクリと膨らんだ乳首を小指の腹で撫でた。面白いほどの反応が返ってきた。それは反射的なものなのだろう。びくっと痙攣するように反応した後、瞬時に短パンの前がテントを張ったのだ。
 全く気づかない振りで、胸筋と腹筋を撫で回しつつ、乳首への刺激も忘れない。筋肉を撫でた勢いで、触れてしまった感じだ。先輩は明らかに発情していた。股間と乳首が完全勃起状態で、顔も上気して呼吸が速くなっている。無茶苦茶敏感じゃん。この人。たぶん、マンコも潤々きてるはずだ。もう誰の目にも隠せないほど、雌の反応を示している。瞳は俺の半勃ちの股間をガン見だし、若干潤み始めてさえいる。完全勃起させてやると驚いた顔をしつつも嬉しそうだ。
「先輩。しゃぶっていいすよ」
 耳元で囁いてやった。初めてあった後輩に、それも職場で「しゃぶれ」と命令されて躊躇している。だが、我慢できるはずもない。雌の本性を抑えきれず、表情に媚を含むのも時間の問題だった。
「でけぇ。。。」
 普通はびっくりされる。普通の状態でもかなり太々しいのだが、膨張率がまた大きいのだ。以前、測ってみると20cm越えだった。いわゆる馬並み、黒人並み。だから、初心者には全然無理で、ガバガバのヤリマンじゃないと痛がって腰も振れない始末なのだ。この喜びようだから、こいつはガバガバのヤリマン決定。
「しゃぶれよ。先輩」
 命令口調に換えてやると先輩は素直に膝を折った。
 誰が見ても雄に違いない肉体とルックスを持った奴が俺は好きだ。俺にとって、雄を抱くことは女の代用なんかじゃなくて、雄が好きで、雄を犯すように辱めることに興奮を覚える。それも年上。普段は立派な雄として社会生活を送っているのに、一皮向けば雌に豹変する奴が好物だった。
 雌といっても科を作って、女みたいにアンアン鳴かれたのでは興ざめで、あくまでも雄として自分を奮い立たせているのだけれど、どうしてもマンコが臭ってしまうような野郎がいい。そういう意味で、先輩はばっちりド真ん中であった。
 新人の前で先輩面してみせながら、勃起したデカマラを目の前にぶら下げられると羞恥心も、先輩としての誇りも自ら踏みにじり、涎を隠そうともせず後輩の股座に跪いてしまう淫乱な奴は最高だ。
 勃起した股間のテントを足で踏んでやった。なんて顔しやがる。恍惚と言っていい。やはりドMか。筋肉フェチで、自らの肉体を必要以上に鍛え上げる男は、ナルで、Mな奴が多い。ゲイなら雄より圧倒的に雌だ。学校を卒業したばかりの若い肉体は美味いだろう?いつも見てるばっかりで、決して手をだすことが儘為らないから欲求不満を抱えているんだろ?天職でありながら、地獄でもあるだろ?
 だよな。おまえは人前では雄ぶっていても変態で淫乱なマンコ野郎だものな?涎が垂れ流しだぜ。美味そうにしゃぶりやがって。必死に奥まで咥え込もうとする姿が可愛いよ。俺は無理矢理自分のマラを引き抜いた。お預けを食らったような情けない飼い犬の顔。
「今夜、たっぷり可愛がってやるよ。今はお預けだ」
「はい。。。」
 ドMな先輩は、タメ口にも素直に敬語で答える。下克上成立である。

インストラクター01

トレーナーやインストラクターなどを育てる専門学校を出て、某有名スポーツジムに就職することができた。職場は、勿論、がっつり体育会系で、先輩・後輩の関係が厳しい。年下であっても先輩は先輩だし、男女も関係ない。
 入社後、1ヶ月に渡る研修があって、解剖学や運動力学、生理学などの基礎を学ぶとともに、顧客への対応をみっちり仕込まれる。これらは座学だけでなく、体力測定をはじめとして、肉体を使った実習へと進む。そして、一通りの研修を終えた後、各店舗に配属されて先輩インストラクターのアシスタントとしてOJTする。
 中には、どうしてこいつがインストラクター?なんて不思議になる身体の先輩もいるけれど、概ね鍛え上げられたすばらしい肉体をしている。俺が配属された店舗の5年先輩の玉置さんは、とてもバランスの取れた筋肉だし、7年先輩の益田さんは、ボディビルダー並みの分厚い筋肉を纏っている。比較的経験の浅い3年までの先輩は、まだ貧弱というか、脂肪が多いというか全然な感じなのだ。
 俺は自他共に認める運動馬鹿だから、玉置さんや益田さんには敵わないけど、その他の先輩には余裕で勝っている。
「へぇ。いい身体してんじゃん。おまえ」
 店舗に初めて出社して、一通りの挨拶を終えた後、アシスタントに付くことになった玉置さんがそう褒めてくれた。
「マシーンだけじゃないだろ」
「はい。学生の頃、アメフトしてましたから」
「あぁ道理で筋肉がでかいわけだ。なかなかバランスもいいな」
「ありがとうございます。玉置先輩には全然及びませんけど。先輩、すげぇ綺麗な身体してますよね」
「ん?そうか?やっぱバランスが大切だよな。俺の美的センスが許さないんだよな。筋肉だけ付けましたっての。どれ」
 先輩は、ウェアを脱ぐように命じて、俺の周りをぐるぐる回りながら筋肉の付き方をチェックする。
「もう少し脚を広げて。肩幅くらいだな」
「はい」
「ポージングしてみろ」
「はい」
「ふーん。中々だな。にしてもお前、チンポでかいな」
「そうですか?」
 体育会ではそんな会話なんて普通だから別に気に留めるでもない。どうしてチンポがでかいって分かるかって?だって、スッパだもん。俺。

2019年7月30日火曜日

一人旅08

部屋に戻って、窓辺で涼みながらビールを飲む。沢を渡る風が心地よく、温泉で温められた身体を内外から冷やしてゆく。中瓶が半分ほどになったころ、控え目なノックがあった。
「やぁ。遠慮なく入って」
 湯上がりの彼を迎え入れ、新しいグラスにビールを注いでやると、美味そうに一気に流し込んだ。風呂上がりの冷えたビールは格別である。だが、彼にはゆっくりビールを飲んでいる余裕がないようで、発情したとりとした目で訴えかけてくる。
 窓辺のチェアにゆったりと両足を大きく広げて腰を下ろすと、彼はその場で全裸になって、はだけた浴衣の股間に跪き、頭を突っ込んできた。もちろん、浴衣の下に下着は身につけていないから、俺自身をすぐに咥えることができる。彼の口の中で容積を増し、硬さを増し、屹立してゆく。
 こんな田舎の鄙びた旅館で板前をしていれば、心ゆくまで逢瀬を楽しむ機会などないに違いない。彼の興奮が、そのしゃぶり方から如実に伝わってきて、愛おしくさえ感じた。
「存分に味わうといい。君さえ大丈夫なら何時間でもしゃぶっていて良いし、後ろが疼きだしたら素直にそう言え。満足するまで感じさせてやる」
 股間に頭を突っ込み、必死に俺自身を慰めながら彼は何度も頷く。慌てなくていい。所詮は、あてのない一人旅だ。もし、君が望むなら、もう一泊したって良いのだから。
 彼を促して、場所を布団に移した。浴衣を抜いで全裸になって、布団に仰臥する。脚の間にちんまりと蹲って、俺自身を呑み込んで、本当に美味そうにしゃぶる。
「しゃぶりながらでいいから、こちらに尻を向けろ」
 彼は申し訳無さそうに、身体を入れ替えて俺を跨ぎ越して尻をこちらに向けた。プリケツを割って奥を晒すと、黒ずんでいない小さな蕾が息づいている。舌先で優しく舐めてやると、感じるのか鼻声で鳴きが入る。尻タブを両手で開いて粘膜を露出させ、舌先で刺激する。下半身に細かい痙攣が走り、先走りが溢れ出た。下半身に唇が付くまで俺を飲み込み、吐き出しては舌を絡める。彼の動きが、この上ない興奮を物語っていた。
「ほら。おまえのマンコが捲れ上がってきたぜ。真っ赤な粘膜が充血してとろりと溶けてきたか?自分で広げて見せろ」
 逆に彼を布団に寝かせ、尻の下に枕を当て、M字開脚させる。
「もっとケツを上げろ。開いてマンコを晒せ。俺が我慢できなくて突っ込みたくなるように誘ってみろ」
 煌々と電気は灯ったままだからあまりの恥ずかしさで泣きそうな表情をするも、両手の指で尻タブを全開して、粘膜を晒す。先走りは止めどなく溢れ、細い糸を引いて落ちていく。指の腹で粘膜を撫でてやると電気が全身に走ったごとく、痙攣した。これ以上、お預けを食らわせるのも可哀想になってきた。
「お願いしろ」
「ください。兄貴のデカマラを俺のマンコに突っ込んでください」
 先端をあてがい、ゆっくりと腰を沈めてゆく。この肉を裂き、粘膜を割って、侵入する快感が堪らない。

先輩調教04

声が出てきたね。開口器付けてるから、母音のみだけど。でも中々良い顔してるよ。淫乱な雌犬の目だ。ゲイじゃないのに意味が分からないでしょ?どうして、こんなにケツが気持ち良いか。じっくり味わうといい。この快感が肉体に染み付くまで。
 もう二度と後戻りはできないんだ。この味を覚えてしまうとね。明日になったら、あれは事故だ。間違いだと自分を責める。でも1週間、2週間が経ってごらん。ケツが変なんだ。じくじくと疼くのさ。あの快感をもう一度。。。その思いをどんなに否定しても肉体は正直さ。いずれ、我慢できなくなる。
 そして、俺に恥を偲んでお願いする。もう一度、犯ってくれないか?って。嫌?そんな訳ない?賭けてもいい。あんたは、絶対、俺にお願いする。前みたいに縛って、レイプしてくれって。あの硬くて太いチンポを突っ込んでくれって。だって、ここはもうマンコだもん。ほら。感じるだろ?じゅくじゅく濡れてる。粘膜が充血してる。チンポで突き上げられて喜んでる。
 目がイッてるよ。涎と先走りが垂れ流し。チンポの根元をきつく縛っておこうね。イキたくてもイケない状態に。出せないようにしておいて、延々とスポットを突き上げるんだ。これ続けてるとさ、潮噴き出すんだぜ。びしょびしょに。男の肉体のまんまで女になるんだ。気持ち良過ぎて頭の中が真っ白になってくるだろ?ゾクゾクと脊髄を何かが這い登ってくるだろ?それが脳に到達したら、あんたイクぜ。イッちまうぜ。女みたいにさ。
 小刻みに痙攣して、白目剥いて、頭の中が痺れるような快感で一杯になるんだ。マンコが良い感じにこなれてきた。そうさ。これはマンコ。おまえのマンコ。これからは突っ込むための穴。いいか?気持ち良いか?分かったか?おまえは、これから俺のチンポを突っ込むための肉便器だ。嫌だって?じゃ抜いてやる。
 そんな顔しても無理。開口器外してやるから言ってみな。どうして欲しい?ケツ振っても分からない。そんな「ねぇお願い」みたいに媚びても分からない。
「頼む。。。チンポ突っ込んでくれ。堪んねぇよ。なんでもする。おまえの肉便器でいいから。だから、早く突っ込んで、穴を埋めてくれ。。。頼むよ」
 堕ちたな。簡単過ぎて面白くないくらい。お前は雌犬か?これはマンコか?俺の肉便器になるか?よし突っ込んでやる。まぁしばらくは突っ込んでやるよ。飽きるまでな。俺に捨てられたら、どうする?一年生にこっそり教えておいてやるからさ、順番に突っ込んでもらえよ。みんな喜んで突っ込んでくれるかもな。ちゃんと勃起するようにしゃぶるんだ。いいな?そうやって、本当の肉便器になっちまえ。
ばーか。

先輩調教03

口を閉じることができないから、涎が垂れっぱなしです。かなり危ない画です。でも、もっと色々なもの出させてあげる。ほら。これなんだか分かるよね。先輩にもぶら下がってるもの。でかいでしょ?たぶん、あんたのよりデカいし、太い。
 しゃぶれ。嫌?でも無理。開けっ放しだから。拒否できないんだな。いいねぇ。苦しそうで。えずきまくり。あんたは、女好きだろうから、チンポなんてしゃぶったことないよね?たぶん。でも、これからしばらくの間、俺があんたを捨てるまでの間は、嫌でもしゃぶらないといけないんだ。罰だからね。まぁ遠くない将来、自分から咥え込むようになると思うけど。胃液吐け。涙零せ。鼻水垂らせ。
 実はさ。俺知ってるんだ。あんた。ルックスが良いものだから、女一杯寄ってくるでしょ?で、ほとんど強姦みたいに突っ込んでるよね。2~3発犯ったら飽きて、捨てるでしょ?ほんと。最低な男だよね。あんた。
 女達と後輩達の恨みの報いだと思いな。天罰みたいなもんさ。あぁ気持ちいい。犯されて女みたいに泣きじゃくると案外可愛いじゃん。ほら。もっと泣け。当然のように虐げてきた人間の痛みを知るといい。ちなみに、俺さ。完全にコントロールできるんだ。出そうと思えば、3分で出せる。でも勃ちっぱなしで犯り続けようと思ったら何時間でも平気。覚悟することさ。明日は、多分、声でないから。腫れ上がって、掠れちゃって。クチマンコ気持ちいい。
 もっと泣け。本気で泣け。涎垂らして、鼻水垂らして泣け。そんな力入れちゃだめだなぁ。俺は気持ちいいけどさ。尻尾が抜けちゃったじゃないか。後で、尻尾の換わりに俺のチンポ突っ込んでやるから。勘弁してくださいって泣き喚いても犯りまくってやるから。もっと、下さいって堕ちるまでな。
てへ。

 あぁ気持ちいい。泣いて嫌がる男を犯すのって最高。俺は変態でサゾだけど、鬼畜じゃないから、悪い奴だけしかこんなことしないけどね。でも汚いなぁ。消化物はなくて胃液だけだからマシだね。普段は、偉そうで澄ました先輩が、涙垂らしてクチマンコ犯されてるのって、すげぇそそる。すげぇ良い画だよ。ちゃんと記念撮影しておこうね。
 スマホで撮っとくと、うちのパソコンに自動転送されるから安心だし。もう吐くものないのに空えづきって、とても辛いでしょ?だよね。喉を開くことを覚えると楽になるよ。そう力を抜く。俺のを受け入れるのさ。突っ込まれることを受け入れるんだ。そう。少し楽になった?良い感じ。飲み込みが早いね。
 やっぱさ犬と一緒でアメとムチが大切さ。そう。意識して喉を開く。受け入れる。解放することで突っ込まれることが、さっきより辛くなくなる。うん。それは、つまり俺を受け入れること。雌への第一歩。
 淫剤と勃起薬が奥深くに入りつつあるから、段々、変な気分になってくる。だろ?自分の肉体の変化が分かるかい?ケツの奥の方が熱くない?ジクジクと疼かない?何かでかき回して欲しい感じ。雌への第二歩。よし。じゃぁご褒美をあげよう。
 唾液でドロドロだね。俺のチンポ。このまま突っ込んでもいいけど、ご褒美だから、今度は気持ちよくしてあげる。掌にたっぷりローションを取って、割れ目に塗り広げる。指をそっと挿入して、内側にも塗り広げる。ゆっくり急がず丁寧に塗り広げる。浸透させるように。
 俺の指を感じるかい?疼く粘膜に優しい刺激。なんか変な気分でしょ。排泄器官が生殖器に変化する瞬間さ。ほーら、力を抜いて。もう逃げられない。受け入れるしかないんだ。雄だったあんたは、これから雌になる。突っ込まれ、受け入れ、犯される側だ。そう受け入れるしかない。その代わり、とっても素敵な肉欲を得ることができる。そう力を抜いて。入るよ。ゆっくり。俺を感じて。肉を押し広げて入ってくる。硬くそそり勃った雄の生殖器が入ってくる。
 変な感じ。こんな感覚は初めてだ。嫌な筈なのに。突っ込まれて感じてる。気持ち良い。最初は薬の所為だ。でも受け入れてごらん。それが快感になる。雄に犯されて快感になる。なかなか素質あるよ。先輩。上手い。諦めも早い。変だろ?こんなとこが感じるなんて。でも自然なことさ。雄がもっとも感じる部分の前立腺が、この薄い肉の裏側にあるんだから。直接刺激されれば、亀頭を擦り上げるより気持ち良いのさ。
 正直だね。チンポがさらに硬さを増してる。もしかすると、いきなりトコロテンを覚えるかもしれないね。良い顔するじゃん。じっくり仕込んでやるからな。
てへ。

先輩調教02

さて、どうやって調教するかな。実は、俺ってドSなんだな。これが。それも年上の普段偉そうにしてる奴を淫乱マンコに仕立てるのが好み。実際、何人か経験あるんだよね。淫乱マンコに落ちた奴には興味ないから、すぐに捨てるけど。
 グッズを詰め込んだバッグから、犬の首輪やディルド、ローション、カテーテル、クスコ、デジカメ、ビデオなんかを取り出して、これ見よがしに並べてゆく。素っ裸で緊縛されても鼾を掻いて暢気に寝てる先輩が、目を覚ましてどんな顔をするのか楽しみだ。調教されて、どんな風に啼くのか楽しみだ。
 ふんふんふふん。
 つい鼻歌が出てしまう。ちょっと、眠剤きつ過ぎたかな?なんて心配したところで、先輩が身動きした。もう少しで目を覚ましそうだ。淫剤も仕込んであるけど、緩すぎるだろうから、そろそろマンコにカプセル突っ込んどくか。
 ローションを塗って、突き出したマンコに指を入れる。さすがに、処女のマンコは固い。粘膜を傷つけないように注意しながら奥を探る。うん。確かに処女だ。綺麗なマンコの粘膜してる。カプセルにローションを塗して突っ込んだ。30分もすれば勝手に淫乱になることだろう。プライドと欲望を計りにかけて、ゆらゆらと揺らめくのを眺めるのが好きだ。
「うっうぅん。。。むにゃ」
 もう直ぐだな。10分程するともぞもぞとし始めた。頭の上に???が飛んでいるようだ。
「わっ!なんだこりゃ。てめぇ何しやがる」
「おはようございます。先輩」
 にかっ。
「てめぇ殺すぞ!」
「どうぞ。その格好で出来るなら。でも、これから楽しんだ後にしてくださいね。まぁその頃は、そんなこと思わないかもしれないけど」
「何寝言いいやがる。開放しろ。ボケ!」
「嫌です。先輩って、凄く性格悪いから、ちょっと矯正してあげますね」
「殺す。絶対殺す。てめぇをボコボコにしてから、絶対殺す」
「無理でーす。これから、先輩がボコボコにされますから。てか、マンコ野郎に落としちゃうから」
てへ。

「あぁもう。ぎゃぁぎゃぁ五月蝿いなぁ。あんたは女かっての」
 面倒だから強制的に黙らせることにした。じゃじゃじゃ~ん。強制開口器ぃ~。ほれ。がぽっと。無理無理。抵抗しようとしても全然無理。だって、今のあんたは筋肉達磨状態なんだから。手も足も出ません。
 やっと静かになりました。ふごふご、豚のように鳴いてなさい。んむぅ。なんかそそる。後ろ手、開脚四つん這い縛りの上に、強制開口器姿って。尻尾も生やしてやろう。たっぷりローションを塗って、広げもせず、いきなりずぼっと。
「んぐぅがぅがぅがががが」
 そりゃ痛いわな。処女でなくても、いきなり突っ込まれれば痛いに違いない。これは罰なのだから、優しくしてやる気はさらさらない。尻尾の換わりにバイブ生やしとけ。で、ここで記念撮影っと。
 ダメダメ。顔背けても全然無理です。ばっちり写ってます。あなた。緊縛されて、マンコにバイブ、クチマンに強制開口器、その上ギンギンちんぽ。ばっちりですよ。先輩。淫剤と一緒にバイアグラ仕込んだの正解です。こんな変態な格好なのに、ちんぽギンギンに勃ってるってことは、喜んでることになりますから。はい。
 記念撮影は、こんなとこでいいよね。じゃ、そろそろ本番といきますか。覚悟しろよ。性悪。
てへ。

先輩調教01

竜崎博巳は、クラブの先輩だ。大学の剣道部の3回生で、副キャプテンである。身長180cm、体重90kgのガッチリ体型、てか、びっくりするくらい筋肉質なガタイをしている。短髪で脚は長くて、その上、ルックスもそこそこ。正に日本男児って感じなんだけど、笑顔が爽やかな先輩は、女子にもモテモテ。
 けど、実は、とっても嫌な奴なんだ。これが。幹部なのをいいことに、新入生を虐めまくっている。たとえば、掃除が為ってないと言って、合同練習後の疲れ切った後輩に、拭き掃除を命令する。渋々、雑巾を取りに行こうとすると、なんと今日着てきたTシャツを雑巾代わりにさせたりする。
 ちゃんと掃除してなかった罰なんだって。それもフルチンで拭き掃除。ありえねぇ。たとえば、筋力トレーニングだと言って、空気椅子をさせる。壁に背中をくっつけて、90度に脚を曲げて座る格好で耐えるやつね。
「よーし。止めって言うまでやっとけ。一人でも崩れたら連帯責任なぁ。スタート!」
 で、副キャプテンは「やっとけよ。ちょっと外すからな」そう言って道場を後にする。全員必死に頑張る訳だが、何故だか帰って来ない。15分経っても、30分経っても。さすがに、無理!ぶるぶる震えながら、冷や汗流しながら耐える1回生。でも、とんでもないことに、副キャプテン。実は帰宅しているんだわ。最悪。
 一事が万事こんな感じ。外面、特に女子の前ではいい奴ぶってんのに、実はチョー性格悪いんだよね。だから、俺がお仕置きをしてやることにした。
てへ。

 決行は金曜日。風が冷たくなってきた季節でも練習後に防具を外すと全身から湯気が立つ。面や篭手のフェルト生地が、大量の汗を吸ってぐっしょりとしている。早く着替えないと汗が冷えて、風を引きそうだ。
 だが、シャワー室を使うのは先輩から順番だから、新入生は片づけをして待つしかない。今日は楽しみがあるから、待つのも全然、嫌じゃないけど。合同練習の前に、副キャプテンに相談があると告げていた。普通に相談なんて言っても聞いてもらえないから、先輩に好意を寄せる同級生がいると仄めかした。かなりイケてる女子が先輩に繋いで欲しいと言っていると。
 時間がないので、練習の後に詳しい話をしますね?なんて。シャワーの前に先輩から声をかけてきたくらいだから、興味津々に違いない。
 それとなく、時間を潰し、他の部員が道場を去るのを待つ。
「お疲れ様です。喉渇いたでしょう?どうぞ」
 そう言いながら、強めの眠剤と淫剤入りの特別ドリンクを手渡す。そうとも知らない先輩は、喉をごくごく鳴らして一気飲み。
「で、どんな女なんだ?俺に会いたいって子は?」
「ちょっと待ってください。この子なんですけど。。。」
 スマホの中の適当な画像を見せる。
「おっ。すげぇ可愛いじゃん。是非、紹介しろ。この間、彼女と喧嘩したとこだから丁度いい」
 何が丁度いいのかしらないが、まぁ適当に話を合わせながら薬が聞くのを待つ。汗を掻いた後で、空腹の時に呑んだ眠剤は効きが早いはずだ。案の定、しきりにあくびをしている。
「変だな。なんか疲れたかな」
 ベンチに座り、壁にもたれると、あっという間に鼾を掻き始める。ひゃひゃひゃ。ばーか。ツンツンと頬っぺたを突いてみるが目を覚ます感じはなかった。だもんで、道場の鍵を閉め、着たばかりの服を全部脱がす。用意しておいたロープで縛り上げ、完全に自由を奪う。後は、目を覚ますのを待つだけだ。日頃の行いの悪さを、今こそ反省するがいい。俺はたっぷり楽しませてもらうことにするから。
てへ。

2019年7月26日金曜日

後輩の冬馬07

1週間ほど経ったある日、冬馬からメールが届いた。また、時間と場所を指定するものだった。知らない男達に、輪姦されるんだと考えると溜息ができる。離れた場所から冬馬は、俺のそんな様子を眺めて楽しんでいる。
 知らない男達に輪姦される苦しみよりも、その後に冬馬に愛される喜びのために、俺は命令に従う。こんなことを繰り返していたら、身体はともかく、心がすり減ってしまうような気がして恐い。でも、捨てられるという恐怖から、俺は逆らえないまま、知らない男達に突っ込まれる。いっそのこと、輪姦されることに喜びを感じる淫乱になってしまえば、気も休まるのに。けれど、そんなことは無理だ。知らない男達に物みたいに輪姦されて、突っ込まれて、蔑まれて喜びを感じる奴がいるだろうか?はぁ溜息は深い。
 指定された場所は、アメフト部の部室だった。部屋は灯りもなく暗かったが、ノックをすると、「入れ」と返事があった。どこの部室も汚いものだが、アメフト部の部室はひどいものだった。物があふれ、足の踏み場もない状態で、さらに汗をかいたままのユニフォームなどを放置しているのか、饐えた臭いが充満していた。黴さえ生えていそうな悪臭だった。
 部屋には、俺の体格を遙かに超えた巨体が3人。見知った顔だ。アメフト部の幹部だった。
「おまえか。。。」
 顔見知りの幹部は絶句した。
「ちはっす」
 とりあえず、俺は挨拶した。
「おまえ2回だろう?どうして、一年坊主にこんなことさせられてんだ」
 俺は無言を返すしかない。
「まぁいい。することはしてくれるんだろ?」
 幹部はそれぞれ既に膨らみぎみのジャージを下ろす。俺は跪き、一番近いペニスをくわえた。
「おぉぅ」
 幹部の口から甘美な吐息が漏れる。
「うめぇなおまえ」
 半勃起状態だったペニスは、見る間に完全な形へと育ち、臍まで届かんばかりの勢いを示す。俺は冬馬に教えられたように、舌を使い、喉の粘膜で奉仕した。冬馬とは違う雄の濃い体臭がする。冬馬のそれは、まるで香水のように芳しく感じるのに、こちらはただの悪臭に過ぎない。なるべく、鼻で呼吸しないようにペニスをしゃぶる。
 そのうち、幹部は俺の頭を大きな掌で鷲掴みにして、ガシガシと腰を振った。喉の奥まで達して、胃がでんぐり返り、鼻水と涙が溢れる。それでも、容赦なく犯された。
「おぉうすげぇ。気持ちいいぜ。イッちまう。イクイク」
 大量のザーメンが喉に直接流し込まれた。何とも言えない、生臭い塊が喉を落ちてゆく。気持ち悪くて戻しそうだった。涙と鼻水で汚れた俺を捕まえ、次のペニスが入ってくる。強引に腰を振られた。
 3人の性処理を終え、俺は部屋を後にした。ザーメンの悪臭で気分が悪い。鼻水も涙も止まらなかった。ふらふらと廊下を帰っていくと、冬馬が立っていた。無言で突っ立っている。
 俺はジャージの裾で、涙と鼻水を拭いた。冬馬の前に跪き、ジャージを下ろして勃起したペニスをしゃぶった。先程までは、ピクリともしなかった下腹部が、現金にも堅さを増してゆく。こうやって、俺は冬馬に調教され、痛みの後でなければ感じなくなってしまうのではないかと恐くなる。
 あいつらの臭いを消してくれ。冬馬のザーメンで汚い俺を清めてくれ。祈るような思いだった。
 イッた後、冬馬はこの上なく優しい表情で俺を見つめている。微笑みが下りてきて、俺の唇に冬馬の唇を重ねた。
「偉かったね。先輩。好きだよ」
 俺はその言葉だけで、救われた。あぁやっぱり、これが冬馬の愛なんだ。。。涙が溢れる。俺は子どものようにしゃくり上げて泣いた。

後輩の冬馬06

「チンポ好きなんだろ。この変態」
「もっとアンアン啼いてみろっての」
「おぉマンコ締まる。すげぇ。千切れる」
 勝手なことをほざいてろ。男の穴を使って性処理する方も同じ変態だろうがよ。俺は心の中で毒づく。
「おぉ気持ちいいぜ。やっぱオナニーよりいいわな」
「そりゃな。女の方がいいけど、ヤラしてくんないからなぁ。なかなか」
「そうそう。ヤリたい時に股開く肉便器は便利でいいや」
 肉便器。。。俺がか。ふざけるな!怒りで身体が震える。立ち上がって、殴り倒して、帰りたい。でも、駄目だ。そんなことしたら。。。俺の身体は怒りで震えている。心も悲しみで震えていた。どうして、こんなこと。酷いじゃないか。冬馬。そこまで俺を虐めなくても。確かに、俺はMだと思う。でも、こんなことされて喜んだりしない。他部の先輩なんだろう。こいつらを殴りつけやりたい。せめて、ペニスに歯でも立ててやりたい。どこで、こんな奴らを見つけてくるんだ。
 俺の気持ちなんか斟酌しない雄達は、俺の上下の穴にペニスを出し入れして、勝手なことをほざく。
「あぁ気持ちいい。ヤリたくなったら、また、使わせろよな。おまえ、いい穴してるよ」
「フェラも気持ちいい。なかなかのもんだ。あぁマンコしてぇ」
 3人の男達がそれぞれ1~2発ずつ出して満足したのか、「また、ヤラせろ」といいながら、帰っていった。俺は身も心もボロボロになって倉庫に伏せていた。すぐに立ち上がる気がしない。そんなとき、倉庫の戸口に誰かが立った。もうひとり居たのかと思ってドキリとする。
「あ~あ。ボロボロじゃん。先輩。気持ち良かった?」
「冬馬・・・酷いじゃないか。こんなこと」
「虐めるって言ったでしょ?先輩のその目。絶望に歪んだその顔。最高だよ」
「おまえ・・・」
「ほら、しゃぶりな。ご褒美をあげるよ」
 俺は無言で冬馬をにらむ。
「ふーん。反抗するんだ。いいけど、俺は別に」
 冬馬が出していたチンポを終おうとする。俺は慌てて、しゃぶりついた。怒らせたら、捨てられる。ズタズタになったプライドを押し込めて、しゃぶった。でも、冬馬のものだと美味いと感じるから、不思議だった。
「ほんと。可愛いよね。先輩。ご褒美だから、ケツも可愛がってあげる」
 ドロドロになったケツを気にもせず冬馬は入ってくる。
「とろとろになってんじゃん。まだ、ほとんど処女だってのに、淫乱マンコになっちゃってまぁ」
 ておまえがしたんだろうが!突っ込みたいところを我慢する。
「昨日より気持ちいいよ。先輩のマンコ。やっぱこなれないとね」
 冬馬は勝手なことをいいながら腰を振る。俺の下腹部も勝手なもので、相手が冬馬だとギンギンに育っている。あぁ気持ちいい。分かったよ。何でも言うとおりにするよ。だから、また、突っ込んでくれよ。俺はどんどん冬馬に嵌ってゆく。

後輩の冬馬05

「どう?初めて抱かれた感想は」
「長かった。。。踏み出せなくて。やっぱ俺Mネコなのかな」
「どうして?」
「昨日は冬馬にレイプされて辛かった。久しぶりに本気で泣いた。でも、冬馬にまた突っ込まれたいって、マジで思ったんだ」
「だろうと思った」
「え?」
「先輩はドMだって。俺の直感がね」
「そうなんかなぁ。分かるんだ。。。」
 冬馬はゆったりと腰を動かし、俺のマンコを楽しみながら話す。
「先輩の目を見たときピンときたもん」
「そか。。。」
「虐めたくなるんだよね。先輩。被虐感がたまんねぇって感じ?もっと虐めてやるから」
「え?マジ。。。」
 俺は今みたいな方がいいんだけどな。
「面白くねぇじゃん。俺さぁ。昨日、先輩を強姦したじゃん?」
「うん」
「マジでギンギンだった。もっとマジ泣きさせたくて、ほんとは、昨日も最後まで犯してもよかったんだけどさ」
「あぁ」
「すぐイキそうなくらい興奮しちまった。俺も修行が足りないって感じ?」
「どんな修行だよ。それ」
「あの目。。。最高。。。もう最高」
「おいおい」
「ダメ。決めた。明日さ、場所と時間を指定するから、準備して来るんだぞ」
「何?急に」
「先輩を虐める方法を思いついた。もっと興奮するの。今日は優しく犯ってやるからさ。いいな」
「・・・・・」
「返事は?嫌なら、もう二度と先輩を抱かない」
「待てよ。行けばいいんだろ。。。だから」
「だから?」
「・・・・・」
「言わないと抜くぞ」
「命令された通りにするから、だから、また抱いてくれよ。頼むよ。俺。冬馬に抱かれたくて抱かれたくて堪んないんだ」
「だと思った。じゃ明日メールするから。絶対、約束ね。じゃなきゃ、二度と抱かないから」
「分かったって。。。」
「よし。じゃ今日は、思いっきり感じさせてやるよ」
 そう言って、冬馬は堅いペニスで俺の感じる部分を突いた。俺は仰け反る。そんなに、そこを刺激されると漏れる。初めて男に抱かれて、こんなに感じるなんて、俺って本当は淫乱なのかな。あぁ気持ちいい。二度と抱かないなんて言わないでくれよ。レイプでもいい。だから、また、俺を抱いてくれよ。頼むよ。冬馬。

 予告通り冬馬からメールが届いた。夕方の5時に体育館裏の倉庫内で待てという内容だ。一体何をするつもりなんだろうか。俺は不安な気持ちを持て余しながらも、命令に逆らったら二度と抱いて貰えないから必死だった。冬馬に一目惚れした弱みだ。
 昨日のことがあったから、あいつも憎からず思ってくれてるって信じたかった。俺がドMなものだから、あんな強引なやり方で俺を犯したんだってことが分かった。だから、もっと虐めてやるってのもどうかと思うけど、俺に拒否権はない。でないと、抱いて貰えないんだ。
 昨日のセックスは想像以上に感じた。夢に描いていたまんまの最高に気持ちいいセックスだ。それも理想を画に描いたような冬馬に優しく抱かれたのだ。俺は冬馬を手放したくない。冬馬が俺を虐めたいなら、そうすればいい。俺は逆らわない。それが彼なりの愛情の表現なのだと思うことにした。
 日が陰り、倉庫の中は真っ暗でほとんど何も見えない。俺は冬馬に命令された通り、ケツのところに穴の開いた古い競パンだけの格好で四つん這い。暗闇の中で、こんな恥ずかしい格好をさせて、レイプするつもりなんだろうか。不安は膨らむ。外で複数の人の気配がした。倉庫の扉が開き、隙間から夕闇の薄赤い光が差し込む。
「おっ。あいつの言った通りだぜ。マジかよ」
「すげぇ。変態じゃん。こいつ」
「そこまでして男食いたいかね。信じられねぇ」
 複数の男が、俺を嬲る言葉を吐きながら倉庫に入ってきた。ジャージを引き下げた男がペニスを口元に持ってくる。俺は素直にしゃぶった。
「何も言わずにしゃぶりやがる。躾がいいねぇこの雌犬」
「どれ、マンコの具合はどうかな」
 オイルを競パンの穴から垂らされ、塗り広げられる。指が穴に入ってきた。
「きついんじゃねぇか。もっと緩めないと泣きみるぜ」
 最初の時のように強姦されるのはごめんだ。俺は必死に穴を緩める。
「そうそう。マジまんこみてぇ。吸い付く感じがいいねぇ」
 指が増えていく。頭を抱え込んで、喉を犯された。口もケツも気持ち悪いばっかりで、昨日のような快感は全く感じない。相手が違うとどうして、ここまで感度が異なるのだろう。
 俺は溜息を漏らしたい気分だ。どうして、俺がこんな知らない奴らに輪姦されないといけないんだろ。気持ちいいならいざ知らず、気分が悪いだけだ。だが、俺は逆らえない。冬馬の命令だからだ。逆らったことがバレたら二度と抱いてもらえなくなる。それは嫌だった。だから、俺は性処理用のダッチワイフに徹する。感情をシャットアウトして、ただの穴に成り下がる。早く終わってくれ。

後輩の冬馬04

”今近くなんですけど、部屋に寄ってもいいすか?”
 昨日の今日で、俺は警戒した。
”急にどうした?てか部屋知ってるんだっけ?”
”前に部屋で飲んだことあったじゃないですか。分かります”
”何か用だっけ。。。”
”もちろん。気持ちいいことしましょ”
 やはりそうか。
”昨日はごめん。もう強姦はしないから。気持ち良くなろ”
 メールが届いた次の瞬間、玄関のチャイムが鳴った。ドアを開けると、そこには既に冬馬が立っていた。
「へへ。待ちきれないから来ちゃった」
 昨日、あんなことしておいて、どうしてこんな無邪気な顔できるんだ?俺に。
「上がっていいすか?」
 俺が身体を交わすと、横をすり抜け、奥へと入っていく。
「先輩。シャワー浴びちゃってください。今日はたっぷり気持ちよくしてあげる。ね」
 冬馬は膨らんだ股間を揉みながら微笑んだ。しばらく、互いに見つめ合っていた。だが、彼は譲る気がないらしい。先に俺が折れた。
 シャワーを浴びて、身体を拭きながら部屋に戻ると、冬馬は既に素っ裸で、これ見よがしにペニスを扱いていた。近づいていくと、冬馬はペニスの根本を持って屹立させた。しゃぶれってことだ。俺はベッドの横に跪いて、ペニスを口に含んだ。
 昨日のように無理矢理突っ込んでくることはせず、仰向きに寝たままだ。初めて他人のペニスを手にする。いや、しゃぶっていた。昨日のは強姦だから、俺の意志じゃない。冬馬の濃い臭いがした。若い雄の臭いだ。
「美味しい?先輩」
 俺は頷いただけで、しゃぶり続けた。
「舌を使うんだ。そう上手だ。もっと奥まで。ゆっくり。そう。喉を絞めて。いい感じ」
 誘導のままに舌を使い喉を使うと、冬馬は気持ちよさそうに目を細めた。
「じゃ。次行く?オイル持ってきたし。そこに四つんばいになって」
 言われるままに四つんばいになった。
「エロい格好だ。力抜いて。そう」
 オイルに塗れた冬馬の指が入ってくる。昨日とは全く違う。優しい指使いだった。ゆっくり俺の穴を広げていく。十分広がったところで、ペニスを宛ってきた。
「いい?先輩。入れるよ」
 俺が頷いてみせると、冬馬はゆっくり入ってきた。俺の肉を押し広げて、入ってきた。
「大丈夫?先輩。痛くない?」
 俺の中が冬馬でいっぱいになる。初めて男を自分の意志で受け入れた。
「あぁ気持ちいい。やっぱ、こうでないとね。先輩のマンコ、かなりいい感じだよ」
 相変わらず恥ずかしいことを平気な顔で言う奴だ。
「どう?痛くない?」
 自分の指やディルドで慰めたことはあるから、気持ちよさは知っている。
「いい。初めてなんだ俺。でも冬馬にこうされたかった。昨日、冬馬が言ったことは本当だ」
「うん。分かってる。こんな風に愛されたかったんだよね。いいよ。気持ちよくしてあげるよ」
 冬馬はゆっくり腰を振り、俺に覆い被さって耳たぶを甘噛みした。
「先輩の中は柔らかくて、熱くて、気持ちいい。とってもいい」

後輩の冬馬03

「先輩。頑張ってますね」
「冬馬。。。今シーズンはレギュラー入りしたいからな」
 やはり冬馬だった。プールサイドの倉庫前で、ダンベルを両手に持ってスクワットしている俺に、冬馬は近づいてきた。
「俺が気になります?」
「ん?・・・そうだな。やっぱ後輩には負けたくないよ」
「そう言う意味じゃなくてなんすけど」
「・・・・・」
「俺のこと見る先輩の視線に気づいてないと思います?うるうるって感じで、盛りの付いた雌猫みたいな目ですよ」
 俺は絶句する。
「競パンの前膨らませて、うるうる盗み見られたら誰だって気づくでしょ。突っ込んでやろうか?」
「何を・・・」
 俺はダンベルを置いて、立ち上がるが後が続かない。実力があるとはいっても、後輩にここまで言われて黙っていたら沽券に関わる。そうは思うのだが、図星なものだから咄嗟に反論の言葉が思いつかなかった。冬馬は、俺を上回る上背から、見下ろしている。
「ケツだせよ。犯ってやんよ」
「ふざけるな。おまえ」
「チンポ勃てて説得力ねぇんだよ!」
 鷲掴みにされた競パンの前は、既に半分膨らんでいる。玉ごと思いっきり鷲掴みにされ、俺は腰を引いて座り込んでしまう。暈にかかった冬馬が、ジャージの前から勃起したペニスをつまみ出す。
「しゃぶれ」
 低い声で、ただ一言命令された。俺は股間を押さえて蹲るばかりだ。いきなり、短い髪の毛を鷲掴みにされ、無理矢理口に突っ込まれた。抵抗する間も与えず、冬馬は勃起したペニスを奥へと押し込んでくる。涙と鼻水が溢れてくる。逃げようとするも圧倒的な力でねじ伏せられた。
「こうされたかったんだろ?先輩」
 冬馬はニヤニヤと笑みを浮かべながら、鷲掴みにした頭を固定して、腰を振る。ひっくり返った胃から胃液が逆流して喉を焼き、鼻と口から吹きこぼれる。しかし、冬馬は意に介さず、デカマラを俺の口から喉に抜き差しした。
「勃起してんじゃん。あんた。やっぱ変態なんだ。こうされたかったんだろ?」
 俺は呑まれてしまって、されるままに犯された。何度も喉を突かれて、噎せて胃液を迸らせた。空腹状態だったので、あふれ出てきたのは酸っぱい胃酸だけだ。咳き込む俺を見下ろし、無情にも噎せる俺から競パンをむしり取る。髪の毛を鷲掴みにして、ベンチプレス用の台を跨がせる。唾を塗っただけのペニスをケツに突き立てられた。その激痛で、俺は叫び声をあげた。
 と思ったが、口の中にむしり取られた競パンを押し込まれ、ぐぅと唸っただけだった。真っ赤に焼けた鉄の棒か何かを突っ込まれたような強烈な痛みで、別の涙が溢れる。逃げようと必死になるが、完全に羽交い締めにされ、痛みに苦しんでいるにも関わらず容赦なく犯された。
「いいマンコじゃん。良く締まる。こうして欲しかったんだろ?変態先輩。もっと気持ちよさそうに啼いたら?なんか俺が虐めてるみたいじゃん。嬉しいんでしょ?俺にこうされて。夜な夜なチンポ扱いてたんでしょ?想像しながら」
 確かにそうだ。毎日のように冬馬に犯されて、喘ぎながら何度も果てた。ケツが疼いて、ケツが溶けて、気持ち良くて何度も飛ばした。だが、こんな風に犯られたかった訳じゃない。こんなの強姦じゃないか。いきなり突っ込めば痛いに決まってるじゃないか。女だって、濡れもしないときに突っ込まれれば、痛がるに違いない。ましてや俺は男だし、そこは突っ込むとこじゃないことも分かってる。でも。。。でも。。。俺は悔しくて、情けなくて、泣いた。
「これからは、俺がしゃぶれって命令したらしゃぶれ。ケツ貸せって命令したら股広げろ。いいな」
 汚れたペニスをプールの水で適当に洗って、冬馬はさっさと帰っていった。俺は痛みに耐え、情けない格好でいつまでも泣いていた。どうしてこうなるんだ。俺が何か悪いことしたかよ。おまえのこと心の中で好きになっただけじゃないか。それすら許されないことなのか?男が好きなだけで、そんな風に責められないといけないのか?ちくしょう。ちくしょう。。ちくしょう。。。

後輩の冬馬02

俺は水球部に所属する2回生。高校までは水泳部だったのだけど、大学に入ってからは単に泳ぐだけじゃない水球に興味を持った。新入生の頃、散々悩んだ結果、水球部に入部した。水球は、競技水泳と違って、格闘技だ。泳ぐのはもちろんのこと、ボールを持って立ち泳ぎし、水面高く飛び出してシュートするのだから、水泳以上に体力が必要だ。水中では蹴り合い、引っ張り合いは当たり前で、別の玉の掴み合いだって普通にされる激しいスポーツだ。
 だから、泳ぐこと以上に筋力トレーニングも行われ、水泳部のスレンダーな筋肉質に対して、武道系のクラブのようにごつい身体の奴が多い。1回生の頃から筋力トレーニングに励んでいたから、俺もかなりごつくなった。
 2回生になった春のこと。新しい新入生が入ってきた。大体、水球部に入ろうという奴は、競泳経験者が多い。だが、中でも飛び抜けて体格も技術も優れた奴がひとりいた。それが冬馬だ。
 冬馬は、高校時代から水球をしていたらしく、俺以上にガタイがごつく、技術的にもかなりのものだった。小さな競パンのもっこりもかなりのボリューム感で、何より、そのルックスは俺のど真ん中だった。
 日焼けした短髪。一重のきりりとした目と筋の通った鼻、眉は若干濃くて、唇は厚い。優男然とした二枚目というより、チーターみたいな野生的な凛とした顔だ。はっきり言って俺は、冬馬に一目惚れした。
 部員の前で勃起しないようにするのに必死だったくらい。その頃、ゲイだという自覚はあるものの、まだ未経験で純情だった。だが、俺の穴はジュンと濡れて、こいつに犯されてぇなんて夢想してしまった。ついジロジロ見てしまう俺を変に思ったかも知れない。冬馬は新入生とはいえ、国体経験者で幹部からも一目置かれていたから、他の新入生とは扱いが違った。新入生として先輩は立てるものの、態度に横柄なところがあるのも否めない。
 リーグ戦が近づいて、俺達は暗くなるまで居残りでトレーニングや泳ぎの練習に励んでいた。その日も数人の部員が居残って、試合形式で自主連をしていた。照明代をケチって、プールは真っ暗で、水の跳ねる音だけが響いている。
 自主連を終えて、他の部員は帰っていったが、レギュラーギリギリの俺は、さらに残って筋トレをしていた。みんな帰ったと思っていたのに、部室の灯りを背にして立って、こちらを眺めている奴がいた。シルエットからすると冬馬に違いない。俺は黙々とダンベルを上下させながら、心臓はトクトク早鐘を打っていた。

後輩の冬馬01

「おらおら、もっといい顔しろよ」
「好きなんだろ?こうされんがよ」
「変態が澄ました顔してんじゃねぇよ」
「マンコがばがばじゃねぇか。締めろっての」
 罵声が降ってくる。俺は、とある物置のようなところで数人の男に輪姦されていた。短パンは無様に破られ、腰に引っかかっているだけだ。四つん這いになって、口とケツに同時にペニスを突っ込まれている。別に縛られている訳でも、暴力で脅されている訳でも、秘密を握って脅迫されている訳でもない。逃げようと思えば、拒否しようと思えばできる。でも俺はそれをせず、黙って陵辱に耐えていた。
 自分自身のペニスは力無く垂れ下がり、ただ性処理の穴として突っ込まれている。男達は同じ大学の体育会の奴らだ。特に男が好きという訳でもなさそうだけど、とりあえず性処理ならいいかって程度。輪姦されるのは、これが初めてじゃない。てか、ほとんど毎日のように誰かに突っ込まれてる。俺の意思は関係なくて、何時にこの場所に行けと命令されるだけ。それを、俺は断れない。どうして、そこまでして俺を虐めたいのか理解に苦しむ。
 命令するのは、クラブの後輩。どうして後輩に命令されて、他の男に輪姦されてるのかって?なんでだろ。。。それは、たぶん。。。
 俺の最初の男が冬馬だったから。後輩だけど、俺は強姦された。でも、俺はノンケじゃない。ゲイだってことは間違いない。後輩の冬馬は分からない。たぶん、ノンケもしくはバイなんだと思う。俺をオモチャにして楽しむドS。
 問題なのは、俺が彼に惚れてるってこと。だから、逆らえない。そんなの可笑しいよって自分でも思う。冬馬が好きで、冬馬に振り向いて欲しくて、冬馬に抱いて欲しくて、冬馬にキスして欲しくて、だから命令に逆らえない。
 だって、気のない男達に輪姦されて、身も心もボロボロになったら、冬馬がやっと抱いてくれるんだ。その時は、俺のペニスはギンギンに勃起して、穴はトロトロに濡れて、喘いで乱れる。冬馬にキスして欲しいから、冬馬に突っ込まれたいから俺は命令されて、他の男達に今日も汚される。馬鹿みたいだ。ほんと。
 どうしようもない程、くるおしい程、冬馬が好きなんだから仕方ないだろ。自分でも可笑しいと思うし、何でそこまでする?って自問してみるけど、抑えられないんだよ。仕方ないんだ。。。

2019年7月25日木曜日

ポイズン04

兄貴の部屋に招き入れられる。玄関は足の踏み場もないくらい履物が散乱していた。兄貴は片足で靴を無造作に寄せて、隙間を作った。
 入ってすぐが板敷き三畳ほどのキッチンスペースで、奥に六畳間があって、万年床らしく布団が敷きっぱなしになっている。今時、珍しい木製の窓が少し開いたままになっている。兄貴は立て付けの悪い窓を開き、庇下の物干しから洗濯物を取り入れる。
「汚くて悪いな。ちょっとそこに座っててくれるか?」
 汚いといいつつ、玄関と万年床以外は、至って綺麗で、キッチンの流しにも洗物はない。鍋やまな板などがあるところをみると、自炊もするのだろう。食事のほぼ全てが外食の俺ん家のキッチンは、物そのものがなくて簡素なだけなのだが、道具がきちんと片付けられていて清潔感があった。
 洗濯物だって、俺なら取り入れたらそのままその辺に積みそうなものだが、兄貴は、きちんと折りたたんでいる。初めて訪れる部屋なので、どことなく落ち着かない感じはあるが、これから始まるだろう展開を夢想すると、股間が硬く勃起した。
 畳み終わった洗濯物を隅に押しやり、兄貴は立ち上がって作業着を脱ごうとする。
「あの。。。そのままで。。。」
 怪訝そうにこちらを見下ろし、俺が臭いフェチだと思い至ったようだ。正座した俺の前に仁王立ちになる。兄貴のでかい尻に手を回し、股間に顔を埋めた。思いっきり兄貴の体臭を嗅ぐ。埃と汗と、小便の臭いがする。兄貴の強い体臭が鼻腔一杯に広がった。何度も兄貴の臭いを嗅ぎ、呼吸を止める。
 まるで、ラッシュを吸って、揮発性の成分が血流に乗って全身に行き渡るのを待つように。兄貴は硬く勃起していた。俺は、鞄を引き寄せ、さっき盗んだケツ割れを引きずり出した。
「お風呂入ったのに申し訳ないんですけど。。。これ履いてもらえませんか?」
 兄貴の体液で黄ばんだケツ割れを差し出した。ニコリと笑んで、作業ズボンを脱いで、ケツ割れを履いてくれる。勃起した兄貴のチンポは、言うとおり凄く太くて、珈琲缶並みだった。完全勃起状態のチンポは、ケツ割れに収まりきらない。
 思わず吐息が漏れ、はち切れそうなケツ割れに顔を埋めた。きつい小便と饐えた臭いが鼻腔に広がって目眩がした。
「あぁ。。。すげぇ。。。兄貴の。。。臭せぇ。。。」
 俺は兄貴の股間に鼻を突っ込んだまま、シャツとスラックスを脱ぎ、下着を下ろした。もちろん、この上ない興奮でローライズの前が先走りで濡れていた。
「臭せぇ。兄貴の汗や小便が染みたケツ割れ臭せぇ。堪んねぇっす」
 股間に鼻を埋めながら盛んに臭いを嗅ぎ、臭い臭いを連発する。口調が体育会系の先輩後輩ノリになっている。自分で下着まで降ろし、ギンギンに育ったマラを握り締め、変色した前袋に舌を這わせる。前袋から出ている先端を唇で挟み、割れ目に舌を差し入れてレロレロと動かす。気持ちいいのか、こそばゆいのか、兄貴の腰が小刻みに揺れた。
 もう我慢できない。ケツ割れを少し下げ、踊りだしたマラをくわえ込む。兄貴のでかいケツに手を回して引き寄せた。ノリを弁えた兄貴は、俺の頭を両手で抱え込んで、ゆっくりと腰を突き出してくる。喉の奥までマラが入ってきて、ウエッてなるけど、喉を広げて更に迎え入れる。
 唇が下腹部に付くまで飲み込むと、「すげぇな。おまえ。喉フェラできるんか?」と兄貴が感に堪えない呟きを漏らす。上目に兄貴の目を見つめると、もっと激しくして欲しいという俺の意思が伝わったようだ。阿吽の呼吸で兄貴が責めに転じる。
「おら!もっと奥まで咥え込め。これが欲しかったんだろ?欲しくて欲しくて仕方なくて、俺を付けて来てケツ割れ盗んだんだろうが?あぁ?」
 言葉責め付きだ。堪んねぇ。この兄貴、肉体的にもそうだけど、ノリも最高だ。口一杯のぶっといマラが出入りして俺を犯す。気道を塞がれて呼吸ができない。窒息しそうで苦しくて、さらに嘔吐感が止まらず辛い。けど、俺のマラはギンギンで最高に興奮していた。先走りが止め処なくあふれ出して、亀頭と掌がヌルヌルだ。口を犯されながら、自分で扱き上げる。
「あぁすげぇ。堪んねぇな。このクチマンコ。最高だぜ。おぉ喉が締まるぜ。マンコに突っ込んでるみたいだ。すげぇ。歯立てるな。痛ぇだろうが。そうだ粘膜で優しく締め付けるんだ。気持ちいい。いいマンコだ。おまえのマンコは最高だ。呑めるか?ぶっぷなすぜ。いいか?」
 俺も爆発しそうに興奮している。兄貴の太いマラが更に太くなったように感じた瞬間、ガシガシと腰を振り、乱暴に喉を突かれた。激しい嘔吐感を我慢しながら、俺は爆ぜた。そして、兄貴の熱いザーメンが喉に直接流し込まれた。大量のザーメンが喉に流れ込み咽る。舌に残った兄貴の青臭くて苦い粘液を味わった。
「大丈夫か?調子に乗ってやり過ぎた。すまん」
 兄貴が心配そうに覗き込んでくる。俺は涙目になりながらも軽く首を振って、大丈夫のサイン。
「すげぇ。興奮しました。ほら」
 掌に大量に吐き出した俺のザーメンを見せる。兄貴が手渡してくれたティッシュで掌を拭い、ふぅと吐息をひとつ。座り込んだ兄貴も苦笑いしながら吐息をひとつ。
「気持ちよかった。ありがとう」
「いえ。こちらこそ。最高に興奮しました。また、頼んでいいですか?」
「あぁ。俺はいいよ。もちろん。ただで、こんな気持ちいいことしてくれるなんて」
「へへ」
 互いに笑みを交わす。
 兄貴の臭いケツ割れと太いマラの味が病みつきになり、何度もアパートを訪れることになる。その日に履いていた汚れたケツ割れを貰って、自宅でオナニーするときのラッシュ代わりにしている。暑い日が毎日続くから、汚れたケツ割れは益々臭くて最高だ。俺のザーメンも吸って更に汚れは増し、臭いも増してゆく。
 普通の人間にとっては悪臭に違いないけれど、俺にとっては興奮剤でしかなく、最高に興奮するグッズなのだった。兄貴にクチを犯してもらうことを想像しながら、夜な夜なオナニーを繰り返す。ケツ割れは、さらに汚れ、臭いを増し、茶色く変色してゆく。それに顔を埋め、ビニールに詰めてトルエンのように吸い、興奮する。どんどん毒々しい色になってゆく俺の宝物。今日の夜は兄貴から呼び出しがあるかな。連絡が届くのが待ち遠しい。

ポイズン03

ミストサウナから出てきた兄貴は、全身汗びっしょりで、水風呂に一気に頭の先まで入った。太腿やケツがごつくて、ムチムチとしているから、すごくタイプだった。さっき、盗んだケツ割れが、兄貴のあの股間を包んでいたのだと考えると、また勃起しそうになる。雄臭い汗の蒸れた臭いが染み付いたケツ割れ。
 あぁ早く顔を押し当てて、兄貴の臭いを胸いっぱい吸いたかった。水風呂から上がると、兄貴はカランの前に座り、タオルに石鹸を擦り付ける。そのまま石鹸を坊主頭にガシガシと擦りつけ頭を洗う。大きく開いた股からダラリと垂れ下がった竿が後ろからでも伺えるから、かなりの大きさなのだ。玉は水風呂に漬かっていたから縮こまっている。
 泡だらけのタオルを体中に擦りつけ、豪快に洗ってゆく。鏡に映らないように注意しながら、兄貴の肉厚の広い背中から、どでんとしたケツを観察する。本当にドストライクの兄貴だった。特に、兄貴の顔がいい。素朴で、太い眉や大きな鼻が主張した暑苦しい顔が堪らない。
 俺の理想にぴったりの兄貴を前にして、血流が股間に集中する。ダメだ。ここは銭湯なのだから、股間を勃起させたりしたら変態がいると騒がれる。ミストサウナに入って頭から欲望を追い払おう。ゆっくりと1000まで数え、汗びっしょりになったので浴場に戻ると、誰もいなかった。
 俺は焦る。兄貴が出てしまう。頭から水を被って、脱衣場に出た。兄貴は扇風機に当たりながら涼んでいた。ケツ割れがないことに気づいたはずなのに、兄貴は平然としている。脱衣籠はこれほどたくさんあるのに、隣同士で使っていることに不信感を抱いたかもしれない。兄貴に見透かされているようで、恥ずかしくなってきた。
 簡単に身体を拭くと、着ていた服を着て、銭湯を後にした。逃げるように暖簾を潜ると、後ろから声を掛けられた。
「兄さん。ちょっと待ちな」
 びくりと身体が跳ねる。ゆっくりと振り向くと、上半身裸の短パン姿の兄貴が立っていた。
「一杯付き合いなよ。いいだろ?」
 急な展開に心臓がバクバクする。だが、俺はコクリと肯いた。さくさく歩く兄貴に従い、迷路のような小路を縫って行く。薄暗い商店街に入り、酒屋の横に設けられた立ち飲み屋に入る。居酒屋はちょくちょく行くけれど、立ち飲み屋は初めてだ。驚いたことに、狭い店舗にそれなりの人がいる。ビールケースを積んでベニヤ板を置いただけのカウンターに陣取った。
 兄貴は慣れた様子で、ビールと乾き物を頼んだ。ビール会社のロゴが入ったコップが2つ。兄貴がビールを注いでくれる。乾杯もなく兄貴は一気にビールを流し込んだ。俺は兄貴の横で固まったままだ。手酌でビールを注ぎながら、目で呑めと促された。コップの半分ほど飲んだ。
 風呂上りの冷たいビールが、食道の形をくっきり浮き上がらせながら滑り落ちてゆく。大声で話している店内で、俺たちのいるコーナーだけ陰が落ちたように沈んでいる。
「兄ちゃん。俺みたいな男好きなんか?」
 ぼそりと兄貴が呟いた。予感はしていたものの突然のことに切り返せない。
「別に責めてへんで。男もいけるし。でも、兄ちゃんみたいなエリートさんに粉掛けられたん初めてやから」
「あの。。。すみません。。。」
「なんで謝んの?別に責めてへんゆうたやんか。俺のチンコ触ってみるか?勃ってるんで?」
 頭がくらくらとしてきた。ビールの所為じゃない。こんな理想を絵に描いたような兄貴が俺を誘ってくれてる。そう考えただけで、目眩しそうだった。コップに入ったビールを見つめる。
「まぁ呑み」
 兄貴は、半分ほどに減ったコップに注ぎ足してくれた。一気に空けた。
「ええ呑みっぷりやんか」
 破顔した兄貴に見惚れる。真っ黒に焼けた兄貴の顔、少し黄ばんだ歯をむき出し、太い眉が八の字に垂れ下がる。ニカッて感じの笑顔。
「兄ちゃんはどっちや?ヤル方か?それとも」
「あの。。。ウケです。。。」
「そうか。良かった。別に舐めあいだけやったら、どっちでもええんやけど。俺はケツは無理やから。突っ込むんは好きやけどな。ほんでも、太いから嫌がられるんや。」
「俺は好きです。。。太いの。。。」
「そうか。兄ちゃん顔に似合わずスケベやな。好きか?突っ込まれるん」
「はい。。。兄貴みたいな人に。その理想なんです。兄貴の全部。。。あの。盗んでごめんなさい」
「ええがな。あんな汚いのどうするんや?」
 やっぱり、気づくよな。
「部屋に帰って、あれに顔埋めて、兄貴の臭い嗅いで、オナるつもりで。。。すみません」
「はは。そうか。案外、変態やな兄ちゃん。あんな臭いのええんか?」
「はい。。。最高です。兄貴のを包んでたんだと思うと。兄貴の汗とか、汁とか、小便とか。。。臭くて、堪んないです」
「人は見かけによらへんな。臭いの好きか?兄ちゃん」
「誰でもって訳じゃないんですけど。。。」
「嬉しいことゆうてくれるやんか。犯ったろか?」
 理想通りの兄貴と、考えもしなかった展開で、何も考えられなかった。風呂に入っちゃったけど、兄貴は汚れたままの作業着を着ている。兄貴の汗が染み込んだ作業着の股間に顔を突っ込んで臭いたかった。俺には出させず、勘定を済ませると、兄貴は店の外に出た。兄貴に付いて、しばらく歩くと、絵に描いたような昭和なアパートの2階に上がってゆく。鉄製の階段を踏みしめる音が、カンカンと響いた。

ポイズン02

激しく迷っているうちに、下車する駅に到着した。兄貴が降りてゆく。同じ駅だったんだ。席を立ってホームに降り立った。大きなリュックを背負っているから、見逃すこともない。迷うまもなく、少し距離を置いて、兄貴の後に従った。兄貴は後ろを振り返ることもなく、改札を抜け、橋上駅から駅前広場の方に歩いていく。主な人並みが流れる通りを外れて、商店街ではない路地へと入ってゆく。
 俺のマンションとは方向が逆だったけれど、とにかく兄貴に興味があったので付いてゆくことにした。10分程歩くと、駅前周辺の華やいだ雰囲気から、落ち着いた住宅街へと変化した。昔から建っているような古いアパートや文化住宅がたくさん建ち並んでいる区画のようだ。細い道をくねくねと曲がりながら歩いていくと、辺りは街灯もまばらで暗くなっていった。先ほどまで人通りも多かったのに、この辺りはあまり歩く人もいない。
 暗い小路の向こうに、ぽっかりと浮かぶ島のように、明かりが漏れている場所があった。大きな暖簾が掛かった建物で、裏側から高い煙突がニョキリと突き出している。こんなところに銭湯があるなんて知らなかった。兄貴は、迷うことなく銭湯に入っていった。まずはひとっ風呂みたいだった。
 折角、雄臭い兄貴の体臭が流されてしまって、石鹸の臭いに置き換わってしまうなんて残念な気がする。少し考えたけれど、俺も暖簾を潜った。昔懐かしいカギ付きの下駄箱に靴を入れ、料金と鍵を番台に渡す。タオルと石鹸も貰った。
 古い作りの割には綺麗で、薬湯、電気風呂、水風呂、そしてミストサウナがあった。兄貴は、ぱっぱと脱いで、ちょうど浴室に入っていくところだ。予想通りのガッチリした肉体と肉付きの良いデカイケツが見えた。鍵もない脱衣籠にリュックを放り込んだようで、脱ぎ散らかした作業着が籠の中に積まれていた。
 同じように籠に鞄を入れ、スラックスとYシャツを脱ぐ。パンツと靴下を脱ぐとき、隣の脱衣籠を覗いてドキリとした。兄貴の下着が無造作に置かれていたからだ。それもケツ割れ。黄色く変色した兄貴のケツ割れが、手の届く場所にあった。顔に朱が差し、心臓の鼓動が聞こえそうだ。
 番台を見やると、おばさんが女湯のお客さんと話をしている。まだ時間が早いのか、男湯の脱衣所には誰もいない。我慢できず、兄貴のケツ割れを握り締め、すばやく鞄の奥に突っ込んだ。どうしよう。。。下半身が反応してしまって、隠しようながい。タオルを前に当てて、トイレに逃げ込んだ。心臓がバクバクいっている。深呼吸を繰り返し、無理矢理小便した。少し落ち着いてきて、勃起が収まった。
 ガラスの引き戸を開け、浴場に入る。湯船には誰もいなかった。兄貴はミストサウナにいるのだろう。掛け湯をして、前と後ろを軽く洗い、全身の汗を流して湯船に浸かった。ふぅぅ。思わず大きな溜息が出る。
 おばさん達の話す声にエコーが掛かってわんわんと跳ね回っている。湯を被る音、蛇口から湯が迸る音、久しぶりに入った銭湯は、すごく懐かしく、心地よかった。

ポイズン01

夏の満員電車は最悪だ。空気はじっとりと湿めり、定員オーバー気味の車両ではクーラーも全然効かない。最近は電力不足もあってか、それともこの時とばかり電気代をケチろうというのかクーラーなど気休めでしかない。汗をかいたシャツはべっとりと肌に張り付いて不快で、隣の女と肌が密着しようものなら鳥肌ものである。
 色々なコロンや化粧品の臭い、きつい体臭や柔軟剤、防虫剤等の渾然一体となった臭いは、コンビニに入ったときに感じる悪臭と同じく最悪だ。個人個人の臭いは、それほどでなくても多くの人間のそれぞれの臭いが混ざると、鼻がもげそうに臭いのだった。
 満員電車に揺られ、女のケツに鞄が当たろうものなら、軽くて睨まれるし、ひどいときには痴漢に間違われることすらありうる。お前なんか頼まれても触るかよ!俺はホモだホモ!と叫びたくなってしまう。たまに、タイプの兄貴が吊革の横に並び、半そでYシャツの隙間から腋毛が見えて、さらに兄貴の汗の臭いが漂ってきたりすることもあるけれど、そんなラッキーなことは数えるほどしかないのだ。都会に住む男好きサラリーマンの悲哀と言わざるを得ないだろう。
 だが、こんなラッキーな展開もある。仕事が順調に終わり、残業もなく切り上げたので、最寄り駅まで戻って一杯やろうと電車に乗った。雲ひとつない快晴だった今日は、心なしか道行く人もグッタリしているようだった。
 運良く端の席を確保し、とりあえず携帯をいじる。気が付くと、ドア横に兄貴が立っていた。それも俺好みの土方の作業着を着た兄貴だ。背中には何が入っているのか大きなリュックを担いでいる。汚れ具合から見て、建設現場から帰るところなのだろう。通常、ガテンの兄貴は、作業車で移動することが多いから、電車移動は珍しい。
 手すりの棒に身体を預ける振りをして、兄貴の臭いを嗅ぐ。おぉおぅ。すげぇ。雄の体臭と汗と日なたの臭い。ちょっと饐えた感じが堪らない。いかにもガテン然としたガチムチで、すげぇケツがでかい。チンポもデカイに違いない。俺は兄貴の股間に顔を突っ込んで、肺一杯に吸えた臭いを嗅ぐ。所詮、夢想だけど、目の前にドストライクの兄貴がいるから、ただの想像とは俄然違う。
 思わず涎を垂らしそうになって慌てた。トロンとした目をしながら見上げると、兄貴と視線が合った。げっ。見られてたか。。。顔が赤くなり、スラックスの前が突っ張った。兄貴は、ニヤリと笑んで、身体の正面をこちらに向けた。横を向けば、兄貴の股間がちょうど俺の鼻になる。さすがに、兄貴の方に顔を向ける勇気はない。あぁ。こんな最高のシチュエーションなのに。降りる駅が近づいてくる。どうしよう。

2019年7月24日水曜日

縁は異なもの味なもの06

課長の中に入れたまま肉厚のガタイに突っ伏す。溢れ出た課長の子種が、腹と腹の間に広がり、強烈な栗の花の匂いを発散している。額の汗を手で拭い、顔を近づける。放心した課長がキスに応え、ねっとりと舌を吸い合う。俺のチンポが硬さを失い、押し出された。
ゴムを外してみると、先端の1/3も子種が溜まって、ぷくりと膨れている。課長に見せてやるとそのあまりの多さにびっくりした顔をしてみせる。身体を課長の横に移し、仰向けに寝転んで呼吸を整えた。
「久しぶりにトコロテンしたよ。充実したSEXって、やっぱりいいな」
「ですね。痛くないですか?爪立て過ぎちゃったかも」
「大丈夫。よく俺がMで、乳首が感じまくるって分かったね?」
「反応を見ていたら分かりますよ。俺もそれ相応に経験積んでいますから」
「そっか。分かるか。やっぱりそうだよな。雄のフリしていても、やっぱり本質は雌なのかな」
「いや。そんなことないと思いますよ。男が突っ込まれて感じても別に良いと思う。ただ、俺は男として男を抱きたい。感じてない奴を抱いてもつまらないけど、女みたいに鳴かれたら興ざめです」
「はは。だって、俺みたいなごつい奴がさ。あんあん、鳴いたら、流石に気持ち悪いよ。きっと」
「うーん。でも、鍛えているごついウケって、大概がメス鳴きするんですよ。どんだけ、途中で萎えてしまって、侮蔑したような目で見られたか。まぁ、あっちにしたら、感じて素直に鳴いているんでしょうけど、オネエが苦手な俺には勘弁してくれって」
「分かる気がする。そうかもな」
「課長、身体の相性は良いみたいですし、たまに、俺と遊んでくださいよ?」
「課長はやめろって。素に戻すなよ。頼むから」
「あっすんません。じゃ、加納さん?」
「うん。それなら。俺は、前田さんで?」
「なんか、堅いですけど、最初はこんなもんですよね。張り切って腰振ったら、凄い喉が乾いちゃったんですが、もう一杯行きませんか?」
「いいね。さっきは、色々考えてたから飲んだ気がしないし。汗をいっぱい掻いたから、俺も喉からからだ」
 俺たちは、それぞれシャワーを浴び、部屋代を折半することにした。そして、事後の飲み会の飲み代は、加納さん持ちということで話が付いた。
中腰で腰を振りまくったから、太腿が筋肉痛になる予感があった。風呂でマッサージすれば大丈夫かもしれないが、たぶん、明日は太腿が張るに違いない。だが、互いに心地よいSEXの後のビールは格別で、話も弾むと思う。

ぬらぬらと妖しく03

 軟体生物の胃袋の中で消化されている感覚とでも言えばいいだろうか?それともぬらぬらと粘りつく繊毛に全身を包まれて、絶えず刺激されている状態とでも言えばいいだろうか?言葉では説明が難しい半分気持ち悪い、半分心地よいような感覚に包み込まれている感覚だった。
 たぶん、先ほど無理やり吸わされたハーブの所為で、俺の神経は間違った回路に接続されてしまったようだ。視覚はカラフルかつ歪みが生じ、時間と空間の感覚が狂いをきたしている。いや視覚だけじゃない。聴覚も嗅覚も触覚も、たぶん味覚さえもおかしくなっている。それが証拠に、先ほどまで俺を取り囲んでいた変態の男達は、これ以上ないくらいエロく興奮を呼ぶ存在へと変化していたのだった。
 俺の股間は信じられないくらい堅く反り繰り返り、あろうことかケツが性感帯に格上げされている。革男に舐められて、俺は狂ったようによがっていた。
「まんこすげぇ。まんこ美味ぇ。ぶっ飛んじまうぜ」
 革男は、本当にぶっ飛んだ感じで、呂律も怪しく卑猥な言葉を繰り返しながら俺の穴を舐める。そして、俺はといえば、ケツを突き出して、彼の愛撫を受け入れ、快感に狂っていた。俺。女になっちまった。こんなところにマンコがあるなんて知らなかった。すげぇマンコ感じる。マンコすげぇ。自らラテックス男の雄雄しいチンポを咥え、しゃぶり、舌を使った。これが欲しい。マンコに欲しい。感じる穴に突っ込んで犯してくれよぉ。
 部屋の天井の隅から俺たちの狂乱を眺めている自分がいる。かすかに残った冷静な俺だ。狂ってしまった世界の唯一の良識だ。変態な男達が重なりあって、互いを口にしているのを眺めながら吐き気を催している。だが、その良識ある俺の意識は、完全に閉め出されて、やめろ!やめてくれ!そう叫ぶ俺の声は届かない。
 俺は革男に愛撫され、ラテックス男を愛撫し、そして同時に自分自身を遠くから眺めている。本当に時間と空間がねじれ、壊れてしまったようだった。ただ、内臓から湧き出してくる淫乱な欲望を押し留めることができず、快楽を求める。革男の指が俺の穴に突っ込まれ、内臓をかき出すと、それはどろどろに溶けていて、止め処なく零れ落ちた。
 彼が指を使うたびに快感が脳髄を突き上げ、飛沫が飛び散るように全身へと舞い落ちる。その飛沫は、飛び散った先々で花開き、中心に鎮座した唇が「気持ちいい~」と叫んでいた。身体が揺れると思ったら、俺は革男に犯されていた。女のように後ろから犯されながら、俺はその快感に抗えず鳴き声をあげる。
「あぁもっと、もっと」
 それは、全く信じられない光景だ。皮とゴムの匂いが雄の汗や体臭とあいまって、自分が獣になって交尾しているような感覚を呼び覚ます。ぬめぬめとした人工の皮膚がオイルの汗をかき、隠微に光る。まるでシャチやイルカと交尾をしているようだ。
 ゴム長を履いた男は、ラテックス男のラテックスペニスに跨り、腰を振っていた。俺はといえば、刺激臭の残るヘルメットを被らされて、四つん這いでマンコを突かれていた。もう何がなんだか分からない状態だったが、全身が性感帯になっているようで、後ろから突かれ、ラテックスと肌が擦れるたびに俺は悶絶した。肌と内臓の境界があいまいになって、俺の内臓は徐々に反転してゆく。
 ペニスを打ち込まれ、引き抜かれるたびに、裏も表も連続した肉の袋になって、粘膜がめくれて広がってゆく。粘膜はぬらぬらと妖しく光り、血を滴らせるように赤い。
 肌は大量の汗をかいて、ラテックスの間に溜まってゆくから、じゅくじゅくと濡れていた。俺は自分の汗で溺れそうなのだけど、一方でふわふわと漂っているようで気持ちがいい。夢の中で粘度の高い液体に浮いているような感じだ。
 最も敏感な部分が濡れたラテックスに擦れて、その快感が脊髄を駆け巡る。内側からも柔らかくて、でも堅くて熱いモノに擦られ、突き上げられる。粘膜がえぐられて、その突きが表の敏感な部分にも伝わってくる。
 全く、経験のない快感の連続だった。俺の頭の中は、段々と白い霧に覆われて、意識が遠のいてゆく。ただ、敏感になった部分が存在を主張するように、どくどくと息づいていた。そうして、ぷっつりと意識がフェードアウトした。
 目が覚めたとき、そこは外だった。辺りは暗い。ぼんやりと光を放つ街路灯が暗闇に浮かんでいた。背中が痛い。どうも公園のベンチで寝てしまったようだ。寝る前のことを思い出そうとしたが、意識はあいまいだった。スーツが夜霧にしっとりと濡れている。俺は夢を見ていたのだろうか。残業続きで、疲れていたから、たまたま通った公園のベンチで寝てしまったのだろうか。分からない。
 身体を起こすと頭痛がした。喉も少し痛い。風邪でも引いたのかもしれない。俺はとぼとぼと、家路に向かう。夢の残滓が疲れを残した下半身にへばりついていた。内臓の奥の方が脈打っていて、神経が昂ぶっている。
 少し足元が頼りないのを感じながら暗い夜道を歩く。後ろから走ってきた黒いバンが、俺を追い越して走り去った。赤いテールランプが光が尾を引いて流れ、角を曲がって消える。俺の網膜には、しばらくの間、緑色のたなびきが残っていた。

ぬらぬらと妖しく02

ゴムのようなぴっちりと身体に張り付く服を着せられる前に、たっぷりとオイルを体中に塗られたから、全身がゴム服との間で擦れてぬるぬると気持ちが悪い。さすがに刺激臭が辛くなってきたころ、ヘルメットを脱がされた。もうその頃には、俺はぐにゃぐにゃで正体がない。全身の筋肉に力が入らないぐったりした状態だった。
 あぁやっぱり。
 薄いラテックスかな?ゴム様のテラテラした光沢の全身タイツを着せられてる。これにどんな意味があるんだろ?不思議に思って仁王立ちする男を見上げた。全身皮ずくめの格好だった。皮のパンツに皮のハーネス。そして、皮の目出し帽。
 もうひとりいた。短髪の髪の彼は、水泳のゴーグルをして、肩から紐で吊るタイプのゴム長を履いている。
 あぁ。もうひとりは、俺と同じラテックスの全身タイツ姿だ。そうか。こういうのが好きな人たちなんだ。それもハードゲイ?さすがに、ちょっと身に危険を感じてしまう。だって、3人とも存分に身体を鍛えたすごい巨体で、さらに股間がこれでもか!てくらい強調されていた。
 皮パン野郎は、股間の部分に皮がなくて、ご丁寧に皮のビキニ履いてる。こういうのなんていうんだっけ?まぁどうでもいいけど。ゴム長野郎は、わざわざそこの部分に穴が開けられていて、グロテスクなほど立派なチンポが屹立してる。ラテックス男に至っては、屹立したチンポまでラテックス仕様。
 誰も君たちの趣味に意義は唱えないから、そんな趣味がない人にまで強要するのは止めようよ。俺にはそんな趣味ないんだって。ゴムも革も、男に犯されて興奮することもないんだって。ゆらゆらと床で身体を揺らし、彼らを見上げることしかできない俺のケツに手がさしのべられる。
 俺の処女穴危うし。危機一髪。勘弁してよ。男の指が俺の穴に。って、え?俺の着てるものにケツの部分がないの?あれま。準備万端だね。君たち。ぬるりと入ってきた指を押し戻す。
 以外なことに、彼はすぐに指を突っこむのを諦めた。よかった。このまま解放してくれないかな。帰って、ビール飲んで、寝たいんだよね。て、やっぱ無理だよなぁ。。。男達は俺を見下ろして、ニヤニヤと笑むだけだ。
 こういう趣味の人には、とてつもなくエロいシチュエーションなんだろうけど、俺にはグロテスクでしかないですが。。。そんなことを訴えてみても多分黙殺されるだけなんだろうな。でないと、わざわざ大の男を拉致らないよね。はぁ。勘弁してよ。
 オイルを塗っているらしい手で全身を撫でられた。特に性感帯と呼ばれる脇腹や太股の内側や首筋、脇の下。もちろん乳首や下半身もだ。なんだろこの感覚。あぁそうか。さっきの変なの嗅がされたから身体が興奮状態なんだ。変に気持ちいいかも。
 相手が男じゃなかったらそれなりにいいんだけどな。ただ、俺には拒否権はないんだよね。たぶん。やめてくれ。それ以上、刺激されたら勃起しちまう。いや。だからそんな趣味ないんだって。。。でも、あっ駄目だって。さすがに相手はツボを心得ている。的確に感じる部分を攻めてくる。
 それも直接攻撃じゃない分、薄いゴムの上からぬらぬらと攻められると、あぁ勘弁。乳首もチンポも勃ってきた。やべぇ。3人に寄って集って、オイル責めされたら、それも刺激臭で興奮状態にされたらあぁあっあぅ。ひぃ。快感が神経を駆けめぐり、中枢はパニック状態だ。ほとんどトランス状態といってもいいかもしれない。状況判断ができなくなっていた。
 そんな俺をにやにやと眺めながら、みんなでたばこを回し呑みしてる。変に刺激臭のあるたばこだ。もしかして、ハーブとかいうやつ?やべぇ。無理矢理、俺も吸わされ、鼻と口を摘まれた。肺に広がっていく。よく分からない成分が血流に乗って全身を駆けめぐる。頭がくらくらして、気分が悪い。同時に呼吸が速くなり、身体がふわふわして、熱くて、喉が渇いて、神経がぴりぴりと尖ってゆく。
 あぁ駄目だって、こんな状態で性感帯を刺激しちゃ。ひぃ。俺は仰け反った。さっきとは別次元の快感が脳を直撃する。

ぬらぬらと妖しく01

頭から布袋を被せられ、拘束されて、小突かれながら歩く。子供でもなく、若い女でもない俺を拉致して、こいつらにどんな益があるのか理解できない。引き立てられ、どこかの一室に押し込められた。携帯や財布、身分証などとともに鞄を取り上げられ、念の入ったことにスーツまで持って行かれた。下着まで脱がすことないのに。だが、素っ裸の俺は何も行動を起こすことができないから、ある意味よく考えられている。
 犬の首輪らしい革のベルトを首に巻かれ、南京錠で施錠された。首輪に繋がれるとは思わなかったので、落ち込んでしまう。それもジャラジャラと煩い鎖で繋がれて、ほとんど暗闇の部屋に放り込まれている。俺をどうするつもりなんだろう。不安が涌いてくるが考えてもしかたがない。横になって昼寝と決め込むことにした。我ながら呑気なものである。
 ふと目が覚めると、部屋に誰かの気配があった。暗くてよく分からないが、大男のようだった。また、頭から布袋を被せられ、鎖を持って引き立てられた。バスルームに連れて行かれて、身体を洗われる。チンコやケツも。そして、ケツの中も。。。やばい。なんか、こいつらの目的が薄々分かってきたような。俺は、やばい想像を必死で打ち消す。風呂を出て、暴れるでもない俺を不思議そうに男は呟いた。
「おまえ。すげぇ根性してるな?不安にならないのか?いきなり拉致られて」
「え?だって、暴れたら殴ったり蹴ったりするんでしょ?それに、見逃してっていったら逃がしてくれるの?」
 相手は無言。俺は省エネ主義で、まさか殺される訳でもないだろうから、無駄だと思われることはしないのだ。何か妙にぬらぬらと肌にまとわりつく服を着せられた。なんかゴムでできたような全身タイツのような。。。なんだろこれ?どうして、こんなもの被せるんだろ。。。布袋の代わりに、ヘルメットのようなものを被せられた。
 げっ。息苦しいなぁ。吸い込んだ呼気に刺激臭が混じっていて、頭がくらくらする。と同時に、血液が全身を駆けめぐり始め、ドクドクと心臓が鼓動を打った。何これ?強烈なトルエンのような。
 ヘルメットを被らせられている以上、吸わない選択肢はない。ばくばくと心臓が早鐘を打ち、まっすぐ立っているのも辛くなって、俺はその場にしゃがみ込んだ。

監禁調教04

午前中とは違って、OBはユルユルと俺の中で動く。さっきは、本当に犯される感じだったから、何か調子が狂う。しかし、そのうち、下半身というか、下腹部の奥の方が重く、熱くなってくる感覚があった。まだ、あれ?って感じの変化だったが、その熱は徐々に膨らんでゆく。熱さが体中に広がってゆき、汗が吹き出してくる。下腹部の重さも、どんどん増してゆき、疼痛のようなものに替わっている。
 OBのマラが俺の中で動くたびに、その疼痛は微妙な何かへと形を変える。最初は、ほんの芽生えのような感じだったが、今や無視できない存在感が増して、かなり主張しはじめていた。
 その何かとは、快感。ばかな。ケツを犯されて、俺は感じている?最初は暴力で奪われたから?二度目は優しくされたから?ただ、それだけで、簡単に感じるものなのか?俺は混乱し、戸惑っていた。
「効いてきたようだな」
 え?何が?
「始めに仕込んだ媚薬が効いてきたんだよ」
 え?そんなもの仕込まれたの?俺。
「少しずつ気持ち良くなってきたろ?」
 嘘。やだって。そんなの。しかし、痛みでしかなかったOBの存在は、気持ちよさへと少しずつ変化しているのは事実だった。どんなに心が拒否しても、身体が、内臓が気持ち良いと言っている。やだって。そんなの。やだよ。
「あっあぁ」
 大きくなった快感は、OBの突きに合わせて俺に喘ぎ声を漏らさせる。訳が分からないが、そのあまりにも大きな快感に抗うことができなくなっている。俺・・・ケツ犯されて、ケツにチンポ突っ込まれて、感じてる。マジかよって自分でも思う。だが、そのうねりに抗う術はもうなかった。
「あぁ。感じさせてやる。もっと気持ち良くしてやる。いいだろ?ほら」
 OBのマラを打ち込まれるたびに、そこが痺れ、背筋を快感が突き抜ける。パンパンとOBの下腹部が俺のケツを打つごとに、喘ぎ声が漏れる。媚薬を仕込まれたからって、2回目で落ちるなんて。俺、情けなすぎ。でも、気持ちいい・・・
 俺の心とは裏腹に、身体は喜んでいた。OBのマラが奥深くまで打ち込まれて、内蔵をこねくり回されて、粘膜を擦り上げられて、溶けていくのが分かる。もう無理だった。我慢できない。気持ち良すぎる。そんなものなの?あぁもしかしたら女の喜びってこんな感じ?抱いたことは何回かしかないけど、チンポを突っ込んだときの感じ方なんて比にならない。
「いいだろ?マンコがよ」
 マンコって・・・
「男にもマンコがあるって分かるだろうが」
 OBに突き上げられて俺は仰け反った。快感が電流のように背骨を遡り、脳天を突き上げる。
「溶ける感じだろ?おまえのマンコ」
 あぁ確かに、溶けるみたいに感じる。OBのマラが俺の内蔵と一体になってしまった感じだ。どこまでが俺で、どこからがOBか分からない。
「オラオラ、落ちちまえ。俺の性処理マンコに落ちちまえ」
 嫌だ。そんなの嫌だ。でも・・・こんなに気持ちいいなら・・・それもいいか・・・OBの悪魔の囁きが、俺の内部の快感と溶け合って、ひとつになってゆく。
「もう戻れないだろ?おまえはもうマンコ野郎なんだよ。俺のチンポ突っ込まれて、よがりまくるマンコ野郎だ」
「あぁ俺はマンコ・・・野郎」
「そうだ。チンポ下さいってどこでも股開く淫乱マンコ野郎だ」
「淫乱・・・マンコ・・・野郎」
 俺は催眠術を掛けられたみたいにOBの言葉を繰り返す。まるで、自分に刷り込むように。
「チンポ下さいって言ってみろ。マンコに突っ込んで下さい。もっと下さいって言ってみろ」
「下さい・・・マンコ犯して・・・チンポ・・・突っ込んで下さい」
「よし。可愛がってやるぞ。もっと淫乱に素直になるようにな」
 俺は濡れていた。チンポはいつしかギンギンに勃起して、同時にマンコが濡れていた。
「良く今まで犯られなかったことだ。おまえは色気があり過ぎんだ。雄を誘う色気がな」
 そうなのか?だから、OBは、他部の俺をいきなり、落としたのか。我慢できず、俺は自らケツを振って、快感を貪り始めた。
「おまえのエロい顔みてみろ」
 指し示された壁の姿見には、とろりと溶けた表情で、ケツを突きだしてOBのチンポを突っ込まれている俺が写っていた。確かに、色っぽいな。俺。

監禁調教03

勃起したOBのマラを口から抜かれて、やっと呼吸ができる。咳き込みながら俺は酸素を貪った。その間に、OBは俺をひっくりかえし、馬乗りになった。オイルをケツの割れ目に大量に落とされひやりとする。遠慮のない指が俺の中に入ってきた。
「先輩・・・勘弁してください。ごめんなさい。助けてください」
 OBは無言である。指は俺の中で暴れている。
「先輩。痛いっす。勘弁してください。お願いします」
 聞く耳はもってくれそうにない。指が抜かれたと思ったら、もっと太いのが入ってきた。ギャッ!叫ぼうと思った矢先、後から枕に顔を押しつけられた。叫びがくぐもっただけだ。天地がひっくり返るかと思うほどの痛みで、まるで焼けた鉄の棒をケツに突っ込まれたかと思った。じたばたしてみるも、両手両脚を上から押さえ込まれ、マラで串刺しにされる。
 ぐぅうぅぅぅ・・・痛い痛い痛いいたいよぉ!!
「おまえが望んだんだろ?痛くないようにしてやると言っているのに」
『助けて助けて、勘弁して、お願い許して!』
 俺の声はOBには届かない。焼けたままの鉄の棒でそのまま犯された。OBの腰づかいは激しくて、俺は泣きながら許しを請うた。でも、その許しもOBには届かない。
 OBが俺の中で果てたのは、全ての抵抗心と、力を使い果たしグッタリとした後だった。これで解放される。そう思うしかなかった。OBは、目的を果たし満足したようで、俺を残して出て行った。俺は焼けるように痛む喉とケツを持て余しながらも、身体を動かす気力もなくて、そのまま俯せの状態でじっとしていた。
 後悔しても時既に遅い。ひとときでも早く俺を解放してくれるように祈るしかない。こんな痛い思いはごめんだ。もう二度とOBに逆らわないと心に決めた。
 しばらくして、サンドイッチと飲み物を持ったOBが現れた。ベッドに俯せに寝たままの俺の横に立つ。力を失って垂れ下がったマラを口元に突きつけられた。OBは何も言わない。俺を試しているようだ。俺は迷った。暴力と餌付け。俺はサーカスの動物か?OBは何も言わない。命令しない。
 俺は諦めて、上半身を起こし、OBの力のないマラを口に含んだ。どうして良いか分からないけれど、しゃぶる。モグモグと口を動かして、舌を使って奉仕する。
 どうして俺がと言いたいところだが、この状況に追い込まれていつまで意地を張っていても仕方なかった。まさかとは思うが、このまま飼われるなんてことはないだろう。下宿の俺は、しばらく居なくなったとしても誰にも分からない。俺が素直にしゃぶったからだろうか。OBは、それ以上を求めず、飲み物と食べ物を置いて、部屋を出て行った。情けないと思いつつ、腹が減っていたので、食べるものを食べ、飲むものを飲んだ。ため息しか出ない。
 何もすることがなくて、つい、うとうと眠っていた。OBに起こされて目を覚まし見上げると、今度は手ぶらで全裸のOBが仁王立ちしていた。
 はいはい。俺はOBのマラをしゃぶると、それはすぐに反応し、容積を増し、堅さを増していく。歯を立てると、またビンタが飛んで来そうなので、おっかなびっくりしゃぶっていると、ぐいっと奥まで突っ込まれた。目を白くさせながら、耐えた。今のところ俺が素直なので、OBも手荒なことはしなかった。
 ケツにオイルをたっぷり垂らされて、指を突っ込んできた。もうあんな痛い思いはごめんだから、必死で緩めるように努めた。OBの指が俺の中で動いて気持ち悪いが我慢する。そうやって我慢していると、時間を掛けて広げてくれているようだった。ある程度、緩くなったところでマラを突っ込まれる。
 最初ほどではないにしろ、やはり痛い。だが、我慢できない程ではなかった。OBも俺が慣れるまで動かないでいてくれた。
「お利口になったじゃねぇか。最初からそうしてれば痛い思いしないで良かったんだ」
 勝手なことを言う。だが、反論はしない。
「今にケツで感じるようにしてやるからな」
 嫌です。ケツを犯されて感じたくありません。はい。しかし、心の中で答えるに留める。OBは腰を使い俺を犯す。こんなもの気持ちよくなる訳ないじゃん。そう思いながら俺はじっと我慢していた。早く解放されることを祈って。

監禁調教02

次に目を覚ましたとき、そこはどこかの部屋だった。まず目に入ったのは天井で、部屋は薄暗かった。頭がクラクラして、酒酔いで気持ちが悪く、トイレに行きたかった。上半身を起こすと、ジャラリと音が鳴った。
 その時になって始めて気が付いたのだが、俺は素っ裸で、首輪に鎖、両手・両脚は革手錠で拘束されていた。何がどうなっているのか分からない。部屋のドアが開いて、まぶしい光の向こうに大きな陰が見えた。近づいてきた男は、俺を酒に誘ったOBだ。どうして?やはり、何がどうなっているのか分からない。
「目が覚めたか」
「あの先輩・・・これは」
 俺は拘束された手足と裸でいることの意味を尋ねた。もしかしたら、酒に酔ってゲロで衣服が汚れてしまった?酒癖が悪くて暴れるから縛られた?まさか・・・OBは、手足の戒めを解いてくれた。そして、俺を抱き起こすと、風呂場に連れて行った。
 俺は、まだ何がどうなっているのか分からなくて、呆然と立ちつくす。OBはシャワーヘッドを外し、勢いよく飛び出す湯を俺のケツの穴に突っ込んだ。大量の湯が体内に入ってくる。びっくりして拒否しようにもOBの方が優位だ。あまりに大量の湯が入ってきたので、即座に便意を催す。
「出せ」
 OBは一言命令した。しかし、湯を突っ込まれたからといって、人前で排便するなんて、そんな恥ずかしいことできない。だが、便意は尋常なものではなく、少しの間も我慢できるものではなかった。勝手に勢いよく水のような便が放出される。強烈な臭いにも負けず、OBは平然と、湯が出たままのホースを再びケツに突っ込んだ。押さえ込まれていて、それを拒否できない。何度もそんなことを繰り返すと、ケツから迸るのは透明な湯になっていた。OBは、適当に風呂場を流して綺麗にすると、俺にバスタオルを渡す。
 意味が分からず、それでも俺は身体を拭いた。これで解放される・・・訳もないか。OBの意図することが、酔った頭にも段々理解できるようになってきた。俺は性の奴隷にされる。男なのに・・・
 強制的にシャワーを浴びさせられ、ベッドルームへと引き戻された。ご丁寧にも首に付いた鎖をベッドに括り付けられる。鎖は南京錠で施錠されていて、人間の力ではどうすることもできない。手足の拘束は解いてくれたが、逃げ出せない状態に変わりはない。
「あの。先輩・・・どうして。こんなこと」
「ん?どうしてだと思う」
 口にするのもおぞましい。答えられるわけがない。そんな俺の前で、OBは平然とした顔で服を脱ぎ、全裸になった。OBの下腹部は完全勃起状態で、犯る気満々なのが分かる。やっぱりそうだよね・・・俺は納得というか、滅入った気分になる。
「ほら。分かってんだろ?しゃぶれよ。俺のマラを」
 俺はベッドに仁王立ちになるOBを見上げる。いきなり、ビンタが飛んできた。予期していなかったので、頭がクラクラする。口の中を切ったらしく、鉄の味が口腔に広がる。睨み付けるようにOBを見上げる。と同時に反対側の頬を張られた。
「この状態でどちらを選ぶ?黙って犯られるか?それとも痛い目に遭って無理矢理突っ込まれるか?」
 俺は思わず目をそらした。もちろん、犯って欲しいとは思わない。だが、逃げることもできない状態で、抗ってみても痛い思いをするばかりだ。どちらにしても犯られるには違いがない。迷った。だが、だからと言って、はいどうぞ犯って下さいというのもない話しだった。髪の毛を鷲掴みにされて、クチの前にマラを突き出された。口を開けてしゃぶれということらしい。俺は口をつぐんで痛みに耐えた。
「いい根性してるじゃねぇか。犯り甲斐があって楽しめるよ」
 OBは壮絶な笑みを浮かべた。今頃になって、後悔もしてみるが手遅れって感じでもある。鼻を摘まれ口で呼吸するしかないように追い込まれる。しばらくは我慢できても、このままでは窒息してしまう。頭を振って抵抗してみるも、OBの方が圧倒的に有利な状況だった。さすがに、苦しくなって口を開け、酸素を取り込む。と同時にマラを突っ込まれた。容赦ない突っ込み方だ。胃液が逆流してもOBは平然として俺に突っ込んだままだ。そのまま腰を振り、俺を犯す。
「今更、勘弁してくれと言っても遅いぜ。俺はおまえを犯す。泣こうが喚こうが犯す」
 OBは鬼のような形相で、そう宣言した。
 やはり、美味しいものをあげるからと言う知らない人に付いていってはいけない。痛い目に遭うのが落ちだ。

監禁調教01

世の中には、自由にならない相手を無理矢理に拘束して犯したいと考えている奴が少なくないようだ。俺が大学生のとき、毎日、体育会で身体を酷使していたのだけれど、その頃のことを話す。
 ある体育会のOBに声を掛けられた。普段なら、他部のOBと会話することはほとんどない。彼は武道系のクラブのOBで、たぶんリーグ戦かなにかのことで大学を訪れていたのだと思う。誰がみても、どこかのクラブのOBであることは分かるので、もちろん挨拶をした。
 彼は、飲みに行こうといきなり言った。さも、それが自然なことのように。確かに、自分が所属しているクラブの先輩やOBなら飲みに連れて行ってもらうのも良くある話しだし不思議ではない。ただ、他部のOBに飲みに行こうと誘われたのは始めてのことだった。OBが所属しているクラブの後輩達を誘うのではなく、俺というのが理解できない。
 たぶん、俺の顔にはそう書いてあったのだろう。彼は、それなりに強引で、「来い」と言われて、嫌ですと答える話しでもない。不審に思いながらもOBに付いていった。
 大学生だから普通に酒は飲むけれど、まだまだ青い訳で、酒の飲み方を十分知っているでもない。OBに進められるままに、日本酒の杯を空けていると、酔いが回ってきた。それでも、OBは酒をつぎ続ける。
 基本的に、先輩の注いだ酒は空けないといけない。OBならもちろんのことだ。返杯もするけれど、OBは飲み慣れているようで全然問題なさそう。俺は頭がクラクラし始め、身体が揺れ始めるのを感じる。
 OBは、俺のそんな様子を見て、お愛想をし、送ってくれるという。ご馳走して貰ったことに礼を言って、OBに支えられるままにタクシーに乗る。俺は知らない間に、OBの肩を借りて眠っていた。

2019年7月23日火曜日

縁は異なもの味なもの05


緩めたと思っていたが、強烈な締め付けだった。痛いんじゃないかと思って、彼の表情を覗いたが、もうこれ以上の喜びはないってエロい顔してて吹き出しそうになった。課長、可愛いなぁ。
 肉厚な尻の存在感に相応しいネットリとした穴だ。ヌルリとした厚い粘膜が纏わりつく感じで、なんと言ったか、ミミズ千匹?タコ壺?これは、気を引き締めないと射ってしまう。尻の穴と竿の根本をギュッと締めて、奥の奥まで突き入れた。
 尻タブがさらに膨らみ、エビ反りになって、雄声で鳴く。こんな圧倒的な雄を鳴かせている興奮で、俺の快感が倍増した。太い腰を両手でホールドし、中腰で上から突き下ろすとGスポットを直撃するはずだ。
「すげぇ。。。当たる。。。気持ちいいす。すげぇ硬いっす」
 体育会のノリのようだ。なら、こちらも応えよう。
「マンコがトロトロじゃねぇか。こんなガタイして、マンコが感じるのか?変態だな」
「うっす。マンコ感じるっす。兄貴のチンポで抉られて感じまくりっす」
「こんなに濡らしやがって。雄同士の交尾だ。激しくいくぜ!?」
「うっす。お願いします。俺の淫乱マンコを犯しまくって欲しいっす。兄貴のデカマラで漢にしてください」
 ノリノリだ。男同士はこうじゃなくちゃな。女声で「あんあん」鳴かれたら勃つものも勃ちゃしねぇってもんだ。分厚い尻の肉を両手で打つと良い音が鳴る。
「おらおら。マンコ突き出せ。俺のデカマラが欲しいんだろうが?疼いて仕方なかったんだろうがよ!マンコ野郎」
「うっっす。たまんねぇっす。兄貴の股間みて、マンコ濡れまくってたっす」
 しかし、マジで名器だ。このマンコは。気を許すと知らないうちに漏らしてしまいそうになる。あまり、Gスポットを突き過ぎると課長もトコロテンしちまうだろうし、加減が必要だった。
「おら。エロい顔を楽しみながら犯してやんよ。自分で股開いて、マンコ晒してみろ」
正常位に体位を変え、M字開脚させた。
「マンコがぱっくり開いちまってるぜ。真っ赤にマンコが充血して、チンポくれってよ。こんなガタイしやがって、マンコ野郎が」
 ベロチュウと乳首を吸いまくり、腰を振った。重量級の課長を言葉責めしながら犯す興奮といったらなかった。癖になりそうだ。このノリを見ている限り、学生時代にラグビーか柔道をしていて、先輩やOBに仕込まれた口かもしれない。
 乳首に軽く歯を立てても拒否するでもないし、少なからずM気がある。小豆大の乳首に爪を立てて、様子を伺う。徐々に力を入れ、キリキリと責めても音を上げるどころか、チンポの先から先走りを溢れさせるばかりだ。今度、また、ヤラしてくれるなら、ロープで縛って、自由を奪った上で犯すのも良いかもしれない。さぞや、荒縄が映えることだろう。
 両方の乳首をキリキリと爪で痛めつけるとマンコが痛いほど締まる。そして、極限まで締めてきたと思ったら、チンポの先から白濁の粘液を漏らし始めた。乳首でイク質か。しまったと思った時には遅い。俺は、課長のケツを刳りまくって、快感を支援してやる。そして、同時に俺も課長の中に大量の子種を発射して、果てた。

2019年7月22日月曜日

縁は異なもの味なもの04

何度か使ったことのある男2人でも利用できる全自動のラブホに入った。俺の後から駆けるような勢いで彼がドアを潜る。有無を言わせぬ強引さだと後で恥ずかしくなるのだが、そのときは、チンポと頭に血が登っていたので気づかなかった。
 点灯している掲示から適当な部屋を選ぶと、廊下の矢印が点滅して、行き先を案内してくれる。初めてHするときのような余裕の無さである。無言でエレベータを待ち、ドアが開いたらすぐに乗り込む。表示のあった階数を押して、「閉」ボタンを連打する。彼も興奮を隠せないようだったが、やはり無言だ。廊下の突き当りの部屋ランプが点滅している。
 飛び込むように部屋に入り、彼を抱きしめ、唇を奪う。抱き応えのある肉厚の身体は、しっとりと汗をかいていた。股間を擦り合わせて、互いに硬くなっていることを確認する。唾液を互いにやり取りするほどのディープキスを終えるや、彼は俺の前に屈み込み、ジーンズのボタンとジッパーを下ろす。肉に張り付いているジーンズを引き剥がし、下着と同時に足元まで下ろすと、勢い余った俺の股間が飛び出した。
「凄ぇ。マジで太いや」
 マジマジと眺めながら、唸るように呟いたあと、竿を握りしめて硬さを確かめる。
「硬ってぇ。ギンギンじゃないすか。淫水焼けして黒光りしてるっすよ」
 彼は、大好物を口に含み、張ったエラの裏に舌を這わせる。
「すげぇ。美味いっす。たまんねぇ」
 鼻息荒く、眺めては感嘆し、音を立てながらしゃぶり、竿を握りしめ、頭を振った。俺以上に興奮している彼を見下ろし、少しずつ冷静になってゆく。駅前で合流する前に、ふたりともシャワーを浴びてきていたことは分かっている。交互に足で踏んでジーンズを脱ぎ捨てる。ラガーシャツを脱ぎ捨て、素っ裸になると、彼の両脇に手を差し込んで抱き起こし、ベッドに誘った。彼も着ていたものを引きちぎるように脱ぎ捨ててベッドに上がった。
 素っ裸になった方が身体がでかく見えるとか何なんだ。自分よりでかい漢を押し倒し、乳首を吸った。雄フェロモンが発散しまくりの体臭と汗の味が興奮を倍増させる。舌先で転がすと小豆大まで見る間に勃起して、さらにあがる。舌先で転がしつつ、片手で乳首を強めに摘むと彼の喉がぐぅと鳴った。胸筋を鷲掴みにし、ふたたび舌を吸う。キスをしながら、尻の肉を鷲掴みにされて引き寄せるので69の体勢に移行した。
 驚いたことに、頭の角度を調整して勃起を呑み込んでしまう。気道を塞がないように気遣いながら優しく腰を振った。俺も太々しい勃起を含み、舌を絡めて味わった。存分にしゃぶった後、両膝の裏を掌で抑え込んで穴を舐めた。ぷくりと膨らんだ肛門は色が黒かったが、形は綺麗でイボ痔もないようだ。舌を差し込み、柔らかな粘膜を舐めてやると勃起への吸い付きが強くなる。腰を荒々しく振って、喉を抉ってやったがギブすることなく、逆に尻に手を回して引き寄せさえする。指を突っ込み、穴を広げ、ローションを流し込む。
「もう我慢できん」
 俺はそう雄叫ぶと勃起を抜いて、身体を入れ替えた。彼をひっくり返して、ケツを突き出させる。もぐらには堪らない景色だった。半開きの穴が早く欲しいと誘っているかのようだ。ゴムを付け、ローションをまぶし、一気に貫いた。

縁は異なもの味なもの03

加納課長に、LINEである画像を送った。それは、顔出し、全裸、それも完全勃起状態の画像だ。不特定多数を対象とするTwitterではないから大丈夫だと思うけれど、プレッシャーを感じながらも、手っ取り早く信用してもらう方法だと考えたからだ。

<想像していた通り、いい身体していますね。それに、
 でかいし、太くて、美味そうなチンポですw>
<いやいや。課長の鍛えられた身体に比べれば全然で
すよ。でも、チンポはそれなりに自信ありますw>
<明日、日曜日の夕方のご都合はいかがですか?
 軽く一杯でも。一度、ゆっくり話したく思います。>
<願ってもないことです。○○駅、東側改札外で、
17:30にいかがですか?日本酒と肴の美味い居酒
屋を知っています>             
<承知しました。では、明日、17:30、〇〇駅で>

 合流した俺たちは、居酒屋に場所を変え、盃を交わした。課長は豪放磊落で飾るところがない。彼の趣味である旅行や釣りの話、ふたりの内緒の話で盛り上がり、酒が進んだ。
 日曜日の夕方ということもあって、居酒屋は比較的空いていて、周りのテーブルの客を気にすることもなく、スケベな話も出来たのだ。ときおり、テーブルの下で膝が当たるたび、はにかむ課長が初々しくて、Twitterで筋肉隆々の裸画像やハメ撮り動画をUPしていた同じ人とは思えない。
 筋肉の盛り上がった、たわわのケツにデカマラが突き立てられるたび、この人の雄らしく鳴く声が脳裏に蘇る。タチは掌で尻タブを打ちながら一心に腰を振り、課長は雄叫びを上げながら分厚い肉体を波打たせるのだ。こんな漢らしい課長が、雄に突っ込まれて感じている姿は興奮以外のなにものでもなかった。
 あのガチエロの肉体が眼の前にある。そう考えただけで、股間が充実して痛かった。アルコールが適度に回って、エロ度が上がると、段々と言葉少なになってゆく。俺は課長がケツを突き出して、デカマラを受け入れて喘いでいる動画をエンドレスに思い出し、課長はといえば、俺の送った画像のデカマラで、Fuckされている場面を想像しているに違いないのだ。
「課長。俺、もう平静に保つの無理なんですが。あの魅惑的なケツに突っ込みたくて、ギンギンすよ」
 あえて、卑猥な言葉を吐いて、課長を煽る。
「前田さんも?もしかしたらって妄想して、出てくる前に、ちゃんと綺麗にしてきたんすよ。俺。アルコール量が増えるたびに、昨日もらった画像を思いだして、恥ずかしながら濡れちゃってます」
 課長は、恥ずかしそうに下を向いて呟いた。じゃ、こんなところで、ちまちま啄いている場合じゃない。俺は、伝票を鷲掴みにして、レジへと向かい、もどかしい思いで札を数枚取り出すと支払いを済ませた。課長が追いかけてきて、万札を差して何かを言っているが、俺はラブホテル街の方向めがけて足を早めた。

義兄04

我ながらインモラルだと思う。でも、常識を凌駕するだけの欲求が俺を暴走させた。義兄さんがキスしながら、ボディーソープを泡立てて身体を洗ってくれた。俺も義兄さんの身体を丁寧に洗う。泡の中から互いの股間が元気良く屹立している。カチカチに堅くなったものを下腹部に押し付け、身体を密着させる。先に出てもらって、後ろの準備をした。
 後ろを使うのは久しぶりだから、少し緊張するけれど、義兄さんは慣れているだろうから安心だ。バスタオル一枚で夫婦の部屋に行こうとすると、義兄さんが俺の部屋から顔を出した。確かに。俺の部屋の方が落ち着くかも。最初から愛撫が始まる。2人だけの世界。
「なんかやりにくいな。感じるときの表情が由佳とそっくりだ」
 姉弟だもんね。そんなところまで似てるものなんだ。不思議な感覚だけど、同じ人の愛を分け合ってる感じだ。実は、俺たち姉弟は子どものころからとても仲が良かった。どちらかというと姉が男勝りで、俺が乙女な性格だった。
 年もあまり離れてないし、二卵性双生児的な姉弟といったらいいだろうか。もしかしたら、姉と俺は、心と身体を間違って産まれてきたのかもしれない。だから、奪うというより、分け合う感じ。おやつをいつもそうしていたように。少し元気を失った義兄の股間を口に含んだ。
 義兄のものを体内に受け入れて、とても不思議な安心感がある。優しく包み込み、舌を絡めると元気を取り戻した。
「大丈夫。昔から姉貴のものは俺のもの。俺のものは姉貴のものだったから。義兄さんまで分け合うなんて、ちょっと変だけど。。。」
 両膝を抱き、正常位で義兄を受け入れる。ゆっくり解してくれたから、全然痛くない。それより、やっとひとつになれる喜びが勝った。
「凄い幸せな気分」
 義兄の瞳をじっと見つめながら囁く。俺のことを労わりながら腰を使い始める。腹筋がキュッと締まってる。ここから見上げる義兄は圧倒的に雄だった。太いものが俺の中に入ったり出たりを繰り返す。こんなに感じたことはなかった。
 今までは後ろに突っ込まれても、正直なところ、あまり気持ちいいと感じたことがなかった。厭々というわけではないのだけれど、相手が突っ込みたいというから、受け入れていただけで。けれど、初めて抱かれることの喜びを覚えた。
 俺が相手を欲しているからなのか、それとも義兄が上手いのかは定かじゃない。何かこう奥の方から込み上げてくるものがあって、溢れそうになっている感じだ。義兄の腰がカクカクと動くたびに、快感が脳天に突き抜けて、勝手に嗚咽が零れてしまう。後ろがこんなに気持ちいいなんて大発見だ。
 自分で股間を擦るのなんて比べ物にならない。義兄は、俺の舌を吸いながら腰を振り続ける。さっき、1発目を出したからなのか、それとも、もともと絶倫なのか、全くイク素振りもない。義兄さんも気持ちいいのかな。心配になる。
「義兄さん。凄い。こんなの初めて。気持ちよすぎる」
「俺もだ。すごく良いよ。ずっとおまえと繋がっていたい気分だ」
 正直に嬉しかった。義兄さんの広い背中に両手を回して、キスをねだる。あぁこれが本当のセックス。今までのなんて真似事でしかないような気になってくる。義兄さんの形がくっきりと分かる。奥まで届いて、粘膜が包み込み、絡みついているのが分かる。
 俺も。ずっとこうしていて欲しい。何時間でも繋がっていたい。
「これからも、たまには抱いてくれる?姉貴には悪いけど、義兄さんを分け合ってもいい?」
「由佳のことは本気で愛している。けれど、俺はゲイよりのバイで、勢いで結婚してしまったところがあってな。だから、凄く後ろめたかったんだ。今日、結婚してから初めて男とした。初めて会った男だ。思い知ったよ。やっぱり俺は男の方が身体は合ってるんだって」
「そうなんだ」
「このまま行くと俺自身が壊れそうだった。だから、後ろめたかったけど。。。すまん」
「いいよ。俺には分かってた。姉貴が強引すぎるんだよ。俺でよければ抱いて。絶対、バレない自信あるし」
 義兄の答えは、熱い抱擁と激しいキス。これからは二人三脚。俺も子どもは大好きだから。

義兄03

後ろめたくないかと問われれば、後ろめたいことだろう。姉貴に隠れて、義兄と関係を持つなんて、常識のある人間なら考えられないことだと思う。理性で止めることができる範囲を逸脱して、感情が暴走し始めていた。今まで抑え込んでいた義兄に対する思慕が決壊していた。義兄は、困り顔である。とどめの言葉は、さすがに言えない。
『じゃないと姉貴にチクるよ?』
 いくらなんでも、そんなこと言って迫ったら最低の奴だから。
「無理?義兄さんのことが好きなんだ。いけないと思うけど。知ってしまったら自分を抑えられない」
 義兄さんの裸の胸に飛び込む。俺より10cmは背が高くて、身体の厚みは倍くらいある。鍛え上げられた筋肉の弾力が心地よい。あぁ義兄さんの臭いがする。バスタオルを巻いた義兄さんの股間が少しだけボリュームを増したようだった。
 葛藤しているのを感じる。憎からず義兄さんも俺のこと思ってくれるのかな。「絶対、ぜったい姉貴には言わないから。たまにでいいから。だから、俺のことも抱いて。ダメ?」
 間近で見上げる義兄さんの目が動揺で揺れる。
「お願いだよ。うんと言って」
 義兄さんの手を取って、自分の股間に持っていく。これ以上ないくらい勃起して、ガチガチに堅くなっているのが分かるはずだ。大きな手が戸惑いながらも形を確かめるように包み込んだ。それだけで吐息が漏れた。義兄さんに握られているだけで。
 バスタオルを突き上げて、堅くなってゆく股間を感じた。揺れていた瞳が強い意思を持って俺を見つめた。
「雅典。俺。。。」
 そのまま絶句する。なんて誠実な人なんだろう。両手で頬を包み込んで、無理矢理キスした。あぁこれが夢に見た義兄さんの唇、舌。ベッドに押し倒された。剥ぎ取るみたいにジーンズを脱がされた。
 バスタオルがハラリと落ちて、俺の上に四つん這いになった義兄を見上げる。臨戦態勢の股間が嬉しかった。
 別に女のように扱われたい訳じゃない。けれど、キスから始まり、耳たぶや喉や鎖骨を愛撫され、宝物を扱うように乳首を舌で転がされたら、雌になっちまう。さすが、普段、女性を相手にしているだけあって、扱いが丁寧だった。初めての経験じゃないから分かる。
 男同士のセックスは、突っ込んで、出すことが目的だから、受ける側ですらどうしても拙速な合体を求めがちだ。先ほど終えたばかりだとは思えないほど、義兄の愛撫は徹底していた。拳を噛んで嗚咽を我慢する。
『我慢しなくていいぞ?』
 瞳がそう言ってるけれど、姉貴を裏切ってる後ろめたさがあったから、手放しで感じるのは違うって思っちゃう。けれど、思い続けていた義兄さんに愛撫されているのだと考えると、天に昇る心地で快感は倍増する。ギンギンに勃起したものを含まれた。あぁフェラがこんなに気持ちいい。
「あぁはぁぅ」
 俺も欲しかったから、手を伸ばしたが拒否された。嫌?それともお預け?熱い粘膜がねっとりと絡みついて、エラの裏や鈴口を刺激されるたびに電流が走った。息絶え絶えで嗚咽をこらえる。横たわるように身体を倒され、尻の谷間を開かれる。恥ずかしい。そんな風に曝け出すなんて。義兄の舌が蕾を舐めた。あまりの快感が貫いて、雷が落ちた気分だ。
「シャワー浴びてない。汚いよ。義兄さん」
 愛撫は止まらない。さすがに合体は無理だ。
「シャワーを」
「一緒に浴びようか?」
 義兄さんが意外と積極的なので驚く。
「雅典。俺が言うべきことじゃないけれど、ずっとお前とこうなりたかった」
 ずきん。俺の心臓が痛んだ。

義兄02

姉貴と義兄の出会いは、姉貴の会社仲間と行ったキャンプだったと聞く。筋肉フェチな姉貴は、バキバキに鍛えこんでいる義兄に一目惚れし、猛アタックした。戸惑う義兄を絡めとり、初デートの食事で酔っ払った振りをしてホテルに連れ込んだ。もうこうなってくると姉なのか、兄なのか分からないほどの強引さだ。
 昔から狙った獲物は逃がさない野獣のような姉だったのだけれど、親友が去年の秋に婚約して猛烈に焦ったらしく、エイミングした義兄を絶対に逃がさないと俺に豪語していた。策士の姉は、安心日だと偽ってゴムなしで義兄を咥え込み、見事、一発で的中。真面目な義兄は、責任を感じて姉貴の軍門に下った。
 義兄は、真面目で優しく、とても穏やかな人だ。そんな人が家族のいない家で、こっそり、あんなことをしていると知ってショックだった。なんらかの理由があって戻ってきた、姉貴が相手なのだとしたら問題ないのだが。俺は悶々とした時間を過した。
 30分ほど庭の隅で待機していると玄関で物音がした。見えないように物陰に隠れながら、様子を伺っていると義兄とは違う若い男が出てきた。余りのショックに俺は呆然とした。
 少し時間を置いて、業とらしく「いきなり休講なんて最悪」などと呟き、ドンドンと音をたてながら階段を上がった。驚いた顔の義兄が隣の部屋から出てきた。バスタオルを腰に巻いただけの裸だ。
「あれ?学校は?」
「最低なんすよ。教授の都合で突然休講。学校行って損した」
「そっか」
 バツが悪そうに義兄は頭を掻いた。
「シャワーでも浴びてたんすか?暑いもんね。今日は」
 そう言いながら夫婦の部屋に、何の気なしにって感じで入る。案の定、ベッドは乱れていて、男の汗と少しザーメンの臭いがした。コンビニ袋に突っ込まれた大量のティッシュの塊を見逃さない。この義兄が姉貴を裏切っているなんて。それも相手は男。俺の股間は、これ以上ないくらい勃起していた。
「義兄さん。さっき出て行った人は恋人?」
 ぼそりと呟いた言葉に、義兄は固まった。
 義兄は、はっきり言って俺のタイプだった。やはり、姉弟なのだと思った。タイプが全く同じなのだ。正直な話、両親のところに結婚承諾の挨拶に訪れたとき、俺が一目惚れしそうになった。そう、俺は何を隠そうゲイだ。でも、姉の夫に恋したところで、報われるわけがないのだから諦めようと努力していた。ひとつ屋根の下で暮らしていると嫌でも目に入ってくるし、男だから風呂の後も裸を隠さないで平気で歩き回る。
 俺には拷問みたいなものだ。だって、タイプの男が目の前を裸で歩き回るのだ。勃つなという方が無理な相談だ。だが、義兄は姉に隠れて若い男とセックスしていた。つまり、義兄はバイセクシャルということだろう。これは、俺の想像だが、義兄はゲイ寄りのバイセクシャルなのだ。たぶん、積極的に結婚しようとは思っていなかった。だが、姉貴に強姦するみたいに行為に追い込まれ、一発的中した。真面目な義兄は、責任を取って姉貴と結婚する羽目になった。
 義兄がストレートなら俺の恋愛感情は空転することになるわけだが、実は男もいけるとなると隠し続けていたものが俄然勢いを増す。義兄を追い詰めることになると分かっていながら、俺は迫った。目の前で固まっている義兄が可愛そうになった。
「義兄さん。大丈夫。家族には話してないけど、実は俺もゲイなんだ。義兄さんはバイなの?」
 義兄が目を剥いた。
「姉貴に強引に迫られて、優しい義兄さんのことだから断りきれなかったんだろ?その上、勢いでやっちゃって、まんまとハメられた。生で、それも中出し。全然ダメです。女は怖いんだって」
 義兄は、魂が抜けてしまいそうな長い溜息を吐いた。
「姉弟どんぶりどう?」
 調子に乗って、俺は切り出した。
「姉弟なんだなって思ったもの。義兄さんに初めて会ったとき、俺も一目惚れ状態。けど、今まで自分を抑えてた。義兄に迫る弟なんて最低だからね。けど、今日のこと見て、自爆覚悟で告ります」
 義兄さんは呆れ顔だ。だが、ホッとした様子で、今までで最高の笑顔を俺に向けてくれた。

義兄01

最寄り駅に着いてはじめて、今日唯一の講義が臨時休講になる旨のメールに気が付いた。大学は自宅からそう遠くない。特に替わりの暇つぶしも思いつかないので、帰ることにした。
 家に戻ってみると、いつもは施錠などされていない玄関ドアに鍵が掛かっている。そういえば、両親が国内旅行に出かけると言ってたっけ。姉貴は仕事だが、義兄は休みのはずだけど。パチンコにでも行ったのかもしれない。
 うちは地方都市の一軒屋に、両親と姉夫婦、弟の俺が一緒に暮らしている。姉貴が腹ボテで、自宅を出てマンションを借りるとか借りないとか、両親と姉夫婦の間でもめている。俺としてはどちらでもいいことなので、静観を決め込んでいる。
 鍵を開けて玄関に入ると、確かにひっそりとして誰の気配もなかったのに、階段を上がり自室に向かう途中、隣の部屋からする物音に気づいた。ん?義兄さんいるのかな?ドアをノックしようとしてハッとした。ベッドが軋む音。押し殺したあえぎ声。絡みながら囁く愛の言葉。
 え?姉さん、今日は休み?でも、腹ボテだし。。。俺は足音を忍ばせて、階段を戻り、玄関を出て鍵を閉めた。庭の隅に身を隠し、時を待った。

2019年7月19日金曜日

人肌が恋しくなる頃です07


圧迫感が凄い。かなりきつい状態だった。無理をせず、彼の表情を読みながら少しずつ開かせる。表情を見る限り、痛みに耐えかねているようではない。それよりも俺を受け入れようと必死に頑張っている様子が伝わってくる。もっとゆったりと、力を抜いて、俺を受け入れてくれ。傷つけないように、恐怖を抱かせないように、ゆっくりと侵入する。
 硬かった肉体が少し柔軟になり、柔らかく熱い粘膜が俺を包み込む。初めて挿入した時みたく、俺は興奮し、激しく欲情していた。なんて気持ちいいんだ。互いの形がピッタリあって、嵌るべき場所に嵌った感覚だった。最後まで入ったぞ。彼の瞳をじっと見つめ、笑みを送る。彼も必死の思いで俺を覗き込んでくる。
 可愛いなぁ。本当に。最後まで、打ち込んだまま、唇を重ね、舌を差し入れた。上下の粘膜を同時に味わって、彼を完全に征服した気分になる。互いの舌を吸いあっていると、彼の肉体が解れてゆく。大丈夫かな。少し腰を動かしてみる。眉間の皺が深くなる。止めようとしたとき、彼の掌が俺の尻を抱き、引き寄せる。
「大丈夫。来て」
 そう目が訴えかけていた。抜ける直前まで引き、そして深く埋没する。抵抗を示していた彼の肉体が、俺の形に染まってゆく感覚。粘膜と粘膜の心地よい接触が、動きをさらに大胆にしてゆく。彼の両腕が俺の首に回されて、放すまいとする。両手を彼の膝の裏に載せて、一心に腰を振った。
 二人の呼吸音と粘膜の擦りあわされる湿った音だけが室内に充満する。汗がポタポタと降り注ぎ、彼を濡らしてゆく。こんな充実したセックスは久しぶりだ。いつまでもこうしていたい気がする。ずっと彼とひとつになっていたい。そう感じる。
 彼の呼吸が少しずつ艶を含んだものに換わっていく。いいのか?俺のものがおまえの中に入ってる。おまえの柔らかく熱い肉を割き、掻き分け、奥へと潜り込む。貪欲に肉を曝し、おまえは俺を呑み込んで、快楽の淵を彷徨うようだ。おまえを好きになっていいか?俺のものになってくれるか?
 こうやって、毎日でも抱き合いたい。何度でも愛し合いたい。ひとつになりたい。嫌か?ほかの奴に渡したくないんだ。頼む。俺のものになってくれ。感じることを封印していたようだった彼が、溺れる人のように切れ切れに呟いた。
「いぃ。あぁ気持ちいい。こんな。。。凄い。。。あぁ。。。もう離れたくない。。。僕を。僕を。。。放さないで」
 そうか。お前も同じ気持ちか。良かった。安堵したとたん、限界が突然やってきた。動きが勝手に激しくなる。彼の様子を気遣う余裕がなかった。終わりを予感した彼が、俺を見つめ、ニッコリ微笑む。いいよ。我慢しなくていい。来て。出して。僕の中に。
「おぉぉぉぅうぉおぅ」
 俺は獣のように雄叫びを上げ、何度も何度も彼の中に精を放った。下半身のほとんどを持っていかれたような強烈な射精感だった。
 どくどくどくどくどくどくどく。
 尻の穴がキュッと窄まり、下半身の筋肉が痙攣して、大量の精を放出する。彼の中から溢れ出しそうなほど。身体を彼の上に投げ出す。激しい呼吸を整える間、彼は俺を抱きしめていた。腹の間がぬるりとしている。
「ん?」
「えへ。僕も勝手に出た。これがトコロテン?凄いね。触ってもいないのに。超気持ちよかった」
 俺は今まさに果てたばかりだというのに、硬さを失っていなかった。ぴくりと動かしてみる。
「え?硬いまま?凄い。。。」
 いいか?見つめる。うん。来て。見つめ返す。俺達は既に言葉が必要ない。ゆるりと腰を動かす。彼の眉間の皺がより深くなった。いったばかりなのに、おまえも気持ちいいんだな。今度は、もっともっと気持ちよくしてやる。うん。
 二人の濃密な時間は始まったばかりだ。

人肌が恋しくなる頃です06

恥ずかしすぎる。こんな。。。ベッドじゃない場所で、それも明るいところで、尻の穴まで観察されている。彼は紳士で優しくて、無理に突っ込もうとはしなかった。スマホのアプリで知り合った人と初めて経験したときは、あまりに強引で、痛いって訴えているのに大丈夫だからと無理に突っ込まれた。
 目から火が出そうなほど痛くて、逃げようとする僕を押さえつけて、まるで犯すようにやられてしまった。そんな初体験がトラウマになって、しばらくHが怖くなってしまったくらいだ。二度目のときは、初体験から1年以上も経過していた。今度こそと思ったけれど、ネットを通じて出会う相手は、ヤルことを目的としているようで、こちらの状態よりも自分の欲望を優先した。だから、二度目もやはり痛い思いしかなかった。
 けれど、彼は優しくて、自分の欲望よりも僕の準備が整うのを優先してくれているようだ。頑なだった自分の肉体が、彼の愛撫で少しずつリラックスするのを実感していた。心が彼を求めているのも大きいようで、硬く小さな蕾が緩みつつある。彼を受け入れる態勢が整いつつあるのだ。それは、僕にとっても嬉しいことで、喜びでもあるはず。
 だからなのか彼の指が侵入してきたときも、あまり痛いとは思わなかった。いや、正直な話、気持ちいいと初めて思った。他人に内部を触れられことに初めて快感を覚えていた。
 あえてだと思うけれど、彼は、卑猥な言葉を僕の耳元で囁いて、真っ赤にさせる。そんな僕を観察して密かな喜びを味わっているのだろうか。二十歳になった男が、指を突っ込まれて、処女みたいに恥ずかしがるなんて馬鹿げていると思うが、免疫がないのだから仕方がない。あぁ。彼の優しい接触を内側に感じる。
 彼の厚い胸に顔を埋めて目を瞑っていると、よりその感触はリアルだった。痛いほど充血した股間が止め処なく透明な粘液を溢れさせ、彼の太腿を濡らしていた。そして、僕の粘膜は、真っ赤に熟れてトロリと密を溢れさせる。欲しい。本当に思う。彼が欲しい。こんなに屹立したデカイものを痛みなしに受け入れるのは難しいと思う。でも、彼が欲しかった。
 ゴムをした彼の肉棒にたっぷりとローションが塗されて、少し開き始めた蕾に宛がわれる。リラックス。力を抜いて。口で呼吸するように。複式呼吸で。怖がらない。きっと痛くない。彼は無理に突っ込むことはしない。痛みを覚えたら待ってくれる。だから、リラックス。メリメリと硬さを残した肉を押しのけて入ってくる。まだ、それほど痛みは感じない。まだ、大丈夫。
 彼の瞳をじっと見つめる。優しい瞳。彼も僕をじっと見ている。眉間に皺が寄ってしまう。でも、これは痛みじゃなくて切ないから。彼はたぶん分かってくれている。無理せず、急がず、ゆっくりと侵入してくる。痛みを感じそうになると、敏感に察知した彼の動きが止まる。
 凄い。あんなものが入っちゃった。あぁなんだか幸せな気持ち。初めて貫かれて、気持ちいいって思えた。てか、まだ快感まではいかないけど、全然痛みを感じない。
 はぁ。僕の中が彼でいっぱいだった。彼の熱い舌が上の口からも僕の中に入ってくる。上下から同時に侵入されてる。信じられないほどの感動に僕は打ち震えていた。

人肌が恋しくなる頃です05

彼が意を決したように俺を見つめてくる。熱い思いを瞳に乗せて。俺が誘ったようなものじゃないか。年上の俺が躊躇してどうする。決死の思いの彼に恥をかかせまい。小さく震える彼に唇を重ねた。一瞬のことだったが、熱い思いが通い合う。
 彼がしがみ付いてきたときには、既に堰は決壊していた。柔らかく艶やかな唇に唇を重ね舌をねじ込んだ。彼も俺を求めて吸ってくる。互いを求めていることが分かったのだ。今更我慢することもない。乱暴に彼を押し倒し、シャツをたくし上げた。鍛えられた筋肉質で真っ黒に焼けた身体が、恥じらいを含んで朱に染まっているようだった。
 プクリと膨らんだ小さな乳首が愛らしい。舌をそっと添えて、転がすように舌先を使う。
「あっあぁぁあっ」
 恥ずかしそうに吐息を漏らす。可愛くて堪らない。唇でそっと摘み、舌先で突くように刺激する。敏感なようで、小刻みに身体を震わせて快感に耐えている。我慢することなんてない。思いっきり甘えればいいんだ。ほら。
 ボクサーを残して、剥ぎ取った。下から俺を見つめる瞳が恥ずかしそうに揺れている。そうだな。俺も生まれたままの姿になろう。膝立ちになって、全てを脱ぎ捨てた。雄々しく屹立した股間を濡れた瞳で見つめる彼。
 突っ込みたい。ひとつになりたい。君と。彼の瞳が同意を示しているように感じた。いいのか?本当に。俺のものになってくれるのか?ボクサーを引き抜くと、彼のものもガチガチに堅くなっている。経験はあるのだろうか?どうでもいいか。ピンク色の綺麗な亀頭を含んだ。
「はぅあぁぅあん」
 吐息に艶が篭もる。舌先で鈴口を小刻みに刺激すると、ガクガクと身体を痙攣させて逃げようとする。逃がさない。もう放さない。奥まで飲み込んだ。彼の両手が優しく首に回される。少し尻を持ち上げるようにさせ、たわわな尻の肉を鷲づかみにした。
 もう止まらない。無理だ。優しくする。だから、いいな?咥えたまま彼を見つめる。彼はコクンと肯首した。
 引き締まった太腿の間に膝を押し込み、強引に広げる。重そうな玉が垂れ下がった奥に、さらに秘密の場所が隠れている。竿から亀頭、エラの裏、蟻の戸渡り、玉袋に舌を這わせ、少しずつ近づいてゆく。ほら、もっと見せてみろ。君の恥ずかしい場所を俺だけに見せてくれ。ほとんど無毛の彼の尻は、弾力のある筋肉質で、とても綺麗な形をしている。両膝の裏に手を添えて、彼を半分に折ると、その場所はひっそりと憂いを含んで息づいていた。
 なんて可愛いんだ。とても綺麗な形をしている。あまり使っていないようだ。唾をたっぷり指に掬い取って、蕾に触れる。びくん。今まで以上に反応して、眉間に皺を寄せた。円を描くように指先の腹で優しく刺激する。蕾は呼吸するような感じで、小さく息づいていた。タイミングを計らって、そっと侵入する。引き寄せられた眉間の皺は、痛みからくるものじゃなかった。甘い吐息がそっと零れ落ちる。
 無理をせず、ゆっくりと彼の呼吸を読んで中に入ってゆく。第一関節まで入った。乳首を口に含み、片手でエラの裏を刺激しつつ、奥を目指す。全身性感帯になってしまった彼は、呼吸がどんどん速くなってゆく。俺にしがみ付いて、小さく震えていた。
「初めてかい?ここは」
 恥ずかしそうに彼は首を横に振った。
「2回です。痛いって感じしか。。。でも、今日は大丈夫みたい」
 可愛いことを言ってくれる。穢れを知らない粘膜が指腹に吸い付く。綺麗な粘膜をしている。肌と同じで、きめ細かく、しっとりと濡れている。傷や出来物の類もまったく感じない。爪で傷つけないように慎重に進んでゆく。
「中指が根元まで入ったよ」
 痛いほど俺を締め付ける。
「恥ずかしい。。。」
「綺麗だ。とても熱い。ねっとりと俺を締め付けてくる。いい感じ」
 恥ずかしいのか彼が胸に顔を押し付けて嫌々をする。こんな雄らしい肉体をしているのに、なんて純朴なんだろう。すぐにでも突っ込んでしまいたいのを必死に我慢した。無理は禁物だ。こういうことは、最初が大切なんだ。合体することが気持ち良いことだと肉体に刻み付ける。そうすれば、次からはずっと開くのが簡単になる。
「そんなに締めないで。もっとリラックスしないと、君の中に入れない。ひとつになれないだろ?」
 彼の緊張を緩めるために、優しくキスする。そう俺の舌を受け入れるように、後ろも受け入れるんだ。そう。リラックスして。そっと二本目を挿入する。柔らかな筋肉が緊張を解くのをじっくりと待つ。ほら。俺を受け入れて。痛くしないから。

人肌が恋しくなる頃です04

自分でも焦りすぎだと思う。でも彼が目の前に、それも俺の部屋にいる。このチャンスを逃したら、もう二度と巡ってこないかもしれないのだ。だから、自分でもことを急ぎすぎると考えているにも関わらず、身体が勝手に動いてしまった。
 後ろから抱き着いて「何もしない」と囁きながらも、「気持ち悪い」となじられて、ぶっ飛ばされても文句は言えない状況だった。彼は固まっている。突然、何が起こったのか分からないのだろう。心臓が口から溢れ出すのではないかという勢いで、激しい鼓動を打っている。頭に血が昇って、レッドアウトしそうだった。彼の暖かさを感じ、呼吸を感じた。やっと触れることができた。何度、声を掛けようとしただろうか。偶々、電車で会うだけの人間に、声を掛けることがどれほど勇気のいる行為か。それも成人の男が学生の男にだ。
 彼を初めて見かけたのは、去年の今頃だろうか。電車の座席に座ってスマホを弄っていた。それは一目惚れとしか言いようのない感覚で、ドクリと一度大きな鼓動を打った心臓がそのまま止まってしまったように思った。騒々しいはずの電車の内外の喧騒が、瞬時に遠のいて、その空間は俺と彼だけしか存在していないような感じ。周りの視野がボケて霞み、彼にだけフォーカスが合っている。気がついたときは、降りなければならない駅で、後ろ髪を引かれる思いで会社に向かった。
 また会えることを祈って、翌日も同じ時刻の電車の同じドアに並んだ。果たして彼は同じ場所に座っていた。そして、それから毎日、彼の前を確保して立つようになる。開いている文庫本の内容なんて頭に入ってくる訳がなくて、いつも読む振りをしながら彼ばかり見ていた。
 自分がゲイであることは、ずっと前から認識があったけれど、これほど衝撃的な恋は初めてのことだった。一方的な恋心。決して、打ち明けることのない思い。彼の笑顔が俺に向いて為されることはない。
 それは、単なるアクシデントだった。電車のドア縁に蹴躓いて、俺目掛けて飛び込んで来たのは。だが、それが切っ掛けとなって、彼と会話することができた。どれほど、感謝したことか。嬉しさのあまり誰かに、このことを話してしまいたいと思うほどに。
 日々、彼との会話内容が伸びていった。舞い上がる思いを必死で隠して、冷静に努めた。あろうことか、相談があると打ち明けられることになるとは思ってもみなかった。少しでも彼と一緒にいたい。不自然にならないように気遣いながら、居酒屋に誘った。そして、酔っ払った彼を解放すると見せかけて、部屋に連れ込んだ。何かをしようと目論んだわけじゃない。けれど、狭いスペースに二人きりになって、突然、彼が帰ると言い出した瞬間、俺は自分を抑えることができなくなった。
 無理矢理に押し倒そうと考えた訳じゃない。だが、気がついたら彼を抱きしめていた。乱打する鼓動と荒い息を悟られるかもしれないのに。下腹部が勃起していることを知られるかもしれないのに。今、彼は俺の腕の中にある。安心しきった子猫のように俺の胸に耳を押し付けて安らいでいる。本当に?夢じゃない?彼の股間が堅くなっていたのは間違いじゃない?安堵で涙が零れそうだ。一方的な思いじゃなかった。。。

 彼と直接触れたかった。男とするのは初めてじゃないけれど、ほとんど経験がない。でも、彼とひとつになりたかった。もう我慢しなくていいのだから。急ぎすぎだろうか。はしたない奴だと思われるだろうか。胸に埋めていた顔をそっと離し、間近で彼の瞳を覗き込んだ。彼の瞳が揺れている。迷っているに違いない。僕の股間も彼の股間もガチガチなのに。そっと目を瞑って、心持ち顎を突き出すようにした。ハッとしているのが伝わってくる。
 そして、ゆっくり彼が近づいてきて、小鳥が餌を啄ばむような軽いキスをされた。一瞬のことだったけれど、彼の唇はとても柔らかくて、しっとりとしていた。そのままの状態で待つ。今度は、唇と唇を重ね合わせ、その感触を感じる。彼の服をギュッと強く握り締める。太い腕が僕の背中に回されて、強く抱きしめられた。熱い舌が僕をこじ開けるようにして入ってくる。ジュン。そんな感じ。濡れてしまった。僕は。
 もう我慢できない。夢中で彼を吸った。熱くねっとりとした舌が僕の中で暴れ回る。腰が抜けてしまった感じ。彼の唾を求め、吸った。溢れてくる感じ。僕はひな鳥のように彼を求めた。彼に貫かれたい。彼とひとつになりたい。彼が欲しい。僕をあげる。全部あげる。眦から細く涙が零れ落ちた。

人肌が恋しくなる頃です03

緊張半分、舞い上がっているのが半分で、いつもなら酔ったりしない量なのに、悪酔いしたようだ。ちょっと気分が悪い。顔色が悪いのだと思う。彼が心配してくれる。
「これから帰すのはちょっと心配だな。俺は独り暮らしだし、近くだから寄って行くといい」
 あぁそんな優しくされたら、心のタガが外れてしまう。まさか襲うわけにもいかないだろうけれど、彼の部屋に上がれるチャンスには違いない。ぐらぐら揺れる身体を支えてもらい夜道を歩く。彼の温もりが添えられた腕から伝わってくる。仄かに香る香水はブルガリだろうか。
 トクトクと早い鼓動がバレるのではないかと心配になる。20代後半だと思うけれど、盛り上がった筋肉は健在で、今でも鍛えているのだと分かる。10分も歩くと、彼の新しくはないけれど、小奇麗なマンションに着いた。小さなエレベーターの箱に乗り、彼の呼吸を間近に感じる。このままだと自分を抑え続けるのは難しい。やっぱり帰った方がいいかも。鍵を開ける彼の大きな背中に、酔った勢いで覆いかぶさる。
「大丈夫かい?」
 彼には動じた様子はない。
「すみません。御迷惑お掛けして。。。」
 彼は笑みながら首を振った。後に続いて部屋に上がる。男の独り暮らしの割には、綺麗に片付いている。彼女がいるのだろうか。それとなく観察して、女の影を探る。女性が好む小物や2人が写った写真立て、明らかにそうと分かるものはなかった。ホッとすると同時に、自分を抑えるのに努力がいる。
 手渡された水を飲み、酔いとともに火照った身体を冷やす。断りを入れて、彼はスーツを脱ぎ、部屋着に着替える。締まった筋肉質な肉体、焼けた肌、ぴったりと尻に張り付いたローライズ、ちらりと見えた前の膨らみ。興奮していることを悟られないようにするのに必死だ。股間がギンギンに反応して、ジーンズの前を突き上げる。深呼吸して、トクトクと早鐘を打つ心臓をなだめる。
「楽にすればいいよ。良かったら、これに着替えるかい?」
 洗ったばかりの彼のスウェットを差し出されるが、こんな状態で着替えられる訳がない。明らかに勃起しているのだから。ションボリしてしまった俺を彼は色々と気遣ってくれた。でも、今はそんなに優しくしないで欲しい。このまま、この部屋で同じ空気を吸っていると襲ってしまいそうだし、変な事を口走りそうだ。
「あの。。。ありがとうございました。俺、帰ります。ご迷惑をお掛けしました」
 小さく頭を下げ、立ち上がろうと背中を向ける。次の瞬間、いったい何が起こったのか分からなくなる。え?何?
 後ろから両腕で抱きしめられたとき、何が起こったのか分からなかった。固まってしまった俺に、彼は静かに囁いた。
「ごめん。すぐに解放するから、少しだけこうしてていいかな。何もしないから。本当に何もしないから」
 あまりに切ない彼の囁きが頭の中で木霊する。僕が身体を硬直させている意味を勘違いしてる。違う。そうじゃない。嫌なんかじゃない。焦って心の中で叫んでみるが、突然のことで対処できずにパニックになってしまっていた。ぴったりと付いた彼の温もりを背中に感じる。トクトクトク。彼の鼓動が伝わってくる。
 やっと解凍が溶けた僕は、回された彼の両腕を両手でそっと包む。僕のこの思いが彼に伝わりますように。彼の頬に僕の頬をそっとくっつける。子猫がするように彼の頬に頬をすりすりした。彼の腕を解き、そのまま股間に誘う。はっとする彼。だって、痛いほど勃起してる。
 膝立ちになると、彼の勃起したものが尻の割れ目に当たるのが分かった。良かった。嬉しい。彼も僕のことを少なからず思っていてくれたんだ。もう我慢しなくていい。身体を入れ替えて、彼の腕の中に潜り込んだ。今度は背中に回った両腕で僕をしっかり抱きしめてくれる。彼の鼓動が内耳に直接伝わってくる。トクトクトク。
 僕の鼓動も早い。暖かい。彼の臭いってこんななんだ。分厚い胸に抱かれて僕はとても幸せな気分だった。

人肌が恋しくなる頃です02

あれがひとつの切っ掛けとなって、毎朝、彼と挨拶ができるようになった。互いに「おはようございます」ただ、それだけのことなのだけど。でも、微笑みと一緒に、挨拶が交わせる間柄に進展したってことだ。たった、それだけのことで、なんかポカポカする感じ。
「いつも同じ席なんだね」
「はい。降りる駅のエスカレーターに一番乗りの扉なんです」
「だよね。俺も」
 毎日、少しずつ、会話が伸びてゆく。
「大学生?」
「はい。○○大学の2回生」
「そうなんだ。クラブやってる?」
「はい。サッカー部です」
「そうだと思った。俺はボート部だった」
「格好いいです。だから、身体が出来てるんですね」
「分かる?スーツ着てても」
「ええ。だって、太腿とかパッツンパッツンです」
「はは。既製品はきついんだよ」
「ですよね」
 また、少し彼のことが分かった。嬉しい。
「学部は?」
「工学部です」
「お?俺も。専門は?」
「建築工学です」
「あぁ。建築士さんか。俺は土木工学なんだけど、商社なんだよね」
「最近、理系出身の方が商社や銀行に就職されるのって多いんですよね」
「色々専門的な取引があるから、役にも立つしね」
「世界中を?格好いいなぁ」
「いやいや。まだペーペーだからさ」
 また、少し進展。彼の笑顔が凄く爽やかで、それを向ける相手が俺なのがなんかグッとくる感じ。そして。。。
 帰りが遅くなったその日、電車のいつもの扉の前に立ってスマホを弄っていた。彼に会いたい。どうか、プラットホームに立って電車を待っていますように。そう祈った。何度か、空振りがあったけれど、遂にその日がやってきた。多くの人が列に並んでいるのだが、その中に彼がいるとひと目で分かる。
「こんばんは」
 電車に乗ると同時に彼は挨拶してくれた。
「こんばんは。今日も遅いんですね」
「そう。大体、これくらいが多いかな」
「お疲れ様です。あの。。。」
「ん?」
 彼は小首を傾げる。
「僕、今2回生で、今度3回生なんですけど、就職活動とかに悩んでて。もし。。。もしよければなんですが、相談に乗って頂けませんか?」
 恐縮しながら彼の瞳を見つめる。
「俺で良ければいいよ。どこの駅で降りるんだっけ?」
「○○駅です」
「そうなんだ。○○駅だと俺の降りる駅より後だから、俺が下車する駅でよければ、どう?」
「はい。もちろん」
 俺は舞い上がっていた。彼の下車する駅で一緒に降りることにする。それまでの間、どんな会社に就職活動をしたいと考えているかとか、将来どんな仕事がしたいとか、今考えていることを話した。彼は、多くの言葉を挟まずに、丁寧に僕の悩みを聞いてくれる。
 駅を出て、近くの居酒屋に入ることになった。見ず知らずの学生の相談に乗る必要なんて全然ないのに、彼は優しく気遣ってくれる。掛けてくれる言葉の端々に、大人の気遣いと、誠実な人格を感じる。居酒屋の奥の小さいテーブルに座り、とりあえず生中で乾杯した。
「君の今後の将来を祈願して、乾杯」
 彼は笑んで言う。
「ありがとうございます。乾杯」
 分厚いグラスの先端を差し出す彼に、僕は彼のグラスの少し下をコツンと合わせる。年下の僕は、敬意を込めて、少し下に。彼の目が、体育会らしいね、そう笑っている。悩んでいるのは本当だ。でも、もっと別の意図がある。彼と近づきたい。彼ともっと話がしたい。恋愛まで発展できるなんて期待してはいない。ただ、近くで彼の声を聞いていたい。彼の微笑む顔を見ていたい。そんな気持ちを秘めて、でも決して気取られることのないように、ずっと心の奥に押し込んで。
 触れたい。でもそれは叶わない。必死に我慢して、普通を装う。

人肌が恋しくなる頃です01

通勤時間の電車で毎日のように会う人がいる。いつもの時間に、いつもの駅から、いつも同じ車両のドアから乗る。そして、ほとんど同じ場所で吊革に掴まる。僕は、ターミナル駅から乗るから座ることができるのだけど、やはり同じ場所に座るんだ。
 その人は、吊革に掴まって、いつも文庫本を読んでいる。年のころは20代後半。身長は、かなり高い。たぶん180cmくらい。ガッチリした身体つきをしているから、学生の頃にスポーツをしていたに違いない。今はやりのスリムなスラックスを履いている。ぴっちり身体にフィットしたやつ。前の膨らみがかなり大きいように感じる。
 僕は目のやり場に困るのだけど、スマホを弄っている振りをして、チラ見する。髪型はさらっとした黒髪が自然なウェーブでまとまっている。大学生の僕は、夕方に帰るから、帰りの電車で会うことはない。いつも朝の30分だけの逢瀬だ。彼は僕のことなんて気にしてないだろうから、一方的な恋心だよね。
 あぁあんな格好良い人が恋人なら凄い嬉しいのに。毎日がハッピーだろうな。僕も大学では、体育会に所属して身体を鍛えてるスポーツマンなんだけど、この気持ちは誰にも話したことがない。打ち明けることは、たぶん無理。男の人に、あなたが好きですなんて告白できない。できたら、きっとハッピーな気分だよね。でも、無理。。。
 うじうじした性格じゃないつもりなんだけどさ、この件については自分でもどうしようもないんだよね。はぁって感じ。
 今日は、合同練習の後に、気合入れて筋トレしたから、思ったより遅くなっちまった。いつもより2時間も遅い19:30の電車に乗る。
「あっ。。。」
 扉が開いた瞬間、あの人が座席に座って文庫本を読んでいるのが目に入ってくる。心の準備が全くなかったから、ドアの段差に蹴躓いて多々良を踏む。とっとっと。
「すみません」
 あの人にほとんど抱きつく格好になってしまった。
「ごめんなさい。ほんと、すみません」
「いえ。大丈夫?」
 それが、初めて交わした会話だった。