2019年12月19日木曜日

権力の犬08

俺達以上に凍り付いた警官の2人は、顔を背け震えんばかりの様子だった。制服姿で縛られ、複数の男に前後から犯されてるのだから当然だが。近づいてきた2人は、これも制服姿の警官らしかった。普通の制服というよりは白バイの制服の様だ。
「何?貴様ら警官を。。。」
 1人が俺達を素っ裸のままで一列に並べ、もう1人が縛ったロープを解いている。
「貴様らどういうことだ?本物の制服のようだが。。。所属は?」
 武田巡査と中西巡査は、問いかけに俯いたまま答えられない。
「警棒、拳銃等の所持がないところを見ると非番か?それにしても制服を着て、こんなところで卑猥な行為に荷担するとはどういうことだ?それとも無理矢理か?そうだな?」
 まず、武田巡査が土下座した。
「お願いです。見逃して下さい。こんなこと署にしれたら。。。自分は自分は。。。」
 中西巡査も続く。
「お願いします。」
「同意の上というわけか。。。」
 2人の警官はお互いに目を合わせ、考え込む風だった。
「分かった。悪いようにはせん。所属は?」
「○○署地域課○○交番勤務武田巡査です。」
 武田巡査が泣きそうな声で答えた。
「同中西巡査です。」
「事情を伺いたいので、君たち4人にも同行してもらうよ。服を着なさい。」
 そう言って俺達を睨み付けた。

 俺達は武田巡査の運転するボックスカーに乗り込み、白バイに前後を挟まれて誘導されていった。車の中は重い沈黙が支配し、身体を硬くした俯き加減の6人だった。目まぐるしく善処策を探るがどうしようもない。目の前が真っ暗になった。誘導された先は警察署ではなく、現場近くの倉庫のような場所だった。後ろから押されるようにして6人は倉庫に入った。1人が手帳を開き、各人の氏名、年齢、生年月日、住所、連絡先などをメモする。
「主犯各は渡辺達也だな?共犯が坂崎勝。今日知り合った田辺徹、高橋慎次。田辺と高橋はいずれ召喚するから今日のところは帰ってよし。」
 その言葉を聞いた田辺と高橋は不安顔を少し綻ばせた。安堵と不安が綯い交ぜになった2人が倉庫を後にする。
「武田巡査と中西巡査はそこに正座しろ。」
 不承不承も命令に従い2人は彼らの前に正座した。2人の警官がズボンの前をはだけ、マラをつまみ出した。完全に勃起したマラを武田・中西の両巡査に突き出す。驚いた顔で2人は警官を見上げた。
「これが欲しいんだろう?さっさとしゃぶれ。」
 恫喝するように2人を見下ろした。何がどうなっているのか分からない2人の巡査は戸惑いを見せるだけだ。
「さっさとしゃぶれってんだよ!それとも何か?県警の晒し者になるか?」
 強引にマラを口にねじ込み、髪の毛を鷲掴みにして腰を振った。俺は腕を組んで余裕を見せながら、その様子を眺めた。隣で勝がはらはらしている。
「心配するな。彼らは俺の知り合いだからよ。」
 勝の目が驚きに見開かれ、その後、安堵感を滲ませながら溜息を吐いた。
「良い獲物をありがとう。達也さん。」
 ガッチリした方の白バイ警官が俺を見て微笑んだ。俺はウィンクを返す。今後、彼らの運命は決まった。警官の性処理道具として使用されるのだ。デカマラをねじ込まれて腰を振られ、目を白黒させながら俺達の様子を伺っていた。得心がいったのか2人も素直に奉仕を始めたようだった。
「じゃ。俺達も楽しむか?」
 俺は白バイ警官の後ろに回り、上着のボタンを外し、手を滑り込ませた。
「今日は勘弁して下さいよ。俺達はタチってことで。。。」
「生意気言ってんじゃねぇ。おまえこそ、俺の性処理道具だろうが!」
 俺は強引に乳首を捻り、ケツにマラを押しつけた。勝もそれに習い、隣の若い白バイ警官に抱きつく。
「それともこいつのケツに2本ぶち込むか?」
 俺は白バイ警官の耳元で囁いた。警官の目が光る。警官はマラを引きずり出し、その場に仰向けに寝た。俺は呆然としている武田巡査のズボンを引きずり下ろし、警官の上に座らせる。先程まで掘りたおしたケツは十分に濡れている。警官のデカマラを簡単に迎え入れた。警官に抱きつくような格好にケツを突き出させる。マラが突っ込まれているケツの穴に、俺のマラを更に押しつける。武田巡査は俺を振り返り、不安の色を滲ませた顔を向ける。マラの根本を握り、少しずつ埋めていく。武田巡査は深呼吸を繰り返しながら、圧迫感に耐えた。
「すげぇ。2本も入るなんて。。。」
 武田巡査の口から感嘆の吐息が洩れた。隣で見ていた中西巡査の目が潤んだ。
「勝。中西巡査も欲しいとよ。やってやれよ。」
 隣の3人組も同様の態勢で2本取りを始める。完全にマラが埋没したことを確かめ、俺はゆっくりと腰を振り始めた。2本の硬いマラが擦り合わされ、極度の刺激を喚起する。グリグリと位置を換えながら2本のマラが穴を広げる。
「はぅ。すげぇ。すげぇよぉ。」
 武田巡査は警官に強く抱きつき、頭を振って答えた。それでなくてもきつい穴が2本のマラで陵辱されるのだ。俺達を締め上げる力は半端なものではなかった。痛いくらい締まる穴を広げようと俺は円を描くように腰を振った。警官も負けじと腰をくねらせる。
「先輩。俺。。。俺。。。壊れそうっす。」
 涎を垂らさんばかりの虚ろな顔で、警官にキスを求める。警官は優しく唇を合わせ、それとは反対に激しく腰を使った。
「見せつけてくれるじゃねぇか。」
 俺も激しく腰を振り、ケツの奥までマラを突っ込んだ。
「これから貴様は俺達の道具だ。たっぷり可愛がってやるぜ。」
 ジュクジュクと卑猥な音を立てながらケツを犯し、警官は武田巡査の口を吸った。
「ダメっすよ。漏れる。。。」
 強烈な快感のために、武田巡査は初めてのトコロテンを経験しようとしていた。
「触ってないのに。。。イキそうっす。。。」
「トコロテンするほど感じるのか?この売女め!俺の制服を汚してみろ。承知せんぞ。」
「あぁぁぁ。でも。。。でも。。。勝手に。。。」
 武田巡査は自分のマラの根本を握りしめ、必死で我慢しようとする。俺は、それを見て、ますます腰の振りを激しくした。
「あぁぁぁ。勘弁して下さい。イッちまう。。。」
 2、3度、奥まで突いた時、武田巡査は我慢しきれずに、警官の腹に胸に濃厚な雄汁を飛び散らせた。俺達も限界だった。最後の仕上げに腰を振り、武田巡査のケツに種付けした。マラを引きずり出した穴は、ホカホカと湯気を上げそうな感じで、ポッカリと空いた穴から白い雄汁が滲み出す。武田巡査は、警官に許しを乞いながら飛び散った自分の雄汁を舐め取った。隣で展開している淫乱行為も終わりを告げそうだ。勝がイッたのを確認して、支度を済ませる。
「じゃ。また連絡するから。ゆっくり楽しみな。」
 俺達は4人の警官を残し、倉庫を出た。辺りにはまだ闇が充満している。国道まで歩いて、タクシーでも拾うか。

権力の犬07

若い2人を促してやると、警官の剥き出しのケツにかぶりついた。マラを扱き上げながらケツに舌を這わせている。警官は、それだけで気分を出し、鼻にかかった声で鳴き始めた。俺達は服を脱ぎ、目出し帽と靴だけという情けない格好で待機した。現場は街灯などないから真っ暗で、車のスモールを点けて照明代わりにした。淡い光りに包まれた男達が、もぞもぞと蠢き、淫靡な行為の雰囲気を醸し出す。ギンギンに勃起したマラを口元に突き出すと、不自由な体を揺らしつつマラを頬張る。俺は警官の頭を抱えて腰を振った。この頃は喉の奥を犯されても、えずきながら必死でしゃぶろうとする。可愛い奴等だ。
 後ろでケツをしゃぶっていた2人も、俺達を見習って服を脱いだ。素っ裸の4人が制服姿の警官を輪姦す訳だ。若い2人にケツを舐められ、警官達は羞恥心に染まる。身体に刻み込まれる快感と羞恥心の間で、何とも言えない複雑な表情をして2人は悶えた。上着の裾から手を突っ込み、乳首を捻ってやると武田巡査は身悶えする。ケツを舐めていた男が、それを見て更に興奮を倍加させたようだ。指をしゃぶり、武田巡査のケツに挿入し始める。警官の顔は喜びと恥ずかしさに歪み、喉から喘ぎ声が洩れた。
 隣に刺激されたもう1人の若い男も中西巡査のケツに指を突き立てた。同様にケツを振る中西巡査。良い感じだ。淫乱な男達の真夜中の宴。ケツの中をかき混ぜる指の動きに合わせて、2人の警官はケツを振り、応えた。我慢できなくなったらしい2人は、マラにオイルを塗りたくり、ケツにあてがった。犯される期待感に2人の警官の動きが止まる。ゆっくりと腰を沈め、マラを挿入し始める。同時に2人の警官の喉からは、喘ぎ声が溢れた。埋没したマラを確かめるように、2人の若い男はマジマジと結合部を眺めた。
「すげぇ。俺。。。今、警官を犯ってるんだ。。。」
「すげぇよ。たまんねぇ。」
 2人の口から感嘆の台詞が零れた。
「がんがん犯りまくっていいんだぜ。この淫乱な雌犬どもを喜ばせてやってくれ。」
 最初は探るような、内部を確かめるようにして腰を前後させた。そして、ケツを振って喜ぶ警官達を確認すると、下腹部がケツを打って、パンパン鳴る程に激しくケツを犯した。仁王立ちになったままでも喉尺ができる。激しくケツを犯される身体が前後にゆらぎ、突っ立ったままでマラが喉を犯す。前後に身体を揺らしながら、2人の警官はそれぞれ2本のマラを楽しんでいる。ロープを結わえた枝がたわみ、木の葉がかさかさと音をたてる。2人の若い男は一心不乱にケツの感触を楽しんでいる。額から汗が零れ、全身がうっすらと光り始める。ジュクジュクと卑猥な音が森閑とした山に籠もった。
「あぁぁ。たまんねぇ。すげぇ。」
「気持ちいい。警官のケツはすげぇぜぇ。」
「締まる。すげぇ締まる。」
「吸い付くようだ。淫乱だぜ。」
 2人は譫言のように卑猥な言葉を繰り返し、ケツを抱え込んで腰を振る。
「もっとケツ振れよ。俺のマラはどうだ?」
「年下に犯されて恥ずかしくないのか?警官のくせに。」
「たまんねぇ。警官を犯すなんて最高だ。」
「淫乱な雌犬が!鳴いてみろ!」
 自分達が紡ぎ出す言葉の卑猥さで、さらに興奮するのか留まるところを知らない。激しさを増した腰の動きが2人の終末の近さを物語っていた。
「俺、もうだめだ。イキそうだよ。」
「俺も。。。イク!イク!」
 バネの利いた若い筋肉質の身体が、強烈なピストン運動を産み出す。高速回転中のエンジンのように正確なリズムを刻み、硬い筋肉に覆われたケツにマラを打ち込んだ。初めての高速ピストンに、2人の警官は、驚きとともに苦しそうな、最高に気持ちよさそうな顔をした。薬無しでも、完全にイッた目で俺を見上げる。
 濃厚な雄の証を吐き出した2人の男達は、ピクピクと痙攣し続け、警官の上に覆い被さって余韻を楽しんでいる。肩で息をし、引き締まった腹筋が早いリズムで収縮を繰り返す。少し落ち着いたところで、俺達は口からマラを引きずり出した。意図を察した2人がマラを抜く。テラテラと光を放つ太々しいマラは、果てた後にも関わらず勢いをなくしてはいなかった。極度の興奮状態が、勃起を維持し続ける。俺達がケツにマラを沈めると、交替に2人はマラを口元に突き出した。
 今まで自分たちのケツに入っていた湯気を上げていそうなマラを2人の警官は躊躇することなくくわえ込む。警官のケツはトロトロに溶けて、熱い襞がマラに絡みついてきた。若い2人の濃い雄汁が潤滑剤となって潤いを与える。激しいだけの稚拙なピストン運動に対して、俺達は緩急をつけ、より感じる場所を直撃するかたちで腰を振る。肩で息をしていた警官も身体を強張らせマラを締め付けてくる。それぞれの感じる場所を既に心得ている俺達は、そこを執拗に責めた。警官達の喉が鳴り、さらに激しい喘ぎ声が洩れる。
 警官達の揺れるマラが腹を打ち、先走りの液を撒き散らす。トコロテンをする寸前で、マラの動きを鈍らせる。究極の快感をおあずけにされた警官は、身悶えして抗議する。しかし、そう簡単に果てさせる訳にはいかない。今夜は、朝まで付き合ってもらうつもりだからな。マラをしゃぶらせている若い男がラッシュを吸う。そして、警官達の鼻先にあて、吸わせた。深く吸い込んだ興奮剤が心臓を踊らせ、熱い血液を全身に巡らせる。と同時に身体は弛緩し、淫乱な心までも解き放つ。更なる刺激を求めて、2人の警官はケツを締め付け、犯ってくれと催促する。
 再び腰を振ろうとした時、突然、眩しい光が俺達を照らした。
「そこ!何をしているか!」
 2つの懐中電灯らしい光が俺達を照らしていた。そのため背後にいる人影は見えない。俺達の動きは瞬時に凍てつく。眩しい光を掌で遮りながら様子を伺った。あまりに急な展開のため、どうして良いのか分からなかった。身体から血の気が引いてゆく。地面が崩れ、冷たい地中に呑み込まれるような錯覚に襲われた。2人の足音が近づいてくる。

権力の犬06

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 俺達はK官2人組
 178*75*25と180*80*25でどちらも筋肉質
 短髪でルックスは悪くないと思う
 最近、ケツを犯られる快感を覚えた
 初心者だけど、こんな俺達を犯ってくれる
 タチを探してる
 複数でも良いタチの方は連絡下さい
 制服姿でケツを犯されたい
 必要なら犯られてる画像を送ります
 ただし、秘密厳守できる方
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 某有名掲示板に奴等のことを掲載してやった。もちろん、2人には内緒だ。奴等の個人情報は全て聞き出してある。2人が暴漢に輪姦されたことを内部で処理し、俺達を逮捕することも可能かも知れない。まぁ。住居不法侵入、暴行傷害、公務執行妨害、脅迫などの刑法違反にはなるだろう。しかし、内部とはいえ、男に輪姦されひぃひぃ言ってる自分たちを晒せるかどうかだ。確実に考課には響くだろうし、同僚に対する対面もある。どう出るかは2人次第だが、今のところ事を荒立てるつもりはないらしい。出世に響くどころか、場合によっては警察を辞めざるを得ないかもしれないからな。こちらの思うつぼといったところだ。
 そこで、追い打ちをかけて、2人を飼い慣らすことにした。勝と俺で2人の口とケツを数回楽しんだ後は、俺が連絡を入れておけば、奥の部屋でケツを突きだして待ってるまでになった。2度目の時は、2人とも淫乱になる薬を突っ込んでやると、狂った雌犬のようにひぃひぃ言って俺達のマラを求めた。ここまで呆気ないと面白くない。で、掲示板で輪姦するタチを探して一緒に犯ろうという寸法だ。しかし、筋肉質の現役K官を制服姿で犯れるとあって、その反響は凄いものがあった。数日の内に、届いたメールは100通を越える。
 その時点で掲示を消去し、届いたメールの中からタチを選別することにした。ほとんどのメールが画像を欲しがっている。適当なヤツに目星をつけて2人の淫乱な姿を送ってやった。自分自身の画像を返信することを条件に。送ってきた5名の奴等の中から2名を選んだ。同じく身体を鍛えている若いタチだ。
 1人は172*67*23で、短髪、ルックスはまあまあ、身体は申し分ない。もう1人は178*75*21で、やはり短髪、ルックスはジャニ系、身体はマッチョ。あえて年下を選んだ。年下に犯され、羞恥に赤らむ顔を拝みたいからだった。
「もしもし、俺だ。今度の金曜日だが夜は大丈夫か?」
「はい。。。」
 いつものことだが、殺した声で答える。
「今度は野外で犯ってやるからな。それに、俺達2人にくわえて、あと2人来るから。」
「えっ?」
「驚くことはないだろう?同時に上下の口を満足させてもらえるんだぜ。喜んで見せろよ。」
「はぁ。。。」
「野外と言っても人目につかないところでやるから心配するな。」
「・・・・・」
「不服か?」
「いえ。。。」
 奴等は既に俺達の言いなりだ。俺の命令に逆らう訳にはいかない。
「残りの2人は、年下のマッチョだからよ、がんがん何発でも犯ってもらえるぜ。」
「年下なんすか?それはちょっと。。。」
「ちょっともくそもあるか!金曜日の夜9時に連絡するからそのつもりでいろ。ちゃんとケツの処理はしておけよ。 それに制服もなんとかして持ち出せ。」
 俺は、そう言うと一方的に携帯を切った。そのために勤務開けの時間を選んだのだ。
 金曜日の集合場所と時間を書いてメールを送った。2人に絞った段階で、俺達の立場を知らせてある。彼らのメールは興奮状態を表現する文字で一杯だった。念のために携帯番号も交換してある。準備は万端だ。場所は、車で少し山に入ったところで、まず人目につく心配はない。
 タチ2人とは、少し早めの10時半に待ち合わせをした。2人に目出し帽を渡し、今までの事情を話すと面食らっていた。止めるのなら今の内だと言ってやると、2人は顔を見合わせ、一呼吸置いてからどちらともなく目出し帽を被った。4人で待ち合わせ場所の近くにある暗闇の中で身を潜めていると、車のヘッドライトが近づいてきた。職業柄か時間はぴったり11時だった。ワンボックスカーの後部スライドドアを開けて、4人は乗り込む。運転席と助手席の2人は緊張のあまり身体を硬くしていた。
「とって食おうってんじゃないんだ。リラックスしろよ。この2人も秘密に関しては大丈夫だから安心しろ。今日は思いっきり感じさせてやるぜ。」
 返事の代わりに車が動き出す。俺のナビで車は一路目的地へと向かった。後ろに座った若い2人を振り返ると、身体とあそこを硬くして静かに座っていた。そう言う俺達も興奮で緊張していたには変わりがない。現場について、私服姿の巡査に着替えを命ずる。ただし、下着はなし、靴下に靴もなしだ。
 さすがに、警察手帳や警棒、手錠、拳銃は所持していない。制服を持ち出すだけでも大変なのだ。俺達4人は、2人の巡査が着替えを済ませるまでタバコを吸いながら待っていた。若い2人は突っ張った股間を気にしながら、
少し腰を引くようにして立っている。車で来ている以上、淫乱になる薬は使えない。少なくとも6時間は、ヘロヘロで運転どころではなくなるからだ。
 代わりにといってはなんだが、鞄からロープを取り出す。後ろ手に縛って、上半身を太い枝から吊すつもりだった。いかにもレイプされていますといったシチュエーションを醸し出すために。着替えの済んだ2人の巡査を縛る。2人は従順に俺達に従った。2人を枝から吊し、ズボンを膝まで引きずり下ろした格好を、一通りデジカメに納めた。既に、2人のマラはギンギンに勃起している。短時間でよくもまぁここまで淫乱になるものだ。俺は淫乱になる薬に感謝した。さぁ。本番の始まりだ。

権力の犬05

勝と俺は、それぞれに突っ込んでいたマラを引きずり出した。そして、中西巡査を四つん這いにさせ、武田巡査の方にケツを向けさせる。俺は、武田巡査の後ろから羽交い締めにしたままで、膝立ちで躙り寄せる。武田巡査と中西巡査の距離が縮まる。武田巡査は俺達が意図することを理解したようだ。最後の力を振り絞って、阻止しようともがいた。しかし、俺はがっちりホールドして、それを許さない。
 勃起して中西巡査の唾に濡れたマラが、その中西巡査のケツに接近する。まるでイソギンチャクのように蠢く中西巡査のケツの穴が卑猥さを強調する。嫌悪感に顔を歪めた武田巡査が、首をねじりあえて見まいとした。ケツの穴に接した所で、動きを止める。後は放っておいても中西巡査が呑み込む筈だ。案の定、中西巡査は四つん這いになった手足を動かし、後退を始めた。あてがわれたマラが中西巡査の淫乱なケツの穴に埋没していく。捲れあがったケツの襞がマラを包み込む。濡れた粘膜が獲物を捕らえ、丸飲みにしていく。亀頭が埋没した。それを楽しむように、中西巡査はしばらく腰を前後させていた。
「はぅ。。。すげぇ。。でかい。。。」
 譫言のようにイッてしまった目で呟いた。熱い粘膜に覆われ、締め付けられ、武田巡査の顔に動揺が走る。
「目を瞑って感じてみろよ。女のマンコと変わらんだろ?締まりは女よりいいかもしれないぜ。」
 俺は武田巡査の耳元で囁いた。武田巡査の眉間に縦皺が寄り、心の葛藤がかいま見える。心の表面では嫌悪し受け入れることが出来なくても、心の奥深くでは快感を欲している。その証拠にマラが萎えずに勃起状態を維持していた。
「言っちまえよ。たまんねぇだろ?同僚のケツの味はどうだ?熱くて絡みつくようで生々しくて気持ちいいだろうが?」
 既に中西巡査はマラを完全に呑み込み、筋肉質の硬いケツを、武田巡査の下腹部に押し当てている。ローリングするようにケツを回転させ、太いマラの味を奥深くで楽しんでいる。全身から汗が滲み出し、濡れそぼったケツが一段と卑猥に見えた。武田巡査は相変わらず、眉間に皺を刻み、微動だにせずいる。俺は勃起した自分のマラを武田巡査のケツにあてがった。ピクリと武田巡査の身体が反応した。しかし、観念したのか先程のように拒むことはなかった。少しずつ腰を前に出し、武田巡査のケツにマラを沈める。中西巡査と同様に濡れてしまったケツの襞が俺のマラを呑み込んでいく。ケツの穴を締め抗おうとしたのは最初だけで、結局、俺のマラを素直に受け入れた。俺がゆっくりと腰を動かすと、間に挟まれた武田巡査も中西巡査のケツに抜き差しすることになる。前後から挟まれ、違ったケツの快感を同時に味わう。
「うっうぅぅ。」
 武田巡査の表情が困惑した快感のそれに変わる。様子を見ていた勝が立ち上がり、武田巡査の前に立った。勃起したマラを武田巡査の口元にやった。前後から責められ、さらに口元には別のマラが揺れている。武田巡査は顔を背け、拒否した。しかし、勝はそれを許さず、短い髪の毛を鷲掴みしてマラを押しつけた。口を真一文字に引き結び、拒否し続ける。俺は、腰を激しく動かしてやる。
「はぅ。」
 武田巡査が吐息を洩らした瞬間を逃さず、勝はマラをねじ込んだ。開けた口にマラをねじ込まれ呆然とする武田巡査だったが、頭を抱えられてマラを注挿されてはどうしようもなかった。前後から責められ、さらに口を犯される。武田巡査もついに諦め、快楽の泥沼に浸り始める。積極的にとはいかないまでも、勝のマラをしゃぶり始めた。中西巡査は物欲しそうに見上げながらもケツを振り、快感に酔っている。室内は雄臭い汗の臭いと、ジュクジュクといった卑猥な音だけが充満した。ついに落ちたか。。。
 俺は制服の下から手を滑り込ませ、武田巡査の乳首を摘んだ。武田巡査の身体がビクリと反応した。意外と感度が良い。両手で乳首を捻りながらケツを犯し、首筋に舌を這わせた。首筋に光る汗を舐め上げ、耳に舌を差し込む。武田巡査の身体がさらに反応した。たまんねぇな。こいつ。感度いいぜ。締まったケツを掌で打ち、同時にマラを突き上げた。その振動で中西巡査まで喘ぎ声をあげた。
「はぅ。すげぇ。たまんねぇよぉ。。。」
 勝があいた手で、中西巡査のマラを扱いてやった。
「あぁぁ。すげぇ。。。」
 今や武田巡査も積極的に腰を動かしていた。ケツでマラを呑み込み、同僚のケツを犯し、勝に口を犯される。倒錯の泥沼へと落ちていく。
「男もいいだろ?」
 俺は武田巡査の耳元で囁く。僅かだが武田巡査が頷いた。それ以上に腰を振って応えた。同時に眉間の皺がきつくなった。今度の皺は別の意味に違いない。終わりの時が近いのだろう。止まることがなくなった武田巡査の腰が、中西巡査の穴と俺のマラの間を忙しなく行き交う。ケツの筋肉が硬く締まり、引きつり始めた。終局の時は近い。それを盛り上げるように、俺もケツを突き上げてやった。ビクビクと身体が痙攣させ、武田巡査の動きが止まった。中西巡査のケツに突っ込んでいたマラが子種を送り出す。ドクドクと音が聞こえそうな程、尿道が蠕動を繰り返した。それを見届けた上で、武田巡査を解放してやった。
 武田巡査はその場に座り込み、呆然と同僚のケツを眺めていた。中西巡査のケツがマラを欲するように蠢く。そして、一筋の白く濁った粘液を溢れさせた。ケツの割れ目を伝い落ちる粘液を、武田巡査は見つめている。呆然とする武田巡査をそのままにして、今度は中西巡査のケツに俺のマラをねじ込んだ。
「はぅ。あぁぁぁ。」
 中西巡査が喜びを表現するようにケツを振った。勝も中西巡査の口にマラを突っ込む。待ちかまえていたようにむしゃぶりつく中西巡査。二人の男に前後から穴を犯される中西巡査を、武田巡査は眺めていた。先程の嫌悪感は消え失せ、困惑の表情が浮かんでいた。初めて知った男の味に、喜びを湛えた同僚の顔に、困惑を隠せないでいる。これからどうなるのか不安でもあるのだろう。とりあえず俺達がイクまでは、その答えもお預けだ。俺達は中西巡査の身体を味わった。ケツを犯しながら中西巡査のマラを扱いてやると、
「あぁぁ。イクよぉ。イっちまうよぉ。。。」
 言葉とほぼ同時に、勢いよく大量のザーメンを吐き出した。しかし、俺達がイクまで容赦しない。口とケツを犯し続けた。それでも、中西巡査の快感は引かないようだ。マラも半勃ちのままで、同様に快感を得ているようだった。締まり続ける中西巡査のケツを味わい、腸壁にマラを擦り付けた。高まる快感に俺の限界も近い。勝の表情を見る限り、ヤツも同様のようだ。俺達は目配せして、同時にぶっ放すことにした。二人の腰の動きが激しくなる。中西巡査も理解したのか同様に激しく反応する。
「おぉぉぉぉ。」
「イクぜぇ。ぶっ放すぜぇ。」
 俺達は同時に雄叫びをあげ、中西巡査の体内に白濁の液を撒き散らした。

権力の犬04

暴れる武田巡査を押さえ込んで、腰のホルダーからニューナンブを引き抜いた。その瞬間、武田巡査の抵抗は徒労と帰す。額に光る汗と忙しない呼吸に比して、重く硬質な静寂が訪れる。武田巡査は口を開け閉めしながら俺を睨みつけた。俺は逡巡することなく、ニューナンブの安全装置を確かめ、回転式ホルダーをスライドさせると収まった弾丸を全て掌に移した。右手を横に振りホルダーを元の位置に戻す。安全装置が掛かっているとしても暴発の危険性は拭えない。全弾を抜き取ったことで安心したのか、武田巡査が恫喝してくる。
「何を考えている?それに触れるな!」
 俺は鼻で笑って無視した。マジマジと警察の正式拳銃を眺め、銃身に舌を這わせた。鈍色の鋼鉄の固まりは、突き刺すような堅い痺れを舌に与える。血の味のような錆びた刺激が舌に広がった。狂った人間を見るように武田巡査が俺を伺う。俺はポケットの中からコンドームを取りだし、わざとゆっくりとパッケージを開け、銃身に被せた。そして、オイルを塗り広げ、武田巡査のケツに突きつける。鉄の冷たい感触に、一瞬、武田巡査が震えるのを感じた。
「自分の銃に犯される気分はどうだ?」
 俺は不敵な笑みを浮かべながら尋ねてみる。
「止めろ!」
 暴れる武田巡査の腰の上に馬乗りになって、ケツの割れ目に沿って銃を滑らせた。ケツを必死で締めて抗おうとするが無駄な抵抗である。穴の辺りに当たりをつけ、銃身を沈めていく。
「止めろ!てめぇ。」
「警官には相応しくないもの言いだな。」
 俺はのんびりと答え、武田巡査の腰革から警棒を外した。
「これでもしゃぶってろ!」
 銃を傍らに置き、武田巡査の口をこじ開けると警棒をねじ込んだ。歯を食いしばり徹底抗戦するつもりでも、鼻を摘み顎をねじ上げられたのではひとたまりもない。吐き出さないよう警棒にガムテープを巻き、そのまま後頭部を回して固定する。
「うがうがぁぁぁ。」
 俺は再び銃を拾い、股に両膝を差し込んで無理矢理拡げた。人には見られたくないだろうケツの穴が露わになった。狙いを付けて銃の先をケツの穴にあてがう。
「うぅぅ。がぁぁ。」
 ふん。無駄だな。屈辱的な格好で自分の銃に犯されるがいい。少しずつ力を込め、銃身を埋没させていく。痛みに耐えかね身体をずらそうとするが容赦しない。銃身を回転させるように捻りつつ奥へと突っ込んでいく。銃身の半分ほどが飲み込まれた所で力を抜いた。ケツを締める力が銃を押し戻していく。面白いので黙って眺めてみる。もう少しで外れそうになったところで、再び銃を押し込む。そういったことを何回か繰り返すと、武田巡査は呻かなくなっていた。内部をかき混ぜるように銃をこねくり回す。
「うぅぅ。」
 再び抗議の呻きを洩らし始めた。銃を突っ込んだまま武田巡査の半身を起こし、膝立ちにさせた。当然のごとくマラは萎えて縮かんでいる。胸に手を回し、その態勢を維持しつつ中西巡査の方へと躙り寄らせる。勝はこちらの意図を察し、犯していた口からマラを引きずり出すと、そのままマラをケツに突っ込み、中西巡査の頭を武田巡査の方向へと転換した。
 中西巡査は待ちかまえていたように武田巡査のマラを銜える。武田巡査は目を剥き、身体を捩って逃れようとするが無駄なことだ。中西巡査は美味そうに同僚のマラをしゃぶった。そのマラが容積を増し勃起するまで、俺は突っ込んだ銃を動かさずにいた。なかなか勃起しなかったが、熱い粘膜に刺激されたマラは少しずつ膨らみ始める。武田巡査の逡巡が手に取るように分かった。こんな状況で同僚にマラをしゃぶられ勃起するなど、男としてのプライドが許さないのだろう。憤懣を全身に漲らせ、あらぬ事を考えて勃起を阻止しようと必死のようだった。
 しかし、所詮は男の性。己の意のままになるとは限らない。果たして武田巡査のマラは、完全勃起状態まで育っていた。それを確認した上で、俺は少しずつ銃を動かしてやる。痛みは既に引いている筈だ。今度は、マラの快感とケツの快感が倒錯を呼ぶことになる。ケツを犯されながらマラの快感を得てしまうと、どちらが本当の快感なのか混乱を招いて分からなくなる。快楽中枢が混線を来すわけだ。追い打ちを掛けるように前立腺を刺激してやれば、大抵の男は落ちる。
 俺は銃を引き抜き、間髪を入れずマラを突っ込んだ。先程までの堅い鉄のかたまりとは感触が異なる。前立腺に当たるようにマラの位置を調整して腰を動かしてやる。案の定、武田巡査の鼻息が荒くなり、身体が反応を始めた。ガムテープを外し、警棒を引き出してやると、先程までの罵声はなりを潜め、荒々しい鼻息だけがこぼれた。
「どうだい?前後を同時に責められる感触は?」
 俺が耳元で囁くと、さすがに眉をひそめ嫌悪感を露わにするが、反応を始めた身体は、単純な嫌悪感だけではないことを表している。
「ふん。認めたくないか?落ちるのは嫌か?いつまで理性が勝るかな。。。」
 嫌々をする子どものように武田巡査は首を振り、意識を逸らそうとする。目の前で這い蹲ってマラをしゃぶっている中西巡査に嫌悪感に近い視線を走らせた。
「それは可愛そうというものだろう。彼には薬を盛った。この薬は強力な誘淫薬でな。本人にその気がなくても身体が勝手に反応するのさ。たぶん、彼は今やっていることを意識していないはずだ。」
 武田巡査は俺を睨みつけ、途方に暮れた様子だった。
「もっと気分を出せよ。さもないと中西巡査みたいに薬を盛るぜ。」
 それだけは御免だという顔をする。例え意識がないとしても男を相手に淫乱な姿を曝したのでは後味が悪かろう。俺は次の言葉の替わりに、マラを突き上げ前立腺を直撃してやった。武田巡査の身体に電流が走る。
「うぅぅぅ。はぁぅ。」
「やれば出来るじゃないか?」
 2度3度と直撃を見舞ってやる。すすり泣くようなか細い声で、武田巡査は応えた。初めてにしては反応が良い。やはり警察学校の禁欲生活で経験済みといったところなのだろうか?それなら話が早いのだが。もし、そうであれば、今後もこの2人と楽しめるといったものだ。俺はほくそ笑みながらマラを突き上げた。さらに、楽しいことを思いつき、俺はマラを引きずり出して、勝の耳元で囁いた。勝も同調して、妖しい笑みを顔一面に拡げる。俺たちは次の準備に取りかかることにした。

権力の犬03

勝がビデオカメラを固定して、巡査にマラをしゃぶらせている。俺は巡査の様子を注意深く観察していた。淫乱になる薬を突っ込んでから15分がたった。ケツが気になるのか巡査はもぞもぞと身体を動かす。心なしか皮膚の表面に汗が光り始めたようだ。薬が効き始めた証拠に全身に震えが走り始めた。巡査は起こり始めた変化に戸惑いを隠せない。勝のマラをしゃぶりながら落ち着かない目がキョロキョロ動いていた。勝がマラを引き抜くと巡査は意味不明の言葉を吐き始める。
「あぁぁ。うぅ。俺。。。どうなって。。。」
 目がトロンとなり、尻をもぞもぞ動かす。心の準備ができないままに身体が勝手に暴走し始める。
「熱い。。。身体が。。。」
 全身を痙攣させながら巡査はケツを振る。
「内臓が溶ける。。。」
「ほら。おまえの好きなマラだぜ。」
 勝がマラを突き出すと、巡査は美味そうにしゃぶり始めた。完全に極まったようだ。俺は巡査のケツに指を突っ込んだ。内臓を探るように指先を動かす。中は熱くとろけるような感触に変わっている。
「うぐうぐぅぅぅ。」
 痛みの所為ではないうめき声が巡査の喉から洩れた。俺の指に反応して、前後左右にケツを振る。薬の所為でケツの穴が緩んできた。俺は堪えきれずにマラを突っ込む。十分に受け入れ態勢が整っているケツは難なく俺を迎え入れる。
「あぅあぅあぅぅぅ。」
 巡査は無意識のうちにケツを突きだし、根本までくわえ込む。
「ふん。初めてにしては大した淫乱だな。いつも相棒の巡査に掘られてるんじゃねぇのか?」
 俺は腕立て伏せの要領で腕と脚を突っ張り、腰を振った。俺の下腹部が巡査の鍛えられたケツに当たり心地よい音が響いた。もっと掘っていたいところだが、そろそろ相棒が帰還する時間だ。俺はマラを抜き、次の準備にはいる。勝もマラを引きずり出した。そして、ラッシュを巡査の鼻にあて、無理矢理嗅がせる。鼻から数度ラッシュを嗅いだ巡査は悶え苦しむ。
「あぁぁ。止めないでくれよ。もっと欲しい。。。」
 息絶え絶えに身体を捩り、身悶えしてケツを振る。
「たまんねぇよぉ。俺、どうしちまったんだよぉ。」
 ひん剥かれたケツを卑猥に動かし悶える。
「お願いだ。突っ込んでくれよぉ。何でもする。しゃぶらせてくれぇ。犯してくれぇ。。。」
 ふん。たまんねぇな。先程まで拒んでいたヤツが欲しいと鼻声で訴える。

 その時、表の方で自転車を止める音がした。俺達はドアの横に陣取り、もう1人の巡査が入ってくるのを待った。手には手錠とガムテープを持って。最悪のことも考えて、勝は催涙スプレーを構えていた。
「ただいま戻りました。」
 表で声がする。
「あれ?中西巡査ぁ?」
 声がドアに近づいてくる。ドアを引き開けた巡査はその場に立ちすくむ。
「どうした?中西!」
 飛び込んできた巡査の身体を突き飛ばす。不意にタックルを受けた巡査は、不甲斐なく倒れた。馬乗りになって後ろ手に手錠を嵌めた。同時に勝が脚をガムテープで固定する。俺はドアを閉め、2人目のカモが引っかかったことに満足して、1人ほくそ笑んだ。
「何だ?何をしている?」
「おんなじこと言ってるんじゃねぇよぉ!」
 俺は2人目の巡査のケツを蹴り上げた。
「こんな事をしてただで済むと思っているのか?すぐに自由にしなさい!」
「そんな格好でドスを利かせても説得力がないんだよ。あんたと相棒は囚われの身なんだぜ!」
「おい!中西、大丈夫か?その格好は。。。」
 初めて中西巡査の格好に気が付いたらしい。間抜けなヤツだ。おまえも同じ運命になるんだよ!
 中西巡査は相棒のことが分からないらしい。不思議そうな目で相棒が床に転がっているのを眺めていた。それよりも早く犯って欲しいと見えて、盛んにケツを振り、腰を前後に動かしている。
「おい!中西どうしたんだ?おい!」
「欲しいよぉ。突っ込んでくれよぉ。気が狂っちまうよぉ。お願いだぁぁ。。。」
「中西に何をした?おまえら何をしたんだ?」
「じゃぁ。何をしてたか見せてやるよ。」
 俺と勝は先程のポジションに着いた。相棒は目を剥いている。俺と勝がマラを引きずり出しそれぞれの穴に突っ込む。
「やめろ!やめろ!」
 巡査の制止を無視して俺達は腰を振った。中西巡査は喜んで俺達のマラを迎え入れ、味わうように身体を捩る。ビチャビチャ、グチョグチョ、パンパン、ハァハァ。。。卑猥な交尾の音が部屋に響いた。
「やめろ。。。おまえら。。。なんて事を。。。」
「中西巡査は喜んでいるぜ?」
 俺は平然と腰を振った。
「あんたも天国に連れて行ってやるよ。」
 俺は相棒の巡査を見つめて微笑んだ。目出し帽が邪魔で俺の微笑みを見せてやれないのが残念だ。相棒の巡査の顔が嫌悪にゆがみ、不自由な体を起こそうと必死にもがいている。その状態で何ができる訳もないだろうに。さて、こいつにも淫乱になる薬をお見舞いしてやるか?それとも止めてくれと泣き叫ぶ野郎を犯してやろうか。両方とも気分を出したのではつまらない。その方が犯るには楽に違いないが、面白くない。俺は中西巡査のケツからマラを引きずり出し、相棒に近づいた。相棒の内ポケットから警察手帳を取り出す。
「あんたは武田巡査か。俺達には逆らわないことだ。手帳は大切だろう?それに、この状況をあそこのビデオカメラで録画してるからな。」
 部屋の隅に据えたビデオカメラに目をやり、武田巡査が恐怖に戦く。
「おまえら。。。」
 そんな呟きを無視して、俺は暴れる武田巡査のズボンを下ろした。2人のケツをむき出しにした巡査が床に並ぶ。
「俺も。。。止めろ!てめぇ。。。」
 暴れる武田巡査を押さえつける。これからがお楽しみだぜ。ゆっくり犯ってやるからな。

権力の犬02

大きな古い自転車に乗って巡回に出たのを確認して、俺達は物陰から道路へと移動した。予定通りだ。定期巡回に出た以上、1時間は戻ってこない。ポリボックスの中では、もう1人の巡査が調書を繰っていた。示し合わせた通りに準備を進める。俺は手術用のゴム手袋を嵌め、手錠を出した。相棒の勝は、財布を取り出している。俺がポリボックスの引き戸を開け、勝が先に入る。両手を後ろに回して、後に続いた。
「どうしました?」
 巡査が机から顔を上げて聞く。
「あの。落とし物を拾ったんですけど。」
 勝は財布を見せながら答えた。
「ごくろうさまです。ちょっと待って下さいね。」
 巡査は引き出しを開け、調書の準備をする。俺は少しずつ巡査の横にまわり込んだ。財布を手に取ろうと身体を乗り出したところを、すばやく後ろに回り、片手に手錠を嵌める。続いて、もう片方の手も後ろにねじり、手錠で固定した。
「何をするんだ。何なんだ!」
「大人しくしな。」
 俺は巡査の耳元で囁いた。ポリボックスの明かりが漏れた道路に誰もいないことを確認して、奥のドアを開き、巡査を引きずり込む。暴れる巡査を押さえ込み、足を揃えてガムテープで固定した。そして、目出し帽を被った。ビデオに顔が残るのはまずい。
「何を考えてるんだ。君たちは。警官にこんな事をしてただで済むと思ってるのか?」
 自由にならない体をジタバタさせながら巡査が叫ぶ。
「そんな格好で偉ぶっても説得力ないんだよ。」
 俺は巡査のベルトを緩め、膝下まで引きずり下ろした。思った通り鍛えられた筋肉の浮き上がったケツと太腿が露わになる。適度な毛がケツと太腿を覆い、そそるものがある。
「やっ止めろ!何をする!」
「何をするも何もない。これからおまえを犯るんだよ。」
「えっ?」
 巡査の身体が硬直した。勝はビデオカメラを三脚に固定し、撮影の準備に入る。
「犯るって。。。俺は男で。。。」
 巡査は混乱しているようだ。
「男を犯るのが趣味なもんでね。」
 俺は巡査の内ポケットから警察手帳を取りだした。
「ふーん。中西正ってのかあんた。あんたの魅力的なケツを貸してもらうだけだからよ。大人しくしな。さもないと、警察手帳を返さないぞ。それに、見えるだろ?おまえを犯ってるところをビデオに撮っておくからよ。」
 巡査の顔から血の気が引き、真っ青になる。
「もう1人の巡査がすぐに戻ってくるからな!」
「いいや。先程出たばかりだから、1時間は戻ってこない。」
 俺は言い切った。
「そこまで調べて。。。」
「そうそう。計画的なんだよ。さもなきゃこんな事出来るわけないだろう?」
 そう言いながら俺は手袋の上からオイルを塗った。もう片方の手で巡査のケツを撫でる。手袋越しの手触りが心許ない。しかし、指紋を残すわけにはいかない。巡査のケツを押し広げ、オイルを塗った指を忍び込ませる。
「止めろ。止めてくれ。」
 身を固くしながら、哀願調になった巡査の声を無視する。指をこねくり回し、ケツの穴の周辺を刺激する。巡査は腰を浮かせ逃げようとするが、ガッチリと押さえ込んでいるためどうしようもない。
「お願いだ。止めてくれ。」
「ふん。制服に、むき出しのケツ。。。いまさら俺のマラは許さねぇってよ。俺のマラしゃぶれよ。しゃぶり方によっちゃ考えんでもないぜ。」
 俺はケツをパチンと叩き、ジッパーを下ろした。いきり勃ったマラを引きずり出す。先走りが玉のように浮き、早く犯らせろと首を振る。巡査の前に回り、マラを突きだした。
「ほら。しゃぶれよ。」
 巡査は顔を背ける。
「なら、このまんまケツに突っ込むだけだ。」
 俺が立ち上がろうとすると、哀れっぽい巡査の目が俺を見上げる。酸素不足の金魚のように口をパクパクと動かすが、言葉が出てこない。
「どうするんだ?しゃぶるのか?」
「本当に、しゃぶればケツは許してくれるのか?」
 やっとのことでかすれた言葉を吐いた。
「考えてみよう。」
 言葉が終わる前に、巡査の髪の毛を鷲掴みにして、マラを突っ込んだ。
「歯を立てるんじゃないぞ。」
 俺は腰を動かしたいのを我慢し、されるに任せた。巡査は慣れない舌使いで俺のマラをしゃぶる。
「もっと美味いものを頂くようにしゃぶるんだよ!」
 マラを引きずり出し、巡査の頬を張った。恨めしそうに俺を睨み付ける巡査を無視して、口にマラを突っ込んだ。
「おら!舌使って。喉の奥まで飲み込め。」
 観念したのか巡査は俺のマラに奉仕し始める。しかし、表情は醜く歪んでいた。
「いいざまだぜ。こんな目に会うとは思ってもみなかっただろう?かなり前からおまえを狙ってたんだ。精悍なおまえの顔が歪むのを楽しみにしてたんだぜ。おまえの口を犯し、鍛えられた身体を俺のものにする。。。今日のこの日を思いながら何度扱いたことか。」
 勝もビデオを操作しながら自分の股間を揉みしだいている。目で「もうちょっと我慢しろ。替わってやるからよ」と合図を送る。さて、無理矢理犯すのがいいか、気分を出させて犯すのがいいか。。。俺は決めかねていた。
 時計を見ると既に30分が過ぎている。後30分もすると相棒の巡査が戻ってくるか。。。俺はマラを引きずり出し、後ろに回った。ポケットからカプセルを取りだした。淫乱になる薬だ。これをケツに突っ込まれれば、どんなヤツだって気分を出さない訳がない。再度、指にオイルを塗り、ケツの穴に突っ込んだ。
「約束が違うじゃないか!」
 巡査が叫ぶ。
「上手くしゃぶれたらって言ったんだ。あれではダメだな。」
 俺は巡査の哀願を無視して穴をこねくり回す。
「止めてくれ。気持ち悪い。痛てぇ。」
 適度に穴を拡げたところで、カプセルを挿入した。相棒が戻ってくるころには、既に悶え始めているはずだ。俺と勝は顔を見合わせて妖しい微笑みを浮かべた。

2019年12月11日水曜日

権力の犬01

「なっ。いいだろ?」
「うっうん。」
「ルックスは精悍な感じだし、身体も鍛えてるっぽいし」
「そうだね。。。」
「俺の計画通りに運べば簡単だって」
「そうかもしれないけど。。。」
「心配ないからさ。ちゃんとシフトも調べてある」
「どうやって実行するの?」
「手錠とガムテープ、ビデオカメラを用意してある。念のために催涙スプレーもな」
「でも、やばいよ」
「やばくないって。犯っちまえばこっちのもんだし。第一男に犯されたなんて言える訳ないだろ?」
「でも、相手が相手だし。。。」
「心配しすぎなんだよ。おまえは」
「そうかなぁ」
「あいつ犯っちまうって考えただけでもおっ勃つぜ。おまえだってそうだろ?」
「そりゃそうだけど」
「あんがい。ケツ振って喜ぶかもしれないぜ」
「はは。まさか」
「奥の手もあるしよ」
「何?奥の手って」
「それは犯るときまでのお楽しみだ。おまえも乗るだろ?」
「うーん」
「一人じゃ無理なんだよ。さすがにな」
「大丈夫かなぁ」
「そんなに心配するなら他のヤツにあたるけどな」
「そっそれは。俺だって犯りたいし」
「だったら、明日、決行だからな。帰って計画の詳細を打ち合わせしようぜ」
「うん」

2019年12月9日月曜日

営業マン(番外編)

 今日も接待帰りの重い身体を引きずって自宅へと向かう。接待と言っても俺の営業仕事だから、まともなゴルフや飲食だけで済むはずがない。
 だが、今日の接待は比較的楽だったと言わざるを得ないだろう。接待客が高齢だったことが幸いしたようだ。既に80歳を超える高齢の得意先だったので、いつものように喉に突っ込まれたり、ケツの奥をかき回されずに終わった。単に料亭のテーブルの上に全裸で横たわり、刺身や先付けを体中に並べられる。ただ、きつかったのは、終始、勃起していることを強要されたことだ。高齢の重役は、若い肉体を目で楽しみながら高級な料亭の料理を味わう。たまに、箸で乳首やマラを挟むといった悪戯をする程度で、それ以上を望むことはなかった。
 最後の角を曲がり、マンションの玄関が見えてくる。視界の隅で人影が過ぎったような気がした。目を凝らして闇を見つめた。よく見ると誰もいない。気のせいだったようだ。エレベーターに乗り、4階で降りる。降りた瞬間に、やはり目の端で闇が動いた。そちらの方を伺うが廊下に影が落ちるばかりだった。今日はどうも様子が変だ。バッグの中の部屋の鍵を探す。いつもなら直ぐに出てくるのに、今夜に限ってなかなか見つからない。とその時、走り寄る足音が迫る。
 振り返ろうとした瞬間、後ろから突進してきた塊が川端に体重を預ける。ずしんと振動が走った。堅いものが川端の脇腹に突き刺さる。
「!」
 ナイフか何かで刺された。。。どうして俺が。。。川端はその場に凍り付き動けない。突進してきた人間は、よく見ると信也だった。
「川端さん。。。」
「どうして。。。?」
 川端は崩れ落ちた。脇腹に濡れた感触が拡がった。
「どうしたの?川端さん。」
 信也は廊下に呆然と立ち、川端を見下ろしている。脇腹をさする。確かに濡れている。。。
「ごめん。スポーツ飲料を零しちゃった。。。どうしたの座り込んで?」
 一瞬、堅く感じたものはペットボトル?
「だって、最近、忙しくて全然連絡くれないからさ。来ちゃった。。。たまには俺とも遊んでよ。。。」

営業マン09

「俺にも貸せ。この淫乱野郎の穴をな。」
 田沼にしゃぶらせていたコーチだったが、我慢しきれないといった素振りで、信也に詰め寄った。ほとんど強引に俺から信也を引きはがし、元気に育ったマラを突き出した。ピクピクと小さく震えるマラは田沼の唾に濡れ、淫靡な光沢を放っている。信也は、突然に引きはがされ、コーチに不満をぶつけようとした矢先、機先を制してコーチが肩の高さまで手を上げた。その所作だけで、信也はつんのめるように動きを止めた。不服そうに顔を歪めながらもコーチには逆らえないらしい。俺は目で信也に詫びを入れながらもコーチのマラを口に含んだ。うちの製品を採用してもらわなければ意味がない。コーチを優先するのは、俺の立場上、仕方がないことだった。コーチは俺の短い髪の毛を鷲掴みにして、有無を言わせずマラを突っ込む。喉の奥を押し広げ突き入れてくる。込み上げてくる嘔吐感を必死の思いで押さえ込み、陵辱に耐えた。このような時のために、数々の辛い研修をこなしてきたのだ。涙目になった俺を満足気に見下ろし、なおもマラを突き入れる。逸らさないようにがっちりと頭をホールドして、コーチは太く硬いマラを打ち込んだ。でかい亀頭が喉の粘膜に擦りつけられる。粘液が絡み糸を引く。呼吸困難に陥るほどコーチは激しく喉を犯した。
 突然、マラが引き抜かれる。俺は喉を押さえて咽せてしまう。もう勘弁してくれるのかと思ったら、それは甘い考えだった。プールサイドで俺を仰向けに寝かせ、その上に跨ってくる。履いていたサンダルを敷いて膝を載せ、位置を調整してマラをねじ込んでくる。頭を床に付いた状態では、逃げることも出来ない。上から突かれるままに耐えるしかなかった。正常位でまぐわうように遠慮なしに腰を振る。俺は目を白黒させながら必死で耐えた。しかし、俺のマラをギンギンに勃起したままだ。陵辱され、犯され、支配されて俺は感じている。完全に勃起したマラからは先走りが糸を引いて垂れ落ちていた。
 強烈な腰の振りで、俺の喉は悲鳴を上げている。太いマラで押し広げられ、胃の中身が迫り上がってくる。呆気にとられて信也と田沼は呆然と俺たちを見下ろしていた。怒りにも似たコーチの陵辱は続く。コーチの鼻息が荒くなっていくのが分かった。マラは太さを増している。このまま子種を流し込むつもりか?一段と亀頭が膨らんだように感じたその瞬間、コーチは俺から離れた。肩で息をして、鼻息荒く俺を見下ろした。
「やべ。イッちまうところだ。お楽しみはこれからだからな。」
 コーチは田沼のところへ向かう。田沼を同じようにプールサイドに寝かせた。同じことをするのかと考え、俺は立ち上がろうとする。しかし、コーチは俺を誘導し田沼のいきり勃ったマラの上にしゃがませようとする。2人でやらせるつもりか。。。
 俺は田沼の勃起したマラの上に乗り、マラを体内に沈めていく。鍛え上げられた硬いマラが俺の内部に侵入する。コーチが後ろから俺を押す。俺は田沼の上で四つん這いになる格好となった。そして、中腰のコーチがギンギンのマラを俺の入り口に宛う。
『ゲッ。2本挿し。。。』
 さすがに、俺のケツは拡張の試練を受けていない。異物挿入やフィスト、2本挿しは体験がなかった。きつい穴を押し広げ、肉を割いてマラが侵入する。俺はコーチを顧みて、懇願の眼差しで見上げた。コーチは俺の眼差しをみて嗜虐の炎を燃え上がらせる。唇の端を上げ、爛々と光る目で俺を見据えた。ゆっくりと腰を沈める。肉を押し分けマラが侵入する。メリメリと音がしそうなくらいきつい。男に突っ込まれる初めてのときのことを思い出した。あの時も犯されていると感じるほど男のマラは凶器だった。侵入を拒もうとする蕾を割いて、マラは進んでくる。肉を広げ、襞を引きつらせ、穿った穴に突き入れられる。当然、快感とは遠く、まさに犯される感覚だ。しかし、このときの俺は違った。きつい穴が押し広げられ、既に嵌っているマラに沿うようにコーチのマラが侵入した。限界近くまで押し広げられたケツは悲鳴を上げるどころか歓喜を上げていた。突っ込まれただけで漏れそうだ。腰を動かすまでもなく漏れそうだった。
 いっぱいに広げられたケツの中では2本のマラが擦り合わされ、ごつごつとした感触がじわりと伝播する。硬いマラが暴れ回り、敏感な前立腺が刺激される。内部から擦り上げられ勝手にマグマが迫り上がってくる。コーチが腰を動かし始める。
「すげぇ。締まるぜ。2本も呑み込みやがって淫乱が。これでも元全日本選手かよ。どれだけの男に慰み者にされてきたんや?」
 俺は我慢できずに訴えた。
「コーチ。。。ダメっす。動かないで。。。下さい。。。」
「これぐらいで根を上げるようじゃ契約はないぞ。」
 コーチは俺の言葉には斟酌せず、マラを突き入れた。田沼も同様に腰を突き上げる。
「ダメっすよ。。。」
 俺は泣きそうな声で訴えたが、遅かった。マラからは大量のザーメンがあふれ出た。飛ぶというよりは、ドロドロと零れるといった感じだ。濃い粘液状のザーメンは田沼の腹に溢れ、プールサイドを汚した。コーチは驚いた顔で、その様子を眺めている。
「たいした淫乱だな。トコロテンか?ケツに2本のマラ突っ込まれてトコロテンしやがった。」
 しかし、容赦なくケツを突き続ける。
「すげぇ締まりやがる。。。」
 切羽詰まった表情で田沼が見上げる。そして、コーチも切羽詰まった声で呻いた。
「たまんねぇ。締まりやがる。。。」
 2人は同時に果てた。ドクドクと俺の中にザーメンを送り込むのを感じる。2本のマラが膨らみ、尿道が震え、ザーメンを送り出す。堅さを失ったマラが同時に押し出された。そして、大量に送り込まれたザーメンが溢れ出し、プールサイドに白濁の水たまりをつくった。俺は脱力して、その場にしゃがみ込む。もう何も考えられなかった。コーチが手を貸し、田沼を起きあがらせる。田沼の肩を叩きながら、耳元で囁いた。
『ああ。負けたか。。。』
 最初の商機を逃がしたことを感じた。
『参ったな。どう報告すればいいんだろう。。。』
 田沼がプールサイドを去った。
『?』
 コーチが俺に近づいてくる。
「さすが川端さんだな。はは。楽しませてもらったよ。契約は明日で良いかな?監督の都合は明日の13時頃が良いはずだよ。」
「えっ?」
「これからもたっぷり楽しませてもらうからね。うちのエースも気に入ったみたいだしね。」
 先ほどまでとは異なる爽やかな笑顔を浮かべて、コーチは右手を差し出した。信也が跳ねるように近寄ってくる。
「ねっねっ。まだ大丈夫でしょ?」
 勃起したマラを俺のケツに擦りつけながら信也が嬉しそうに笑う。
「明日まで帰ってくるなって業務命令でな。」
 俺は信也のマラを握ってやった。
「やった!」

営業マン08

「信也。さっさとイッちまえよ。」 
 ゆっくりと俺とのセックスを楽しむ学生に周りは落ち着かない。
「次は俺だからな!」
「何言ってやがんだ。俺だ俺。」
 再び、次を狙って不穏な空気が漂う。
「じゃぁ。こうしようぜ。タイムの早いもん順ってことで。」
 学生達は口々に不満を垂れるが、それ以上の良い案も浮かばないようで、俺たちが交尾するのを横目で見ながらスタートラインへと移動した。センターコースを奪い合いながら1組めがラインに並んだ。”ピッピッピピーン”同時に水しぶきが上がる。練習以上に必死の勢いで先を争う。
「兄貴のケツの中はトロトロだぜ。すげぇよ。俺のマラに兄貴の肉が絡みつく。こんなケツ初めてだよ。」
 信也は俺のケツに堅い肉棒を打ち込みながら譫言のように囁き続ける。
「今にもイキそうなのに、もったいなくてイケないよ。玉が痛い。気持ちよすぎて。。。溶けそうだ。」
 卑猥な言葉が興奮を煽るとみえて、信也はいやらしく腰を使いながら囁く。
「他の奴らなんかに犯らせたくないな。。。」
 信也はなおも腰を使い、マラをケツに打ち込みながら切なそうに囁く。腰をグラインドさせ、俺が反応すると喜ぶ。
「ここか?ここがいいのか?どうだい?俺のマラは堅いだろ?でかくはないけど太いだろ?」
 俺はケツを振り、穴を締め、信也の突きに応える。
「はぅ。いいよ。堅い。。。」
「たまんねぇな。いい声で鳴くじゃねぇか。兄貴。」
「うぅぅ。あぁぁ。もっと、くれよ。」
 信也は俺を立ち上がらせ、プールサイドに設置されたベンチに両手をつかせる。足を大きく広げさせ、ケツを突き出させた状態で後ろからケツを突く。根本まで勢いよく突っ込み、一旦引き抜く。マラの根本に指を添え、穴に狙いを付けて一気に突く。
”ズン!”
”ズン!”
 勢いのあまりパンパンと肉を打つ音が室内に響きエコーがかかる。
「あぁぁ。はぅぅ。」
 両手を俺の肩にかけ、腰だけを突き出して俺のケツに密着させる。そして、上下左右に腰を動かし、ケツの中でマラをこねくり回す。太く堅い肉棒で内蔵をかき回され、肉の襞を掻きむしられる。敏感なところにマラが当たるたびに俺の身体は痙攣した。信也は機敏にそれを察知し、感じる場所をねらい打ちして腰を振る。俺は立ってられず足がガクガクと震えた。

「お楽しみにのようだな。」
 いつの間にかコーチが立っていた。
「全日本の川端一樹が学生にケツを掘られて喜んでるのか?こういうことをされると困るんだよね。学生に示しが付かないじゃないですか。」
 コーチは犯されている俺を見下ろし、平然と言ってのける。
「まっ。俺も偉そうなこと言えた柄じゃないか。。。」
 そういって、後ろに付いていた男を前に引き出す。
「こちらMizutaの田沼さん。こちらビッグバンの川端さん。」
 コーチは無様な格好で犯されている俺を、その男に紹介する。田沼と紹介された男は目だけで会釈した。驚いたことにスパッツタイプの競泳の前は形が露わになるほどに勃起していた。ただ、その浮き上がり方は尋常ではなく、明らかにインナーを切り取ったスパッツだ。さらに、細ひもでマラと玉の根本をきつく縛られているに違いない。動きを止めた信也だったが、コーチに望むように腰を動かし始める。コーチも競パンをずり下げ、完全に育ったマラを突き出した。促された田沼がコーチの下腹部に顔を埋めた。
「さぁ。どちらの製品を採用しようかな。。。」
 コーチはいたぶるような粘ついた声音で呟いた。
「やっぱり。製品が良いのは当たり前だけど、サービスの度合いによるよな。。。」
 田沼は必死になってコーチのマラをしゃぶっている。明らかに俺と同じ使命を帯びてここに送られたのだ。薄いスパッツのケツの部分は丸く切り取られ、小さなピンク色の菊輪が収縮している。さすがに送り込まれるだけはある営業マンで、鍛え上げられた身体からは男の色気が立ち上っている。光沢のある素材で出来たスパッツの前は、クッキリとマラの形が浮き出ており、さらにケツの部分が切り取られて、いつでも突っ込めるようになっている。好き者が見れば、たまらないだろう格好だった。
 しっとりと濡れて艶を放つなめし革のような皮膚がピンク色にほんのり染まっている。負ける訳にはいかない。初めての営業で成果を上げるチャンスなのだ。それも大口の契約になる。たとえ、どんなに嬲られようが勝たねばならない。俺は首をねじ曲げ、信也にキスをねだった。ケツを必死の形相で責めていた信也は、虚を突かれたように動きを止めたが、俺の潤んだ瞳を見つめながら、喜びの表情に変化していく。信也の薄い唇が俺のそれに重なる。粘液に濡れた舌が俺の中に入ってきて、俺の舌と触れ合う。
 上下の穴に信也の肉を受け入れ、ますます興奮した俺は喉を鳴らして興奮を伝えた。信也は貪るように俺の舌を求め、その間も休むことなく内臓を抉る。俺の濡れた体は信也を欲し、受け入れて、服従する。信也は一度、マラを抜き、俺の身体を入れ替えた。ベンチに座り足を高々と上げさせる。中腰の格好で信也は俺のケツに再び挿入した。そして、俺の両足を抱え、俺の手を首に巻く。そのまま立ち上がり、コーチに見せつけるように腰を振った。いわゆる駅弁スタイルだ。信也より身体の大きい俺を軽々と持ち上げ、腰を振る。さすが現役の水泳部員だ。十分に筋力トレーニングを積んだ身体は、細く見えても瞬発力と持久力を兼ね備えている。
 信也の汗が飛び、俺の汗が伝い、結合部の谷間に汗の泉が溢れる。グチュグチュ、ピチャピチャと結合部は卑猥な音を響かせた。根本まで埋め込まれたマラは、内蔵を広げて俺の奥深くまで達していた。俺はケツを締め、腰を微妙に動かして信也のマラに刺激を与える。信也は、再びキスを求めてくる。俺は身体を引き寄せ、信也の唇に貪り付いた。信也の舌を吸い、唾液を吸い、強く抱きしめる。何か特別な2人だけの空間がそこに生まれているように感じた。

 田沼以上に鍛え上げられた俺が学生にケツを掘られ、濡れた媚びるような瞳で信也を見つめる俺を眺め、コーチは一瞬、驚いたような顔をしてみせたが、徐々に変化して残忍な、そして隠微な笑みに変化させる。
 俺たちの状況を遠巻きに見ていた学生達だったが、近寄りがたい雰囲気を感じたのかあまり近づいてこない。そして、諦めたようにお互いを慰め始めた。餌を前に用意されながらお預け状態が長く続いたために、若い雄には酷だったようだ。競パンを下ろした学生達は、互いにマラを扱き合い、しゃぶり合う。プールの中で後輩のケツにマラを突っ込んでいる奴もいた。

営業マン07

「うっ。」
 俺の舌技に学生は喉を鳴らす。学生の前に足を揃えて座り、両手を後ろで組んで口だけで奉仕する。完全服従のポーズだ。それを見下ろす学生の目は驚愕に見開かれ、そして残忍な笑みに変化する。引退した男に恥をかかされたのだからチロチロと怒りの火種が燻っている。腰を突き出し喉の奥までくわえ込むことを強要する。他の学生達も興味深げにまわりを取り囲んだ。
「恥ずかしくないのかよ。」
「衆目の前でよくやるよ。」
「男がマラしゃぶって喜んでるのかよ。」
「そこまでして仕事するかなぁ。」
「ひひ。どうでもいいじゃん。俺、勃ってきた。」
「マジそそる身体してるよな。」
「早く輪姦そうぜ。」
 口々に嘲りの辛辣な言葉を投げつける。俺は学生達に取り囲まれて黙々としゃぶり続けた。ひとりが俺の後ろを取りケツを撫でる。
「いいケツしてんなぁ。川端さん。」
 キャプテンと呼ばれていた学生が俺のケツを撫でながら耳元で囁いた。
「コーチに言われてるんすよ。徹底的に嬲れってね。なんか恨みでもあるんすかねぇ?」
 嫌らしい含み笑いを耳元に吹き込む。
「ほら。四つん這いになれよ。汚ねぇケツを見てやるからさ。」
 学生の手に誘導されて俺は四つん這いになった。口にマラをくわえ込んだまま大きく足を広げた四つん這いを強要される。
「すげぇ卑猥だぜ。兄貴。ケツマンコがヒクヒクしてるじゃん。」
 いつの間にか兄貴に変わっている。唾を付けた指でケツマンコの襞をなぞりながら、もう片方の手でマラを扱く。勃起させてなるものかと頑張ってはみたが、身体は勝手に反応していく。学生達に嬲られて、変態と呼ばれ、嘲られてなお勃起してしまう。仕事だからじゃない。俺は本当に変態なんだ。。。
 みるみるでかく堅くなっていくマラを扱き上げながら学生が唾を呑むのが分かる。ひとりの学生が業務用のようなカメラを持ってきて三脚に据えた。狙いをこちらに向け、機器を調整している。
「いくぜ!」
 学生のかけ声とともに、オーロラビジョンに火が入った。壁一面のオーロラビジョンにでかでかと映し出されたものは、俺が四つん這いになって学生のマラをしゃぶり、ケツを弄くられながらマラをおっ勃てている姿だった。学生達は目の前の俺たちとオーロラビジョンを見比べながら下卑た笑いの輪を広げた。
「アップで撮れよ。」
 カメラが寄り、マラをしゃぶっている部分がアップになる。唇の端に泡を溜め、ギンギンに勃起した学生のマラをしゃぶる俺が映る。屈辱に歪みながらも妖しく濡れた瞳が映し出された。
「ひゅぅ~卑猥。」
「すげぇそそる表情じゃん。」
「我慢できないぜ。早く輪姦そうや。」
 雄の集団は加虐と欲望のボルテージを上げていく。その後、俺を取り囲むように学生達が輪になった。当然、全員素っ裸でマラをギンギンに勃起させている。既に先走りを垂れ流している奴もいる。色々な大きさ、長さ、太さ、色、形のマラが並んだ。俺は順番にマラをしゃぶり喉まで飲み込んでは奉仕する。数回ずつ飲み込んでは吐き出す行為だけを全員分するだけで、1周するのに15分ほどかかる。
 2周もするころになると、顎が怠くなる。それでも続けなければならなかった。泣き言を言えば営業にならない。雄達に嬲られて、弄られて、慰みにされて初めて営業になるのだ。雄を満足させるために俺はある。突っ込まれて雄汁を受け止めてこその俺なのだ。キャプテンからオイルのボトルを奪い取る。手の平にオイルを広げ、ケツに塗り込む。円陣の中央に四つん這いになり、ケツに指を突き立てる。オイルに濡れた指をケツマンコに突っ込み、ケツを振る。ケツを突き上げ、雄どもに見せつけるように、中の襞を見せつける。両手でケツタブを押し広げ、内蔵をさらけ出す。静寂がプールサイドを覆う。ピチャピチャと卑猥な音だけが円陣の真ん中で震える。
『来いよ。突っ込めよ。俺の中に入ってこいよ!』
 俺は己自信をさらけ出し、若い雄達を挑発する。
 ゴクリ。
 全員がほぼ同時に唾を飲み込む。瞬間動きが止まって、次の瞬間には俺めがけて殺到していた。腕を差し出し、舌を差しだし、マラを突き出し突進してくる。俺の穴を奪い合い殴り合いすら始まっていた。早々に俺を確保した男は、有無を言わせず突っ込んでくる。準備もくそもあったもんじゃない。勢いでマラを突っ込んでこようとする。
 俺は身体を交わし、円陣の外に飛び出し、プールに飛び込んだ。雄達も次々とプールに飛び込んでくる。このままではバラバラにされそうな恐怖感さえ覚えながら、俺はいち早く対岸に泳ぎ着いた。突っ張っていた奴が泳ぎもやはり早いようだ。俺の次に泳ぎ着き、プールサイドに突っ立った俺を捉えた。そして、俺の唇を奪う。俺の両の頬を両手で挟み、俺の舌を吸う。俺はされるがままにしていた。次々と泳ぎ着いた雄達は俺たちを取り囲んで固唾を呑んでいる。俺の全身の力が抜け、彼の前に跪く。彼に後ろから抱かれ、四つん這いへと移っていく。両手の間に頭を置き、ケツを突き出し受け入れ態勢へと入っていく。彼は優越感に燃えながら、マラを扱き上げ、俺の中へと埋める。熱いマラが熱い襞に飲み込まれ、ドクドクと息づく粘膜を押し広げ侵入する。まだ堅い肉を広げ挿入する。
「あぁぁ。」
「おぅぅ。」
 同時に俺たちの雄叫びが上がった。オーロラビジョンには俺たちの交尾の現場が映されていた。卑猥に彼のケツが動き出す。黒光りするマラが俺の肉を割いて出入りする。クチュクチュと卑猥な音をたて、雄のマラが突き立てられた。
『俺が勝ち取った。俺のモノだ。俺の穴だ。』
 そう勝ち誇ったようにゆっくりと注挿は繰り返された。それ以上他の部員は襲ってこようとはしなかった。
「兄貴。たまんねぇよ。俺が兄貴を犯してるなんて。。。」
 俺のケツを犯しながら彼は俺の耳元で囁いた。
「あこがれの兄貴が俺の腕の中にいるなんてたまんねぇよぉ。他の誰にも渡しゃしないからな。」
 強い光を宿す瞳で俺を睨み付けながら、妖しく笑った。

営業マン06

ハードな新入社員研修も終了し、遂に業務の開始だ。まずは得意先への挨拶まわりだった。先輩社員に連れられて、それぞれの担当エリアに飛ぶ。俺の担当は大阪、和歌山、奈良地方の学校関係で、小中学校から大学までの体操服や競泳パンツ、運動靴などの受注と
納品が主な仕事となる。ひとつの顧客を確保すると通年の受注に繋がるので売り上げは大きいのだが、公立学校は入札制度となっているため基本的には値段が全てだ。実際は色々とややこしい問題があるのだが。。。
 したがって、我々の狙いは私学であったり、スポーツ団体、スポーツジムだったりする。この辺りのねらい目は単純に値段だけではない。記録を狙いに行っているチームや有名私立のクラブなどは、機能性やスーツとしての性能が求められる。そして、責任者の夜の。。。
 俺たちはそのために雇われた訳だ。俺たちの夜のお勤めが営業成績に直接響く場合も少なくないのだ。数日に渡って一通りの挨拶を済ませると、最もねらい目となっている某私立大学の水泳部に営業をかけることとなった。顧問及びコーチに挨拶をして、名刺交換を済ませたのだが、コーチの驚いた顔に迎えられることになる。コーチは名刺に印刷された俺の名前を眺め、そして、俺の顔をしばらく眺めていた。
「もしかしてあの川端一樹さん?」
「はぁ。あのと申されましても。。。」
 俺は頭をかきながら照れ笑いを返した。
「いやぁ。そうか。俺のこと覚えてませんか?競技会や国体で何度かご一緒したことがあるんですよ。あなたは表彰台で、俺は拍手をする側でしたけど。。。」
 コーチは屈託なく笑った。
「そうですか。。。随分前のことですので。。。」
 俺は愛想笑いを返すしかなかった。
「やっぱり、有名選手は有名メーカーに入るんだなぁ。最近、お名前は聞きませんが引退されたんですか?」
「ええ。転職組でして、新入社員です。よろしくお願いします。」
 俺は深々とお辞儀をした。
「やや。恐縮です。」
 コーチはおどけた調子でお辞儀を返した。憎めない性格のようだが、目が笑っていないのが気になる。コーチと商談してから帰ってくるようにと言い置いて、先輩は帰社した。今日中に帰社できない場合は、明日朝一で会社に報告するようにとも言い置いて。コーチは俺を案内して、学生がいるプールに向かう。さすがに競泳に力を入れている私学のプールだけのことはある。その辺の市立プールどころではない設備が整っている。屋根は全天候型のドームで、開閉式だ。当然、温水対応で、観客席やオーロラビジョンまで設置されていた。ストップウォッチ連動のタッチパネルに、高度浄水・殺菌設備に至るまで設置され、国際的な大会を想定しているのだろう設備が光り輝いている。
「ちわーす。」
 コーチを見た学生達が元気のよい挨拶をする。
「今日はメーカーの川端さんがお越しだ。知ってる奴もいるかもしれないが、学生時代は全日本で優勝したほどの選手だ。ウェアのことでもいいし、泳ぎのことでもいいから、教えてもらえ。」
 コーチはそれだけを言い置くと、意味ありげな一瞥を残して戻っていった。
「また後ほど。」
 俺はコーチに会釈して、学生達を見渡した。さすがに有名チームだけのことはある。身体は十分にできていたし、既に流している奴を見てもかなりのものだ。
「ちは。川端さんは自由形でしたよね?」
「あぁ。俺のこと知ってるのかい?」
「もちろん。俺が中学生の頃、雑誌に良く載ってましたもん。」
 微妙にタメ口だった。最近の学生はこんなものなのか。
「久しぶりに川端さんの泳ぎが見たいなぁ。それに、ビッグバンの新型スーツ“マイクロスキン”の売り込みできたんでしょ?性能見せて下さいよ。」
「ああ。そうだな。性能と言っても、自分で試してもらうのが一番なんだがな。」
「まずは、普通の競パンでしょ。それから、マイクロスキン。最後は全裸。どれが一番タイムがでるのかみたいな。」
「全裸。。。?」
 学生は口元を少し歪めて皮肉に笑った。
『試されている。。。コーチだけじゃないのか。。。』
 さすがに躊躇するものがあった。営業とはいえ、学生にいたぶられることになるとは。
「更衣室はあちらですよ。」
 学生達の好奇の眼差しに曝される。俺は覚悟を決めて更衣室に向かった。

 まず、ブーメランカットの競パンを履いた。学生達の前に出ると、
「おぉ。すげぇ。」
 小さな声で驚きを示す。
「さすが、いい身体してるよなぁ。」
「俺、現役だけど負けてるし。。。」
 俺はプールサイドで、念入りに柔軟体操をする。飛び込み台に立ち、学生達を見た。
「じゃ。タイムのリセット頼むよ。」
 ‘プップップッピーン’電子音とともに飛び込んだ。
「いいケツしてるよなぁ。」
「美味そうだしぃ。」
「この後が楽しみだねっと。」
 そんな囁きを耳に残し、俺は一心不乱に泳ぐ。タッチとともにどよめきが起こった。‘1分51秒80’
「ゲッ。ほとんど日本記録じゃん。。。」
「信じらんねぇ。どうして引退なわけ?」
「この中の現役誰も敵わねぇでやんの。」
 俺は開き直っていた。学生達に見せつけるように、プールサイドで着替える。‘マイクロスキン’を着ると、手首、足首、頭以外の部分は完全に覆い尽くされる。人工の黒い皮膚が全身を覆い、魚の鱗のような模様が広がっている。光沢を持った艶消しといった矛盾する表現がぴったりとくる素材だ。俺はもう一度飛び込み台の上に立った。合図とともに飛び込む。記録は‘1分51秒55’。学生は全員絶句だ。
 そして、マイクロスキンを脱ぎ捨て、一同を見渡した。無言で、『このまま泳げばよいのか?』賛意を求める。硬直した学生達は誰一人答えようとせず、ただ、俯いたままだった。最初に挑発的な態度を取った学生が、近づいてくる。学生は競パンをずり下ろし勃起したマラを摘み出した。無言で俺を睨み付ける。

 俺は躊躇しながらも彼の前に跪いた。そして、静かにマラを口にくわえる。ピチャピチャと卑猥な音が、静謐な空間に木霊した。

営業マン05

手渡された封筒の中身を取り出し、最後の研修項目を確かめた。場所は、同じウェアハウスだった。指示も同様に用意されたパイプ椅子に座って待機すること。俺は、再びスーツを着込み、両握り拳を膝の上に置いて待った。
 先ほどの刺激による膨張が収まらず、スラックスの前は激しくテントを張っていた。薄いビキニの生地に亀頭が擦れ、それだけでも先走りがにじみ出す。何度か腰を前後させれば簡単に果てそうだ。ドアの向こう。廊下が何やら騒がしい。怪訝な気持ちで俺は待機する。嫌な予感があった。
 ドアが開き、男が2人入室する。ひとりは、ドアの横で立ち止まり待機した。ひとりはゆっくりと歩き、俺の前に立ち止まった。上から俺の様子を眺め、顎を引いた。
「よろしい。では、最後の研修を行おう。今回は簡単な研修だ。」
 男はニヤリと口の端を歪めた。ドア横に立っていた男が、部屋の照明を点灯する。最も明るい設定にしたのか、天井全体が強い光を放ち、部屋の中から全ての闇が払われた。同時にドア横の男がドアを開け放つと、廊下に待機していたらしい多数の人間が部屋に入ってきた。俺は驚きに声も出ない。ただただ呆然と成り行きを眺めていた。
 入室してきた人間は、本社の全員が集まったのではないかと思われるほど多かった。それも男性だけではなく、女性もいるのだ。スーツを着た高齢な男性からスポーツウエアの若い男性、制服を着た女性からスウェットスーツを身にまとった女性まで多種多様だ。ただ、スポーツウエアの製作販売やスポーツに関する事業を手広く展開するだけあって、ほとんどの人間が均整のとれた身体をしており、太りすぎの身体を持て余す社員はいないようだった。
 俺は何が起こっているのかほとんど忘れてしまっていた。俺だけが部屋の真ん中でパイプ椅子に座り、大勢の人間に取り囲まれて見下ろされている。落ち着かないシチュエーションには違いない。最初に入室した男が俺の前に歩み寄る。
「では、最後の研修を行おうか。なに、簡単なことだ。オナニーしてもらうだけだ。ただし、十分に気分を出してな。」
 俺は目が点になって返す言葉がない。
「何をしている。始めたまえ。」
 俺を取り囲んだ大勢の人間の視線が集中する。
「冗談でしょ。。。」
 俺は呆然と呟いた。
「どうするんだ?最後まできて入社を諦めるかね?」
『諦めるかね?諦めるかね?諦めるかね?・・・』
 頭の中で言葉がリフレインする。俺は、ネクタイに手を伸ばした。ちぎるように引き抜く。人集り深部でざわとどよめいた。Yシャツのボタンをゆっくりと外していく。ズボンに押し込んだ裾を引っ張り出し、前をはだける。ノースリーブのアンダーウエアを引き上げ、袖を通したままで頭を潜らせた。これで、ほぼ上半身が露わになった。
 次にベルトに手をかける。バックルを外し、スラックスのホックを外した。萎縮していたはずの俺自身が自棄になったかのように勃起していた。ファスナーを下ろすと、ほとんど顔を出しそうな勢いの突っ張ったビキニが表れる。腰を浮かし、スラックスを足下に落とした。
 ほぼ裸の乱れたサラリーマンの出来上がりだ。俺は片方の手で乳首を愛撫しながら、もう片方の手でビキニの上から股間をまさぐった。ざわめきが静かに広がる。肩からYシャツを落とし、腕だけを通した状態で腰を突き出す。まるでストリップショーの踊り子になった気分だった。俺を取り巻く男も女も生唾を呑み込み、食い入るように俺の裸を凝視している。
「はぅ。」
 思わず声が漏れた。今日、朝からずっと刺激され続け、爆発したくて限界を通り越してしまっている。こんな状況でも、自分で刺激を与えるだけでも、壊れそうに切なかった。ビキニの中に手を差し込み、直接、マラを握りしめる。先走りが止めどなくあふれ、ビキニはじっとりと湿っていた。根本を掴み、亀頭をビキニの生地に擦りつける。さらに染みが広がった。もう片方の手でビキニを引きずり下ろした。
「おぉぉ。」
 部屋中にどよめきが起こった。究極まで膨張し、生き物のように張り付いた血管がドクドクと息づく。エラの張った亀頭は艶やかに光を反射し、鈴口からは透明な先走りがあふれ出す。膨らみきった豊かな睾丸が太々しく垂れ下がり、股間で揺れている。右手でマラを握り、ゆっくりとピストン運動を始める。そして、左手の指を口元に持って行き、人差し指と中指をしゃぶった。舌を使って艶めかしく、誘うように指をなめ回す。淫売になった気分だ。
 羞恥心を感じない訳ではない。実際、恥ずかしくて恥ずかしくて泣きたいくらいだ。しかし、一方で身体の深部が熱くなり、注目され、嘲笑われ、賛美され、侮蔑され感じている。ケツをずらせて、股を大きく開いた。しゃがみ込んでのぞき込んでいる奴らもいる。溢れた先走りがたれ落ち、腹筋の割れ目に水たまりを作る。十分に唾をまぶした指を使って、乳首を弄ぶ。引きつりそうなくらいの快感が俺を襲った。大胸筋に沿って指を使い、腹筋の溝をなぞり、水たまりへと至る。先走りをたっぷりと指に取り、糸を引く指を股間へと移動させる。湿った指先で奥深い穴の入り口をまさぐる。
「おぉぉ。」
 どよめきが再び広がった。勿体ぶってる余裕はない。限界は近いのだ。二本の指を穴にねじ込んだ。
「はぅ。あぅ。」
 快楽の嗚咽が漏れる。ドクンと息づいたマラからは、より一層の先走りがあふれ出た。少し白濁した物が混じっている。無理な体勢で指を突っ込み、穴を押し広げる。二本の指を交差させ、動かし、抜き差しする。粘膜の感触が、俺を獣にさせる。もう我慢できない。指を奥まで突っ込み、激しくピストン運動する。同時にマラを扱き上げ、エラの裏を刺激する。
「あっあっあっ。」
 俺は涎を垂らさんばかりの興奮状態で、大勢の前で痴態を繰り広げる。
「はぅ。あぅ。あぁぁぁ。」
 両方の手を最大限に動かし、己自信の肉体に刺激を与え続ける。
「イクッ。ああぁぁ。もうダメだ。イクッ。」
 肛門が強烈に収縮した。
『ビュッ!』
 白濁の子種が俺の顔に直撃した。
『ビュッ!』
 頭を越え、後ろまで飛んだ。
『ビュッ!』
 再び頭を越え、後ろまで飛ぶ。
『ビュッ!』
 胸を汚し、腹を汚し、大量の子種をまき散らし、身体を白く染めていく。濃い雄の臭いが辺りに充満する。
「おぉぉ。すげぇ。」
 大衆のざわめきの中、俺は放心した状態で床に座り込んでいた。1人の出した量とは思えないほど大量のザーメンが辺りを染めていた。

2019年12月6日金曜日

営業マン04

次の指示に従い、俺は階下に戻った。指定された部屋の前でスーツの乱れを正す。小さく深呼吸をしてノックした。意外と大きな音が部屋に響いた。しばらくしても返事がなかったのでノブを回しゆっくりドアを開ける。
 部屋は無人で、片面が磨りガラスのウェアーハウスだ。3面はコンクリートの打ちっ放しで、飾り気のない無機質な部屋だった。部屋の真ん中には例に漏れずパイプ椅子がひとつ置かれている。部屋に入ったすぐの壁に照明スイッチがあったので点灯する。天井全体が鈍く光る特殊な照明で部屋の中から影が消滅する。
 俺は指示通りに、再びスーツを脱ぎ素っ裸になった。すでに俺のマラは反応し、ガチガチに膨張して天を突く。パイプ椅子に座ったとたん、磨りガラス側の壁に埋め込まれていたスピーカーから喘ぎ声が流れ始めた。
 と同時に磨りガラスが透明になり、隣の部屋の様子を映す。完全な透明ではなく、グレー掛かった半透明であることから推測するとハーフミラーのようだ。部屋の真ん中では四つんばいになった研修生のひとりが前後から攻められている。その研修生は、最後に面接を合格した奴だった。興奮した研修生達から襲われた唯一の未経験者だ。
 今やそいつは、素っ裸で目隠しをされ、男の股間に顔を埋めながらケツを掘られている。スピーカーからは、パンパンとケツを打つ音と、マラを喉の奥まで突っ込まれたくぐもったうめき声が流れる。
「おら。もっと感じてみせろ。ケツを振れ!」
「あぅ。」
 命令に素直に従い、ケツを振ってみせる研修生。
「喉を絞めて奉仕するんだよ!」
「はぅ。」
 頭を振り、マラを根本までくわえ込む。
「てめぇは客先の性処理道具だってことを忘れるんじゃねぇ。おまえが気分ださねぇと客先が燃えねぇだろうが!」
「あぅ。」
 ほんのりとピンク色に染まった身体から汗が噴き出し、研修生は艶めかしく悶える。俺の股間は痛いほどに膨らみ手を触れずとも暴発しそうだった。その時、ドアが開き男が入室してくる。
「またせたかな?」
 男はニヤリと微笑み、俺の様子とハーフミラー越しの様子を交互に眺めた。俺の後ろに陣取り、乳首に気のない愛撫を施した。頂点に達しつつある俺は、それだけでも身体を捩り、反応を示してしまう。
「ふふ。」
 男は不気味な笑いを漏らした。そして、持ち込んだ袋の中から妙なものを取り出す。特殊な合成樹脂でできたイソギンチャクのようなおもちゃだ。その卑猥な形は、説明を受けずとも何を目的で作られたものか分かる。男はオイルをおもちゃの中に垂らし、くちゃくちゃと内部に拡げた。おもむろに俺のマラにおもちゃをかぶせ、コードの先に付いた電源を入れる。おもちゃは、うにゅうにゅと身を捩り、俺のマラに吸い付いてくる。
「はぁぁ。」
 俺は思わず天井を見上げため息を漏らす。もうひとつの電源が入ると、おもちゃはバイブのように振動を始めた。ぬめぬめとした穴が身を捩り、小刻みな振動で俺のマラを攻める。
「あぁぁ。」
「どうだ?気持ちいいか?ちゃんと隣室の痴態を見ないか!」
 俺はハーフミラー越しのセックスシーンに見入る。すでに爆発寸前だった俺は、時間の問題で射精しそうだ。
「ただし、イクことは許さんからな。もし、俺の許しなく射精したら採用は取り消しだ。」
「えっ!」
 俺はこみ上げてくる快感を必死に押さえ込んだ。ここで射精してしまう訳にはいかない。下腹部に痛みが走った。登り詰めそうな生理現象を押し込めるのだ。パンクしそうな精巣が送り出そうとする精液を押し返す。目からの刺激と、直接マラに絡みつくおもちゃの刺激が生理現象を促す。
「あっあっあぁぁ。」
 俺は脂汗を流しながら必死に耐えた。
「これだけでは面白くないな。」
 男は、ハーフミラー横の壁から受話器を取り、何かを囁いた。隣室の動きが止まる。前後から攻めていた男達がマラを引き抜いた。そして、研修生を促し立ち上がる。ハーフミラーの一部が開く。ドアになっているようだ。目隠しされた研修生を誘導しながらケツを掘っていた男がこちらの部屋に入ってきた。
 男達は俺の前にやってくる。男が研修生の耳元で囁くと、研修生が俺の前に蹲った。男が俺のマラに装着されたおもちゃを取り外す。研修生の頭を押さえ、俺のマラに誘導した。研修生は躊躇することなく俺のマラにむしゃぶりついた。
「はぅ。」
 やはり、おもちゃの比ではない。ぬめぬめとした口の粘膜が俺のマラに絡みつき、舌を使って奉仕を始める。
「ダメです。。。もう。。。」
 俺は思わず許しを請う。
「イキたければイケばいい。ただし、採用は取り消しだ。」
 男は冷たく言い放った。3人の男達は口元を歪め、俺の苦悶をあざ笑う。
「この程度の我慢ができなくて、客先の満足が得られる訳がなかろう?おまえが先に射精してしまっては台無しなんだよ。」
 朝から数々の刺激を受けて、俺の我慢は限界に達していた。ケツを掘られ、2人のマラに奉仕をして顔射され、他人のセックスを見せられ、さらにフェラをされては爆発しても不思議はない。だが、ここで射精する訳にはいかなかった。
「勝俣。おまえは客先を喜ばせることだけを考えればいい。客先がフェラをされて射精するまで奉仕するんだ。時間をかけてゆったりと奉仕をするのも良いが、今回はどれだけ早く射精させるかの試練だ。時間内に射精させることができなければ採用は取り消しだ。」
 男は腕時計を覗き込む。
「15分以内で発射させろ。」
 そんな無茶苦茶な。それではどちらかが不採用になるではないか。俺が必死なのと同様に勝俣も同様に必死でしゃぶり始める。
『やめろ。やめてくれ。そんなに刺激するな。イってしまう。。。』
 俺と勝股の必死の攻防が始まる。俺は射精すまいと我慢し、勝俣は射精させようとフェラをする。時間が経つのが遅く感じられ、今、どれほど経ったのかが分からない。男は平然と腕時計を覗いていた。勝股は先ほど教えられたように喉の奥までマラを呑み込み、頭を振る。口の端から唾液が滴り落ちる。目隠しをされマラにしゃぶりつく様は卑猥この上なく、嫌が応にも興奮を誘う。下腹部の痛みは増し、少しでも気を抜けば発射してしまう。全く関係のないことをイメージし、気を逸らすが物理的な刺激の前には無力だ。懇願するように男の視線の先を見つめる。男が腕時計から視線を外す。
「よし。そこまでだ。よく耐えた。いいだろう。」
 男が勝股を引きはがす。射精に至らなかった安堵に俺はため息を吐いた。しかし、逆に射精させられなかった勝股は呆然と座り込んでしまった。
「勝股もよく頑張った。2人とも合格だ。これが最後の研修になる。」
 男達は封筒を2人に手渡し、部屋を後にした。目隠しを外した勝股がはにかみながら俺を見上げる。俺も微笑を返した。

営業マン03

机の上に乗っていた封書を開いた。次の指示項目が記入されていた。
 俺は身だしなみを整え、エレベーターへと向かった。しばらく上昇した後、ポンパンと間の抜けた音がし扉が開く。エレベーター横の階段を上がり屋上に出た。屋上は殺風景そのもので、真ん中にパイプ椅子が置かれているのが異様だった。
 この辺りは高いビルもさほどなく、駅前の高層ビルと少し離れて、かなり前に再開発された茶色のビル群が見えるだけだ。とはいえ、真昼の屋上で素っ裸になるのは勇気がいるものだ。指示の通りにスーツを脱ぎ捨て素っ裸になると再び目隠しをしてパイプ椅子に腰掛けた。太陽が肌を焼き、生暖かい風が肌を嬲る。
 次は何をされるのか不安に思いながらじっと我慢する。階段室のドアが開き、革靴の乾いた足音が近づいてきた。足音から判断するとひとりではないようだ。足音は俺の周りをゆっくりと歩き回る。どうやら2人のようだ。
 俺の前に立ち止まった足音は、座った俺に近づき硬いものを口元に押しつける。2本のマラが同時に差し出される。俺は右側のマラをまずしゃぶった。かなりの太さをもったマラで血管が浮き出ているのが舌先で分かる。一度マラを吐き出し、左側の亀頭に舌を這わせた。こちらも負けずでかい亀頭だ。竿はさほどでもないようだがエラが張った立派なマラだった。エラの裏側に舌を這わせ、ピチャピチャと舐める。そして、鈴口に舌を絡ませながら亀頭を口に含んだ。その間も右側のマラを手で扱き続ける。先走りと唾で濡れた亀頭を指で撫で、竿に指を絡める。左側の玉を軽く握り、喉の奥までマラを呑み込む。
「あぁ。」
 男の口から溜息が洩れた。マラの根本を握り頭を振った。右側の男が焦れている。一旦マラを吐き出し、2本のマラをまとめて握り、同時に亀頭を舐め上げた。右側のマラからは先走りが滲み出し、少ししょっぱい味がした。さすがに2本のマラを口に含むことは不可能で、舌を突きだしてベロベロ舐め回すしかない。マラを舐めているだけで俺のマラは痛いほどに勃起していた。先走りが滲み出し垂れ落ちているのを感じる。物足りなさそうな気配を感じ、
 2本のマラを両手で握ると代わる代わる口に含んでは吐き出した。喉の奥まで呑み込み亀頭を締め付ける。歯を当てないように注意しながら抜き差しを繰り返す。下界の騒音にジュプジュプと卑猥な音が重なる。飽き足りなくなった右側の男が、俺の頭を抱え込んで腰を使う。太いマラはともすれば歯に当たりそうになり口を大きく開けなければならない。しかし、唇を窄め喉を締めて粘膜全体でマラを包まなければならない。長時間の奉仕は顎が怠くなってしまう。
 男はひたすら腰を振り俺の喉を楽しんでいる。突然、マラが引きずり出された。左側の男が交替を要求したようだ。抜くと同時にマラが挿入される。同じように俺の頭を抱えマラを突っ込んでくる。先のマラよりは太くない分、楽ではあるが、でかい亀頭が俺の喉を塞ぐ。
 込み上げてくる吐き気に耐えながらフェラを続けるしかない。腰を突きだし喉を抉り、こねくり回す。辛さに目尻に涙が滲む。だがフェラ奉仕は続行される。達しそうになると交替するといった具合で、延々とフェラ奉仕は続いた。これならケツを犯される方が楽というものだ。
 しかし、2人は俺のケツには興味を示さず、ひたすらフェラを強要した。ついには手持ち無沙汰な男が俺の両手を後ろに回し、手錠でパイプ椅子に固定してしまった。最早、俺にフェラ奉仕を遮る術はない。2人が雄汁を発射するまで耐えるしかなかった。男達の興奮はかなりの高みまで達しているようで、激しい鼻息がそれを物語っていた。
 右側の男が俺の喉を犯している間、左側の男はヌルヌルに濡れた亀頭を俺の敏感な乳首に擦り付け始めた。萎えそうになっていた俺のマラは再び硬度を増し、いきり勃った。それを見ていた右側の男が俺の口からマラを引きずり出し、同じように右側の乳首に亀頭を擦り付ける。そして、空いた口に指がねじ込まれる。それも2人分の指だ。俺は2人の指に舌を絡め舐め回した。
 指を舐めることがこれほど興奮するとは思っても見なかった。マラをしゃぶるのと同じくらい卑猥な行為に思えてくる。俺の口の中を縦横無尽に動く指を追いかけて舌を絡め舐め回す。男達も興奮しているようで、乳首に擦り付けてくるマラに力が入る。俺自身の唾と男達のマラから滲み出す先走りでかなりのぬめりだ。
 何を思ったのか右側の男が、後ろ手に固定された俺の脇にマラをねじ込んでくる。左側の男も同様にねじ込んできた。まさか同時に脇を犯されるとは思わなかった。滑りが悪いのか男は唾を吐き出し、マラに塗りたくった後、再び脇に擦り付けてくる。男達の鼻息はかなり荒い。腰使いも激しくなってきた。
 うめき声とともに右側の男が脇からマラを外し、俺の前で擦り上げているようだ。その瞬間、「ううっ」とうめき声を上げ、熱い粘り気のある液体が俺の顔にぶち当たった。何度も何度も粘液が俺の顔に浴びせられ、粘液は顔から胸に垂れ落ちる。
 左側の男は脇からマラを引き抜くと、突っ込んでいた指を拡げ俺の口を大きく開けさせる。開けた瞬間に熱いザーメンが降り注いだ。口の中に、鼻に、顎に、胸に濃いザーメンが吐き出される。男達の咽せるようなザーメンの臭いが俺を包む。俺は口の中に入ったザーメンを呑み込み、口の回りに付いたものを舐め取った。
 そして、差し出された2本のマラを舌先で拭い、垂れ落ちるザーメンを舐め取る。少し柔らかくなったマラを交互に口に含み、舌を使って汚れを清める。舌先で亀頭を舐め上げると、くすぐったそうに男達は腰を引いた。男達はマラをしまい、俺の膝の上に封筒の様なものを置いた。そして、俺の戒めを解くと、無言で出口に消えた。
 2人の気配が消えたことを確かめて、俺は目隠しを取った。よく見ると俺の身体には2人分のザーメンがたっぷりとへばりついていた。指でこそぎ鼻先に持っていくと、
男のきつい臭いがした。汚れた指をゆっくりとしゃぶり余韻を楽しむ。俺のマラは痛いほどに膨張し、恨めし気にピクピクと鎌を振った。
 俺は溜息とともにハンカチで身体を拭いスーツを身につけた。
 次の指示は何なのか。封筒の中身を覗いた。

2019年11月11日月曜日

営業マン02

「いきり勃てたマラでないと意味がないんだよ!羞恥心を捨てろ。おまえは淫乱な売女なんだ!」
 マラを踏みにじり、玉の下からつま先を突っ込んで、ケツの穴を突き上げる。
「ほら。ここが感じるんだろ?あん?」
 容赦ない言葉が浴びせられる。つま先がケツの敏感な部分を擦り上げ、粘膜をいたぶる。
「ほう。勃ってきたじゃねぇか。それなりにM気もあるようだな。」
 男は足を引っ込め、正面に仁王立ちになった。ファスナーを下ろす音が聞こえる。もぞもぞとした後、唇に暖かいものが押しつけられた。硬くなったマラだ。俺は命令されるまでもなく口を開け、マラをくわえた。舌を小刻みに動かし亀頭に刺激を与える。エラの裏に舌を這わせしゃぶった。そして、徐々に根本まで呑み込んでいく。
「おぅ。」
 気持ちが良いのか男はうめき声を上げた。陰毛が鼻を擽るまでマラを呑み込んだ。喉の粘膜がマラを締め付ける。男は俺の頭を抱え、腰を引く。そして、一気に奥まで突っ込んできた。俺はえずき、頭を反らそうとするが許してもらえない。頭を固定されて遠慮無しのピストン運動をされた。俺は膝の上の拳を握り、耐えるしかなかった。
「おぅ。たまらん。イキそうだ。」
 男は催したのかマラを引きずり出した。
「ええ。クチマンコしてるじゃねぇか。」
 そう言うや、乳首を捻り上げる。
「うぅ。」
 俺は身体を捩り痛みに耐えた。
「ほら。何やってんだ。クチマンコの後は決まってるだろうが!」
 男は容赦のないビンタを張る。俺は四つん這いになってケツを男に向ける。ケツを向けた途端、思いっきり蹴りが入る。
「言うことはねぇのか?」
「ケツを掘って下さい。。。」
 俺はボソボソとお願いする。
「あん?聞こえねぇぞ。もっと丁寧にお願いするんだろうが!」
「お願いします。俺の淫乱なケツマンコにマラを突っ込んで下さい。」
 俺は観念して、大きな声でお願いする。こういった責めは大学時代から慣れてはいる。十分にコーチから仕込まれた。それが今になって役に立つとは。。。
「ちゃんと言えるじゃねぇか。」
 オイルが絞り出される音が響く。男はオイルをマラに塗り拡げているようだ。粘ついた指が俺のケツに突き立てられた。指が1本すんなりと挿入される。内部の粘膜をまさぐり、クリクリと小刻みに動かす。穴を押し広げるように上下左右に動く。2本目の指が入ってくる。指を交互に動かし襞を拡げていく。
「綺麗な粘膜をしているな。いいケツマンコじゃねぇか。」
 クチュクチュと卑猥な音をさせ敏感な粘膜を刺激する。俺はケツを突きだし、されるままに受け入れた。下腹部にぶら下がったマラは痛いほどに勃起し、鈴口から先走りが溢れ出しているのが分かる。
「かなりの好き者だな。いい営業マンになるぞ。」
 男は俺のマラを扱き、同時にマラをケツに押しつける。穴が押し広げられ硬いマラが侵入を始める。ミチミチと粘膜が軋み、太いマラが奥を目指して入ってくる。
「おお。締まる。いいぞ。中が熱い。とろけるようなケツマンコや。」
 俺は下腹部を波打たせ、熱い襞でマラを包み込むように迎え入れる。
「絡みついてくる。」
 太いマラが完全に埋没した。男の下腹部が俺のケツに引っ付く。男は四つん這いになった俺に覆い被さってきた。服は脱いでいないようだ。
スラックスのファスナーからマラだけを出し、俺を犯しているのだ。目隠しをされた俺には確かめる術はないが、その卑猥な姿を想像し、俺はより一層興奮を増した。素っ裸の男を仕事中に犯す上司の絵が脳裏にはっきりとイメージできた。男は腰を振りながら首筋に唇を這わせ、乳首を抓む。クチュクチュと卑猥な音が狭い会議室に響いた。俺は胸を床に付け、ケツを突きだした格好で穴を締めた。
「うぅぅ。」
 男が呻く。
「たまらん奴やな。ええぞ。」
 腰を引き寄せ男はマラを突き立てる。ズンと脳天に響くほどの勢いでマラを打ち込む。単調な突きではなく、緩急を付け、腰を回してのこなれた感じだ。俺を引き倒し、片足を持ち上げて横から突っ込む。この体位は、より奥まで達する。マラが胃を突き上げてくる。ベルトのバックルが脚に当たり、ガチャガチャと音を立てた。激しい突きが俺を襲い、怒張したマラが奥を抉る。俺は仰け反り翻弄される。
「まだまだこれからやぞ。」
 男の腰使いは激しくなる一方だ。かなりのタフさで、マラを突きまくっても発射するそぶりもない。俺を抱え起こしテーブルに両手を付き、ケツを突き出す格好を求められる。バックから犯され、下腹部でマラがぶらぶらと揺れた。そして、テーブルの上に正座させられ、さらに犯される。ケツを犯されながらマラが脚の間で擦れ、俺の方がイキそうになる。それを悟ったのか、男は俺を立たせ部屋の隅に追いやる。壁に背をもたせ、片足を抱えられて下から突き上げられた。
「ええケツや。これなら客先でも評判になるぞ。」
 男は耳元で囁いた。
「最初におまえの教育官になるとは俺もラッキーやな。」
 男は上擦った声で続けた。
「おまえの中に種付けしてやる。俺の子種をぶちまけてやる。」
 男は俺の耳たぶを噛み、乳首に爪を立ててマラを突き上げた。
「イクぞ。イクぞ。」
 男の動きは切羽詰まってくる。激しく腰を振り、奥まで突き上げると痙攣したように動きを止めた。余韻を楽しむようにマラをゆっくり抜き差しする。そして、少し力を失ったマラを引きずり出した。無言で俺の肩を押した。俺は男の前に跪き、ベトベトに濡れたマラをしゃぶった。先から残りのザーメンが滲み出してくる。舌ですくい上げ綺麗に舐め上げる。男は満足したようだ。マラをスラックスに仕舞い、ファスナーを上げた。
「よし。初回の研修項目は合格だ。俺が部屋を出たら目隠しを取ってもよい。次の指示はテーブルの上に置いておく。ただし、この後、ひとりで扱くなよ。出すことは許さない。」
 それだけを言い残すと男は部屋を後にした。男が部屋を出ていくのを待って、目隠しを取り外した。汗びっしょりになった裸の俺だけが残される。マラは痛いほどに勃起している。ケツの間がオイルでヌルヌルしていた。俺は溜息をついて、ハンカチでケツの割れ目を拭う。男のザーメンの臭いがした。マラを扱き上げ爆発したいのを我慢してスーツを身につけた。

営業マン01

あの淫乱な面接試験の後、俺達5名は採用されることになった。昨日、前の会社に退社届けを出し、手続きを終わらせた。これからの日々を考えると不安というか少々心配事がないとはいえないが、そこは俺も好き者だけあって楽しみだったりもする。切りのいいところで、10月1日付けの仮採用で、その後数週間の研修期間を経て、本採用へと移行する。研修初日に出社すると、受付で俺宛の封書を手渡された。


*********   辞  令   *********

川端一樹殿
                    平成15年10月1日


              記


 川端一樹を株式会社ビッグバン仮社員として採用する。





                   株式会社ビッグバン
                                      代表取締役 柳 元

****************************

 付記
 2週間の研修後、十分な職能を有すると判断された場合、本社員として採用する。教育官の指示に従い努力するよう。なお、別紙の指示通り行動せよ。

 辞令とワープロ打ちされたA4用紙が2枚入っていた。2枚目の用紙にはいきなり過激なことが指示されていた。しかし、ここまで来て躊躇しても始まらない。俺は指示された別室に直行した。そこは、小さな会議室のようで、営業第3課第5会議室のネームプレートがある。プレート横の札を使用中にスライドさせ、念のためノックして入室した。窓のない部屋は薄暗かった。しかし、指示通り明かりを付けず、バッグを椅子に置くとスーツを脱いだ。上着を脱ぎ、スラックスを脱ぐ。Yシャツと下着も全て脱いで素っ裸になった。
 そして、テーブルの上に準備された目隠しを当て、入り口のドアの前に跪いた。いきなりなシチュエーションに戸惑いを覚えないではないが、ここの会社の営業方針である以上、従わざるを得ない。こうやって鍛えられた身体を使い、得意先から受注を得るために俺達は採用されたのだ。
 採用条件は格段によく、昨今の不景気が嘘のような破格の条件だった。何が何でも本採用されるように頑張らねば。俺の恵まれた身体を使えばそれは可能な筈だったし、何よりも男に身体を求められることが不快ではないのだから。
 廊下を行き交う足音が気になる。外から会議室の中は見えないのだが、昼間の就業中にこんな格好で待機させられるのだから緊張しない方がおかしいというものだ。カツカツと革靴の音が廊下に響くたび、俺は緊張した。間違って女子社員がドアを開けたら。。。出入り業者が間違ってドアを開けたら。。。ないとは思いつつも不安が脳裏にイメージを結び、昼日中に会社で卑猥な格好をした俺を見たときの驚愕の表情が浮かぶ。変態を見る目で俺の姿を見下ろすのだろうか。それとも、驚きの声を上げて走り去るのだろうか。他の社員を連れてきて皆で取り囲み嘲笑うのだろうか。衆目の前で恥を曝しこそこそと囁き合う社員の姿が脳裏を過ぎていく。
 視覚からの情報が閉ざされてしまうと、音や気配だけが頼りとなり、想像力が異様に拡張される。全身にうっすらと汗をかいているのが分かる。膝の上に揃えた握り拳の中は汗でべっとりとしていた。心臓はいつもより少し早い鼓動を打つ。頭に血が上り上気しいた。暗闇の中で己自信が発する呼吸の音、鼓動の音、血が流れる音が誇張される。廊下や社内の喧噪から隔離された感じが、嫌でも緊張を要求する。これから一体何をされるのだろう。。。

 足音が会議室の前で止まった。静かにドアノブの回る音がする。誰かが会議室に入ってきた。俺は恥ずかしさのあまり上気し、心臓の鼓動が聞こえるのではないかと心配するくらい興奮していた。ドアが閉まった。目の前に人の気配がする。少し早い呼吸が彼の興奮を示していた。俺の前に立ち、ジッと見下ろしているようだ。ゆっくりとした歩調で俺の周りを歩く。首筋に呼気を感じる。顔を近づけて凝視しているようだ。焦れったい時間がたゆたうように流れる。無意識に呼吸が速くなってしまった。興奮していると判断されたに違いない。前に回った無言の人は、いきなり乳首を捻り上げてきた。俺は悶絶する。
「勃てないか!」
 俺の乳首をつまみ上げながら、靴のままでマラを踏みにじられた。喉を鳴らし痛みに耐えた。しかし、驚いたことに陵辱されながら俺のマラは容積を増しつつあった。

2019年11月7日木曜日

季節外れの花火07

マッチョ野郎は意外と優しく、本当に女を抱くように俺を扱う。いつも俺が女にしていることを自分がされているのは、なんだかこそばゆいというか、背中がむずむずする不思議な感覚だった。洗ったとはいえ、俺のケツの穴を舌先でなぞり、奥にまで突っ込んでくるのだが、さすがの俺もマンコにしたことはあっても、ケツにキスしたことはない訳で、人ごとながら汚いなどと感じてしまった。しかし、悲しいことに気持ちよかったりするのだ。だから、心の中では「汚いよ」などと呟いてみるのだが、身体は開きつつあった。マッチョ野郎はとてもじゃないが出来たものじゃない格好を強要するのだ。
 なんだって男の俺が、胸をベッドに付けてケツを高々と突き出す卑猥な格好をしなければならないのかってんだ。ケツタブを両手で押し広げマッチョ野郎は美味そうにケツを舐める。舐めながらも手は休まず俺のケツを撫で回し、勢いで俺のマラや玉を刺激する。ギンギンにマラを勃ててしまっていることが恥ずかしい。俺は男とは初めてで、舐められるのも、もちろんマラを突っ込まれるのも初めてなんだけど、いきなり感じてしまって、マラをギンギンに勃起させてるところを見られれば、到底信じてもらえないんだろうな。
 ふぅって感じだ。でも、あんって感じでもある。。。あぁ。本当に気持ちいい。ダメだマジで嵌りそうだ。
 マッチョ野郎は俺の広げた股の間から頭を突っ込み、ベッドに寝ころんだ。そして、俺の腰を抱きかかえ、自分の口に俺のマラを誘導する。俺はマッチョ野郎の口の中にマラを突っ込んだ。とろけるような粘膜が俺のマラを包み込む。柔らかく熱くヌメリとした粘膜が卑猥に動き、敏感な亀頭の裏や痺れるような鈴口の中まで舌を突っ込み、チロチロと舌を動かしては刺激する。何か身体の中から溢れるのを感じる。マッチョ野郎は俺のケツを両手で抱いて、もっと奥まで誘導する。そして、腰を引き上げようとする。
 意図を察して俺はマッチョ野郎の口をマンコに見立てて腰を振り始めた。ゆっくりと出し入れを繰り返し、マッチョ野郎の感極まった顔を眺める。なんだか気持ちよさそうだ。デカマラとはいかないまでも小さくはない俺のマラを喉の奥までくわえ込んで、辛くないはずはない。込み上げてくるだろう吐き気と戦いながら喉を締めて俺のマラに奉仕する。俺は思わず胸がキュンとなってしまった。俺に奉仕することで、苦しくなることで快感を感じている。Mっ気があるのかな?
 単にSMというのではなくて、肉体的な痛みを伴わない精神的なもの。基本的にSMはそういうものらしいけどな。マッチョ野郎は俺のケツを誘導し、もっと激しく腰を振れと言う。俺は遠慮しながらも少しずつ腰を激しく動かし始める。勢い余って唇が下腹部に付くくらい突っ込んでしまった。さすがに、マッチョ野郎は苦しそうで目に涙を溜めながら俺の身体を押し返すようにした。
 しかし、次の瞬間、何事もなかったように俺の腰を引きつける。熱い粘膜は俺のマラを刺激し続け、包み込んだまま舌を使う。たまんねぇ。女のマンコに突っ込んでるよりもいいかもしれない。腰をグラインドし、口の中をこねくり回してやる。マッチョ野郎は切なそうな顔で夢中でしゃぶっている。
『もしかして実は突っ込まれたいのかな?』
 俺は突然、そう感じた。試しに、指を舐めて湿らせると、マッチョ野郎の股の間をまさぐった。マッチョ野郎はびっくりした顔で拒絶した。
『違うのか。。。』
 逆にマッチョ野郎は唾で濡れたケツに指を突っ込んできた。無防備で力を入れてなかったケツにすっぽりと指が収まった。中に入った指が粘膜を刺激する。
「はん。」
 また、あの感覚に俺は吐息を漏らす。クリクリと指の先を動かして、敏感な部分を探していく。前後から同時に責められて俺の足はガクガクと震える。マッチョ野郎はオイルを取り出し、マラに塗り込んだ。身体をずらし、俺をマラの上に座るように誘導する。ケツの入り口にマラをあてがわれた。俺はゆっくりと息を吐きながらマラを受け入れ始める。メリメリと肉が引きつるような感覚があって、太いマラが押し広げるように入り込んでくる。俺の体の中に異物が侵入してくる。押し出したいという感覚と、包み込んで取り込んでしまいたいという感覚が鬩ぎ合う。ケツがマッチョ野郎の下腹部に触れる。あのデカマラがまた奥まで入ってしまった。俺は聞こえないように溜息を漏らした。
 そのままの状態でマッチョ野郎は腰を回した。根本が固定され先の部分が内部をこねくり回す。内臓がかき混ぜられ、胃が突き上げられる。マッチョ野郎が俺のケツを持ち上げ、少し浮かせる。そして、下から腰を突き上げマラを打ち込む。反動で俺の身体が浮き上がり、重力に引かれて落ちる。落ちる瞬間に再び突きが入る。ズン。リズミカルに腰を突き上げ、内臓をえぐる。あまりの激しさに俺の上体が揺れ、頭がガクガクする。揺れにまかせて俺のマラがビタビタとマッチョ野郎の腹を打った。
 その度に先走りが飛び散り、マッチョ野郎の腹を濡らす。マッチョ野郎は動きを止めると、俺を両手で抱えて体勢を入れ替える。そのまま後ろ向きに俺は寝かされ、足を抜いたマッチョ野郎は正常位で責めてくる。それも俺の両足を曲げた状態で胸に付くくらいまで身体を折り、覆い被さってくるようにマラを打ち下ろす。ケツはジュクジュクと卑猥な音を立てている。振動が脳天まで突き抜けるほどの腰の振り方で、あまりの激しさにケツが壊れるのではないかと心配になった。外での時より激しく、本能のままに雄叫びをあげながら襲いかかってくる。
「おぉぉぉ。すげぇぜぇ。たまんねぇマンコやぁ。俺の女になれ!おぉぉぉ。」
 汗が全身を濡らし、大粒な水滴が組み敷かれた俺の上に降り注ぐ。そのまま俺を抱きかかえマッチョ野郎はベッドを降りた。足を腰に回し、腕を首に回す。駅弁スタイルで突き上げてくる。さすがにマッチョだけはある。軽々と俺を持ち上げ、マラを打ち込んだまま鏡の前に移動する。そして、結合部を見せつけるように腰を振った。
「どうや。俺のマラがおまえのマンコに入ってるぞ。ええか?気持ちええか?どうや俺のマラは?」
 マッチョ野郎は譫言のように繰り返し俺のケツを抉る。
「たまらん。ええ締まりや。イキそうや。」
 マッチョ野郎の全身の筋肉が硬直する。腰を振るスピードがさらにパワーアップし、がんがん尾てい骨に響く。
「イクぞ。ぶっ放すぞ。おまえの中にぶっ放すぞぉ!」
 マッチョ野郎の興奮が俺にも伝染していた。突き上げられた内臓が熱を持ち、打ち付けられた下腹部が波を打ち、マグマがどろどろと溢れ出す。射精ほどの激しさはないが、マラからザーメンが溢れる。
「おぉぉ。締まる。。。イクぞぉ。」
 マッチョ野郎は腰を突き出して痙攣した。
「イクイクイク!」
 俺を抱きしめ、マラを突っ込んだままマッチョ野郎はベッドに倒れ込んだ。まったく動かなくなる。しばらくたっても身動きしないのでのぞき込んで見ると、マッチョ野郎は気持ちよさそうに鼾をかき始めた。
『たまらん奴やな。』
 俺は思わず吹き出してしまう。濡れタオルで身体を拭き、奴の下腹部も拭ってやった。あんまり気持ちよさそうに寝ているので俺も添い寝することにした。暁光が空を染め始めてるようだ。新しい俺の夜明けってか?

季節外れの花火06

玄関を入ったところでマッチョ野郎に抱きしめられた。女を抱きしめることはあっても、こんな形で抱きしめられたことはなかったから戸惑いが先に立つ。ごつごつした身体を想像していたので、案外筋肉が柔らかく弾力性があることに驚く。意外と心地よいものだと感じた。野郎に抱きしめられて心地よいとは、俺も目覚めてしまったということか。心の中で引っかかるものはあるものの「まぁいっか」といった諦めというか、興味を持ち始めているというか複雑な心持ちだった。
 マッチョ野郎は後ろから俺を抱きしめ、服の上から乳首をまさぐった。片方の手は優しく俺のケツを撫で回す。よっぽど俺のケツが気に入ったようだ。こうやって突っ込まれることに抵抗がなくなっていくのだろうか。とすれば、完全なモーホの完成だな。俺は抱かれ、愛撫されながら冷めたことを考えていた。だからと言って不快な訳でもなく、当然のように勃起もしていた。マッチョ野郎の唇が俺の首筋を這う。生暖かく柔らかい唇が耳たぶや首筋を行き交い、ぬめる舌がちろちろと舐めあげる。
 男も意外と敏感なんだと妙に納得してしまった。いつもは女に俺がやっていることをマッチョ野郎は鼻息も荒く繰り返す。ジーンズのボタンを外し、ファスナーを降ろし、手慣れた様子で脱がしていく。玄関先で下半身をむき出して、俺はマッチョ野郎に愛撫されている。なんだか滑稽な展開だ。濡れたままのケツにマッチョ野郎の指が侵入しようとする。先ほどマッチョ野郎のマラが入っていたものだから、簡単に入るものだと思ったら、これまた意外と侵入を拒んでみせる。俺の身体でありながら不思議な感じがして、驚いても見た。
 まぁ。いきなりガバガバでは格好が付かないし、簡単に股を広げて見せるのも願い下げではあるが、ここまで受け入れておきながら、それもないだろう?という気もする。愛撫され下半身を剥かれ、それでいて冷静に己を分析してみせる俺は、既に女なのかもしれなかった。男は単純でいいよな。マッチョ野郎に気づかれないように苦笑を浮かべた。
 無理に侵入することは諦めたようなので、「シャワーでも浴びようか?」などと耳元で囁いてみる。マッチョ野郎の動きが止まった。
 俺の顔を覗き込み、首を少し傾げて考えると、「そうだな。そうしようか。」素直に同意した。
 俺はずり下げられたジーンズを引き上げ、靴を脱いだ。マッチョ野郎の案内に従って風呂場に直行する。服を脱ぎ捨て、シャワールームに立て籠もった。蛇口からは湯気とともにすぐにお湯が迸る。狭いユニットバスはあっという間に煙った。マッチョ野郎が入ってくる。
『おいおい。一緒に入るのかよぉ。』
 俺は少し鼻白んでしまうが、マッチョ野郎はお構いなしだ。蛇口からシャワーに切り替えると、俺の身体にお湯を掛けてくれた。
『ふーん。優しいんだ。』
 俺だったらまず自分だよな。そんなことを考えながら、マッチョ野郎の大きくて分厚い手に身体を流してもらう。ボディーソープを手に取って、俺の身体の上を滑っていく手を眺めるとはなしに眺める。幾分堅さを増したマラも丁寧に洗ってくれる。そして、後ろに手を回すと、より以上に丁寧に洗ってくれる。泡だらけの手で侵入を試みさえするのだが、俺のケツは頑なに拒んでいる。マッチョ野郎はちょっと怯んだようだったが、完全勃起状態の奴としては、ここで諦める訳にもいかず心穏やかに再挑戦だ。と思いきや簡単に諦め、シャワーのお湯を俺の身体に掛ける。マッチョ野郎も軽く身体を洗っている間、俺は手持ちぶさたで、バスタブに腰掛けて奴の身体を観察してやった。腕はもしかしたら俺の脹ら脛くらいあるかもしれない。太股は俺の腰回りくらい。
『やっぱすごいな。』
 俺は改めて感心した。胸の筋肉なんかぷっくりと浮き出し、横から見た厚みは俺のぺったんこの身体とは大違いだ。腹筋は適度に割れ、腰のくびれ具合というか、逆三角形の身体というか、男臭いと言う他ないわけだ。これだけの身体して、なんでわざわざ男を抱くのか聞いてみたい気もするが、男が好きなのに理由はないのだろうなどと勝手に納得してしまう。だって、俺だって女を好きな理由なんてないものな。そうなんだから仕方ないじゃんみたいな。俺が一人で笑っていると、マッチョ野郎は不思議そうに俺を眺めていた。
「ほら何にやにやしてんだよ。そこにしゃがんでみな。」
 奴はシャワーヘッドを外すと、有無を言わせず俺のケツに湯を流し込んだ。
「ゲッ。何すんだよ。」
 俺は思わず逃げ出しそうになるが、肩を押さえ込まれると身動きできない。
「ちゃんと洗わないとな。」
「あっそうなんだ。こうやって洗うんだ。さっきの短パン野郎もかな?」
「もちろんそうさ。」
 腹の中に湯が入ってきてちゃぽちゃぽする。大量に入ってきたので気を抜くとすぐ出てしまう。少し色が付いただけでさほど汚れてはいない。何回かそれを繰り返すと、出てくるお湯は無色透明になった。
『ふーん。案外簡単に綺麗になるものなんだ。』
 妙に関心してしまう。それを確認すると、マッチョ野郎は湯を止め、外からバスタオルを持ち込んだ。ひとつを俺に手渡す。身体を拭いているとその上から奴が抱きしめてくる。ハグの好きな奴だな。。。そのまま抱きしめられてベッドルームに移動した。キングサイズのベッドで、青いシーツが新鮮だったりする。前戯抜きで、いきなりマラをしゃぶられた。
『ほえ。』
 やっぱ気持ちいいや。ぬめっとした粘膜が俺のマラを包み込み、敏感な部分に刺激を与える。玉も銜えられ舌でころころと転がされる。蟻の戸渡りを舌先でちろちろやられると思わず声が出てしまいそうだ。ひっくり返されケツを突き出す格好にされる。
『ゲッ。恥ずかしい格好させるなよ。』
 と心の中では毒づいてみるが、とりあえず抵抗はしない。ケツタブを割り、ケツの穴を舌先でつつく。
『ヒィ。』
 予想以上の気持ちよさに慌ててしまった。マジで癖になりそう。女になっちまうぞっと。堅い蕾に舌が侵入する。湯を入れて洗ったせいか、思ったほども抵抗を示さず、舌先が侵入してくる。
『はぁ。またチンポ突っ込まれるのか。。。なんだかなぁ。でもいっか。気持ちよかったし。』
 心の受け入れ態勢は整いつつあった。ここまで来て嫌々するほどねんねでもないし。まぁ。拒んでみても強引に押さえ込まれれば抵抗のしようもないわな。しかし、俺のマラはギンギンに勃起しているのも事実なのだった。
「あっ。そこ。。。気持ちいい。」
 思わず零してしまった。。。

季節外れの花火05

俺たちが終わっても、男達の痴態は続いている。あちらこちらで雄同士が組みづ解れつ汗を飛び散らせながらやっている。俺は、欲望を吐き出した爽快感から足取りも軽く、河川敷を後にした。遠くにはビルの明かりが見え、夜を通して消費者金融の派手な看板が光っている。電車の時間は終わったようだ。堤防に上がり、暗闇の河川敷を眺めた。河川敷は静寂に包まれ、遠くで車が行き交うさざめきが響いていた。
 目を凝らして暗闇を見つめる。よく見ると人間らしいものが動いているのが分かる。しかし、何をしているのかまでは分からない。先ほどまで俺もあそこの一員だったのだ。向こうの方でわびしい花火がまた上がった。緑色と赤色の小さな火の玉がふらふらと闇の中へ舞い上がる。
 少し虚しさが心に去来した。二度と来ることもあるまいと心に誓いながら、帰ることにした。歩きながらもケツが妙な感じで落ち着かない。何かまだ挟んでいるような違和感があった。つい歩き方もおかしくなってしまって、内股でケツを振りながら歩いてしまう。
『なんだかなぁ。』
 俺は嘆息した。
『まだ、ケツにマラを突っ込まれてるみたいで気持ち悪いなぁ。』
 俺はため息を吐きながらとぼとぼと歩く。しかし、ケツに突っ込んだ感触は意外と良く、ある意味、女のマンコよりも良かったかもしれない。ねっとりと絡みつく粘膜の感触、締め付ける襞の感触が蘇り、思わずマラが膨張し始めていることに驚いた。
『まいったなぁ。』
 ジーンズの前が窮屈で、つい腰を引き気味に歩くことになる。とぼとぼと歩いていると、足音が近づいてくることに気が付いた。狭い歩道だったので、俺は歩道の端に寄って歩いた。スタスタと軽快に近づいてきた足音は、当然、行き過ぎると思っていたら、俺の横に並び、声をかける代わりに俺のケツをむんずと掴んだ。俺は驚いてそちらを睨み付ける。それは、先ほどのマッチョ野郎だった。マッチョ野郎がニヤリと微笑む。
「いきなり何すんだよぉ。」
 俺は苦笑いしながら呟いた。
「はは。めんご。あんまりいいケツしてたからよ。」
「冗談じゃねぇよ。」
「ケツは初めてなんだろ?」
「当然じゃんかよ。ふん。」
 俺は照れくさくなって前を向く。
「怒るなよ。気持ちよかっただろ?」
 マッチョ野郎は少し怯みながら俺をのぞき込む。
「俺はモーホじゃねぇっての。」
「えっ?マジ?だって。。。」
「たまたまなんだって。あそこに居合わせたのは。成り行き上、強引にさ。。。」
「そっか。驚いた。」
 マッチョ野郎は半分疑う眼差しで俺を見つめている。
「マジだって。気持ちよかったのは本当だけど。。。」
 俺は思わず照れて下を向いてしまった。
「君、可愛いな。また、犯らせてくれよ。」
「やだね。」
「どうして?」
「だから、モーホじゃないって言ってるだろ!」
「気持ち良かったらいいじゃん。男でも女でも。」
「そんな訳にいくかよぉ。ちぇ。」
「でも、勃起してるぜ。」
 マッチョ野郎は遠慮もせず俺のマラを鷲掴みにした。俺は逃げようとしたが、マッチョ野郎に抱かれてしまうと逃げようがなかった。ケツの割れ目に指を滑り込ませ、前は前でファスナーを下ろそうとする。
「こんなところで何考えてんだよ!」
 俺は抵抗する。ジーンズの隙間から手を滑り込ませ、ケツを狙って近づいてくる。まだ、オイルが残ったケツにすんなりと指が進入する。
「だからやめろ!って言ってんだろ。」
「いいだろ?犯らせろよ。俺の部屋に来ないか?」
 指が微妙に動き、敏感な部分を直撃した。俺の勢いの良い言葉とは裏腹に膝ががくがくと震える。
「やめろって。。。」
 俺の言葉は空しく震える。
「こんなになってるじゃねぇか。」
 ファスナーから引きずり出されたマラは完全勃起状態だった。暗い歩道の片隅に押しやられ、歩道橋の壁に押しつけられる。思い出したように車が通りすぎたが、ちょうど死界になっていて俺たちには気づかない。マッチョ野郎は大胆にも俺のジーンズを引き下げた。指はケツに突っ込んだままで、奥の敏感な部分を刺激しながら、俺のマラをしゃぶり始めた。
「おい。汚ねぇよ。。。やめろって。。。」
 先ほどまで他の男のケツの中に入っていたマラを無神経にしゃぶり続ける。指は俺の中心部を直撃していた。膝が笑いまともに立っていることができない。
「ここで突っ込んでやろうか?それとも、俺の部屋にきてゆっくり犯ってやろうか?」
 マッチョ野郎はニヤニヤ笑いを浮かべながら見上げる。
「やだよ。。。」
 俺の言葉は空しく宙に消える。
「じゃ。ここで突っ込んでやるよ。」
 男がズボンのファスナーを下ろしマラを引きずり出そうとする。
「マジかよ。こんなところで。。。」
「なら、俺の部屋に行こうぜ。」
 言うが早いかマッチョ野郎は、俺のジーンズを上げ、肩に手を回して歩き始める。その強引さに俺は抵抗するタイミングを失ってしまった。
「俺、またギンギンだぜ。」
 マッチョ野郎が俺の耳元で囁く。
「今度はゆっくり可愛がってやるよ。俺のマラが忘れられなくなるようにな。」
 マッチョ野郎の手は俺のケツをなで回している。
「冗談じゃねぇよ。マジで。。。」
 しかし、俺は抵抗らしい抵抗もせず、マッチョ野郎のやりたいようにさせている。
『まぁいっか。。。しかし、マジでモーホになっちまうのかな。。。』
「君みたいなのがモロタイプなんだよな。締まった身体してるし、ケツなんかプリッてしてて涎もの。締まりはいいし、中はトロトロだしな。」
「えっ?俺のケツもあんな感じなん?」
「あんなって?ああ。君が掘ってた奴みたいってこと?」
「うん。」
「奴以上だろうな。」
「ってことは、奴のケツも味見済みってことか。。。」
「はは。ばれたか。」
 マッチョ野郎は屈託なく笑った。
「俺の部屋すぐ近くだから。」
 見上げたマンションは、河川敷にほど近い洒落たものだった。

季節外れの花火04

マッチョ野郎はマラを俺のケツに宛ったまま焦らすようにこねくり回す。オイルでぬるぬるした亀頭が俺のケツの割れ目を這う。俺が腰を突き出し、男のケツを抉る。腰を引くとマッチョ野郎のマラがぬるりとケツの割れ目を這った。再びケツを抉る。次に腰を引いた時、マッチョ野郎の先が俺のケツの穴に少し入った。ほんの少しだけ痛みが走る。俺は、また腰を突き出した。がんがんと掘られまくっている男は、涎を垂らしてよがり狂う。腰を突き出したまま中で回してやる。内蔵を押し広げグリグリとかき回す。
「あぁぁすげぇよ。すげぇよ。」
 男は悶絶する。腰を引いた。マッチョ野郎のマラが先ほどよりも深く侵入してきた。ミシミシと音を立てそうな感じで入り込んでくる。下半身に痛みが走り、俺の動きが止まる。マッチョ野郎は無理をせず、すぐに引き抜いた。俺は安心し、再び腰を突き出した。そうやって、何度も男のケツを掘り、マッチョ野郎のマラを少しずつ迎え入れた。亀頭の先が入った時の痛みは相当のもので、俺のマラは萎えそうになる。しかし、男のケツの中は粘液で濡れ、俺のマラに刺激を与える。覚悟を決めてしまったためか、現金なものでマラは堅さを取り戻す。マッチョ野郎は亀頭から先を挿入しようとはしない。何度か繰り返すうちに、俺の穴は抵抗を緩めたようだ。先ほどまでの痛みが引き、受け入れ態勢が整ったようだった。俺は、最後の覚悟を決めた。この俺が、モーホーでもないこの俺が、マッチョ野郎のデカマラでケツを掘られようとしている。
 心理的な抵抗がない訳ではない。だが、勢いというか、雄として快感には勝てないというか、本能的に穴に突っ込みたいという欲望が勝ってしまっていたし、さらなる快感を得られるのならば、それもいいかと諦めてもいた。男の内臓を抉り、勢いよく腰を引いたとき、マッチョ野郎のデカマラが俺の内部に没入した。ミチミチと俺の処女の穴を押し広げ、デカマラが侵入する。肉の襞を突き破り、内臓の奥まで届いた。
『ぐっぅぅ。』
 俺の喉が鳴る。動きの止まった俺を見て、男は自分でケツを突き出してくる。前後から挟まれ、3人の肉体がぴったりと合わさる。マッチョ野郎のマラがビクビクと俺の中で息づく。男の内臓が俺のマラを締め付け、粘膜がまとわりつく。俺のケツもこのようにマッチョ野郎のマラを締め付けているのか?痛みはさほどなくなっていたが、快感までは至らなかった。
 これがどうして気持ちいいのだ。突っ込んでいる方が気持ちいいに決まっているではないか。しかし、男はケツを突き出し俺のマラを貪るように求めている。己のマラには触れもせず、極限まで勃起していることが分かる。それほど気持ちがいいということなのだろう。先ほど指でまさぐられた時に感じた快感はなかった。マッチョ野郎は遠慮してくれているようだ。
 ケツに力を入れ、マラを締め付けてやる。マッチョ野郎のデカマラがびくりと動いた。俺は恐る恐る腰を動かしてみる。3連結になると自由が利かなかったが、尺取り虫のように蠢いてみる。俺のマラが男のケツに埋没するとき、マッチョ野郎のマラは半身を現わす。ゆっくりと腰を振り始める。なぜか快感が増したような感じがした。決してケツが気持ちよい訳ではなかったが、男のケツをただ掘っているよりも快感が多いのは事実だった。不思議な感覚だ。
 不自由な体勢で俺は夢中になって腰を振り始めた。頃合いを見て取ったのか、マッチョ野郎も腰を振り始める。デカマラが俺のケツを出入りする。あんなデカマラが俺の中に入ってるなんて信じられない。
『よくわからんがすげぇ。』
 3人の間でぐちゅぐちゅと卑猥な音が響く。俺は男の肩に両手を置き、腰を振った。マッチョ野郎は俺の腰を両手で挟み、腰を振る。汗を飛び散らせ、3人の男が絡み合う。俺たちの興奮が空気を伝わり伝染しているようだ。周りの男達も派手なセックスを繰り広げていた。あちらこちらで男達の痴態が始まっている。ベンチの上に仰向けに寝た男を両方から挟み込んで犯している。四つん這いになった男を後ろから犯している奴もいる。2人で取り合うようにマラをしゃぶってる奴らもいる。都会の公園で、深夜にこんな淫乱な行為が繰り広げられているなど誰が考えるだろうか。街の灯りは煌々とさんざめき、少し離れた道路には自動車が行き交う。鉄橋を渡る電車には満員の客が乗り、眩しい程の光をまき散らしながら過ぎて行く。
 同じ公園の離れた場所で、季節はずれの花火が上がる。女達の嬌声が暗闇の公園に響いた。目の届かない闇の中で、何人もの男が重なるように痴態を披露し合っているのに。俺もそのひとりになって快感を貪り尽くしていた。
『嵌っちまいそうだな。。。』
 どろどろと蠢くコールタールのような沼に足下を囚われ、闇に蠢く獣みたいに本能のまま雄汁を吹き上げようとしている。自然な姿ではない。しかし、俺の欲望に油を注ぐ快感が前後から攻めてくる。
『たまんねぇ。気持ちよすぎるぜ。この際、なんでもいいや。』
 俺は欲望の泥沼に身を任せた。男がうめき声を漏らして果てた。身体を痙攣させてザーメンを撒き散らす。その瞬間、男のケツは引きつるように締まり、俺のマラに絡みつく。男が俺から離れた。今度は俺が犯られる番か。。。マッチョ野郎の動きは加速していた。俺の腰をしっかり握りしめ腰を突き出しては引く。
「自分で扱け。」
 マッチョ野郎は俺に命令すると、無心に俺のケツを犯した。俺の限界も近い。マッチョ野郎の突きが俺の内蔵を抉り、下半身からマグマが溢れそうになる。ぬらぬらと濡れた俺のマラは、扱きに合わせてぐちゃぐちゃと鳴った。
「イキそうだ。。。」
 俺は苦し紛れに零した。
「イケよ。俺もイク。」
 マラが一段と膨張し、亀頭が膨らむ。鈴口が開いた瞬間、暗闇の空目掛けて大量のザーメンが舞った。
 ビュッ。ビュッ。ビュッ。
 未だかつて見たこともない程のザーメンが迸った。時を同じくして、マッチョ野郎がマラを引き抜き、俺のケツや太腿にザーメンの雨を降り注がせた。どろどろとしたザーメンが俺の肌にぶち当たり、皮膚を伝って落ちていく。俺は、その場に崩れ落ちた。肩で息をしながら俺は放心状態で蹲る。マッチョ野郎は、取り出したティッシュで、
俺のマラとザーメンをふき取ってくれる。
「どうだった?」
 マッチョ野郎が悪戯っぽくウィンクした。俺は照れ笑いを返しながら答えた。
「よかったかもしれない。。。」

季節外れの花火03

俺の前に蹲り、マラをしゃぶっていた半パン野郎が徐に立ち上がった。半パンを脱ぎ捨て、タンクトップを脱ぎ捨てる。暗闇の中とはいえ、衆目の前で素っ裸になってみせる。俺のマラより大きなモノが股間で揺れている。
『何をするつもりなんだ。。。』
 男は小瓶を鼻に当て息を吸い込む。数回同じことを繰り返した。男の顔がトロンとしたものになった。そして、脱ぎ捨てた半パンからボトルを取り出すと、手のひらに中身の液体を絞り出した。手の平に塗り広げ、片方の指を己のケツに持っていった。俺にケツを向け、見せつけるように己のケツの穴に指を突っ込む。最初は指1本をゆっくりと出し入れした。数回繰り返し、次に指2本を出し入れする。出し入れするたびにケツはうねり、マラは揺れる。そして、足を大きく広げて、両手でケツタブを拡げた。ケツの穴が開いたり閉じたりイソギンチャクのように蠢く。ねっとりと濡れたケツの穴が誘うように蠢く。
 その時、俺の後ろを取っていたマッチョ野郎が押し出してきた。後ろから俺を押し、無理矢理前進させる。俺のマラの根本を持って、素っ裸の男のケツを目掛けて前進させる。抵抗しようと足を突っ張ってみるが、マッチョ野郎の力には抗えなかった。
「突っ込んでみろよ。初めてなんだろう?最高に気持ちいいぜ。」
 俺のマラが男のケツの穴に宛われる。滑る感覚が俺の敏感な部分に伝わる。まるで女のマンコだ。柔らかい粘膜が俺のマラを包み込み呑み込んでいく。
『うっ。まるでマンコ。。。』
 ケツの中は熱く、きつく俺のマラを締め付ける。
『すげぇ締まりだ。マンコ以上か。。。しかし、汚ねぇ。』
 俺が抵抗を示そうとすると、マッチョ野郎は俺の自由を奪ったままで囁いた。
「安心しろ。ちゃんとケツは洗ってあるはずだ。なんなら確かめてみるか?」
 そう言うが早いかマッチョ野郎は後退し、俺のマラを引き抜いた。裸の男が残念そうな顔で振り向いた。先ほどまで突っ込んでいたケツの穴がマラを求めるように蠢く。
「なっ。綺麗なもんだろ?クソは付いてない。」
 マッチョ野郎の囁きを聞き取った男が身体を入れ替える。そして、驚いたことに、今まで己のケツの穴に入っていた俺のマラにしゃぶり付いた。
「ほらみろ。綺麗な証拠だ。本人が一番よく分かっている。」
 喉の奥まで俺のマラを飲み込み、吐き出す。唾を丹念にマラに絡めてしゃぶり尽くす。俺を上目遣いで見つめ、ゆっくりと頷いた。再び身体を入れ替え、ケツを突き出す。今度はケツを拡げながら自ら後退してくる。そして、自らの意志でマラを呑み込んでいく。柔らかく熱く、そして締まる粘膜が俺のマラを呑み込んだ。熱い内蔵の襞が蠢き、マラに絡みついてくる。根本まで呑み込んだとき、マラの付け根と亀頭の先が粘膜に締め付けられた。内蔵全体が俺を包み込むようだ。もう我慢の限界だった。こうなれば男でもいい。気持ち良いには違いないのだ。俺は男のケツをしっかりと掴み、腰を突き出した。ズン。重い突きが奥深くをえぐる。
「たまんねぇ。」
 思わず声が漏れた。
「はぅ。あぁぁ。」
 男がケツを突き出して悶えた。
『感じている。。。信じられない。男がマラでケツを犯されて感じている。』
 加虐的な心が芽生える。
『俺のマラで感じてやがる。変態が!』
 ピストン運動を繰り返す。男の肩を両手で掴み、腰を突き出した。男は頭を振り乱した。ケツを突き出したままで身体を起こし、立ちマン状態に移行する。男のマラはギンギンに勃起していた。ケツを犯されながらも完全に勃っている。
『そんなに気持ちいいものなのか?』
 俺は、マッチョ野郎にやられたように男の乳首を弄くってやった。そして、ケツを突き上げる。
「あぁぁ。すげぇ。いいよぉ。」
 男は狂ったように雄叫びを上げた。自ら腰を使い、ケツを振り、身体をくねらせる。俺が男のケツに夢中になっている間に、マッチョ野郎が後ろから近づいてきた。
濡れた指を俺のケツに宛う。
「やめろ。それは。。。」
 マッチョ野郎は聞こえない振りで俺のケツの穴に指を突き立てた。オイルのようなもので濡れた指は、抵抗するケツに入り込んでくる。
「やめろ!」
「それはないだろう?おまえのマラはどこにあるんだ?人のケツは掘っておいて、自分は嫌か?」
 俺は黙り込んでしまう。
「一緒に楽しもうぜ。前後からサンドイッチだ。最高に気持ちいいぜ。」
 マッチョ野郎の指が奥まで進む。思ったより痛みはなかった。当然、気持ちよいものではなかったが。ここまで来て後戻りはできないのだろうか。半分以上、諦めが俺の心に広がりつつあった。
『それもいいか。。。野獣になってみるか。。。』
 俺はマッチョ野郎の指をくわえ込んだまま腰を振った。その時、脳天に響く快感があった。
『なんだこれは。。。先ほどよりも気持ちいい。。。』
 俺の様子を見て取ったマッチョ野郎がニヤリと笑う。指がケツの中で蠢いた。クリクリと小刻みに動く。身体がびくりと反応する。粘膜に包まれたマラの快感とケツの中で指が動く快感が相乗効果を生んだ。想像以上の快感が俺の身体を駆け抜けていく。いつの間にかマッチョ野郎は自分のマラを握っていた。黒光りするグロテスクなマラがオイルに濡れている。獲物を狙う蛇よろしく鎌首を上げ打ち震えている。
『あれを入れようってのか。。。たまんねぇな。無理だって。。。』
 過激な青姦にギャラリーはすごい数に上っていた。それぞれがマラを扱き上げ、3連結はまだかと舌なめずりしている。刺激を受けて別の数人で始めている奴らもいる。ケツを掘っている男やマラをしゃぶっている男やキスをしている男、素っ裸になってマラを扱いている男たち、淫乱で、グロテスクで、変態的で、隠微で、倒錯的な空気が辺りを覆っている。
『俺もそのひとりか。。。まいったな。』
 俺は心の内で嘆息した。マッチョ野郎のマラが俺のケツの穴に宛われた。覚悟を決めるしかない。

季節外れの花火02

遠目に見た限りでは何をしているのかはっきりしなかった。マジマジと見つめるのも気が退けるし、何気を装いぶらぶらと歩きながら近づいていく。ひとりがバックネットにもたれ掛かり、周りを数人が遠目に取り囲んでいる。よく見るとバックネットにもたれ掛かった奴の足下にも人影がある。
 何をしているのだろうか?周囲に漂う淫靡な空気が濃くなっていく。周りを取り囲んでいる男達に紛れて俺も覗き込んだ。驚いたことに、バックネットにもたれ掛かった奴の股間に顔をうずめているではないか。辺りは暗闇ではっきりとしないが、股間に顔をうずめている奴も男のようだ。俺は驚きのあまり声を上げそうになり、「げっ」という言葉を呑み込んだ。もしかして、こいつら全員がモーホーか?
 俺は我知らず後ずさりしていた。しかし、しゃぶられている奴のあまりに気持ちよさそうな顔に、やっとのことで踏みとどまった。奴は暗闇の虚空を見上げ、少し口を開けていた。両手はしっかりとしゃがみ込んだ奴の頭を抱いている。少し突き出すようにして、小刻みに腰を振っている。しゃがみ込んだ奴はと言うと、ズボンを足下まで下げ、ケツを露出している。片手を相手の股間に、片手を自分の股間に置いて、擦り上げていることが手の動きからも分かる。
 初めて見る衝撃的なシーンに、俺は固まったままでいた。当然、ビデオで女が男のものをしゃぶるシーンは見たことがあるが、生で、フェラチオをしているのを見るのは始めてだった。それも男同士なのだ。えぐいと思いつつも、その場から離れることができない自分に焦りを感じていた。少し離れていた男がジリジリと間合いを詰めてくる。もう少しで俺の身体に触れるところまで近づいてきた。男はちらちらと俺を伺いながら、自然を装いにじり寄ってくる。俺は小さな恐怖を覚えた。
『もしかして、俺を狙っているのか?』
 その気配をヒシヒシと感じながらも俺はフェラシーンを見続けている。男の手が俺の股間に触れた。思わず俺は腰を引き、その手から逃れる。しかし、驚いたことに俺のマラは勃起していたのだ。今まで気が付かなかったが、腰を引いた瞬間、下着に擦れて始めて気が付いた。
『俺は勃っている。。。』
 男同士のエッチ場面を目の当たりにして俺は興奮している。少なからずショックだった。腰を引いたにも関わらず、男は俺の股間にタッチした。ほとんど鷲掴み状態で俺の股間の状態を確かめると、満足したように、その形を手でなぞる。
『やめろ。俺は違う!』
 しかし、声にはならない。俺がその気だと勘違いしたのか、男の指使いは大胆になる。玉から亀頭まで形を確かめながら上下する。逃げようとする俺を阻止するためにか、男は俺の後ろにまわり両手で抱きしめた。俺の背中には寒気が走り、首筋に鳥肌が立った気がする。股間に回された手を払いのけようと藻掻くが、男は俺を遙かに上回る体格で、背に当たる筋肉の硬さが鍛えられたものであることを物語っている。男は俺の首筋に息を吐きかけ、囁きかけた。
「いいだろ?やらせろよ。」
 言うが早いか男はファスナーを下ろし、ボタンを外し、指を突っ込んでくる。慣れた手つきで下着を押し下げると俺のマラを引きずり出した。
「立派なモノ持ってるじゃねぇか。」
 こちらでも始まった行為に、興味を持った男達が注目している。やはり同じように遠巻きに取り囲み俺達の行為を観察する。好奇の目に曝されながら俺は固まっていた。これ見よがしに股間を揉んでいる奴もいる。タンクトップに半パンの奴が俺達に近づいてきた。半パン野郎が、俺を抱きしめている奴とアイコンタクトを交わす。そして、俺の露わになったマラを握りしめた。俺の目を覗き込み、ニヤリと笑う。ゆっくりと俺の前にしゃがみ込み、俺のマラを粘ついた目つきで観察した。片手で玉を包み込み、指を這わせながら根本をきつく握りしめる。俺は弱々しく首を振り、羽交い締めにした手を振り解こうとするが、焦るだけで何もできないでいた。
 信じられないことに俺のマラはギンギンに勃起している。俺にはそんな気はないはず。。。なのに。。。マラを弄っていた男は、口を大きく開けて呑み込んでしまった。
『あぅ。すげぇ。暖かくて柔らかくて。。。こんな。。。』
 俺は童貞ではなかったが、女にフェラをしてもらったことがない。始めての経験だった。
『こんなに気持ちいいものだったなんて。。。』
 粘ついた粘膜が俺のマラを呑み込み擦り上げる。
『たまんねぇ。』
 俺は相手が男であることも忘れて感じていた。後ろの男は上着の下から手を突っ込み乳首を刺激してくる。不覚にもそれすら感じてしまう。女の乳首が性感帯であることは当然知っているが、男の俺もこんなに感じるとは。上下からの責めに俺は身体を捩り悶絶する。
「感じやすいんだな。色っぽいぜ。」
 男は俺の首筋に舌を這わせ、クリクリと乳首を刺激した。しゃがみ込んだ男は執拗に俺のマラを舐め、奥まで呑み込み、吐き出す。己のマラも半パンの横から出して扱き上げている。
『やめろ!俺は違う!やめろ。。。』
 声に出せず、ただ喉が鳴るばかりだった。遠目に見ていた男達も刺激的な行為を前にして興奮しているようだった。徐々に輪を縮め、俺達に近づき間近で眺め始める。中には隣同士で股間をまさぐり合っている奴もいる。しゃぶっていた男が俺のジーンズを足下まで引きずり下ろした。暗闇の中とはいえ、野外で下半身を衆目の前に晒すなんて。。。俺は恥ずかしさと情けなさで逃げ出したい衝動に駆られるが、直接的な快感の波に翻弄されるばかりだった。やはり男というべきか、男の感じる部分を知り尽くしているのか。夜目にも白い俺の下半身が剥き出しになって、周りの男達の視線が集中する。乳首を弄っていた男が、その大きな掌で俺のケツをなで回す。
『いくら何でもそれは止めてくれ!』
 俺は緊張のあまり身体を硬くする。しゃぶっていた男も股間から手を滑り込ませて、俺のケツの割れ目をまさぐる。
『犯られる!』
 俺は恐怖で足が震えだした。
『このままでは犯られる!』
 全身に力が入り突っ張ってしまう。
「もしかしてお前始めてか?」
 俺を抱いていた男が耳元で囁いた。俺はカクカクと首を縦に振った。
「そうか。気持ちいいもんだぜ。。。ふふ。」
 男は優しく俺のケツをなで回した。これだけの男達に囲まれて逃げ切れるだろうか。。。俺は己の無力さと間抜けさに呆然とした。

2019年9月4日水曜日

季節外れの花火01

 ほろ酔い気分で夜道をそぞろ歩いていた。残暑も治まり心地よい風が火照った頬に気持ちよかった。つい過ごしてしまい終電はなくなっていた。歩いて帰っても1時間くらいのもだから、酔いに任せて歩いて帰ろうと思う。夜の街は比較的落ち着いていた。空には少ないけれど星が瞬き、満月に近い月が浮かんでいる。潮騒のような遠い騒音がさわさわとして心地よかったりする。
 人影がなくてなんだかこの街に俺ひとりしかいないような錯覚を覚える。淀川の橋をとぼとぼと歩いて渡る。オレンジ色の街灯が一列に並んでいる。空気が冷たいせいか街の明かりには透明感がある。堤防から河川敷は街灯もなく漆黒の闇に包まれていた。雑草が生い茂った堤防道に入る。水面に対岸の明かりが映り込んでゆれている。貨物列車が轟音を響かせて走り去る。
 しばし訪れた静寂の中で、突然赤い玉が中空に舞い上がった。続いて緑、赤、緑。季節はずれのわびしい花火が上がっていた。俺は河川敷に下り、堤防に腰掛けた。次の橋の手前だろうか。街金の巨大な黄色い看板が放つ光で、数人の陰が蹲っているのが分かる。遠いけれども男女の騒ぐ声も聞こえた。こんな街でも夜は余計なものを覆い尽くし、静寂が訪れるのだ。川を渡る風は決して良い香りはしないが、草いきれの青い香りは懐かしいものだった。
 呆然と対岸の街の明かりを眺めていると普段の忙しない生活を忘れてしまいそうだ。セブンスターを取りだし火を付ける。吐き出した煙が風になびき拡がっていく。久しぶりに開放感を味わった気がする。河原の暗さにも目が慣れてくると、意外と人が多いことに驚いた。暗闇の中で歩き回っている人が5・6人もいるだろうか。その内のひとりが堤防に座り込んでいる俺の方に近づいてきた。胡散臭い視線を投げて寄越し、少し歩度を緩めて俺を観察しているようだった。粘りを帯びた視線に違和感を感じつつも、俺はゆったりとタバコを燻らせた。後ろを振り返りながら男は過ぎ去った。
『何をしてるんだろうか?夜の散歩?』
 動き回っているのはひとりひとりで、全くの別行動のようだ。しかし、ある一定の範囲を行き来しているようだった。俺は淫靡な予感を感じ、つい興味を持ってしまった。数人が野球のバックネット裏に固まっている。俺はタバコを消し、立ち上がると彼らにゆっくりと近づいていった。

2019年8月9日金曜日

夕立08(番外編)

俺達の仲は高杉さんのマンションの鍵を預かるまでになっていた。初めて高杉さんに征服され、抱かれて以来、何度、抱かれたことだろう。高杉さんは少しS気があって、鏡の前やベランダなど際どい場所で俺を犯すのを好む。耳元で卑猥な言葉で虐めながら俺の淫乱な身体を貪るのだ。優しい言葉と卑猥な責め言葉が交互に浴びせられ、俺はへろへろになって、もっと陵辱してくれ、支配してくれと頼むのだ。
 若い身体は何度でも回復し、さらに激しく犯されることを望んでしまう。高杉さんの熱い口づけを受け、ねっとりとした舌に舌を絡ませるだけで、俺は爆ぜそうになる。既にモロ感になってしまったケツの奥深くまで太いマラを受け入れ、悶え鳴くのだ。
 今日は高杉さんの誕生日だ。あと30分もすれば帰宅するはずだ。10分ほど前にメールが入ったから。俺は素っ裸の上に小さな赤いエプロンを身につけただけの格好で、キッチンに立っていた。この格好は高杉さんのリクエストだった。誕生日のプレゼントに何が良いか尋ねた結果だ。裸にエプロンで手料理を食わせろ。それも俺の身体に盛った料理が食べたいって。ほんとに変態入ってるよな。
 料理は得意な方じゃなかったが、1ヶ月も前から猛特訓していた。何度も失敗を繰り返しながら、少しずつ腕を上げてきた。やり出すと凝り性の俺は、新鮮な素材を選び、自分なりに工夫した味付けで、それなりの料理になりつつあった。俺の身体に盛るのだから熱いものは無理だ。それなりに冷めても美味しいものに限られる。しかし、体温で温くなってしまうから刺身などの生ものも辛い。そろそろ盛りつけに入らないと。。。
 ピンポーン。部屋にチャイムが響く。高杉さんが帰ってきたのだ。玄関のドアが開き、閉じられる。靴を脱ぐ音とごそごそ何か布が擦れるような音がする。廊下を歩く音が聞こえ、リビングのガラス扉が開いた。既に裸の高杉さんが立っていた。
「おお。すげぇ。言った通りだな」
 高杉さんはとっても嬉しそうだ。俺は恥ずかしくて、高杉さんをまともに見ることができない。ギンギンに股間を勃起させ、高杉さんはやってくる。テーブルの上に寝転がった俺の顔の位置からだと丁度目の前になる。
「ほら。好物だろ?」
 高杉さんは既に先走りが滲み始めているマラを俺の口にねじ込んだ。そして、箸を取り、身体の上に並べられた料理を口に運ぶ。
「おっ?美味いな。マジで」
 嬉しいことを言ってくれる。でも、その箸で乳首を摘み悪戯をする。変に感じてしまい悶えていると、マラを口の奥まで突っ込まれる。
「おおぉ。こっちも美味だな。。。気持ちいい」
 一通りのものを食べてしまうと(本格的な食事はとってあるから後で一緒にするのだ)、俺の身体を一度拭き、綺麗にした。それから、冷蔵庫から取り出したバースデーケーキを腹の上に置く。で、予想通り蝋燭を取り出し、少し垂らしてはその上に蝋燭を立て、年齢分の32本を並べてしまう。俺は蝋燭を垂らされるたびに身体をくねらせ、熱いやら感じるやらで悶えてしまう。でも、口には高杉さんのマラが入ってるから大きな声は出せないのだ。高杉さんは一度、口からマラを引きずり出し、奥からデジカメを持ち出した。
「ハイチーズ」
 こんな間抜けな格好を撮るのはよしてよ。恥ずかしいから。俺は顔を背けてしまう。
「ダメだろ。それじゃ意味ないじゃないかぁ。こっち向け。健」
 もう一度やり直しだ。今度はばっちり撮られてしまった。暗闇の中に浮かぶ、蝋燭を身体に立てた青年の図できあがり。
「一気にいくぞ」
 大きく息を吸い込んで高杉さんは一息で蝋燭を消してしまった。部屋が真っ暗になる。ケーキを箱に戻し、冷蔵庫にしまう。そして、蝋燭をなぎ払うように高杉さんが俺の上に覆い被さった。高杉さんの熱い舌が侵入する。俺は吐息とともに高杉さんを受け入れる。俺にとってはバックに挿入される以上に感じる行為だった。高杉さんのキスはとても甘く熱い。口の中だけでなく、身体がとろけてしまいそうなくらい。
 俺はいつものように脱力してしまい、その後は高杉さんの言いなりだった。テーブルの上で交尾することになる。ケツを突きだした俺に高杉さんが身体を重ねる。太いマラが俺の中に入ってくる。ゆっくりと腰を動かすと、テーブルがギシギシ鳴いた。乳首とマラを同時に責められ、首筋にキスの嵐をまき散らす。俺はうなされたように淫乱な鳴き声をあげる。
「あっあっあぁぁ。高杉さん。。。いいよ。。。すごい良いよ。。。もっと。。。」
 息絶え絶えに欲望を露わにする。快感に悶え、濡れた体をくねらせる。支配され征服され喜びに打ち震える。
「おめでとう。。。32歳のお誕生日おめでとう。。。あっあっあぁぁ。っんくぅ。あぅ」
「ダメ。。。壊れるよぉ。。。俺。。。壊れちゃうよぉ。。。」
「あん。もっと突いて。。。もっとキスして。。。愛してる。。。愛してるよ。。。」
「感じるよ。。。もっと制服して。。。もっと虐めて。。。もっと陵辱して。。。」
「熱いよ。身体の奥が熱いよ。。。」
 高杉さんは珍しく無言で俺を抱き続ける。リビングにはクチュクチュと粘膜が擦れ合う卑猥な音と高杉さんの激しい息づかい、俺のあげる悶え声だけが響いていた。
 腰を振り続けていた高杉さんは、30分もしない内に、俺の中に果てた。俺はイカせてくれない。今日は最後までイカせず、射精コントロールされるようだった。それをされると俺は抱かれるたびに淫乱さを増し、どんどん壊れていく。そして、出したいがために、最後はどんなことでも受け入れてしまうのだった。
 2度目は食事後に風呂場でシャワーを浴びながら、3度目はベランダで、4度目は朝方にベッドで抱かれた。その時点で、俺は既に限界を超えていた。ほとんど叫ぶように懇願した。
「イカせて!お願い。。。出したいよ!なんでも言うこと聞くから。。。お願い!」
 それを待っていたかのように高杉さんは俺の耳元で囁いた。俺は予想だにしなかった彼の申し出に固まった。次の瞬間、返事を待たず、彼の手で扱かれることもなく、俺は爆ぜた。大量のザーメンを下腹部を何度も痙攣させ、雄叫びを上げながら吹き上げた。
 彼の申し出とは、「健。結婚しよう」だった。当然、法的に許されることではないし、家族に祝福される訳でもないのだが、2人が納得すればそれでよい。単に同棲するだけだと言われるかもしれないけど、俺には高杉さんの気持ちが嬉しかった。
 果てた後、俺は高杉さんに抱きつき、キスをねだった。そして、思いっきり高杉さんの舌を吸った。1時間でもずっとキスして欲しかった。高杉さんは、離れようとしない俺を抱きしめ、飽きもせず舌を絡ませ続けてくれた。既に俺の下腹部は臨戦態勢にある。唇を下にずらし、彼の萎えたマラをしゃぶる。何度も爆ぜた後だから、ザーメンでどろどろだったが、とっても美味だった。
 高杉さんが返事を催促する。俺は自ら高杉さんの上に乗り、マラをくわえ込んだ。不安そうな高杉さんの瞳を見つめながらしっかりと頷いた。
「喜んで。。。高杉さんのお嫁さんにして下さい。。。」
 下腹部を打ち付け、腰を振り、内臓の奥でマラを楽しみながらキスをねだった。高杉さんの顔が輝くように微笑んだ。
「ずっと一緒にいたい。。。高杉さんとずっと。。。」
 高杉さんはベッドの上に立ち上がると俺を持ち上げ駅弁スタイルで突き上げた。
「うぉぉぉぉ。やったぁぁぁぁ」
 いつも強引なまでの彼が、当然、俺を支配し続けていると思っていた彼が嬉しそうだった。少しは不安な気持ちがあったのかもしれない。でも、俺は世間体なんて気にしない。友達にだって、家族にだって、躊躇なく彼を俺の旦那だと紹介できる。誰も喜んでくれなくても。それでいい。
 彼が喜んでくれさえすれば。。。これからもよろしく。旦那様。。。

2019年8月8日木曜日

夕立07

彼は俺のマラをくわえ込んだまま、もぞもぞとし始めた。微かな吐息を洩らし、ケツを締め緩めを繰り返している。
「どうした?」
 俺は彼の動きに応えてマラをピクピク動かしてやりながら尋ねる。
「なんか変な気分」
「もう痛くないか?」
「うん。たぶん」
 俺は少し腰を引き、マラを引きずり出すと再び埋没させた。
「はぅ。こすれる。。。」
 少しずつ速度を増し、ピストン運動を始める。
「あぁぁ。一杯だよ」
「何が一杯なんだ?」
「僕の中で高杉さんの。。。が。。。」
「言って見ろ。何が入ってるんだ?」
「恥ずかしいよ」
 俺はマラを突き上げる。彼は身体をずらし逃れようとする。後ろからきつく抱きしめ、そうはさせない。嵌めたまま、彼を抱き上げベッドルームまで移動した。ベッドに四つん這いにし、後ろから抱きしめる。
「見てみろ。ほら」
 ベッドの横に置いてある姿見に俺達の姿が映っている。彼の引き締まったスリムな身体に覆い被さるような俺の姿があった。2人とも汗が光り、艶めかしい。俺が腰を前後させるたびに、太腿やケツの筋肉が引き締まり官能的だ。
「はずかしいよ。こんな」
 彼は鏡を見るのを嫌がる。
「ほら。俺のマラだ出入りしているのが見えるだろ?感じるだろ?入ってるんだぜ」
 純な彼が恥ずかしがれば恥ずかしがるほど俺は興奮した。強引に抱き起こし、抱っこしたまま鏡の前に移動する。幼児をおしっこさせるような格好で鏡に姿を曝す。
「ほら。入ってるだろ?」
 彼は首をねじ曲げ拒否するが、俺は許さなかった。
「こんな太いマラが君のケツに入ってるんだぜ。よく見てみろよ。こうされたかったんだろ?」
「そんな。。。こんなこと。。。」
 彼は拒否するが、下腹部の中心は痛々しい程に勃起していた。先走りを溢れさせ、ビクビクと鎌首を震わせながら、腹に触れそうなくらい屹立している。鏡の前で四つん這いにさせ、無理矢理自分の姿を見せながら後ろから突いた。彼は胸を絨毯に付け、ケツを突きだした格好で耐える。満更でもないのか抵抗はしない。筋肉質な野獣に犯される若鹿を彷彿とさせる図だ。
 眉間に皺を寄せてはいるが苦しさだけがそうさせる訳ではないようだった。初めてにしては実に感度がいい。突っ込んでいる俺自身も久しぶりの上物に興奮していた。擦り上げられたことなどない新鮮な肉が俺のマラを刺激し、包み込み、絡みつく。
「気分はどうだ?痛くないか?」
 彼はコクンと小さく頷いた。
「気持ちいいのか?」
 彼は再び頷いた。それを聞いて安心した。痛がる相手を犯すのは俺の趣味じゃない。喜んでいなければ意味がない。俺は彼の両手を背中に回し、片手で押さえて後ろからケツを犯した。彼から見れば鏡の中の姿はまるでレイプされているようなものだろう。それでも彼は逆らわなかった。それでころか彼のマラはより一層容積を増したようだ。これは俺好みの奴かもしれない。従順に俺に従い、犯されることに喜びを見いだすタイプだ。
 SMというのではない。征服する喜びと征服される喜び。セックスの相性はいいようだ。
「どうだ?犯される感覚は」
「なんか変な気分。レイプされてるみたいで興奮する。。。」
 やはり。可愛がり甲斐があるというものだ。今度は俺が床に胡座をかき、その上に座らせる。ケツに出入りするマラがはっきりと分かる。
「何が入ってるんだ?」
「・・・・」
「言わないと抜くぞ。言って見ろ」
「高杉さんの。。。」
「何だ?」
「チン。。コ。。。」
「何処に入ってるんだ?」
「あぁぁ。恥ずかしいよ。。。」
「言え!」
「あぁ。僕の。。。僕のお尻に。。。」
「僕のケツに太いマラが入ってます。気持ちいいって言って見ろ」
「あぁ。。。」
「言え!」
「あぁぁ。高杉さんの太いマラが僕のケツに入ってる。。。気持ちいいよぉ」
 俺は下から突き上げながら彼の口を吸った。こいつは最高だ。浮き上がった腹筋が伸縮を繰り返す。それなりに盛り上がった胸筋が収縮する。今やケツは広がり、濡れたマラが出入りして嫌らしい音を立てていた。
「可愛いな。健」
 俺は飽きず彼の口を吸った。口を吸うたびにケツの締まりがよくなる。俺のマラに絡みつく。
「たまんねぇな。イッちまいそうだ。一緒にぶっ放そうぜ」
 彼のマラを扱き上げ、フルスロットルでケツを堀った。
「はぅ。あぅ」
 彼は悶え、俺のリズムに合わせて身体を上下させる。最後の時は近い。マラが膨らみ亀頭が膨張する。音がしそうなくらいの勢いでザーメンが飛び、正面の鏡にぶち当たった。ちょうど彼の顔面にザーメンが当たり、垂れ落ちて白い幾筋もの流れをつくった。
 同時に俺も彼の中で果てた。ガックリと力を失い、俺に身を任せる。後ろから抱きしめ彼の口を吸った。彼も積極的に俺の舌を吸う。何とも可愛いやつだ。今日は朝まで寝かさないぜ。俺は心の中で呟いた。彼のマラはさほど力を失っていない。さすがに若いな。朝の光が俺達を包み込むまで、彼を抱いていたい。

夕立06

耳元で囁きかけながら徐々に指を侵入させる。
「大丈夫だ。痛くはしない。ほら。もっと力を抜いて」
 しかし、とてもじゃないが指一本以上は無理な様子だった。彼をそのままの格好にさせて、俺は服を全て脱ぎ捨てた。そして、ソファの裏側に回る。目の前に突き出された大人の性器を見て、彼は驚きの表情を隠さない。
「すご・・・い」
 ソファに膝立ちになって、両手でマラを挟み込む。
「でっかい。。。」
 他人の勃起した性器を見るのは始めてなのか興味津々といった様子で観察している。浮きだった血管を指の先でなぞり、張った亀頭のエラに沿って指を這わせる。
「僕のとは全然違う。。。」
 彼は恐る恐る舌を指しだし、亀頭の裏をつついた。下腹部に力を入れ、ピクリと動かしてやると、彼は可愛い笑顔で俺を見た。決心したのか彼は口を半開きにして亀頭を含む。舌先をチロチロと動かして亀頭を刺激した。拙い技だが、一生懸命さが妙に艶めかしい。竿をさすりながら赤ん坊が母親の乳首を吸うように亀頭を吸った。そして、少しずつくわえ込み、竿の半分ほどを呑み込んだ。唇を閉じて吐き出し呑み込む動作を繰り返す。さらに奥まで呑み込もうとしてえずいている。
 何とも言えない可愛さにきつく抱きしめてやりたくなる。俺はまた、ソファの前に戻り、腰掛けた。彼を立たせ、抱っこするように俺の上に座らせた。後ろから彼のスリムな身体を抱きしめ、首筋に舌を這わせた。首筋を吸っていると、僅かに汗の臭いと、シャンプーの香りが鼻を擽った。彼はされるがままに俺に身を委ねている。前に回した手で乳首を抓み、マラを扱き上げてやった。彼は身悶えして耐えている。
 股の間に指を滑らせ、奥を探る。リラックスした状態を反映して蕾は少し綻んでいた。指を少し入れてみる。ちょっと抵抗を示したが先程よりもすんなりと迎え入れる。彼の頭の向きを変えさせ、舌を吸った。舌を突きだしてやると彼も俺の舌をきつく吸った。彼の身体は熱いくらい火照っており、じんわりと汗を滲ませ始めている。指を小刻みに動かし深部を探る。指の動きに合わせて彼の身体が振るえた。さらに指を動かしてやると、痛いくらい俺の舌を吸ってきた。案外、感じやすい身体のようだ。
 湿り気を帯びたケツの襞が俺の指に吸い付く。複雑に入り組んだ粘膜が指を捉え、蠢く。前立腺の当たりを指の腹で刺激してやる。彼は仰け反り、ガクガクと身体を震わせる。
「あぁぁ。何?何?これ。。。」
 頭を俺の肩に載せ、身体を弓のようにしならせる。
「感じるか?」
「うん。何だかすごい。。。」
「入れてみていいか?」
「・・・」
 俺はオイルを取り、己のマラに塗り拡げた。そして、指を抜き、彼の蕾に宛った。
「自分で入れてみろ。ゆっくりとな」
「・・・」
 彼は浮かせていた腰を少しずつ沈め始める。俺の太いマラが簡単に入るわけはないが、自分で調節しながらなら痛みも少ないだろう。
「大きく息を吸って。息を吐きながら腰を少しずつ沈めるんだ」
 彼は俺の言うとおりに深呼吸をしながら少しずつ腰を沈める。亀頭が半分ほど入った時点で、彼は眉間に皺を寄せた。
「少し腰を浮かせて」
 入りかけた亀頭を吐き出す。
「ゆっくりと腰を沈めるんだ」
 何度か繰り返すと蕾が徐々に開き始める。身体が受け入れ態勢を整え、開き始める。
「無理だよ。こんな太いの。。。」
 そう言いながらも彼は挑戦し続ける。
「自分で触ってみろ。頭が半分以上入ってるぜ」
 彼は怖々と股間に指を這わせる。
「凄い。入ってる」
「痛くないか?」
「少し。でも大丈夫そう。。。」
 彼は身体を開く努力を繰り返しながら、ひたむきに俺を迎え入れようとする。
「何だか変な気分。今まで入れることしか考えたことなかったのに。。。でも幸せな気分がする。僕って変?」
「いや。可愛いよ」
 彼の求めに応じて舌を吸ってやった。その弛緩した瞬間、マラがずるずると埋没した。
さらに眉間に皺が寄る。しかし、彼は痛みに耐え、抜こうとはしなかった。
「すっすごい。入ってくる。。。」
「痛くないか?」
「動かないで」
「ああ」
 俺は彼の乳首とマラを同時に刺激してやった。
「はぅ」
「あんな太いのが入ってるんだぜ」
「やだ。そんなこと。。。」
 彼は羞恥に顔を赤らめ、泣きそうな顔になる。
「熱いくらいだ。俺を感じるか?」
 下腹部に力を入れ、ピクリと動かしてやる。
「うん。感じる」
 いつもならがんがんケツを犯しているところだが、包み込まれているだけで幸せな気分だった。初物の締まりは抜群で、熱い粘膜がマラに絡みつき蠢く。いいケツしてやがる。始めてとは思えないくらいに。少し慣れたところで、奥まで突っ込んでやった。
「痛い。。。」
 彼は身体を硬直させた。まだ無理か。
「抜くか?」
「少しこのままでいさせて。なんだか幸せな気分なんだ」
 彼の下唇を俺の唇で優しく挟んで愛撫する。とろけるように柔らかい唇だった。しばらくは一体になった感触を楽しむことにした。

夕立05

乾いた喉に冷えたビールが心地よい。砂漠でオアシスにたどり着いた気分だ。休息にアルコールが染み渡り、全身の細胞が快哉をあげる。彼はチビリチビリとビールを舐めていた。
「突っ立ってないで掛けろよ」
 まるでソファに仕掛けがあることを恐れてでもいるかのように、彼は慎重に腰を下ろした。ネクタイを緩め、ワイシャツのボタンを外す。下着を着ないので素肌が覗く。彼は目のやり場に困るといった感じで、視線を泳がせた。そのままの格好で彼の横に座った。ゆっくりと腕を肩に回す。彼はビクリとしたが逃げなかった。彼の左手を取り、自分の胸に持っていく。
 シャワーを浴びていないのでしっとりとした感触が掌に伝わるだろう。彼はどうしてよいのか分からないようだが、そっと指を動かして感触を確かめてみる。彼は目を見開いて素直に驚きを表した。そして、少し積極的に指を動かし、硬くなった部分をまさぐる。勃った乳首を見るのが始めてなのか、興味深げに凝視し、人差し指と中指の先で怖々と触れる。
「しゃぶってみろよ」
 彼はビックリして指を引っ込めた。しかし、再び手を差し伸べ乳首を抓んだ。彼は俺の目を覗き込み、俺がゆっくり頷いてやると、緊張した面持ちで顔を近づけてくる。胸に顔を近づけ、深呼吸をするように深く息を吸い込んだ。身体を捻り、片手で身体を支えているからか振るえているようだ。彼の肩を掴み、俺の前に跪かせた。俺の大きく開いた脚の間に正座して、両手を俺の腰にあてた。再び俺を見上げてくる。
「しゃぶれ」
 半開きの唇を恐る恐る乳首に近づける。舌の先を少しだし、俺の乳首の先を舐めた。しょっぱいのか顔を顰めて見せる。だが、興奮が最高潮に達していることは、股間の膨らみと速い呼吸が示している。焦れったいのを我慢して、彼の好きにさせた。胸筋の膨らみに沿って指を這わせ、舌を出して乳首を舐め上げる。
 鼻息が荒くなる。俺は彼の顎の下に指を差し込み、顎を上げさせた。同時に彼の口を吸う。驚きに目を見開き、一瞬拒絶を示すが、頭の後ろに手をまわした。唇を舌でこじ開け、先に進む。彼の舌に触れた。ねっとりとした柔らかい舌だ。追い回してやると、諦めたのか絡めてきた。激しく舌を吸う。
 彼の身体をまさぐった。彼も俺の背中に手をまわしきつく抱きついてきた。ジーンズの後ろの隙間から手を突っ込み、尻の割れ目に指を差し込んだ。彼は俺にしがみつき、痙攣するように身体を波打たせた。尻タブをきつく掴み揉みしだいた。
 彼は喉を鳴らし、眉間に皺を寄せる。俺の太い腕を両手で掴み、目を強く瞑る。俺は彼を立ち上がらせ、ジーンズを手荒に引き下げた。トランクスも一緒にずり下がった。意外と肌が白く、ほとんど無毛のきめ細かい肌が曝される。完全に剥けた亀頭が露出し、ピンク色の張った表皮が艶やかに光を反射する。隠そうとする手を押しのけ、引こうとする腰を引き寄せた。亀頭の裏に舌を這わせる。
「あっ。」
 小さく鳴く。途端に透明な先走りが玉をつくった。見る見る間に大きくなり、ツッと舌の上に落ちた。青い香りが舌の上に拡がった。口を大きく開けて亀頭を呑み込む。舌の上で転がし、割れ目に舌を差し込んだ。彼が仰け反る。俺の頭に両手を載せ、腰を突き出してきた。亀頭を舌と上顎の粘膜で刺激してやる。マラの硬度が一段と増し、亀頭はさらに膨らんだようだ。ゆっくりと喉の奥へと呑み込んでいく。喉を締め、粘膜でマラを包み込む。ガクガクと脚が笑い始める。
「うぅぅ。あぁぁ」
 このまま刺激を続けると危険だ。すぐにでも爆発してしまいそうだった。俺はマラを吐き出し、玉を舐め上げる。全身にはほとんど体毛がないのだが、下腹部のこの周りだけは濃かった。玉と玉の間のマラの付け根を舌先で刺激する。俺の頭を抱えた手に力が入る。
「はぅぅ。すごい。。。」
 竿の裏を舐め上げ、脚の付け根を舌先でつつく。ちょうどリンパ腺の辺りをつついてやると、身体全体に痙攣が走る。ソファに両膝を乗せ、手を背に付かせて、ケツを突き出させる。尻タブを押し広げるとピンク色の小さな蕾が姿を現す。使ったことのない綺麗な形をした蕾だ。舌先を細めて蕾の周りを舐めてやると、彼は逃げようとする。しかし、十分に感じているようで、拒絶はしない。腰を引き寄せ、ケツをさらに割り蕾を刺激する。同時に乳首を抓んでやると、
「あぁぁ。ダメだよ。気が変になる。。。」
 彼は泣きそうな声で訴えかける。太腿の内側に軽く爪を立て、膝の裏辺りを撫でさすってやる。
「はぅ。あぁぁ」
 先走りが露となって糸を引いた。それを指の先に取り、蕾に宛った。緊張のあまり指の先さえきついようだ。慌てることはない。ゆっくりと解し、身体を開かせるのだ。止め処なく溢れる先走りを指ですくい上げ、蕾に塗り込んでゆく。彼を後ろから抱き、耳元で静かに囁いた。
「痛くはしない。身体の力を抜くんだ。無理にはしない。大丈夫だ。そう。俺に身を委ねろ」
 中指の先がきつい蕾に呑み込まれた。指一本だというのに痛いくらい締まる。先を急がず、脇腹や乳首に指を這わせながら、耳を軽く噛んだ。
「恐いよ。。。」
 彼は上擦った声で訴えかけた。

夕立04

やはり来たか。最初から分かってはいた。あの夕立の中での出会ったとき、俺は直感的に感じていた。同類を見分ける動物的な直感だ。あの時、彼の目を見た瞬間に感じるものがあった。俺の身体を見る粘りを帯びた視線は、それを自ら物語っている。さすがに大学構内で再会するとは思っても見なかったが、近い将来、会うことになるだろうと想像はできた。夕立の中で頬を赤らめ、戸惑いに揺らぐ視線から経験が浅いことが分かった。ここまで積極的に行動するとは正直思わなかった。

 俺は彼の耳元で囁き、肩に手を置いた。彼は身体を硬くして俯いてしまう。緊張のあまり呼吸が速い。肩から手を滑らせ、バスタオルに包まれた小振りのケツに手を添えた。ビクリと身体を緊張させ、泣きそうな顔をしている。これは、本当に始めてかもしれない。少し前に押しやるとカクカクと操り人形のようにぎこちない動きで前に進んだ。正面の階段に誘導してやる。後ろを気遣いながら暗い階段を恐る恐る昇り始めた。
 すれ違いざまに舐めるような視線を彼に走らせ、男が階下へ降りた。正面を見ることができず、彼は俯き加減に階段を昇った。最上階の4階へ至る。廊下を少し進むと大きな部屋がある。ほとんど真っ暗で、目が慣れるまでは中に入ることも戸惑われる。出入り口に突っ立った彼は、何が何だか分からないようで、助けを求めるように俺を見つめた。俺は彼の肩を抱き、入ってすぐ右手の壁に並んで立った。入った瞬間に汗臭い饐えた空気が鼻孔を刺激する。雄の臭い、ラッシュの臭いが混じった空気は俺の五感を刺激し、我知らず息子が容積を増す。
 まだ目が慣れないが、暗闇には明らかに人の気配がする。この暗闇の中で繰り広げられている痴態を彼も五感で感じていることだろう。興奮を示すように呼吸は荒く、肩が上下しているのが分かる。体温も上昇しているようだ。バスタオルの前を探ってやりたい欲求に襲われるが我慢した。徐々に目が慣れてくると床に這いつくばった男達の姿が露わになり始める。中央では四つん這いになった男に覆い被さった男がしきりに腰を振っている。もうひとりの男が四つん這いになった男の頭を抱え込んで腰を突き出している。それだけではない。両側から手が伸び、四つん這いになった男の乳首とマラを弄んでいる。さらに、フェラをさせている男の乳首を舐めながらマラを扱きあげている男もいる。そういった痴態が部屋中で繰り広げられている。
 彼も目が慣れてきたのだろう。信じられない光景を目にして呆然としている。しかし、明らかに興奮しており、バスタオルの前は完全にテントを張っていた。壁際の少し離れたところでは、立ったままの男の股間に顔を埋めている奴がいた。俺の視線を感じて、彼はそちらを見た。暗闇とは言っても間近で行われている行為であるので、その状況は手に取るように分かった。黒い草むらから太い竿がいきり勃っており、そのマラを美味そうにしゃぶっている若い男が見える。濡れた口がマラをくわえ込み、吐き出す様は妙に艶めかしかった。
 その光景を食い入るように彼は見つめている。突然、彼がビクリと身体を震わせた。若い男がマラを勃起させ、壁際に立っているのだから、誰かが手を出しても当たり前だ。しかし、俺はその手を振り解いてやった。彼は安心したようなちょっと残念そうな顔をして俺を見つめて苦笑した。肩に回した手に力を入れて引き寄せる。少し突っ張って抵抗しようとするが、俺の引き寄せる力には抗えず、身体を密着させた。
 耳元に熱い息を吹きかけてやるだけで彼は身体を震わせる。今や呼吸は、マラソンをした後のように荒いものになっている。乳首を軽く触ってやると「あぁ」と小さく吐息を洩らす。緊張と不安で身体を硬くし、目を瞑る。
「どうだ?やるか?それとも出るか?」
 彼はどちらとも取れるような感じで首を横に振った。俺は彼の肩を抱きしめた後、ゆっくりと出口へと向かった。

 ロッカーまで戻った彼は茫然自失といった感じで、半分涙目になって床を見つめている。
「悪かった。ちょっと刺激が強すぎたな。 出よう。服を着なさい」
 俺は自分のロッカーの鍵を開け、さっさとスーツを着た。その姿を見た彼は、慌てて服を身につけ、俺の後を追ってきた。サクサク歩く俺の後をおずおずと着いてくる。
「いきなりで恐かっただろう?」
 彼は無言でカクカクと首を縦に振った。
「その割にはガチガチに勃起してたけど。。。」
 彼は真っ赤になって俯いてしまった。
「はっは。ごめんよ」
 回りに誰もいないことを目の端で確認して、彼の肩を抱いた。
「どうだ?俺の部屋に行くか?」
 明らかに迷っている、揺れる視線で歩道を見つめる。
「どうする?」
 まだ迷っているようだ。俺は先に歩き始めた。彼は少し迷っている風を見せたが、結局俺の後に続いた。
 途中の道でも電車でも彼は無言だった。緊張に身体を強張らせ、心持ち上気した顔を俯かせて、必死に着いてくる。可愛いものだ。しっかりジーンズの前を膨らませているところが更に可愛い。部屋の鍵を開け、先に中へ入れてやる。手持ち無沙汰に三和土に立ったままだ。
「上がれよ」
 俺は後ろ手でドアの鍵をロックすると、靴を脱ぎリビングへ入っていく。彼は、「おじゃまします」と小さな声で言ってからリビングのドアから首だけを覗かせた。
「取って食おうって訳じゃないさ」
 俺は彼に微笑んで見せ、鞄と上着をソファに掛けると、冷蔵庫から冷たい缶ビールを2本取りだした。ひとつを差し出すと彼は受け取ったものの居心地悪そうに突っ立ったままだった。俺は構わずプルトップを開け、冷えたビールを喉に流し込んだ。

2019年8月7日水曜日

夕立03

もらった名刺の住所を地図帳で探し、検討を付けておいて、そのビルを探した。南海難波駅のターミナルから北へと向かう。近鉄難波駅で左へ折れ、神高速道路の高架沿いに、千日前通りを歩く。この辺りのビルは小さなペンシルビルが多く、1階が商業店舗で、2階以上に事務所が入っているようなビルが続く。雑然としたたたずまいは、下町のような混沌でもなく、御堂筋沿いの上場企業のスッキリしたビルでもなく、うらびれたもの悲しさが漂う。
 昨日とは打って変わって真夏の青空が抜け、凶暴な日差しが街を一層埃っぽく見せた。健の住んでいる辺りでは、それなりに蝉が鳴いていたりするのだが、ほとんど植物らしい植物がない町中では、風情の欠片もなく、照りつける太陽と肌を露出した若者の他に夏を感じさせるものはない。ただ、遠くの方で蝉が鳴いているような微かな空気の揺らめきを感じた。
 吹く風は生暖かく、さらにしっとりと重い所為で、濃度を増した空気の中を泳いでいるかのようだった。まるで、悪夢の中を漂うような。
 木陰らしい木陰もないために、少し歩いただけで汗が噴き出してくる。健は自動販売機でウーロン茶でも買おうか思案しながら、西へと向かった。四つ橋筋に出ると、正面にOCATが見えてくる。関西空港が開港した頃には、難波でチェックインを済ませ、身軽に関西空港へ行けると鳴り物入りでオープンしたターミナルだが、利用者の利便性を無視した位置に建った巨大な建物は、利用する人も少なく、バブルの残骸としてその威容を誇っている。千日前通りを挟んで反対側、道頓堀川に面して異様な建物が建っていた。
 以前来たときには無かったものだ。まるで岩の上に銀色のUFOが羽根を休めているように見えるそれは、案内板によると、第3セクターを作っては赤字を垂れ流している大阪市が、またしても若者の音楽の殿堂としてスタンディングホールを建てたのだそうだ。凝りもせずよくやると健は呆れる。
 健は、農学部でバイオテクノロジーを専攻していたが、建築に対する造形も浅くはない。リバーサイドの環境に調和した建物との説明に失笑を洩らしてしまった。OCATを少し過ぎた辺りに目的のビルはあるはずだ。猛烈な暑さに辟易としながら巨大な建築物の間を通り抜けた。もう少しでたどり着くと思ったが、自動販売機がささやきかける誘惑に抗いきれず、ジーンズのポケットから小銭を取り出した。真っ赤な自動販売機が冷たく丸い缶を産み落とした。
 ガコッ。
 なんとも無粋だ。自分の意志でここまでやって来たものの、明らかに不機嫌になりながら、冷たい飲み物を喉に流し込んだ。喉が鳴り、冷たい液体が食道を滑り落ちていく。350ミリリットルの液体はあっという間に胃に収まった。身体の隅々の細胞が喝采をあげ、喉はさらに液体を欲した。しかし、胃は拒絶している。
 ウーロン茶の空き缶を握りつぶし、ゴミ箱へ投げ、再び歩き始めた。潤いを感じたのもつかの間、今度は汗が吹き出して、さらに不快になった。やっとのことで、目的のビルに到着したとき、健は砂漠の中を喘ぎながら旅をしてきたラクダのごとく、重い身体を引きずってビルの玄関ホールになだれ込み、その場にしゃがみ込んだ。
 ビルのホールは寒いほど冷房が効いていて、汗で濡れたTシャツが瞬時に冷えた。同時に背筋に悪寒が走る。
『天国のような地獄のような。。。俺は一体こんなところへ何をしに来たのか。。。』
 心地よい冷風と駆け抜ける悪寒に耐えながら、健は自問自答をしてみた。
『会えるかどうかも分からないのに。第一会ってどうしようというのか。。。』
 昨日の夜のことが健を憂鬱にさせる。

 ○○駅で再び遭遇した高杉は、健を見つけると嬉しそうに微笑んだ。無言の彼は、健の腕を取り、近くのビルへと引っ張っていった。そのビルは裏手に非常階段があり、人気は全くなかった。なぜそんなところに引きずり込まれたのか考える余裕もなく、高杉は健を抱きしめた。いきなり高杉の唇が健の首筋を這う。片手で背中を抱かれ、片手は健の股間をまさぐっている。
 いつの間にか健の性器は露出しており、それも痛いほど勃起していたのだ。高杉の大きな手が健の勃起した性器を扱きあげる。高杉の唇は休むことなく、健の耳や首筋を這い続けていた。硬い筋肉がコリコリとした感触を伝える。男にして大きな乳首が勃っているようで、Yシャツを突き上げ艶めかしい赤い色が透けて見える。
 高杉は健の前に跪き、勃起した性器をしゃぶり始めた。驚いた健は腰を引こうとしたが、高杉の大きな手がガッチリと健の尻を抱え込んでいる。オナニーでは感じることのできない快感が健を包み込む。高杉の舌使いに翻弄され、健はガクガクと足が笑うのを止めることが出来なかった。信じられないほど赤い高杉の唇が、しっとりと唾に濡れ、健の性器を呑み込んでいる。健の性器は決して小さくはないのに、高杉はいとも簡単に呑み込み、赤い唇が健の陰毛に触れる。喉まで達しているのだろう。粘膜が絡みつき健の性器を締め付ける。そのあまりの快感に健はうめき声を洩らした。
「うぅぅ。あぁぁ。すごい。。。」
 握りしめた掌は汗で濡れ、緊張した太腿の筋肉は痙攣している。健の性器に愛撫を繰り返しながら、高杉はぞっとするほど妖しい瞳で上目遣いに見つめる。吸い寄せられるように、健は高杉の頭を抱え込んだ。そして、腰を突き出した。怒張した性器が高杉の喉を抉り、少し辛そうにして見せるが、決して健の性器を放そうとはしない。
 今までこんなことを想像したことはない。男性に性器をしゃぶられ、快感に溺れるなんてことを考えたこともなかった。筋肉の鎧を纏った逞しい雄が、スーツを着た立派な社会人が、学生である健の性器を美味そうにしゃぶるなんてことがあるなんて。倒錯した快感に健の限界は近かった。
「もうダメ。イクよ。。。」
 それを聞いて、高杉は目で合図を送ってきた。
『そのまま出せ。そのままイケ』
 健の下腹部が重くなる。出口を求めて移動を始めるマグマが下腹部を突き上げる。我慢の限界が来ていた。高杉の口の中に勢いよくザーメンが弾ける。止め処なく大量のザーメンが吹き出し、ドクドクとあふれ出る。

 ハッとして健は起きあがった。股間に手をやると、パジャマのその部分がべっとりと汚れていた。
『男にしゃぶられ夢精するなんて。。。』
 興奮はまだその残滓をたゆたわせている。強烈な快感で、健の性器は未だに硬度を保ったままだった。戸惑いが健を憂鬱にさせた。昼にもらった名刺を眺め、住所を地図帳で探した。目的のビルを確認して、健は昼になったら行ってみようと決心した。何が目的で、何をするために、何を確認するために行くのかは自分でも不明だ。ただ、そこに行かなければならないという強迫観念に襲われて決心した。