2023年8月25日金曜日

ユニフォーム01

 野球のユニフォームがタイトなものになったのは、いつ頃からだろうか。私の記憶が間違っていなければ、プロも平成の中頃まで、ユニフォームはゆったりとしたものだった筈だ。今では、リトルの選手まで、生地が肉体に張り付いて、筋肉の付き方まで想像できるほどタイトなユニフォームが流行っているようだ。

 私の趣味から言わせてもらえるなら、ぶかぶかのものより、ピチピチな方が良いに決まっている。先日の背番号34番の太腿とケツのパツパツ具合、二の腕の張り、硬そうな脹脛の筋肉の手触りまで想像できそうだった。

 それも若い男の汗と体臭が染み込んでいて、日向と埃の匂いがするのだ。試合や練習で、たっぷり汗をかいた後に、あの男の蒸れた股間に鼻を突っ込んで、思いっきり深呼吸をしてみたいものだ。

 先日、秘書に指示していたファイルが届いている。書斎のノートパソコンで詳細をじっくりと確認することにした。いくら会長であったとしても、通常は、社員の個人情報を自由に閲覧できる訳ではないのだが、長い間、私の秘書を務めていた男のすることだ。微に入り細に入って、おそらく、彼自身が知っている情報より、多くの調査結果が届いているに違いない。指示以降に、改めて調査を行ったことが伺える内容だった。とても興味深い男だ。私は、彼をとても気に入った。

 彼を自由にするために、書斎に籠もって、悪巧みを組み上げてゆく。完璧な企画書を作り、これらの指示を問題なく遂行できるプロ人材を自宅に呼んだ。妻が健在な頃は、自制して、なるべく、こういった悪巧みを実行することを避けてきたが、今や遠慮はいらぬ。大きな企業の役員などをしていると想像を絶するコネクションが勝手に広がってゆく。表の顔は、コンプラ遵守の紳士な企業人であるが、清濁併せ呑む度量がなければ、生き馬の目を抜く競争社会は渡ってゆけないのだ。さて、そんなダークな話は事細かに解説することではない。こちらのオーダーを正しく理解し、抜かりなく、表沙汰になることなく遂行できるプロは存在するのだ。信頼関係を得た上で、金さへ払えば。

 悪巧みを完璧に企画し、プロの手で実行される経過を観測してる時が、私を最もぞくそくさせる。さぁ。緞帳が上がる。



2023年8月24日木曜日

ユニフォーム00

 代表権を社長に譲り、会長となって、ほとんど隠居状態に入って早1年が経った。経済団体等の会合に出席する以外、たまに代表の相談に乗るぐらいで、はっきり言って暇を持て余してる状況だ。いつものように、お手伝いさんが用意してくれた昼食を簡単に済ませ、珈琲を啜りながらテレビのスイッチを押した。

 ケーブルテレビのチャンネルは、覚えられないくらいあって、何チャンネルなのか知らないが、社会人野球の中継が放送されているようだった。画面が切り替わって、バックスクリーンが映し出される。どうやら、戦っているのは、我が社の野球チームと関西地場の家電メーカーだ。野球が子供の頃から好きだった私は部長時代に、クラブチームの活動に積極的に関わっていたものだが、役員になって職務が忙しくなってから、それどころではなく、どのような部員がいて、どれくらい頑張っているのかすら知らない有様である。

 9回の裏4対3、ピッチャーは我が社の背番号34番、バッターボックスに立っているのは、家電メーカーの2番打者、1アウト2ストライク2ボール、2塁走者がいる。カメラはバックスクリーン横から、超望遠カメラで、ピッチャーの背中越しにバッターとキャッチャーを狙っていた。ピッチャーが2塁を気に掛けながら、小さく振りかぶり、身体を究極まで捻って腕を振り抜く。速球がインコース高めにスライス気味に入り、詰まったボールが12塁間に飛びツーアウト。思わず力が入る。

 ピッチャーは、身長180cm程度、体重は概ね90kg、太腿が太く、ケツがでかいボリューム感のある肉体をしている。次のバッターは三球三振に取り、勝利を決めた。それにしても、旨そうなケツをしたピッチャーだ。

 携帯を取り、長い付き合いの秘書に電話を入れる。

「もしもし、私だ。ああ。すまんが、我が社の野球チームの背番号34番、ピッチャーだね?うん。彼の個人ファイルをメールで送っておいてくれるか?ああ。そうだ。ちなみに、彼の名前は?うん。そうか。今、ケーブルテレビで試合を見ていてね。とても興味深い青年のようだ。うん。そうだ。頼んだよ」

 妻が10年前に亡くなるまで、長い眠りについていた、あの欲情が沸々と滾るのを感じていた。

2023年8月2日水曜日

SD11

 少し柔らかくなっていた彼が硬くなってゆくのを感じる。会社の先輩と一緒にアブノーマルなセックスを共有するのはストレスだったのだろうと思う。それでなくとも男同士のセックスには慣れていないのだ。いきなりの3Pは、興奮するというより、緊張が先に立つに違いない。完全に回復したところで、ベッドにうつ伏せに寝て、少し尻を突き出す。

 「挿れて」のポーズ。彼は何も言わず、覆いかぶさってきて、尻の谷間に沈めてゆく。がんがんに犯されて多少緩くなった穴が難なく飲み込んだ。安心しきった彼の吐息が耳朶をくすぐる。

「やっぱ、兄貴とふたりの方が落ち着くし、安心して楽しめる。兄貴のマンコは、とっても気持ちいい」

 嬉しいことを言ってくれる。彼はゆるゆる腰を振りながら続ける。

「なんか苦情が入ったみたいなんすよ。いつもトラックを停めてる近所の人らしいです。いつもじゃないけど、夜の同じような時間に。運転手はいないって。で、苦情を受けた事務員からクレームを聞いた先輩が、こっそり後を付けたみたいで」

 なるほど。そういうことか。で、トラックを停めた後輩が、制服のまま、あるマンションの部屋に、チャイムも鳴らさず消えてゆく。そして、2時間ほどしたらスッキリした表情で戻ってきて、帰宅するのを確認する。女でもいるのだろうと調べてみたら、一人暮らしの男が住んでいる部屋に夜這いしてるのを突き止めた。だもんで、実はゲイだった先輩はピンときて、後輩を詰めて、悪い変態男に弄ばれてるんじゃないかと心配で強引に付いてきたわけだ。

 詰問した結果、バリバリのゲイではないけれど、同性にも興味を持ち始めたノンケの後輩が性処理するために男のケツを使っている。この場合、もう既にノンケではないと突っ込みを入れてもいいだろうが、今は止めておこう。

「だもんで、これからは、会社帰りに寄るのはNGになっちゃったんです」

 そうか、汗をかいたままの制服姿で突っ込んで欲しいとお願いした結果なのだ。

「ごめんな。俺が無理なこと言ったから、先輩にバレちゃったんだな」

「いえ。それは大丈夫です。先輩も内緒にしてくれるって」

「そういえば、先輩も言ってたぞ。変な変態野郎に喰われてるんじゃないかって心配だったって。変態は変態だけど、大丈夫そうだから、後輩をよろしくと」

「え?そんな話。いつの間に」

「大人の男同士の話だ。子供には関係ない」

「そんなぁ」

「次からは、仕事帰りじゃなくて大丈夫。こちらに来てから制服に着替えて、スクワット100回、腕立て100回、腹筋100回してから突っ込んでくれていい」

「マジすか!」

「ははは。元気な肉棒ひとつで大丈夫だよ」

「うっす」

「さぁ。気が済むまでがんがん腰使って、盛大にぶっ放してくれ」

「うっす」

 その後、元気が有り余っているSDは、無言で俺を掘り倒してくれた。可愛い奴。

SD10

 ここまで来て雰囲気悪くするのも大人げないと判断したのだろう。それ以上、SDを責めることなく、チンポを口に突っ込んできた。

「喉マンええか?」

 肩幅くらいに広げて膝立ちし、両手で俺の顔をホールドした時点で想像していたが、イラマするから、受け入れ覚悟しろと命令する。少し顎を引いて、承知したことを伝える。

「ほんま、ええ男やな。あんた。こいつの肉便器にしとくの勿体ないな」

 最初はゆっくりと探るように腰を突き出し、硬いチンポを差し挿れてくる。俺は喉を開いて嘔吐しないように受け入れる。

「奥まで入る。。。ええ感じや。気持ちええ」

 ゆるゆる動き、粘膜の感触を掴んだところから、少しずつスピードを上げてくる。がん突きされると流石にえずかないようにするのは無理だ。嘔吐反射で勝手に胃がでんぐり返る。吹き出さないよう必死に抑え込む。

「マジで、あんた気に入ったわ。こんだけ、ガチイラマされて、反抗せんと吹き出さんやつ久しぶりに見たわ。俺の性処理マンコになって欲しいくらいや」

 男の動きを全て受け入れて、逃げもせず、必死に喉を開いていてる様を褒められた。だが、断る。S気のあるバリタチは好きだが、おまえは俺の好みじゃない。俺は、若干、気の弱いSDの方が断然好みなのだ。淫乱肉便器だと自負しているけれど、相手が誰でも良い訳では無いのだ。まぁ、今回だけは仕方ないがな。

「あぁ気持ちええ。イラマ最高や。喉マンコ最高や」

 男は遠慮など一切なしで俺の喉をえぐる。この調子だと、喉が焼けて、明日は声が掠れるかもしれない。もちろん、件のSDも気持ちよさそうに腰を振り、俺のマンコを抉っている。こちらは、苦痛ではなく、快感だ。前後からガンガン犯され、前は地獄で、後ろは天国。涙と鼻水と胃液にまみれながら、苦痛が遠のき、快感だけが俺を満たしてゆく。どれだけドMなんだという話だ。

「もう。。。辛抱たまらん。ケツ貸せ」

 男はホールドを解き、チンポを引き抜くと、後ろで腰を振っていたSDを引き剥がし、そのまま突っ込んできた。

「おおお。マンコ最高や。。。とろとろや。。。締まるがな。。。ええ気持ちや」

 フィニッシュが近いのだろう。圧倒的な力で俺の腰を引き寄せ、狂ったように腰を振る。男の下腹部が俺の尻肉を打って、バチンバチン音が鳴るほど激しく腰を振る。

「あぁああ。あかん。。。あかん。。。射てまう。射てまうがな。。。」

 最後の方は雄叫び状態だ。ガシガシ腰を振り、狂ったように出し挿れして、内蔵をえぐる。

「無理や。。。もう無理や。。。いくぞ?いくぞ?ええか?ええか!」

 俺が女だったら、確実に孕むに違いないほど、激しい後尾だ。流石に重い荷物を持って、一日中走り回っているだけある。俺の奥深くに全部ぶちまけた後、尻の肉と太ももを細かく痙攣させ、さらに奥まで突っ込んでくる。そして、突然、電池が切れたおもちゃの如く、俺の背中に突っ伏した。デカマラが中でドクドクと脈を打っているのを感じながら、完全にメスとして扱われる幸せを味わっていた。

「ああ。。。久しぶりに興奮した。。。空っぽになるまで出てもうた感じや」

 そう嘯いた後で、俺だけに聞こえる声で囁いた。

「ありがとうな。兄ちゃん。俺は先に帰る。後は、あいつとゆっくりやってくれ。変な奴に喰われてんちゃうか思て心配やったんや。兄ちゃんやったら安心や。あいつのこと頼むな。嵌り過ぎんよう可愛がったって」

 そう言い置くと俺の尻を軽く二度叩き、礼を伝えると身支度をして帰った。

「なんか、すみません」

 男が先に帰った後で、SDは俺に謝る。それに答える替わりに、立ち尽くす彼をベッドに座らせ、足元にひざまずく。そして、彼を飲み込む。

「あっ。。。そんな。。。さっきまで。。。」

 根本まで含んで、彼を見上げる。瞳で「大丈夫」そう意志を伝える。綺麗にしてるから大丈夫。所詮、俺が食ったもの。俺の一部だ。この愛おしいチンポを汚いだなんて思わない。今度は自分のペースでイラマする。好きな人のチンポを自分のペースでイラマする場合は、苦痛ではなく、快感なのは何故なんだろうね。目だけで彼に笑いかける。彼も照れながら俺に笑んだ。