2019年11月11日月曜日

営業マン02

「いきり勃てたマラでないと意味がないんだよ!羞恥心を捨てろ。おまえは淫乱な売女なんだ!」
 マラを踏みにじり、玉の下からつま先を突っ込んで、ケツの穴を突き上げる。
「ほら。ここが感じるんだろ?あん?」
 容赦ない言葉が浴びせられる。つま先がケツの敏感な部分を擦り上げ、粘膜をいたぶる。
「ほう。勃ってきたじゃねぇか。それなりにM気もあるようだな。」
 男は足を引っ込め、正面に仁王立ちになった。ファスナーを下ろす音が聞こえる。もぞもぞとした後、唇に暖かいものが押しつけられた。硬くなったマラだ。俺は命令されるまでもなく口を開け、マラをくわえた。舌を小刻みに動かし亀頭に刺激を与える。エラの裏に舌を這わせしゃぶった。そして、徐々に根本まで呑み込んでいく。
「おぅ。」
 気持ちが良いのか男はうめき声を上げた。陰毛が鼻を擽るまでマラを呑み込んだ。喉の粘膜がマラを締め付ける。男は俺の頭を抱え、腰を引く。そして、一気に奥まで突っ込んできた。俺はえずき、頭を反らそうとするが許してもらえない。頭を固定されて遠慮無しのピストン運動をされた。俺は膝の上の拳を握り、耐えるしかなかった。
「おぅ。たまらん。イキそうだ。」
 男は催したのかマラを引きずり出した。
「ええ。クチマンコしてるじゃねぇか。」
 そう言うや、乳首を捻り上げる。
「うぅ。」
 俺は身体を捩り痛みに耐えた。
「ほら。何やってんだ。クチマンコの後は決まってるだろうが!」
 男は容赦のないビンタを張る。俺は四つん這いになってケツを男に向ける。ケツを向けた途端、思いっきり蹴りが入る。
「言うことはねぇのか?」
「ケツを掘って下さい。。。」
 俺はボソボソとお願いする。
「あん?聞こえねぇぞ。もっと丁寧にお願いするんだろうが!」
「お願いします。俺の淫乱なケツマンコにマラを突っ込んで下さい。」
 俺は観念して、大きな声でお願いする。こういった責めは大学時代から慣れてはいる。十分にコーチから仕込まれた。それが今になって役に立つとは。。。
「ちゃんと言えるじゃねぇか。」
 オイルが絞り出される音が響く。男はオイルをマラに塗り拡げているようだ。粘ついた指が俺のケツに突き立てられた。指が1本すんなりと挿入される。内部の粘膜をまさぐり、クリクリと小刻みに動かす。穴を押し広げるように上下左右に動く。2本目の指が入ってくる。指を交互に動かし襞を拡げていく。
「綺麗な粘膜をしているな。いいケツマンコじゃねぇか。」
 クチュクチュと卑猥な音をさせ敏感な粘膜を刺激する。俺はケツを突きだし、されるままに受け入れた。下腹部にぶら下がったマラは痛いほどに勃起し、鈴口から先走りが溢れ出しているのが分かる。
「かなりの好き者だな。いい営業マンになるぞ。」
 男は俺のマラを扱き、同時にマラをケツに押しつける。穴が押し広げられ硬いマラが侵入を始める。ミチミチと粘膜が軋み、太いマラが奥を目指して入ってくる。
「おお。締まる。いいぞ。中が熱い。とろけるようなケツマンコや。」
 俺は下腹部を波打たせ、熱い襞でマラを包み込むように迎え入れる。
「絡みついてくる。」
 太いマラが完全に埋没した。男の下腹部が俺のケツに引っ付く。男は四つん這いになった俺に覆い被さってきた。服は脱いでいないようだ。
スラックスのファスナーからマラだけを出し、俺を犯しているのだ。目隠しをされた俺には確かめる術はないが、その卑猥な姿を想像し、俺はより一層興奮を増した。素っ裸の男を仕事中に犯す上司の絵が脳裏にはっきりとイメージできた。男は腰を振りながら首筋に唇を這わせ、乳首を抓む。クチュクチュと卑猥な音が狭い会議室に響いた。俺は胸を床に付け、ケツを突きだした格好で穴を締めた。
「うぅぅ。」
 男が呻く。
「たまらん奴やな。ええぞ。」
 腰を引き寄せ男はマラを突き立てる。ズンと脳天に響くほどの勢いでマラを打ち込む。単調な突きではなく、緩急を付け、腰を回してのこなれた感じだ。俺を引き倒し、片足を持ち上げて横から突っ込む。この体位は、より奥まで達する。マラが胃を突き上げてくる。ベルトのバックルが脚に当たり、ガチャガチャと音を立てた。激しい突きが俺を襲い、怒張したマラが奥を抉る。俺は仰け反り翻弄される。
「まだまだこれからやぞ。」
 男の腰使いは激しくなる一方だ。かなりのタフさで、マラを突きまくっても発射するそぶりもない。俺を抱え起こしテーブルに両手を付き、ケツを突き出す格好を求められる。バックから犯され、下腹部でマラがぶらぶらと揺れた。そして、テーブルの上に正座させられ、さらに犯される。ケツを犯されながらマラが脚の間で擦れ、俺の方がイキそうになる。それを悟ったのか、男は俺を立たせ部屋の隅に追いやる。壁に背をもたせ、片足を抱えられて下から突き上げられた。
「ええケツや。これなら客先でも評判になるぞ。」
 男は耳元で囁いた。
「最初におまえの教育官になるとは俺もラッキーやな。」
 男は上擦った声で続けた。
「おまえの中に種付けしてやる。俺の子種をぶちまけてやる。」
 男は俺の耳たぶを噛み、乳首に爪を立ててマラを突き上げた。
「イクぞ。イクぞ。」
 男の動きは切羽詰まってくる。激しく腰を振り、奥まで突き上げると痙攣したように動きを止めた。余韻を楽しむようにマラをゆっくり抜き差しする。そして、少し力を失ったマラを引きずり出した。無言で俺の肩を押した。俺は男の前に跪き、ベトベトに濡れたマラをしゃぶった。先から残りのザーメンが滲み出してくる。舌ですくい上げ綺麗に舐め上げる。男は満足したようだ。マラをスラックスに仕舞い、ファスナーを上げた。
「よし。初回の研修項目は合格だ。俺が部屋を出たら目隠しを取ってもよい。次の指示はテーブルの上に置いておく。ただし、この後、ひとりで扱くなよ。出すことは許さない。」
 それだけを言い残すと男は部屋を後にした。男が部屋を出ていくのを待って、目隠しを取り外した。汗びっしょりになった裸の俺だけが残される。マラは痛いほどに勃起している。ケツの間がオイルでヌルヌルしていた。俺は溜息をついて、ハンカチでケツの割れ目を拭う。男のザーメンの臭いがした。マラを扱き上げ爆発したいのを我慢してスーツを身につけた。

営業マン01

あの淫乱な面接試験の後、俺達5名は採用されることになった。昨日、前の会社に退社届けを出し、手続きを終わらせた。これからの日々を考えると不安というか少々心配事がないとはいえないが、そこは俺も好き者だけあって楽しみだったりもする。切りのいいところで、10月1日付けの仮採用で、その後数週間の研修期間を経て、本採用へと移行する。研修初日に出社すると、受付で俺宛の封書を手渡された。


*********   辞  令   *********

川端一樹殿
                    平成15年10月1日


              記


 川端一樹を株式会社ビッグバン仮社員として採用する。





                   株式会社ビッグバン
                                      代表取締役 柳 元

****************************

 付記
 2週間の研修後、十分な職能を有すると判断された場合、本社員として採用する。教育官の指示に従い努力するよう。なお、別紙の指示通り行動せよ。

 辞令とワープロ打ちされたA4用紙が2枚入っていた。2枚目の用紙にはいきなり過激なことが指示されていた。しかし、ここまで来て躊躇しても始まらない。俺は指示された別室に直行した。そこは、小さな会議室のようで、営業第3課第5会議室のネームプレートがある。プレート横の札を使用中にスライドさせ、念のためノックして入室した。窓のない部屋は薄暗かった。しかし、指示通り明かりを付けず、バッグを椅子に置くとスーツを脱いだ。上着を脱ぎ、スラックスを脱ぐ。Yシャツと下着も全て脱いで素っ裸になった。
 そして、テーブルの上に準備された目隠しを当て、入り口のドアの前に跪いた。いきなりなシチュエーションに戸惑いを覚えないではないが、ここの会社の営業方針である以上、従わざるを得ない。こうやって鍛えられた身体を使い、得意先から受注を得るために俺達は採用されたのだ。
 採用条件は格段によく、昨今の不景気が嘘のような破格の条件だった。何が何でも本採用されるように頑張らねば。俺の恵まれた身体を使えばそれは可能な筈だったし、何よりも男に身体を求められることが不快ではないのだから。
 廊下を行き交う足音が気になる。外から会議室の中は見えないのだが、昼間の就業中にこんな格好で待機させられるのだから緊張しない方がおかしいというものだ。カツカツと革靴の音が廊下に響くたび、俺は緊張した。間違って女子社員がドアを開けたら。。。出入り業者が間違ってドアを開けたら。。。ないとは思いつつも不安が脳裏にイメージを結び、昼日中に会社で卑猥な格好をした俺を見たときの驚愕の表情が浮かぶ。変態を見る目で俺の姿を見下ろすのだろうか。それとも、驚きの声を上げて走り去るのだろうか。他の社員を連れてきて皆で取り囲み嘲笑うのだろうか。衆目の前で恥を曝しこそこそと囁き合う社員の姿が脳裏を過ぎていく。
 視覚からの情報が閉ざされてしまうと、音や気配だけが頼りとなり、想像力が異様に拡張される。全身にうっすらと汗をかいているのが分かる。膝の上に揃えた握り拳の中は汗でべっとりとしていた。心臓はいつもより少し早い鼓動を打つ。頭に血が上り上気しいた。暗闇の中で己自信が発する呼吸の音、鼓動の音、血が流れる音が誇張される。廊下や社内の喧噪から隔離された感じが、嫌でも緊張を要求する。これから一体何をされるのだろう。。。

 足音が会議室の前で止まった。静かにドアノブの回る音がする。誰かが会議室に入ってきた。俺は恥ずかしさのあまり上気し、心臓の鼓動が聞こえるのではないかと心配するくらい興奮していた。ドアが閉まった。目の前に人の気配がする。少し早い呼吸が彼の興奮を示していた。俺の前に立ち、ジッと見下ろしているようだ。ゆっくりとした歩調で俺の周りを歩く。首筋に呼気を感じる。顔を近づけて凝視しているようだ。焦れったい時間がたゆたうように流れる。無意識に呼吸が速くなってしまった。興奮していると判断されたに違いない。前に回った無言の人は、いきなり乳首を捻り上げてきた。俺は悶絶する。
「勃てないか!」
 俺の乳首をつまみ上げながら、靴のままでマラを踏みにじられた。喉を鳴らし痛みに耐えた。しかし、驚いたことに陵辱されながら俺のマラは容積を増しつつあった。

2019年11月7日木曜日

季節外れの花火07

マッチョ野郎は意外と優しく、本当に女を抱くように俺を扱う。いつも俺が女にしていることを自分がされているのは、なんだかこそばゆいというか、背中がむずむずする不思議な感覚だった。洗ったとはいえ、俺のケツの穴を舌先でなぞり、奥にまで突っ込んでくるのだが、さすがの俺もマンコにしたことはあっても、ケツにキスしたことはない訳で、人ごとながら汚いなどと感じてしまった。しかし、悲しいことに気持ちよかったりするのだ。だから、心の中では「汚いよ」などと呟いてみるのだが、身体は開きつつあった。マッチョ野郎はとてもじゃないが出来たものじゃない格好を強要するのだ。
 なんだって男の俺が、胸をベッドに付けてケツを高々と突き出す卑猥な格好をしなければならないのかってんだ。ケツタブを両手で押し広げマッチョ野郎は美味そうにケツを舐める。舐めながらも手は休まず俺のケツを撫で回し、勢いで俺のマラや玉を刺激する。ギンギンにマラを勃ててしまっていることが恥ずかしい。俺は男とは初めてで、舐められるのも、もちろんマラを突っ込まれるのも初めてなんだけど、いきなり感じてしまって、マラをギンギンに勃起させてるところを見られれば、到底信じてもらえないんだろうな。
 ふぅって感じだ。でも、あんって感じでもある。。。あぁ。本当に気持ちいい。ダメだマジで嵌りそうだ。
 マッチョ野郎は俺の広げた股の間から頭を突っ込み、ベッドに寝ころんだ。そして、俺の腰を抱きかかえ、自分の口に俺のマラを誘導する。俺はマッチョ野郎の口の中にマラを突っ込んだ。とろけるような粘膜が俺のマラを包み込む。柔らかく熱くヌメリとした粘膜が卑猥に動き、敏感な亀頭の裏や痺れるような鈴口の中まで舌を突っ込み、チロチロと舌を動かしては刺激する。何か身体の中から溢れるのを感じる。マッチョ野郎は俺のケツを両手で抱いて、もっと奥まで誘導する。そして、腰を引き上げようとする。
 意図を察して俺はマッチョ野郎の口をマンコに見立てて腰を振り始めた。ゆっくりと出し入れを繰り返し、マッチョ野郎の感極まった顔を眺める。なんだか気持ちよさそうだ。デカマラとはいかないまでも小さくはない俺のマラを喉の奥までくわえ込んで、辛くないはずはない。込み上げてくるだろう吐き気と戦いながら喉を締めて俺のマラに奉仕する。俺は思わず胸がキュンとなってしまった。俺に奉仕することで、苦しくなることで快感を感じている。Mっ気があるのかな?
 単にSMというのではなくて、肉体的な痛みを伴わない精神的なもの。基本的にSMはそういうものらしいけどな。マッチョ野郎は俺のケツを誘導し、もっと激しく腰を振れと言う。俺は遠慮しながらも少しずつ腰を激しく動かし始める。勢い余って唇が下腹部に付くくらい突っ込んでしまった。さすがに、マッチョ野郎は苦しそうで目に涙を溜めながら俺の身体を押し返すようにした。
 しかし、次の瞬間、何事もなかったように俺の腰を引きつける。熱い粘膜は俺のマラを刺激し続け、包み込んだまま舌を使う。たまんねぇ。女のマンコに突っ込んでるよりもいいかもしれない。腰をグラインドし、口の中をこねくり回してやる。マッチョ野郎は切なそうな顔で夢中でしゃぶっている。
『もしかして実は突っ込まれたいのかな?』
 俺は突然、そう感じた。試しに、指を舐めて湿らせると、マッチョ野郎の股の間をまさぐった。マッチョ野郎はびっくりした顔で拒絶した。
『違うのか。。。』
 逆にマッチョ野郎は唾で濡れたケツに指を突っ込んできた。無防備で力を入れてなかったケツにすっぽりと指が収まった。中に入った指が粘膜を刺激する。
「はん。」
 また、あの感覚に俺は吐息を漏らす。クリクリと指の先を動かして、敏感な部分を探していく。前後から同時に責められて俺の足はガクガクと震える。マッチョ野郎はオイルを取り出し、マラに塗り込んだ。身体をずらし、俺をマラの上に座るように誘導する。ケツの入り口にマラをあてがわれた。俺はゆっくりと息を吐きながらマラを受け入れ始める。メリメリと肉が引きつるような感覚があって、太いマラが押し広げるように入り込んでくる。俺の体の中に異物が侵入してくる。押し出したいという感覚と、包み込んで取り込んでしまいたいという感覚が鬩ぎ合う。ケツがマッチョ野郎の下腹部に触れる。あのデカマラがまた奥まで入ってしまった。俺は聞こえないように溜息を漏らした。
 そのままの状態でマッチョ野郎は腰を回した。根本が固定され先の部分が内部をこねくり回す。内臓がかき混ぜられ、胃が突き上げられる。マッチョ野郎が俺のケツを持ち上げ、少し浮かせる。そして、下から腰を突き上げマラを打ち込む。反動で俺の身体が浮き上がり、重力に引かれて落ちる。落ちる瞬間に再び突きが入る。ズン。リズミカルに腰を突き上げ、内臓をえぐる。あまりの激しさに俺の上体が揺れ、頭がガクガクする。揺れにまかせて俺のマラがビタビタとマッチョ野郎の腹を打った。
 その度に先走りが飛び散り、マッチョ野郎の腹を濡らす。マッチョ野郎は動きを止めると、俺を両手で抱えて体勢を入れ替える。そのまま後ろ向きに俺は寝かされ、足を抜いたマッチョ野郎は正常位で責めてくる。それも俺の両足を曲げた状態で胸に付くくらいまで身体を折り、覆い被さってくるようにマラを打ち下ろす。ケツはジュクジュクと卑猥な音を立てている。振動が脳天まで突き抜けるほどの腰の振り方で、あまりの激しさにケツが壊れるのではないかと心配になった。外での時より激しく、本能のままに雄叫びをあげながら襲いかかってくる。
「おぉぉぉ。すげぇぜぇ。たまんねぇマンコやぁ。俺の女になれ!おぉぉぉ。」
 汗が全身を濡らし、大粒な水滴が組み敷かれた俺の上に降り注ぐ。そのまま俺を抱きかかえマッチョ野郎はベッドを降りた。足を腰に回し、腕を首に回す。駅弁スタイルで突き上げてくる。さすがにマッチョだけはある。軽々と俺を持ち上げ、マラを打ち込んだまま鏡の前に移動する。そして、結合部を見せつけるように腰を振った。
「どうや。俺のマラがおまえのマンコに入ってるぞ。ええか?気持ちええか?どうや俺のマラは?」
 マッチョ野郎は譫言のように繰り返し俺のケツを抉る。
「たまらん。ええ締まりや。イキそうや。」
 マッチョ野郎の全身の筋肉が硬直する。腰を振るスピードがさらにパワーアップし、がんがん尾てい骨に響く。
「イクぞ。ぶっ放すぞ。おまえの中にぶっ放すぞぉ!」
 マッチョ野郎の興奮が俺にも伝染していた。突き上げられた内臓が熱を持ち、打ち付けられた下腹部が波を打ち、マグマがどろどろと溢れ出す。射精ほどの激しさはないが、マラからザーメンが溢れる。
「おぉぉ。締まる。。。イクぞぉ。」
 マッチョ野郎は腰を突き出して痙攣した。
「イクイクイク!」
 俺を抱きしめ、マラを突っ込んだままマッチョ野郎はベッドに倒れ込んだ。まったく動かなくなる。しばらくたっても身動きしないのでのぞき込んで見ると、マッチョ野郎は気持ちよさそうに鼾をかき始めた。
『たまらん奴やな。』
 俺は思わず吹き出してしまう。濡れタオルで身体を拭き、奴の下腹部も拭ってやった。あんまり気持ちよさそうに寝ているので俺も添い寝することにした。暁光が空を染め始めてるようだ。新しい俺の夜明けってか?

季節外れの花火06

玄関を入ったところでマッチョ野郎に抱きしめられた。女を抱きしめることはあっても、こんな形で抱きしめられたことはなかったから戸惑いが先に立つ。ごつごつした身体を想像していたので、案外筋肉が柔らかく弾力性があることに驚く。意外と心地よいものだと感じた。野郎に抱きしめられて心地よいとは、俺も目覚めてしまったということか。心の中で引っかかるものはあるものの「まぁいっか」といった諦めというか、興味を持ち始めているというか複雑な心持ちだった。
 マッチョ野郎は後ろから俺を抱きしめ、服の上から乳首をまさぐった。片方の手は優しく俺のケツを撫で回す。よっぽど俺のケツが気に入ったようだ。こうやって突っ込まれることに抵抗がなくなっていくのだろうか。とすれば、完全なモーホの完成だな。俺は抱かれ、愛撫されながら冷めたことを考えていた。だからと言って不快な訳でもなく、当然のように勃起もしていた。マッチョ野郎の唇が俺の首筋を這う。生暖かく柔らかい唇が耳たぶや首筋を行き交い、ぬめる舌がちろちろと舐めあげる。
 男も意外と敏感なんだと妙に納得してしまった。いつもは女に俺がやっていることをマッチョ野郎は鼻息も荒く繰り返す。ジーンズのボタンを外し、ファスナーを降ろし、手慣れた様子で脱がしていく。玄関先で下半身をむき出して、俺はマッチョ野郎に愛撫されている。なんだか滑稽な展開だ。濡れたままのケツにマッチョ野郎の指が侵入しようとする。先ほどマッチョ野郎のマラが入っていたものだから、簡単に入るものだと思ったら、これまた意外と侵入を拒んでみせる。俺の身体でありながら不思議な感じがして、驚いても見た。
 まぁ。いきなりガバガバでは格好が付かないし、簡単に股を広げて見せるのも願い下げではあるが、ここまで受け入れておきながら、それもないだろう?という気もする。愛撫され下半身を剥かれ、それでいて冷静に己を分析してみせる俺は、既に女なのかもしれなかった。男は単純でいいよな。マッチョ野郎に気づかれないように苦笑を浮かべた。
 無理に侵入することは諦めたようなので、「シャワーでも浴びようか?」などと耳元で囁いてみる。マッチョ野郎の動きが止まった。
 俺の顔を覗き込み、首を少し傾げて考えると、「そうだな。そうしようか。」素直に同意した。
 俺はずり下げられたジーンズを引き上げ、靴を脱いだ。マッチョ野郎の案内に従って風呂場に直行する。服を脱ぎ捨て、シャワールームに立て籠もった。蛇口からは湯気とともにすぐにお湯が迸る。狭いユニットバスはあっという間に煙った。マッチョ野郎が入ってくる。
『おいおい。一緒に入るのかよぉ。』
 俺は少し鼻白んでしまうが、マッチョ野郎はお構いなしだ。蛇口からシャワーに切り替えると、俺の身体にお湯を掛けてくれた。
『ふーん。優しいんだ。』
 俺だったらまず自分だよな。そんなことを考えながら、マッチョ野郎の大きくて分厚い手に身体を流してもらう。ボディーソープを手に取って、俺の身体の上を滑っていく手を眺めるとはなしに眺める。幾分堅さを増したマラも丁寧に洗ってくれる。そして、後ろに手を回すと、より以上に丁寧に洗ってくれる。泡だらけの手で侵入を試みさえするのだが、俺のケツは頑なに拒んでいる。マッチョ野郎はちょっと怯んだようだったが、完全勃起状態の奴としては、ここで諦める訳にもいかず心穏やかに再挑戦だ。と思いきや簡単に諦め、シャワーのお湯を俺の身体に掛ける。マッチョ野郎も軽く身体を洗っている間、俺は手持ちぶさたで、バスタブに腰掛けて奴の身体を観察してやった。腕はもしかしたら俺の脹ら脛くらいあるかもしれない。太股は俺の腰回りくらい。
『やっぱすごいな。』
 俺は改めて感心した。胸の筋肉なんかぷっくりと浮き出し、横から見た厚みは俺のぺったんこの身体とは大違いだ。腹筋は適度に割れ、腰のくびれ具合というか、逆三角形の身体というか、男臭いと言う他ないわけだ。これだけの身体して、なんでわざわざ男を抱くのか聞いてみたい気もするが、男が好きなのに理由はないのだろうなどと勝手に納得してしまう。だって、俺だって女を好きな理由なんてないものな。そうなんだから仕方ないじゃんみたいな。俺が一人で笑っていると、マッチョ野郎は不思議そうに俺を眺めていた。
「ほら何にやにやしてんだよ。そこにしゃがんでみな。」
 奴はシャワーヘッドを外すと、有無を言わせず俺のケツに湯を流し込んだ。
「ゲッ。何すんだよ。」
 俺は思わず逃げ出しそうになるが、肩を押さえ込まれると身動きできない。
「ちゃんと洗わないとな。」
「あっそうなんだ。こうやって洗うんだ。さっきの短パン野郎もかな?」
「もちろんそうさ。」
 腹の中に湯が入ってきてちゃぽちゃぽする。大量に入ってきたので気を抜くとすぐ出てしまう。少し色が付いただけでさほど汚れてはいない。何回かそれを繰り返すと、出てくるお湯は無色透明になった。
『ふーん。案外簡単に綺麗になるものなんだ。』
 妙に関心してしまう。それを確認すると、マッチョ野郎は湯を止め、外からバスタオルを持ち込んだ。ひとつを俺に手渡す。身体を拭いているとその上から奴が抱きしめてくる。ハグの好きな奴だな。。。そのまま抱きしめられてベッドルームに移動した。キングサイズのベッドで、青いシーツが新鮮だったりする。前戯抜きで、いきなりマラをしゃぶられた。
『ほえ。』
 やっぱ気持ちいいや。ぬめっとした粘膜が俺のマラを包み込み、敏感な部分に刺激を与える。玉も銜えられ舌でころころと転がされる。蟻の戸渡りを舌先でちろちろやられると思わず声が出てしまいそうだ。ひっくり返されケツを突き出す格好にされる。
『ゲッ。恥ずかしい格好させるなよ。』
 と心の中では毒づいてみるが、とりあえず抵抗はしない。ケツタブを割り、ケツの穴を舌先でつつく。
『ヒィ。』
 予想以上の気持ちよさに慌ててしまった。マジで癖になりそう。女になっちまうぞっと。堅い蕾に舌が侵入する。湯を入れて洗ったせいか、思ったほども抵抗を示さず、舌先が侵入してくる。
『はぁ。またチンポ突っ込まれるのか。。。なんだかなぁ。でもいっか。気持ちよかったし。』
 心の受け入れ態勢は整いつつあった。ここまで来て嫌々するほどねんねでもないし。まぁ。拒んでみても強引に押さえ込まれれば抵抗のしようもないわな。しかし、俺のマラはギンギンに勃起しているのも事実なのだった。
「あっ。そこ。。。気持ちいい。」
 思わず零してしまった。。。

季節外れの花火05

俺たちが終わっても、男達の痴態は続いている。あちらこちらで雄同士が組みづ解れつ汗を飛び散らせながらやっている。俺は、欲望を吐き出した爽快感から足取りも軽く、河川敷を後にした。遠くにはビルの明かりが見え、夜を通して消費者金融の派手な看板が光っている。電車の時間は終わったようだ。堤防に上がり、暗闇の河川敷を眺めた。河川敷は静寂に包まれ、遠くで車が行き交うさざめきが響いていた。
 目を凝らして暗闇を見つめる。よく見ると人間らしいものが動いているのが分かる。しかし、何をしているのかまでは分からない。先ほどまで俺もあそこの一員だったのだ。向こうの方でわびしい花火がまた上がった。緑色と赤色の小さな火の玉がふらふらと闇の中へ舞い上がる。
 少し虚しさが心に去来した。二度と来ることもあるまいと心に誓いながら、帰ることにした。歩きながらもケツが妙な感じで落ち着かない。何かまだ挟んでいるような違和感があった。つい歩き方もおかしくなってしまって、内股でケツを振りながら歩いてしまう。
『なんだかなぁ。』
 俺は嘆息した。
『まだ、ケツにマラを突っ込まれてるみたいで気持ち悪いなぁ。』
 俺はため息を吐きながらとぼとぼと歩く。しかし、ケツに突っ込んだ感触は意外と良く、ある意味、女のマンコよりも良かったかもしれない。ねっとりと絡みつく粘膜の感触、締め付ける襞の感触が蘇り、思わずマラが膨張し始めていることに驚いた。
『まいったなぁ。』
 ジーンズの前が窮屈で、つい腰を引き気味に歩くことになる。とぼとぼと歩いていると、足音が近づいてくることに気が付いた。狭い歩道だったので、俺は歩道の端に寄って歩いた。スタスタと軽快に近づいてきた足音は、当然、行き過ぎると思っていたら、俺の横に並び、声をかける代わりに俺のケツをむんずと掴んだ。俺は驚いてそちらを睨み付ける。それは、先ほどのマッチョ野郎だった。マッチョ野郎がニヤリと微笑む。
「いきなり何すんだよぉ。」
 俺は苦笑いしながら呟いた。
「はは。めんご。あんまりいいケツしてたからよ。」
「冗談じゃねぇよ。」
「ケツは初めてなんだろ?」
「当然じゃんかよ。ふん。」
 俺は照れくさくなって前を向く。
「怒るなよ。気持ちよかっただろ?」
 マッチョ野郎は少し怯みながら俺をのぞき込む。
「俺はモーホじゃねぇっての。」
「えっ?マジ?だって。。。」
「たまたまなんだって。あそこに居合わせたのは。成り行き上、強引にさ。。。」
「そっか。驚いた。」
 マッチョ野郎は半分疑う眼差しで俺を見つめている。
「マジだって。気持ちよかったのは本当だけど。。。」
 俺は思わず照れて下を向いてしまった。
「君、可愛いな。また、犯らせてくれよ。」
「やだね。」
「どうして?」
「だから、モーホじゃないって言ってるだろ!」
「気持ち良かったらいいじゃん。男でも女でも。」
「そんな訳にいくかよぉ。ちぇ。」
「でも、勃起してるぜ。」
 マッチョ野郎は遠慮もせず俺のマラを鷲掴みにした。俺は逃げようとしたが、マッチョ野郎に抱かれてしまうと逃げようがなかった。ケツの割れ目に指を滑り込ませ、前は前でファスナーを下ろそうとする。
「こんなところで何考えてんだよ!」
 俺は抵抗する。ジーンズの隙間から手を滑り込ませ、ケツを狙って近づいてくる。まだ、オイルが残ったケツにすんなりと指が進入する。
「だからやめろ!って言ってんだろ。」
「いいだろ?犯らせろよ。俺の部屋に来ないか?」
 指が微妙に動き、敏感な部分を直撃した。俺の勢いの良い言葉とは裏腹に膝ががくがくと震える。
「やめろって。。。」
 俺の言葉は空しく震える。
「こんなになってるじゃねぇか。」
 ファスナーから引きずり出されたマラは完全勃起状態だった。暗い歩道の片隅に押しやられ、歩道橋の壁に押しつけられる。思い出したように車が通りすぎたが、ちょうど死界になっていて俺たちには気づかない。マッチョ野郎は大胆にも俺のジーンズを引き下げた。指はケツに突っ込んだままで、奥の敏感な部分を刺激しながら、俺のマラをしゃぶり始めた。
「おい。汚ねぇよ。。。やめろって。。。」
 先ほどまで他の男のケツの中に入っていたマラを無神経にしゃぶり続ける。指は俺の中心部を直撃していた。膝が笑いまともに立っていることができない。
「ここで突っ込んでやろうか?それとも、俺の部屋にきてゆっくり犯ってやろうか?」
 マッチョ野郎はニヤニヤ笑いを浮かべながら見上げる。
「やだよ。。。」
 俺の言葉は空しく宙に消える。
「じゃ。ここで突っ込んでやるよ。」
 男がズボンのファスナーを下ろしマラを引きずり出そうとする。
「マジかよ。こんなところで。。。」
「なら、俺の部屋に行こうぜ。」
 言うが早いかマッチョ野郎は、俺のジーンズを上げ、肩に手を回して歩き始める。その強引さに俺は抵抗するタイミングを失ってしまった。
「俺、またギンギンだぜ。」
 マッチョ野郎が俺の耳元で囁く。
「今度はゆっくり可愛がってやるよ。俺のマラが忘れられなくなるようにな。」
 マッチョ野郎の手は俺のケツをなで回している。
「冗談じゃねぇよ。マジで。。。」
 しかし、俺は抵抗らしい抵抗もせず、マッチョ野郎のやりたいようにさせている。
『まぁいっか。。。しかし、マジでモーホになっちまうのかな。。。』
「君みたいなのがモロタイプなんだよな。締まった身体してるし、ケツなんかプリッてしてて涎もの。締まりはいいし、中はトロトロだしな。」
「えっ?俺のケツもあんな感じなん?」
「あんなって?ああ。君が掘ってた奴みたいってこと?」
「うん。」
「奴以上だろうな。」
「ってことは、奴のケツも味見済みってことか。。。」
「はは。ばれたか。」
 マッチョ野郎は屈託なく笑った。
「俺の部屋すぐ近くだから。」
 見上げたマンションは、河川敷にほど近い洒落たものだった。

季節外れの花火04

マッチョ野郎はマラを俺のケツに宛ったまま焦らすようにこねくり回す。オイルでぬるぬるした亀頭が俺のケツの割れ目を這う。俺が腰を突き出し、男のケツを抉る。腰を引くとマッチョ野郎のマラがぬるりとケツの割れ目を這った。再びケツを抉る。次に腰を引いた時、マッチョ野郎の先が俺のケツの穴に少し入った。ほんの少しだけ痛みが走る。俺は、また腰を突き出した。がんがんと掘られまくっている男は、涎を垂らしてよがり狂う。腰を突き出したまま中で回してやる。内蔵を押し広げグリグリとかき回す。
「あぁぁすげぇよ。すげぇよ。」
 男は悶絶する。腰を引いた。マッチョ野郎のマラが先ほどよりも深く侵入してきた。ミシミシと音を立てそうな感じで入り込んでくる。下半身に痛みが走り、俺の動きが止まる。マッチョ野郎は無理をせず、すぐに引き抜いた。俺は安心し、再び腰を突き出した。そうやって、何度も男のケツを掘り、マッチョ野郎のマラを少しずつ迎え入れた。亀頭の先が入った時の痛みは相当のもので、俺のマラは萎えそうになる。しかし、男のケツの中は粘液で濡れ、俺のマラに刺激を与える。覚悟を決めてしまったためか、現金なものでマラは堅さを取り戻す。マッチョ野郎は亀頭から先を挿入しようとはしない。何度か繰り返すうちに、俺の穴は抵抗を緩めたようだ。先ほどまでの痛みが引き、受け入れ態勢が整ったようだった。俺は、最後の覚悟を決めた。この俺が、モーホーでもないこの俺が、マッチョ野郎のデカマラでケツを掘られようとしている。
 心理的な抵抗がない訳ではない。だが、勢いというか、雄として快感には勝てないというか、本能的に穴に突っ込みたいという欲望が勝ってしまっていたし、さらなる快感を得られるのならば、それもいいかと諦めてもいた。男の内臓を抉り、勢いよく腰を引いたとき、マッチョ野郎のデカマラが俺の内部に没入した。ミチミチと俺の処女の穴を押し広げ、デカマラが侵入する。肉の襞を突き破り、内臓の奥まで届いた。
『ぐっぅぅ。』
 俺の喉が鳴る。動きの止まった俺を見て、男は自分でケツを突き出してくる。前後から挟まれ、3人の肉体がぴったりと合わさる。マッチョ野郎のマラがビクビクと俺の中で息づく。男の内臓が俺のマラを締め付け、粘膜がまとわりつく。俺のケツもこのようにマッチョ野郎のマラを締め付けているのか?痛みはさほどなくなっていたが、快感までは至らなかった。
 これがどうして気持ちいいのだ。突っ込んでいる方が気持ちいいに決まっているではないか。しかし、男はケツを突き出し俺のマラを貪るように求めている。己のマラには触れもせず、極限まで勃起していることが分かる。それほど気持ちがいいということなのだろう。先ほど指でまさぐられた時に感じた快感はなかった。マッチョ野郎は遠慮してくれているようだ。
 ケツに力を入れ、マラを締め付けてやる。マッチョ野郎のデカマラがびくりと動いた。俺は恐る恐る腰を動かしてみる。3連結になると自由が利かなかったが、尺取り虫のように蠢いてみる。俺のマラが男のケツに埋没するとき、マッチョ野郎のマラは半身を現わす。ゆっくりと腰を振り始める。なぜか快感が増したような感じがした。決してケツが気持ちよい訳ではなかったが、男のケツをただ掘っているよりも快感が多いのは事実だった。不思議な感覚だ。
 不自由な体勢で俺は夢中になって腰を振り始めた。頃合いを見て取ったのか、マッチョ野郎も腰を振り始める。デカマラが俺のケツを出入りする。あんなデカマラが俺の中に入ってるなんて信じられない。
『よくわからんがすげぇ。』
 3人の間でぐちゅぐちゅと卑猥な音が響く。俺は男の肩に両手を置き、腰を振った。マッチョ野郎は俺の腰を両手で挟み、腰を振る。汗を飛び散らせ、3人の男が絡み合う。俺たちの興奮が空気を伝わり伝染しているようだ。周りの男達も派手なセックスを繰り広げていた。あちらこちらで男達の痴態が始まっている。ベンチの上に仰向けに寝た男を両方から挟み込んで犯している。四つん這いになった男を後ろから犯している奴もいる。2人で取り合うようにマラをしゃぶってる奴らもいる。都会の公園で、深夜にこんな淫乱な行為が繰り広げられているなど誰が考えるだろうか。街の灯りは煌々とさんざめき、少し離れた道路には自動車が行き交う。鉄橋を渡る電車には満員の客が乗り、眩しい程の光をまき散らしながら過ぎて行く。
 同じ公園の離れた場所で、季節はずれの花火が上がる。女達の嬌声が暗闇の公園に響いた。目の届かない闇の中で、何人もの男が重なるように痴態を披露し合っているのに。俺もそのひとりになって快感を貪り尽くしていた。
『嵌っちまいそうだな。。。』
 どろどろと蠢くコールタールのような沼に足下を囚われ、闇に蠢く獣みたいに本能のまま雄汁を吹き上げようとしている。自然な姿ではない。しかし、俺の欲望に油を注ぐ快感が前後から攻めてくる。
『たまんねぇ。気持ちよすぎるぜ。この際、なんでもいいや。』
 俺は欲望の泥沼に身を任せた。男がうめき声を漏らして果てた。身体を痙攣させてザーメンを撒き散らす。その瞬間、男のケツは引きつるように締まり、俺のマラに絡みつく。男が俺から離れた。今度は俺が犯られる番か。。。マッチョ野郎の動きは加速していた。俺の腰をしっかり握りしめ腰を突き出しては引く。
「自分で扱け。」
 マッチョ野郎は俺に命令すると、無心に俺のケツを犯した。俺の限界も近い。マッチョ野郎の突きが俺の内蔵を抉り、下半身からマグマが溢れそうになる。ぬらぬらと濡れた俺のマラは、扱きに合わせてぐちゃぐちゃと鳴った。
「イキそうだ。。。」
 俺は苦し紛れに零した。
「イケよ。俺もイク。」
 マラが一段と膨張し、亀頭が膨らむ。鈴口が開いた瞬間、暗闇の空目掛けて大量のザーメンが舞った。
 ビュッ。ビュッ。ビュッ。
 未だかつて見たこともない程のザーメンが迸った。時を同じくして、マッチョ野郎がマラを引き抜き、俺のケツや太腿にザーメンの雨を降り注がせた。どろどろとしたザーメンが俺の肌にぶち当たり、皮膚を伝って落ちていく。俺は、その場に崩れ落ちた。肩で息をしながら俺は放心状態で蹲る。マッチョ野郎は、取り出したティッシュで、
俺のマラとザーメンをふき取ってくれる。
「どうだった?」
 マッチョ野郎が悪戯っぽくウィンクした。俺は照れ笑いを返しながら答えた。
「よかったかもしれない。。。」

季節外れの花火03

俺の前に蹲り、マラをしゃぶっていた半パン野郎が徐に立ち上がった。半パンを脱ぎ捨て、タンクトップを脱ぎ捨てる。暗闇の中とはいえ、衆目の前で素っ裸になってみせる。俺のマラより大きなモノが股間で揺れている。
『何をするつもりなんだ。。。』
 男は小瓶を鼻に当て息を吸い込む。数回同じことを繰り返した。男の顔がトロンとしたものになった。そして、脱ぎ捨てた半パンからボトルを取り出すと、手のひらに中身の液体を絞り出した。手の平に塗り広げ、片方の指を己のケツに持っていった。俺にケツを向け、見せつけるように己のケツの穴に指を突っ込む。最初は指1本をゆっくりと出し入れした。数回繰り返し、次に指2本を出し入れする。出し入れするたびにケツはうねり、マラは揺れる。そして、足を大きく広げて、両手でケツタブを拡げた。ケツの穴が開いたり閉じたりイソギンチャクのように蠢く。ねっとりと濡れたケツの穴が誘うように蠢く。
 その時、俺の後ろを取っていたマッチョ野郎が押し出してきた。後ろから俺を押し、無理矢理前進させる。俺のマラの根本を持って、素っ裸の男のケツを目掛けて前進させる。抵抗しようと足を突っ張ってみるが、マッチョ野郎の力には抗えなかった。
「突っ込んでみろよ。初めてなんだろう?最高に気持ちいいぜ。」
 俺のマラが男のケツの穴に宛われる。滑る感覚が俺の敏感な部分に伝わる。まるで女のマンコだ。柔らかい粘膜が俺のマラを包み込み呑み込んでいく。
『うっ。まるでマンコ。。。』
 ケツの中は熱く、きつく俺のマラを締め付ける。
『すげぇ締まりだ。マンコ以上か。。。しかし、汚ねぇ。』
 俺が抵抗を示そうとすると、マッチョ野郎は俺の自由を奪ったままで囁いた。
「安心しろ。ちゃんとケツは洗ってあるはずだ。なんなら確かめてみるか?」
 そう言うが早いかマッチョ野郎は後退し、俺のマラを引き抜いた。裸の男が残念そうな顔で振り向いた。先ほどまで突っ込んでいたケツの穴がマラを求めるように蠢く。
「なっ。綺麗なもんだろ?クソは付いてない。」
 マッチョ野郎の囁きを聞き取った男が身体を入れ替える。そして、驚いたことに、今まで己のケツの穴に入っていた俺のマラにしゃぶり付いた。
「ほらみろ。綺麗な証拠だ。本人が一番よく分かっている。」
 喉の奥まで俺のマラを飲み込み、吐き出す。唾を丹念にマラに絡めてしゃぶり尽くす。俺を上目遣いで見つめ、ゆっくりと頷いた。再び身体を入れ替え、ケツを突き出す。今度はケツを拡げながら自ら後退してくる。そして、自らの意志でマラを呑み込んでいく。柔らかく熱く、そして締まる粘膜が俺のマラを呑み込んだ。熱い内蔵の襞が蠢き、マラに絡みついてくる。根本まで呑み込んだとき、マラの付け根と亀頭の先が粘膜に締め付けられた。内蔵全体が俺を包み込むようだ。もう我慢の限界だった。こうなれば男でもいい。気持ち良いには違いないのだ。俺は男のケツをしっかりと掴み、腰を突き出した。ズン。重い突きが奥深くをえぐる。
「たまんねぇ。」
 思わず声が漏れた。
「はぅ。あぁぁ。」
 男がケツを突き出して悶えた。
『感じている。。。信じられない。男がマラでケツを犯されて感じている。』
 加虐的な心が芽生える。
『俺のマラで感じてやがる。変態が!』
 ピストン運動を繰り返す。男の肩を両手で掴み、腰を突き出した。男は頭を振り乱した。ケツを突き出したままで身体を起こし、立ちマン状態に移行する。男のマラはギンギンに勃起していた。ケツを犯されながらも完全に勃っている。
『そんなに気持ちいいものなのか?』
 俺は、マッチョ野郎にやられたように男の乳首を弄くってやった。そして、ケツを突き上げる。
「あぁぁ。すげぇ。いいよぉ。」
 男は狂ったように雄叫びを上げた。自ら腰を使い、ケツを振り、身体をくねらせる。俺が男のケツに夢中になっている間に、マッチョ野郎が後ろから近づいてきた。
濡れた指を俺のケツに宛う。
「やめろ。それは。。。」
 マッチョ野郎は聞こえない振りで俺のケツの穴に指を突き立てた。オイルのようなもので濡れた指は、抵抗するケツに入り込んでくる。
「やめろ!」
「それはないだろう?おまえのマラはどこにあるんだ?人のケツは掘っておいて、自分は嫌か?」
 俺は黙り込んでしまう。
「一緒に楽しもうぜ。前後からサンドイッチだ。最高に気持ちいいぜ。」
 マッチョ野郎の指が奥まで進む。思ったより痛みはなかった。当然、気持ちよいものではなかったが。ここまで来て後戻りはできないのだろうか。半分以上、諦めが俺の心に広がりつつあった。
『それもいいか。。。野獣になってみるか。。。』
 俺はマッチョ野郎の指をくわえ込んだまま腰を振った。その時、脳天に響く快感があった。
『なんだこれは。。。先ほどよりも気持ちいい。。。』
 俺の様子を見て取ったマッチョ野郎がニヤリと笑う。指がケツの中で蠢いた。クリクリと小刻みに動く。身体がびくりと反応する。粘膜に包まれたマラの快感とケツの中で指が動く快感が相乗効果を生んだ。想像以上の快感が俺の身体を駆け抜けていく。いつの間にかマッチョ野郎は自分のマラを握っていた。黒光りするグロテスクなマラがオイルに濡れている。獲物を狙う蛇よろしく鎌首を上げ打ち震えている。
『あれを入れようってのか。。。たまんねぇな。無理だって。。。』
 過激な青姦にギャラリーはすごい数に上っていた。それぞれがマラを扱き上げ、3連結はまだかと舌なめずりしている。刺激を受けて別の数人で始めている奴らもいる。ケツを掘っている男やマラをしゃぶっている男やキスをしている男、素っ裸になってマラを扱いている男たち、淫乱で、グロテスクで、変態的で、隠微で、倒錯的な空気が辺りを覆っている。
『俺もそのひとりか。。。まいったな。』
 俺は心の内で嘆息した。マッチョ野郎のマラが俺のケツの穴に宛われた。覚悟を決めるしかない。

季節外れの花火02

遠目に見た限りでは何をしているのかはっきりしなかった。マジマジと見つめるのも気が退けるし、何気を装いぶらぶらと歩きながら近づいていく。ひとりがバックネットにもたれ掛かり、周りを数人が遠目に取り囲んでいる。よく見るとバックネットにもたれ掛かった奴の足下にも人影がある。
 何をしているのだろうか?周囲に漂う淫靡な空気が濃くなっていく。周りを取り囲んでいる男達に紛れて俺も覗き込んだ。驚いたことに、バックネットにもたれ掛かった奴の股間に顔をうずめているではないか。辺りは暗闇ではっきりとしないが、股間に顔をうずめている奴も男のようだ。俺は驚きのあまり声を上げそうになり、「げっ」という言葉を呑み込んだ。もしかして、こいつら全員がモーホーか?
 俺は我知らず後ずさりしていた。しかし、しゃぶられている奴のあまりに気持ちよさそうな顔に、やっとのことで踏みとどまった。奴は暗闇の虚空を見上げ、少し口を開けていた。両手はしっかりとしゃがみ込んだ奴の頭を抱いている。少し突き出すようにして、小刻みに腰を振っている。しゃがみ込んだ奴はと言うと、ズボンを足下まで下げ、ケツを露出している。片手を相手の股間に、片手を自分の股間に置いて、擦り上げていることが手の動きからも分かる。
 初めて見る衝撃的なシーンに、俺は固まったままでいた。当然、ビデオで女が男のものをしゃぶるシーンは見たことがあるが、生で、フェラチオをしているのを見るのは始めてだった。それも男同士なのだ。えぐいと思いつつも、その場から離れることができない自分に焦りを感じていた。少し離れていた男がジリジリと間合いを詰めてくる。もう少しで俺の身体に触れるところまで近づいてきた。男はちらちらと俺を伺いながら、自然を装いにじり寄ってくる。俺は小さな恐怖を覚えた。
『もしかして、俺を狙っているのか?』
 その気配をヒシヒシと感じながらも俺はフェラシーンを見続けている。男の手が俺の股間に触れた。思わず俺は腰を引き、その手から逃れる。しかし、驚いたことに俺のマラは勃起していたのだ。今まで気が付かなかったが、腰を引いた瞬間、下着に擦れて始めて気が付いた。
『俺は勃っている。。。』
 男同士のエッチ場面を目の当たりにして俺は興奮している。少なからずショックだった。腰を引いたにも関わらず、男は俺の股間にタッチした。ほとんど鷲掴み状態で俺の股間の状態を確かめると、満足したように、その形を手でなぞる。
『やめろ。俺は違う!』
 しかし、声にはならない。俺がその気だと勘違いしたのか、男の指使いは大胆になる。玉から亀頭まで形を確かめながら上下する。逃げようとする俺を阻止するためにか、男は俺の後ろにまわり両手で抱きしめた。俺の背中には寒気が走り、首筋に鳥肌が立った気がする。股間に回された手を払いのけようと藻掻くが、男は俺を遙かに上回る体格で、背に当たる筋肉の硬さが鍛えられたものであることを物語っている。男は俺の首筋に息を吐きかけ、囁きかけた。
「いいだろ?やらせろよ。」
 言うが早いか男はファスナーを下ろし、ボタンを外し、指を突っ込んでくる。慣れた手つきで下着を押し下げると俺のマラを引きずり出した。
「立派なモノ持ってるじゃねぇか。」
 こちらでも始まった行為に、興味を持った男達が注目している。やはり同じように遠巻きに取り囲み俺達の行為を観察する。好奇の目に曝されながら俺は固まっていた。これ見よがしに股間を揉んでいる奴もいる。タンクトップに半パンの奴が俺達に近づいてきた。半パン野郎が、俺を抱きしめている奴とアイコンタクトを交わす。そして、俺の露わになったマラを握りしめた。俺の目を覗き込み、ニヤリと笑う。ゆっくりと俺の前にしゃがみ込み、俺のマラを粘ついた目つきで観察した。片手で玉を包み込み、指を這わせながら根本をきつく握りしめる。俺は弱々しく首を振り、羽交い締めにした手を振り解こうとするが、焦るだけで何もできないでいた。
 信じられないことに俺のマラはギンギンに勃起している。俺にはそんな気はないはず。。。なのに。。。マラを弄っていた男は、口を大きく開けて呑み込んでしまった。
『あぅ。すげぇ。暖かくて柔らかくて。。。こんな。。。』
 俺は童貞ではなかったが、女にフェラをしてもらったことがない。始めての経験だった。
『こんなに気持ちいいものだったなんて。。。』
 粘ついた粘膜が俺のマラを呑み込み擦り上げる。
『たまんねぇ。』
 俺は相手が男であることも忘れて感じていた。後ろの男は上着の下から手を突っ込み乳首を刺激してくる。不覚にもそれすら感じてしまう。女の乳首が性感帯であることは当然知っているが、男の俺もこんなに感じるとは。上下からの責めに俺は身体を捩り悶絶する。
「感じやすいんだな。色っぽいぜ。」
 男は俺の首筋に舌を這わせ、クリクリと乳首を刺激した。しゃがみ込んだ男は執拗に俺のマラを舐め、奥まで呑み込み、吐き出す。己のマラも半パンの横から出して扱き上げている。
『やめろ!俺は違う!やめろ。。。』
 声に出せず、ただ喉が鳴るばかりだった。遠目に見ていた男達も刺激的な行為を前にして興奮しているようだった。徐々に輪を縮め、俺達に近づき間近で眺め始める。中には隣同士で股間をまさぐり合っている奴もいる。しゃぶっていた男が俺のジーンズを足下まで引きずり下ろした。暗闇の中とはいえ、野外で下半身を衆目の前に晒すなんて。。。俺は恥ずかしさと情けなさで逃げ出したい衝動に駆られるが、直接的な快感の波に翻弄されるばかりだった。やはり男というべきか、男の感じる部分を知り尽くしているのか。夜目にも白い俺の下半身が剥き出しになって、周りの男達の視線が集中する。乳首を弄っていた男が、その大きな掌で俺のケツをなで回す。
『いくら何でもそれは止めてくれ!』
 俺は緊張のあまり身体を硬くする。しゃぶっていた男も股間から手を滑り込ませて、俺のケツの割れ目をまさぐる。
『犯られる!』
 俺は恐怖で足が震えだした。
『このままでは犯られる!』
 全身に力が入り突っ張ってしまう。
「もしかしてお前始めてか?」
 俺を抱いていた男が耳元で囁いた。俺はカクカクと首を縦に振った。
「そうか。気持ちいいもんだぜ。。。ふふ。」
 男は優しく俺のケツをなで回した。これだけの男達に囲まれて逃げ切れるだろうか。。。俺は己の無力さと間抜けさに呆然とした。